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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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夜会の後にも会議がある

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 夜会は有意義に終わった。どの貴族家も興奮を隠しきれない様子だった。実に良い事だな。これで問題の1つは解決できるだろう。


 後はポーションをどれだけ生産して、どれだけお金を稼げるのかは貴族家の手腕にかかっている。それについてはこちらで干渉することではない。


 各々頑張って貰えばいいんだよ。その位の軽い気持ちで居ればいいんだ。教えた側については、もう少し何とかして広めていきたいんだけどな。


 ハイポーションや魔力ハイポーションも広めてしまいたいんだけど、それには待ったがかかっているからな。広めても問題無いと思うんだけどな。


 そして、夜会が終わってから、公爵家、辺境伯家、侯爵家で会議があるという事で、残らされた感じだな。こんな会議があったんだな。今までは子爵家だったから参加はしていなかったから初めての参加になる。


 今回侯爵家は2つ増えた。マリンネグロ侯爵家とマクラーレン侯爵家だ。一応だが、格としてはミッチェルハーロウ公爵家、バズビーテイラー辺境伯家、マクファウスト侯爵家、マリンネグロ侯爵家、マクラーレン侯爵家の順番になる。


 この5つの家が今後の重鎮という事なんだろうな。今後についての話し合いの席もちゃんと用意してもらったみたいだし、ラウレーリンも納得してくれるだろうさ。


「さて、今回の夜会の総括だが、ポーションを漸く広めることが出来たな。これもマクファウスト侯爵家とマクラーレン侯爵家が技術を確立してくれたお陰だ」


「ミッチェルハーロウ公爵から言われることではないな。自分たちの利益があったからこそ技術を確立できたのだ」


「そうね。基礎も何からも始まりは既にあった。私たちはそれを形にするために手を尽くした。それだけですからね。苦労らしい苦労はしていないのですよ」


「それでもだ。一部を公開してくれただけでも非常にありがたい。ポーションとはそれだけ貴重なものなんだ。主要産業に出来る程にな」


「大魔境の開拓もポーションのお陰で一気に進んだからな。特に自前で生産できるようになってからは、大魔境の開拓速度が格段に上がった」


「……だからか。聞いていた話とは全然違うとは思っていたところなのだ。儂の所には、5年前は侯爵家の土地が4つ分程度と聞いていた。それが12個分になったのだ。何処かで何かの転機があったのだろうとは推察できたが、やはりポーションか」


「10年前以前からマクファウスト侯爵家とマクラーレン侯爵家は作っていましたからね。それの余剰をバズビーテイラー辺境伯家に回していたのです」


「最近は寄子たちに回していたと記憶しているが、それも終わりだな。これからは外に向けて、他派閥に向けて売っていくことになるだろう」


「いいえ、マクファウスト侯爵。今後の売り先は既に決まっております。そちらに売らなければいけない事態になりますからね」


「ほう、マクラーレン侯爵はこの状況でも他派閥には売らないと言うのか。しかしだ、それでも寄子たちは近くの貴族家に売るだろう。それを止められるわけではない」


「ええ、ですから寄子たちは構わないのです。売る、もしくは支援するのは王領です。もっと端的にいいましょう。王都に売らなければならないのです」


「……ああ、そういう事か。確かに優先的に王都に、それと鉱山のある地域に売らないといけないだろうな」


「マクファウスト侯爵、それはどういうことだ? 儂にはよく解らんが、鉱山に売るだと? 金属がそこまで重要になって来るのか?」


「確実になる。理由は通貨が100倍以上王都から流入するからだ。ポーションを売れば、冒険者は魔境に潜りやすくなる。そうなると討伐数が格段に増えるのだ。そうして、冒険者に報酬が払われる訳なんだが、その金の出所は王都だからだ」


「付け加えますと、王都で作られる通貨は現状、鍛冶師系統の職業が作っています。そして、金属も王領で集めています。それを加速させるためには、魔力ポーションが必須になりますから、優先的に王都に売らないと、王都の国庫が空になりますわね」


「魔物の狩り過ぎが引き起こす災害については今回の夜会で通達をしておいたが、そうか。狩り過ぎると王都の資金が無くなる方が早いのか」


「特に身に染みて解っているのがマクファウスト侯爵家とマクラーレン侯爵家という訳です。私たちは長くこの状態にありますから、年々増えていく税収に危機感を抱いておりました。それをどうにかする必要があるのです」


「ふむ。そうなると公爵家の方で優先的に王都に流す方向で考えるか。流石にバズビーテイラー辺境伯家にポーションを出せという訳にもいかないからな。距離も流石に遠すぎる」


「だろうな。輸送の事を考えたらポーションを売るのはミッチェルハーロウ公爵家とマクファウスト侯爵家とマクラーレン侯爵家になるか? マリンネグロ侯爵家は少し遠いだろう」


「我が領も若干遠いが、マリンネグロ侯爵家よりはマシだろうな。それに量産体制についても既に整っている。王都を支援する準備は出来ている」


「マクラーレン侯爵家には王領の中に領地の飛び地がありますわ。そちらから既に魔力ポーションを中心に売り出しています」


「既に手を回していたか。当然か。この夜会でポーションの公開は目に見えていた。なればしなければならない事も見えていて当然だな」


「解っていた未来を放置することは出来ませんもの。王族の協力も取り付けたのに、資金の関係で引き離されても困りますわ」


「となると、儂はまず量産体制を整えることに力を注げば良いのか。その位は出来るからな。しかし、西の王領はどうする? そっちでもポーションを売った方が良いのか?」


「王が王都以外で通貨を作る事を始めるかどうかだろう。今の所は王都でしか作っていない。まだ作る量に対して出ていく量が上回っているという情報は入ってきていない。しかし、寄子たちがポーションを作り始めたら確実に発行量よりも出ていく方が増える」


「何方にしてもだ。王領には支援をしないといけないのだ。西の飛び地ではポーションを王領に流すほかないだろう。流さない方が問題が大きくなるはずだからな。ミッチェルハーロウ公爵が王族と繋げた縁を切られかねん」


「ではマクラーレン侯爵家以外は、飛び地でのポーション作成を迅速に行い、王領を支援するという形で良いだろうか?」


「そうするしかないか。儂らもそっちの内政に力を入れないと拙い。特に縁も所縁もない土地だからな。正直な所、優秀な代官を宛がうしか方法が無い。何とかしないといけないのは解っているが、他派閥の土地を上手く制御するのは難しいぞ」


「それに関しては強く出る他無い。こちらもそうしている。それでも話の通りが悪いんだ。というかだ。東北と南西に領地があると色々と面倒が多すぎる」


「バズビーテイラー辺境伯家はそうでしょうね。一番離れていますから。その点、マクラーレン侯爵家は飛び地ばかりですが、領都は中心部にあります。まだ内政はしやすい方ですね。それでもいう事を聞かせるのは難しいですが。何よりも文官が足りません」


「文官の不足か。派閥の全貴族の所に文官を出しているが、流石にマクラーレン侯爵家には手を出せなかったからな。拡大が急速過ぎて手が追いつかん」


「それよりも他の寄子の方が文官不足だからな。人が居ないだけではなく、金がないから文官を雇えないというのが常態化してしまっていた。これからは解消されるんだろうが」


「文官不足は深刻だな。文官学校に送り込んだ人材は多くいるし、帰って来る文官も多いが、こうも領土が一気に増えると追いつかなくなる」


 ふむ。何処も文官は不足しているのか。今回の事があったから、文官が足りないのは顕著になっただけなんだろうけど。解決策は、時間しかないだろうな。

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