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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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戦争が終わった

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 当初の目標を完遂してしまった。今か? 今は86日目だ。ミッチェルハーロウ公爵派閥の砦は全て攻略し、ついでに南端までの砦も攻略し、辺境伯家1.5個分の領地を占領して今に至る。


 うん。ここまで来たのも全部ウェンリー兵士長がおかしな速度で砦を攻略したからだな。途中で準男爵や男爵も相当数潰したんだけど、問題なし。多分子爵も潰している。


 勝ってしまった以上は、何もする事がないんだよな。反攻作戦については既に潰してあるし。いやね? 普通は迎え撃つのが常道じゃない? そこは我らがウェンリー兵士長。襲撃1日前の野営地を焼き払い、逃げ惑う中を騎兵が突撃。その後兵士が各個撃破で倒してしまった。


 多分だけど、野営地には3万人くらい詰めてたんじゃないかな? そんなのを1夜で10個ほど潰して回ったからな。夜って煙が見えにくいからなあ。


 そんな訳で攻めてくる前に終わったので、悠々と占領をしている最中だ。今はミッチェルハーロウ公爵家とバズビーテイラー辺境伯家がまだ先に進軍していってる。


 俺たちはもう何もしてない感じだな。前線にいる訳でもないんだけど、拠点を更に北に動かして2つ先の砦が敵の手にある状態の所で陣取っている。


 睨み合いをしつつ、補給物資を奪うといういつも通りの作戦で膠着状態を維持しているんだよ。これ以上は進軍する旨味が無いし。


 他派閥の貴族家を助けても何の意味もない。よって、この辺りで防衛戦をしてますよってアピールをして居るんだよ。


 勿論だが、ラウレーリンにも知らせてある。連絡が届いているのかは知らないけど。その内見ることになるだろう。多分だけど、少しは驚いてくれると思っている。予定通りではあるんだけど、予定よりも大分早くこの展開になったからな。


 後は本当に遊ぶだけで終わると思うぞ。負傷者も脱落者も驚異の0である。アムリタは50本ほど使ったが、それでも死者が0というのは驚異でしかない。


 普通は死んでもおかしくないんだよ。なんで死なないんだろうね? いや、死んでくれとも言わないんだけどさ。戦果に対して死者数がな? 0ってなんだよ0って。模擬戦でもそんな事にはならないんだよな。俺でも多少の被害が出せるぞ。


 模擬戦ってあれだからな? 盤上でやる奴な。ウェンリー兵士長に手加減してもらっても負けるあれだ。それでも囮や何らかの策で3部隊くらいは叩ける筈なんだけどな。


 所詮は模擬戦なんだけどな。対魔物に関してはやりやすいけど、対人間に関しては解らない所が多いからな。魔物なら突っ込んでくるだけなんだけど。


 とにかく、気分はもう終戦である。ウェンリー兵士長と補給線への攻撃を楽しみつつ、向こうの領地を荒らしつつ、のんびりとしている。


「なあ、ウェンリー兵士長。ミッチェルハーロウ公爵家とバズビーテイラー辺境伯家は何処まで行くと思う? 結構いい所まで行くんじゃないのか?」


「そうですね。今のままだと侯爵家や伯爵家にも手を出せそうですね。流石に王領の周りには公爵家が控えていると思いますし、そこまではいけないかと思いますけど」


「だよな。向こうの貴族家を潰した時に地図があったのが幸いしたな。だが、これを見る限り、ハースベック王国よりも大きい国だったんだな。横に広いというか」


「ハースベック王国の1.5倍くらいはありそうですが、実際にこうなのかについては何とも。正確な大きさは解らないですからね」


「まあ、そうなんだけどな? でも、1.5倍の国力なら、兵士も1.5倍居てもおかしくはないよな? 今回は全軍で攻めてきているはずだろう?」


「1.5倍だからといって、1.5倍全てを回せるわけがないのでね。魔境への対策もあるでしょうけど、そもそも向こうの国との同盟が信じて良いものなのかというのもありますから。初めから信用していないって可能性もあります」


「同盟を結んだのにも関わらず、向こう側に兵力を結構な数、残していると言う事なのか? それだったら初めから同盟なんてしない方が良いんじゃないのか?」


「そうでもないですよ? 仮にシュトナイザリオン王国が勝った場合で、向こうの国が負けた場合、軍を残しておくことによって迅速に同盟を解消してから攻めることができますからね。その位の事をやるつもりだったんでしょう」


「……相変わらず考えることがえげつないぞ。しかし、仮に勝てた場合だよな。この場合は向こうから侵略をされるんじゃないのか?」


「その可能性はありますが、最低限の兵士を残していると言う事が解っていますからね。こちらを停戦すれば後詰が間に合うと計算しているんじゃないですか?」


「なるほどなあ。それで? 動きとしてはどうなると思う? 流石にこちらとの停戦の話も進んでいるとは思うが」


「停戦はするでしょうね。しないと王都が落ちかねないですし。戦力を考えた場合、王都に残っている軍が籠城したとして、600日程度は戦えるでしょうから、まだ余裕はあるんですけど、それでも600日しか持たないでしょう」


「それは俺たちが参戦しなかった場合だよな? 俺たちが参戦したら、もっといえばマクファウスト侯爵家が参戦したら、どうなる?」


「ふむ。まああくまでも仮定の話ですが、マクファウスト侯爵家が参戦したとした場合、300日程度になるかと思いますね」


「半分か。まあ、それだけの練度と補給があるからな。パッシブスキルで強化をしているのはマクファウスト侯爵家も同じだからな。で? 俺たちが参戦した場合は?」


「やることは徹底的な補給の断絶ですからね。30日持てば良い方でしょう。王都の塀の中に畑があると言っても、限度ってものがあります」


「なるほどな。現実的に考えたら落とせない訳でもないラインだと言いたい訳だな? で? ここで暇を潰していると言う事は、王都を落とさない選択をした訳だ。王都を落とさない理由はなんなんだ? 落とした方が後々を考えると良いのかは知らないが」


「現実的な問題として、時間が足りないんですよね。王都を攻め落とすのには30日で済むでしょうが、王都に隣接するまでに時間がかかり過ぎます」


「王都に隣接となると、恐らくだが公爵家を潰さないといけないだろうな。その公爵家が厄介だと言いたいのか?」


「それもありますが、王都に隣接するまでは、裏に回って補給を断絶させるだけの馬が無いので、戦線を押し上げるにも時間がかかるんですよ。順調に押し上げていっても、公爵家まで手はかからないでしょうね」


「それくらいには時間がかかるって事か。だとすると、今の軍が何処まで攻め立てることができるかだが、そこまでは難しいと言う事か」


「ええ、それに時間切れのようですね。どうやら停戦が成功したみたいです。まあ、向こうからしても、砦を落とされた時点で送った使者なんだろうとは思いますけど、いやあ遅すぎですね。ここまで進軍できてしまったんですから」


「報告! 王都より進軍停止の命令が下されました! これ以上の戦争は停止! 直ちに防衛へと切り替える様にとの報告です!」


「補給断絶部隊が帰ってきたら、次の出撃を止めるように。戦争は終わった。これ以上の手出しは無用。直ぐに切り替えるように」


「読み切っていたか……。予想通りか? まあ、予想通りだわな。ここまでの絵を描いていたという事か。王都までには手が伸びない。だからこうして俺とのんびり待っていた、そういう事なんだろう? ウェンリー兵士長?」


「まあ、そういう事です。少しだけラウレーリン様から催促されましたが、概ね予想通りです。王都まで落としたかったのは本音ですがね。時間が無かった」


 さて、戦争も終わり。暫くは防衛戦だ。一応、向こう側の裏切りも考えられるんだよな。警戒だけはしておくべきだ。俺は、そろそろアルローゼンに帰るかな。

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― 新着の感想 ―
[一言] 双方の王が無能で良かったのかな。随分広大な占領したけど、いっそここを丸っと貰って辺境伯としてやるのは可能なのかな?広さ的にこっちを本領で今までの領地を子供に分け与えるとか。 まあその場合は子…
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