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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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あの、何かやってしまったか?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 結果、思いっきり金を使った。今年の収入の1割を使って買い込んだ。思ったよりも沢山買えたので、旧王領の新領地へと送り出した。


 俺がやったこと、それは人を買う事だ。奴隷を買ったことにしてもらってはいるけど、人を買った。2万人くらい買い込んだ。


 一体どこからかというと、ララホルム侯爵家とロッテンホルン伯爵家からだ。両方から1万人ずつ買って、飛び地へと送り込んでいた。


 何がしたかったのかというと、道路整備をしたかった。いや、子爵家の広さの土地って結構広いんだよな。道路整備が終わるのが50年後くらいだという話だったから、責めて30年後くらいには終わらせたいなって思ったんだよ。


 そんな訳で、人を買った。それが俺の選んだ選択だった。そして、今はそれの答え合わせに来ている。ラウレーリンの所だな。


「そんな訳で、ララホルム侯爵家とロッテンホルン伯爵家から1万人ずつ人を買って、新領地の飛び地に送り込んだ。恐らくだが、飛び地の道路整備は50年から30年に短縮されるだろうと思う。それで? これで良かったのか?」


「ええ、笑わせてもらったわ。思った以上に露骨にやるのねって思ったもの。でも、何でそうしたのかまでは解らないわね。何を思ったのかしら?」


「いや、色々と考えたんだけど、答えが解らなくてな。正直な所、動かないという選択肢が最悪に感じたんだ」


「ええ、そうね。ここで動かない選択肢は取れないわ。ミッチェルハーロウ公爵家が一手を打ったもの。派閥の長が手を打ったのに、こちらが動かないのも駄目ね」


「だろう? それでだ。思惑を色々と考えた結果、色々とあり過ぎて解らなくなった。何の意味があって奴隷を買ったのかが解らなかった」


「あら? 本当に解らなかったの? それでもあなたは人を買ったのよね? 奴隷だという風にしてまで」


「ああ、全くわからなかった。だから、俺が今必要だと思う事をやる事にしたんだよ。今必要な事って、内政だろう?」


「そうね。色々とやる事があるとはいえ、ミッチェルハーロウ公爵派閥のやることは、内政と大魔境の開拓ね。とはいえ、大魔境の開拓はバズビーテイラー辺境伯家にお任せしているから、内政だけをやっていれば良いと思うわよ?」


「だから、内政をやる事にした。今の所、大きな課題って言うと、旧アワーバック伯爵領と旧王領の道路整備と兵士の雇用くらいだよな?」


「そうね。ポーションの増産も終わったというか、一区切りついたからそれは問題無いし、寄子たちへの動物の受け渡しも順調に終わった。後はそのくらいね」


「だよな。寄子への支援はラウレーリンがやっているって知っていたからな。だから、やることは兵士の雇用か道路整備か。だけど、今の状態で兵士の雇用はできないだろう? 冒険者を道路整備の護衛に付けているんだし、それを減らすわけにはいかない」


「そうね。今それをやると、道路整備が遅れるわ。得策では無いでしょうね。どうせ暫くは戦争なんてできないのでしょうから、急いで兵士を増やす必要性が無いわね」


「それに大魔境の開拓についても、暫くはできないだろう? 今回開拓しすぎたんだから、人口が増えるまで様子見するだろうって思ってさ」


「それもそのとおりね。今回の大魔境は、開拓が成功しすぎた。だから、暫くは開拓したくてもできないわね」


「だからさ、道路整備しか選択肢がない訳だろう? でも、その人数を確保するにも、スラム民の数が足りないし、護衛の冒険者も足りない」


「王領からも人手は貰えないでしょうし、冒険者も王領から引き抜くのは問題よね。折角王族と組んだのに、自分から仲違いしに行くのは無しね」


「だからって言っても、他の派閥から引き抜くにしても、ちょっと違うだろ? ミッチェルハーロウ公爵家が支援しているように見えるんだからさ。ここで喧嘩を売りに行くのは違うだろうと考えたのはまあ、そうなんだけど」


「そうね。表向きには支援しているように見えるから、こっちが裏でこそこそやるのは違う様な気がするのも解るわ」


「だから、じゃあ買うかってなってさ。ミッチェルハーロウ公爵家が奴隷を買ったのであれば、こっちも買えばいいだろうって思ったんだよ。ただ奴隷じゃ足りないだろうし、冒険者も欲しいから、とりあえず奴隷って事にしておいてくれとは言ったけど」


「ふふふ、ええ。そうするしかないでしょうね。奴隷って言っても、そこまでの数は用意できないはずよ。魔道具もそこまで作ってないはずだもの」


「そんな訳だ。とりあえず、人手が欲しかったから買った。今回の件についてはこれで全てだ。思惑なんかがある訳じゃない。内政がしたかったから奴隷として人を買ったんだよ」


「ふふ、ふふふ、……ええ、そうなのね。それで大々的に宣伝したのは何故かしら? 別に裏でやっても良かったのではなくて?」


「いや、そこは言っただろ? ミッチェルハーロウ公爵家が表でやっているんだから、裏でこそこそするのは違うだろ?」


「ふふふふふ。ふふふふふふふ。……ごめんなさい。ちょっと耐えきれなかったわ。大きな手を打ったとは思ったのよ。ただ、何も考えてないなんて思わないじゃない」


「いや、大きな手って言ってもな? 俺がやりたいように動いただけでさ。人手も欲しいし冒険者も欲しい。正攻法でいくなら買うしかないだろ?」


「ふふ、あはははははは! ……ふぅふぅふぐっくくくく。本当にね。これだからハインリッヒは期待を裏切らないのよ。貴方、今回何をやったのか、本当に解ってないのね」


「いや、人を買って、内政を進めようとしただけなんだけど……。どうした? 流石にそこまで笑ったラウレーリンを見るのは初めてだぞ?」


「ええ、そうね。貴方が買った人材は、将来的に、大魔境を開拓した折に、必ず必要になる人材なのよ。そうでしょう? 村を作り町を作り都市を作る。そこに住む人たちが必要になるわ。それも冒険者も。魔境は隣にあるもの。魔物を討伐しないといけない。そうでしょう?」


「まあ、そうだろうな。とはいえ、10年後くらいか? それくらいになったら、人を住まわせないといけないし、色んな職業の人が必要だよな。冒険者も」


「そうね。ふふ、そうなのよ。じゃあ、何でそんな人材を買ったのよ? 向こうには必要な人材になるはずでしょう? そうじゃなくて?」


「ん? んー、ああそうだな。必要になってくる、な? え? 何で売ってくれたんだ? 普通はそんな話には乗らないはずだよな? 今から大魔境を開拓するんだよな? ポーションが欲しくて金が必要だとしても、人材を手放したら駄目だろ?」


「ぶふっ。ええ、そうね。普通は手放したら駄目なのよ。ただ考えても見なさい。大魔境の開拓を成功させていたのは、何処の派閥なの?」


「ミッチェルハーロウ公爵派閥だけ、だよな。ダルバダラゴーナ公爵派閥は50年くらい失敗しているって話だったし、確かメラントスカーニ公爵派閥も30年来成功してないって聞いたことがあるな。アンジェリオニジ公爵派閥は10年前に失敗したんだったよな?」


「そうよ。つまりは、開拓を行って成功した試しがないのよ。だから、必要な人材も何もかもが解らないの。貴方はそんなところから、堂々と必要な人材を引き抜いたのよ」


「え? やばいんじゃないか!? 今回ミッチェルハーロウ公爵家が支援しているんじゃなかったっけ!? 必要な人材を引き抜いたら不味かったんじゃないか!? しかも、侯爵家と伯爵家だろ!? 重要な所から引き抜いているじゃん!?」


「ふふふふふ、ふふふ、あはははははははは。ハインリッヒ、貴方、まだ解ってないの? あははははははは! これが笑わないでいられますか! あははははは!」

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