領地が増えることになるのはいいんだけど……
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「それで? 鶏は増えたのかしら? まあ、何年か必要だろうとは思うけれど。野生の鶏を探すのも苦労しているみたいだしね」
「野生のは見つからなくなってきている。流石に冒険者ががっつりと捕まえてきているからな。今は卵から孵化させることを優先にしているくらいだな。そうしないと無理だ。まだ300万羽くらいしか居ない。しかも雄雌合計で、雛も含めての数だ」
「そう。卵を食べるのはまだまだ先になりそうなのね。早く料理大会に使ってもらいたいのだけれど、そんな訳にもいかないのね」
「ああ、無理だな。後数年は必要だ。頑張って増やしては居るが、思ったよりも増えない。卵を産む回数が問題なのと、その卵が子供が産まれてくる卵なのかが解らない」
「それは仕方がないでしょう? 解らないものをどうしろというのよ。産まれてこない卵は鑑定で解るんでしょう? 食べてしまえば良いじゃない」
「いや、まあ、うん。食べているのは食べているんだけどな? 産まれてこない卵は結局食べないと勿体ないからさ。俺たちの食事にもなるのはなるんだけど。全部産まれて来てくれないと思ったよりも増えないんだよな」
「人間よりは増えるのだから別に良いじゃない。一応言っておいたと思うけれど、1日に1人1個の卵を食べるのは贅沢なのよ? それは理解していて?」
「解っているさ。解っているけど、そうしないと料理大会に使えないだろう? 人口も多いんだから、もっと増やさないといけないのはその通りだし」
「そうなのよね。人口が思ったよりも増えているのよね。食事が改善したからかしら? 旧王領の土地で町や都市で産まれる子供の数が増えているのよ。農村は変わり無しね。多いのは今に始まったことではないもの」
「町と都市で増えているのか……。単純に考えると、お金に余裕があるからだよな。お金に余裕がないと、子供って育てられないし」
「そうね。服や食事といろんな面でお金が必要だものね。子供が増える分、出費も増える。だからお金を持ったら子供が増える。当然だとも思うのだけれど、多いのよね」
「冒険者が子供を産むようになったのかね? アルローゼンの冒険者も女性が減っているからな。聞いてみると子育てに入ったから休んでるって話だけど」
「冒険者が結婚するようになったのは良い事よね。今までは結婚できていなかったのだから。ポーションが普及し始めて、冒険者の結婚も増えてきた」
「だからだろうな。子供が増えているのは。そもそも、男は子供を産めないしな。子供が増えているのは、お金があるからというのと、冒険者が結婚をするようになっただな」
「悪い事ではないんだけどね。問題は食料の生産がちゃんと追いつくのかなのよ。肉類は良いのよ。余っているし、まだまだ沢山取れるんだから」
「問題は麦類や野菜類だよな。単純に土地が足りないんだよ。今回は実験で魔境を開拓したけどさ。これが上手くいったら、後何か所か潰せる魔境があるんだし、それを潰して農家を配置するしかないと思うんだよ」
「そうね。その位しか解決策がないわ。今はまだ食料を人口が支えられる程度生産できているけれど、ロレシオの時代には、ミッチェルハーロウ公爵派閥で唯一の食料輸入貴族になるかもしれないわね」
「マクファウスト子爵領がアルローゼンだけだった時に戻るって事か。結構頑張って農業に力を入れてきたつもりなんだけど、まだ足りないか」
「足りないわね。農家系統の職業が居ない農家もあるんだもの。成果は20年経たないと解らないのだけれど。アワーバック伯爵領を潰してから6年ですものね。まだまだ後14年も残っているのね。時間がもっと早く過ぎてくれないかしら」
「いや、時間は今の速度で十分だから。今でも十分早いから。これ以上早くなられたら俺が時間に追いつけない」
「大丈夫よ。何とかなるわ。それよりも、次の事を心配したらどうかしら? ミッチェルハーロウ公爵派閥の夜会が決まったわよ。10月にあるらしいわ」
「……あれから10年経ったわけだよな。開拓の成果が出てくるわけなんだけど、どうしたら良いんだろうな?」
「とりあえず、手紙で書いてあったことは事実でしょうね。まずは侯爵に昇爵。これが確定の事実。そして、飛び地にもの凄く広い土地が宛がわれるという事ね。今の領地よりも多いのは確定しているわね。しかも、全てが開拓領地よ。つまり、バズビーテイラー辺境伯家の下地が無いの」
「それも大問題なんだよな。侯爵家に昇爵するのは良いとして、新領地が全部開拓領地だろう? そこを1から色々と考えないといけない訳だ」
「そういう事ね。開拓民1代目という事だもの。まずは生活を成り立たせるところから始めないといけないわね」
「しかも王都の移民も入っているんだろう? 一時的にバズビーテイラー辺境伯家の領地になったといっても、王都暮らしの奴が馴染めているかどうか」
「基本的にはスラム民でしょうからね。まずは生活様式に慣れることから始めているはずよ。農家であればいいでしょうけど」
「他の職業だと、仕事を始めてから5年も経っているのかって所だよな。不安な点は多いよな。それと、兵士の雇用も思ったようにはいかないだろうし」
「冒険者の数が圧倒的に足りないもの。それを雇ってしまうととんでもないことになる可能性があるわね。兵士の雇用は最低限から始めないといけないでしょうね」
「だよなあ。前途多難と言うか、寄せ集めの集団と言うか。難しいよな。統一したものが何も無いんだから」
「ええ、だからマクファウスト子爵家とマクファウスト侯爵家が大量に領地を貰うのだけれどね。貢献度的な意味合いもあるけれど、押し付けるに足る大きな家が無いのよ」
「ん? マリンネグロ伯爵家はどうしたんだ? そっちもまだ余裕がありそうって言うか、マクファウスト子爵家よりも爵位が上なんだから、そっちにも押し付ければ良かったんじゃないのか? 余裕があるだろう?」
「無いわね。マリンネグロ伯爵家にはポーションの製造方法をまだ教えていないはずだから。もしかしたらもう教えているかもしれないけれど、まだまだ始まったばかり。それに同じ規模の領地を戦争の時に貰っていたでしょう? それと、前回の開拓で準男爵家を新たに作ったもの」
「あー。そう言えば、準男爵家を4つ作ったんだったか。そこも支援しつつ飛び地の管理もしているのか。あれ? そう言えば、その準男爵家って……」
「そうよ。今回伯爵家まで昇爵するわ。それに隣接する土地で、伯爵家並の領地をマリンネグロ伯爵家は貰う予定なのよ」
「あー。領地の多さは侯爵家を超えている。しかも半分以上は新領地。うーん。マクファウスト子爵家も同じ状態だけど、ポーションの分資金があるからな」
「そういう事ね。因みに、マリンネグロ伯爵家も昇爵するわよ。マリンネグロ侯爵家になるわね。領地的に昇爵しないとおかしなことになるもの。当然の流れだけれど、嬉しい昇爵では無いわね。財政はかなり悪化するでしょうね。ポーションを教えていなくても、このタイミングで教えるでしょう」
うわぁ。開拓しすぎたために、色んなところが間に合っていないんだな。どうするんだろう。バズビーテイラー辺境伯家も多少力が落ちるんじゃないか?
そりゃあ、5年前に新規開拓の話が出来ない訳だ。こうなってくると領地が増えるのはいいけど、人口が追いついてこない。貧乏くじを引かされることになるんだから、多少は旨味が無いと問題だよな。マクファウスト子爵家も同様なんだけど。
財政的には全然問題無いけどな。むしろ金を使う場所が出来た方が嬉しいんだけど、食料問題だよな。農家系統が圧倒的に足りない。
ミッチェルハーロウ公爵派閥の夜会までは時間がある。あるが、どう動くのが正解なんだ? もっと奴隷を仕入れないと人手が全く足りないんだけど。




