お隣でスタンピード。今度は大丈夫だろう
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
結果から言うと、商人はよく解らないまま帰っていった。何がしたかったのかは、よく解らない。普通に商売をして帰っていったぞ。
本当に怪しいだけの善良な商人だったのかは解らないので、監視対象にはなっている。次来た時も監視対象だ。来るかどうかは解らないけど。
でもまあ、中隊長や大隊長からもちゃんと報告書が上がってくるんだから、システム的には問題がないよな。権限は持たせたが、必要な報告はちゃんと上がってきている。それを確認できただけでも十分なのかもしれない。
そんな訳で、何事もなく月日が過ぎていったわけなんだけど、別段問題も無く。普通に内政をしているだけで1日が終わっていくことが増えてきた。
ラウレーリンとは毎夜会話しているが、特に変わったことも無いそうで。仕事が少し減った程度の事らしい。俺よりは確実に仕事をしているからな。
子供たちも厳しい貴族教育をしっかりと熟しているしな。偶には甘やかしても良いだろうと、全力で甘やかすんだけど、それで反応してくれるのがファビオくらいなんだよな。若干悲しい。もっと遊んでてもおかしくない年頃なんだけどな。
それでも貴族が怠け者よりは良いのかもしれないけどな。怠け者だと領地が発展しないし。でも、これ以上発展させるのは難しくないのかね?
ロレシオが大変だろうと思うんだよな。ラウレーリンはガンガン内政を推し進めるから、発展の余地が残らないんじゃないかと思うんだけど。
それでも人口が増えれば、ある程度は発展していくんだけど、劇的な変化を起こすには無理なんじゃないかなって思うんだよ。
最近だと、王領の都市と町に風呂屋を作っていたから、それも完成したら後は運営していくだけだろう? 大きな得点にはならないよな。
やれることがあれば、速い方が良いのは確かなんだけど、全部やってしまうのもどうかなと思う訳なんだよ。発展する余地を残しておいた方がいいんじゃないかとも考えてしまうよな。管理運営する能力も大変な事なんだけどさ。
まあ、気にするだけ無駄なのかもしれないけどな。発展なんてものはするかしないかは決められないんだし。伸びしろは常にあるんだよ。
都市計画を練るのは難しいんだよな。特に完成に近い都市の開発は難しいんだよ。何をしたら良くなるのかが解りにくいんだよな。
大丈夫なのかね? と思いながらいつも通り仕事をしていた訳なんだけど、文官が急いだ風に書類を持ってきて渡してきた。
「何事だ? まあ見るけど。……トラップスパイダーのスタンピード? 場所は、ララホルム侯爵家の領地内でか。討伐は半分成功といった感じか」
「そうですね。スタンピードの規模的にもそこまでだったので、防衛自体は成功しています。ですが、トラップスパイダーの性質を考えると、3分の2くらいは逃げるのかと」
「だよな。あいつらはそういう魔物だし。そもそも待ち伏せがメインの魔物だ。どうあがいても街道に被害が出るだろうな。しかもララホルム侯爵家だろう? これは、今後の事を考えると、少し問題だな。早急に対処して欲しい所なんだが」
「お隣がメラントスカーニ公爵家ですから、援軍は見込めるでしょうけど、恐らくですが商人の移動に制限がかかる場合があります」
「そうなんだよな。乗合馬車も迂廻路を通らないといけないだろうし、多少の被害が出るかもしれない。商人たちには厳命をしておいてくれ。間違ってもトラップスパイダーのいる中に入っていくような真似は止せと伝えてくれ」
「そうですね。討伐の知らせが来るまでは、迂廻路を探した方がいいでしょうね。このことでララホルム侯爵家に書状を送りますか?」
「当然だ。もしも長引くようなら損害を請求するといっておかないといけないだろう。向こうも安全確認は必須だろうし、やらない訳が無いとは思うんだけど」
「商人が狩られる場合がありますからね。放置はしないでしょう。脅せば多少は速くなるかもしれませんね」
「公爵家だろうが侯爵家だろうが関係ない。こういう事態になったんだから、要求はしても良いだろう。最悪、これ以上に物価が上がるぞ」
「ハインリッヒ様はそれで1度怒られていますからね。敏感になるのも解りますけど、そこまでは上がらないとは思いますよ? 余程長い間封鎖されていなければにはなると思いますけど。流石に1年も放置することは無いかと思います」
「ああ、大丈夫だとは思いたいが、メラントスカーニ公爵派閥は、この間大魔境開拓に乗り出して人を送り込んでいたからな。人数が足りるのかの心配があるんだ」
「あー……。そう言えば最近と言うか、ついこの間の話ですね。兵士も冒険者も多く動員したと聞いてますから、戦力が足りない可能性もあるのですか」
「可能性だけどな。対応が遅れるのであれば、こちらも援軍を送るべきところだろうからな。備蓄が沢山あるとはいえ、塩の値段が上がり始めるのが1番悪い」
「そうですね。その辺はもう少し精査してみます。ラウレーリン様への報告もお任せください。直ぐにでも行ってきます」
「そうしてくれ。こちらでも何かあった場合は直ぐに動けるようにしておくと言っておいてくれると助かる」
トラップスパイダーはちょっと特殊な魔物だからな。気を付けないと対処を間違う事になる。大量発生したという事は、暫くはそのルートを使えないんだよな。
奴らは結構大きな巣を作るんだよ。それで道を塞がれたら大問題なんだよ。この情報がいかに重大なのかをちゃんと理解している様で良かった。何処まで散ったのかにも因るんだけど、原因は早めに対処しておくべきなんだよな。
ヴェノムスパイダーの親戚なので、糸は利用可能なんだけど、知らないだろうからな。燃やすんだろうか。勿体ない所ではある。
耐火性が無いんだよな。糸なんだからそりゃそうなんだけど、それが唯一の欠点か。毒耐性も無いし。高級品でもない。
ただ、一般品としては十分な品質になるので、平民服には良いと思うんだけどな。そこまで考えて魔物を討伐することは無いんだろうけど。良いよなあ。トラップスパイダー。こっちの領地も欲しい魔物だな。何なら狩らせに行くけど。
そこまで費用をかける必要も無いわな。ちゃんと掃討してくれれば文句は言わない。掃討してくれないと文句は言うぞ。当然だけど。
攻撃材料にはなるんだから、積極的に相手の足を引っ張りに行くからな。貴族ってそういうものなんだぞ? 攻撃できる材料があるのだったら攻撃する。身内なら注意だけど、敵対派閥だからな。がっつりと削ってやろう。
後は特に使い道も無いし、対処さえ間違えなければ大丈夫だろうとは思うけどな。食えない訳じゃないけど、食料には困ってないしな。
対策も必要ないんだから、とっとと収めてくれることを願っているよ。何かあったらこっちから出ていかないといけないが、ポーションも大量に買っていったのだ。大丈夫のはずだけどな。多少は手元に残しているだろう。
もし放置したら、ぐちぐちと攻撃してやろうと思う。ネチネチ攻撃を食らうがいい。対処できない方が悪いのだ。
魔物への対処は急ぐべし。それが基本だからな。遅れましたってなると、あのダートエミューを思いだすなあ。あれは、特例みたいな感じだけど。
対処方法さえ解っているのであれば、どうということの無い魔物なんだ。過去にも記録があるだろうし、大丈夫だろう。




