値段は決着したが次の話もある。
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まあ、和やかにとは行かなくなった。そりゃあまあそうなんだけどな。今までの価格を考えるとな。確かに掘ったのであれば、その位はするんだろうけども。
掘った時の値段は聞かされていたからな。掘ったら確かにそんなものだろうと思うはずだ。だが、ライライジュエラリーから獲っているのであれば別だろう。
魔物だし、そもそも宝石が大きいのだ。ライライジュエラリーの価値的にも白金板数枚って感じだろう。その宝石を1000分の1程度の大きさにするんだから、もっと値段が安くても良いよな。使っても100分の1の大きさの宝石だろうし。
技術料を含めても最低でも100分の1の価格にはなる。物によっては1000分の1の可能性も出てくる。今までの値段を考えると1万分の1でも良い気がする。
そんな訳で熾烈で苛烈な値段交渉が始まった。俺は会話を眺めているだけだ。こうなる事は解り切っていた話である。
クラウディオ様もこっちを見て、肩を少しだけ動かしていた。クラウディオ様にもどうにもできないらしい。知ってたけど。
こういう事に関しては、男は首を突っ込まない方がいいんだよ。突っ込むと全員から攻撃を食らうからな。宝石って言っても、ガラスに色を付けたのと何が違うんだよって思う訳なんだけど、違うらしいから解らないんだよなあ。
まあ、偽物だと直ぐにバレるからな。鑑定系のスキルでバレるらしい。見た目はそっくりに作っていても、見る人が見れば解るのと同時に、鑑定系の職業の仕事でもあるので、簡単にバレる。
割と重要な仕事なんだぞ? 鑑定系の人も。そこまでの数が必要ないから余っていることが多いんだけどな? 1人いればいいんだし。2人いたらスキルを違う方向に伸ばせるだろうけど。
そんな訳で、値段を決めかねている状態だ。勿論だが、同じ派閥でも、マクファウスト侯爵家以外には同派閥価格で売るぞ? 他派閥はその3倍から5倍はふんだくるけど。王族からも搾取はするつもりはないからな。
王族のお金は減らしたら駄目なんだよ。当然だろう? 魔物の討伐費用を出してもらわないといけないんだから。
討伐資金が結構な額するのは、王族が負担しているからだ。それが無くなったら大変な事になる。少なくとも、冒険者の活動は難しくなるだろうな。
お金は大事だぞ。何をするにしてもお金なんだから。無いのは不味い。多すぎるのも問題があるらしいが、お金は貯まっていく一方なんだよな。
大きく投資しようにも、育ってしまったら返って来るんだし。道路工事をするのも限界があるしな。他に何に使えるんだろうか。
投資先を探さないといけないんだけど、なかなか無いんだよな。どうせまたデカい飛び地を貰うんだから、その時に大量の資金を使うのは解っているんだけど。
辺境伯家も流石に道路工事まで全部終わらせておいてくれるわけじゃない。最低限度の拡張で終わるはずなんだよ。
辺境伯家は基本的に開拓にお金をつぎ込む。だから、道路工事なんてやっている暇がない筈なんだよな。主要な道路ですら工事していない可能性がある。それは辺境伯家も解っているんだろうけど、それをするくらいなら開拓を望まれているんだろうな。
で、そろそろ向こうの値段の交渉も着地しそうだな。大体300分の1くらいの値段になりそうである。もっと値引いてやっても良いと思うんだけどな。
どうせ他で回収するんだから、宝石の値段でどうのこうのは言わなくても良いと思うんだよ。お金はあるに越したことは無いけどさ。
「ラウレーリンもその辺にしておいてやったらどうだ? 500分の1で妥協しよう。他から回収すればいいんだし、そもそもヴェノムスパイダーの糸を値上げされて困るのはラウレーリンだろう? ここら辺が丁度いい場所だろう」
「もう、もうちょっと楽しませてくれても良いじゃない。お母様、エメラリア義姉様。通常価格の500分の1で終わりにしましょう? その代わり、ヴェノムスパイダーの糸はこれまで通りという事でどうかしら?」
「そうね。その位なら紛れるわね。沢山買っても文句は言われないわ。予算がどうのって色々とあるのよね」
「私もですよ。夫の財布が硬いのです。中々買ってもらえないの。難しいのは解っているんだけど、欲しいものは欲しいのよ」
「そうなのよ。欲しいんだから買ってくれてもいいのに。確かに税金は大切なものよ。民衆から集めたものですもの。でも、ね?」
「ね? と言われてもですよ、母上。その税金は大切なものなのです。領地の発展に使う事こそが本来の使い方ですので」
「ほら、この通りよ。予算を確保するのは大変なのよ。でもこれなら多少は問題ないでしょう? 500分の1で買えるのですから」
「そうですね。お父様もこれならもう少し買って下さるでしょう。他の貴族家からは沢山回収させていただきますけれど」
「ラウレーリンも商人みたいになってきているわね。でも、その位で良いのよ。強かでいなさい。それはそうと、このお菓子、美味しいわね」
「そうですね。これは小麦でしょう。それに甘いのも良いです。けれど、砂糖とはまた違う様な感じの甘さですね」
「そうよねえ。砂糖よりも上品よね。角が無いというか、甘味だけを主張させていない所がいいわ。これを作った料理人は凄いわね」
「ふふふ、これは平民が作ったものですよ。特別な何かを持った人ではなく、ただの平民の女性が作ったものなのです。アルローゼンでは料理大会を開いているのですよ。その中で上位4人の作品がこれです。上品で美味しいでしょう?」
あ、これは暫く自慢話になるな。聞くだけにしておこう。こうなると長いんだよ。まあ、気持ちは解らないでもないんだけどな。美味しいし。
よくもまあ、色々と考えてくるよなって思うんだよ。毎度毎度主婦層が強い。確かに似たような料理が料理屋で食べられるようにはなっているんだけど、発案者は主婦なんだよな。レシピは公開されているし、料理人もそこで勉強するんだよ。
教会に本を納めてあるからな。そこで書き写すなりして、自分の料理屋で出すことは禁止されていない。むしろ推奨しているまである。
どんどんとレシピを使って食べ物を作って貰いたい。そして、改良をしてくれ。新規の作品を生み出すのと、出来上がりの改良するのとでは、才能の方向性が違うんだよ。無理な人には無理だし、簡単にやってのける人もいる。
「ハインリッヒ、料理大会とはそこまで凄いのかい? 料理人の腕は悪い訳じゃないだろう?それなりの人を雇っているはずだけど」
「凄いですよ。平民も美味しいものを食べたいって人が大勢いますから。特にミッチェルハーロウ公爵派閥は食料品には不自由しません。ですので、色々と試せる土台があるんですよ。それを料理人に絞っていないだけです」
「まあ、確かにいうのは簡単だけどね? 新しいものを考えるのが苦手な人も居るだろうし、何なら常に何か新しいものを作っている人もいる。それを探すのが大変なんだよ」
「なんと言いますか、半分は娯楽なんですけどね。年に2回開催してますけど、驚く様な料理が沢山出てきますよ」
毎年驚いてばかりだからな。平民も美味しいものを食べたいのは一緒なんだよ。誰とも共有しないのは勿体ないよな。
あわよくば食べてしまおうというのが料理大会の趣旨なんだから。皆が美味しいものを食べられるのは良い事だろう。食材はあるんだから。




