そんな方法があったのか!
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俺の仕事が少なくなった。いや、やるべきことは増えているんだけど、書類仕事は減った。領地が増えて仕事も増えてきたのに、書類が一気に減ったんだ。
何のことは無い。文官にやらせる仕事が増えただけなんだ。俺の部下である文官が増えた。今では20人の大所帯になっている。
因みにラウレーリンの方は50人を抱え込んでおり、更には下に300人ほどの文官が仕事をしているんだけどな。俺の文官の下にも更に100人ほど居るんだけどさ。
そう、なんでこうなったのかと言えば、建物を増築したからである。仕事量が増えてきた時から沢山の人数が仕事出来る様にと増築していたんだよ。上へ伸びた感じだな。
そして、俺はそれまでラウレーリンが使っていた部屋で仕事をしているんだよ。ラウレーリンは新しく増築された所で仕事をしているぞ。領地が10倍以上になったんだから、仕事も10倍になるよねって感じで仕事が増えていっていたんだよ。
それで、流石に俺も育ってきたので、文官に印鑑を任せても良いよねって感じになり、書類仕事が減ったのだ。文官が処理して、俺の所には報告書の纏めが届くようになった。
勿論、重要書類はこっちで処理しているが、雑務は一気に文官任せになったんだよ。なので、仕事が減ったんだ。なんでこの時期なんだとは思うだろう? 勿論だが、ラウレーリンの私情も絡んでいることだ。
ルーベリーフの事に決まっているだろう? ルーベリーフを植物化したものを育てるために決まっている。ローズローベルと掛け合わせて、別の種類の植物を作るんだ。
名前をロズマリーフというらしい。詳しい事までは知らない。が、赤い花をしていて、甘い雫が取れるらしいのは解っている。それがラウレーリンが狙っているものだ。
俺の仕事が減ったのは、その時間を考えるのに当てろと言う事なんだろうと思う。なので、真剣に考えているんだけど、そもそもの話、気候を操る事がまず不可能なんだよな。そんな事は人間に出来ることではないんだよ。
気候を自由に操れるのであれば、スタンピードなんて起きはしない。殆どの場合が、自然災害由来の爆発的な増加に起因するんだよ。研究ではそうなっている。
まあ、何故か普段に狩り過ぎていると、その爆発的な増加数が増えるんだけどな。減るなら解るんだけど、何で増えるのか。それは解らない。
だから、天候を操れれば魔物の増加を防げるよねって話になっていくんだけど、そんな事は無理だから、スタンピードはどうしても起きる。
それと同じように、雪の降らないこの地域に局所的に雪を降らせるなんてことは無理なんだよな。雪は寒くないと降らない。寒くても降らない地域はあるけど、それは置いておく。
昔の店の場所なら育てられたんだろうけどな。3か月以上雪が降るって事を満たしていたしな。11月から降り始めて、3月の初めの頃には止んでいたが、条件としては当てはまるんだよなあ。
だか、今の場所は雪すら降らない。夏は暑いくらいの気候だ。それなのに雪を降らせだ? 無理に決まっているじゃないか。どうしろと言うんだ。
「なあ、この中で雪を見たことがある奴は居るか? 知識としては知っていると思う。実際に雪を見たことがある奴は手を上げてくれ」
見事に0である。20人も居て、雪を見たことがない。そんな地域でどうやって雪を降らせば良いんだよって話だよな。
「……ハインリッヒ様、雪は降らさないと駄目なんでしょうか? その、ラウレーリン様から課題を貰っているのは解るのですが、雪は必ず必要なのですか?」
「雪が必ず必要か、か。いや、必要ではないな。雪が降る程に寒くなければならないだけで、雪が降る必要はない」
「それであれば、雪に拘る必要は無いのではないですか? そもそも、この地域で雪を降らせるのは殆ど不可能に近いですし、雪というよりも寒さに重きをおいた方がいいのではないかと思うのですが、どうでしょうか?」
「……一理ある。いや、一理どころの話ではないな。そう言えば、絶対に必要なのは寒さだけだな。雪が降るくらいに寒くなければならないだけで、雪は必要ない。なるほどな。問題は寒さをどうすれば良いのかだが、いい案はあるのか?」
「……すみません。そこまでは解りかねます。ただ、それでも1歩は前進したのではないですか? 雪が必要というよりも、寒さが必要と言う事で」
「そうだな。とりあえずは1歩前進と言ったところか。寒さか。今も冬だが、寒くはないんだよな。これを寒くするにはどうしたら良い?」
「考えられるのは、魔道具じゃないですか? 魔法だと色々と問題がありそうですけど、魔道具ならなんとかなるんじゃないですかね?」
「気候を変えうる魔道具か。出来ないことは無いのかもしれないな。ただ問題は、魔石がどの位必要になるのかなんだよな。流石に1日に魔石を白金板500枚も1000枚も使えないしな。そんなに魔石を消費してどうなるという話だ。それなら大人しく砂糖を買う方が良いだろう」
「ですよね。ラウレーリン様が欲しているのは甘味であって、寒い気候ではないですからね。毎日それだけの魔石を消費するのであれば、砂糖を買った方がマシですね」
「作る量にも因るんだろうが、まあそうだろうな。この都市の殆どをその植物で埋め尽くさないと採算は取れないだろうな」
「ですよね。場所を限定できれば良いんでしょうけど、難しいんでしょうね。そこだけ寒くする方法があれば、良いんですが」
「そうだな。そこだけ、畑だけ寒くすれば良いんだよな。何も都市全体を寒くしなくても……ん? いや、そうか! そうだよ! わざわざ都市全体を寒くする必要はない! 畑だけを寒くすれば良いんだ! そうだ! それだよ!」
「ハ、ハインリッヒ様!? 言いたいことは解りますが、そんな事は可能なんですか? 畑だけを寒くする方法があれば確かに何とかなる気はしますが」
「いや、もう既に物自体はある! 物を冷やす魔道具は存在している! 氷を作っているあの魔道具だ! あれがあれば簡単に冷やすことが出来るぞ!」
「!!? そう言えば、そうでしたね。あれもブリザードリザードのお陰で効率化出来てたんでしたか。でも、それだと……いや、そうか。周りを囲ってしまえば良いんですか。なるほど、箱にしてしまえば、そこだけ寒く出来ますね」
「そう! そうなんだよ! これで問題は解決する! 畑を建物で覆ってしまって、その中を魔道具で冷やせばその空間だけ寒い冬にする事が出来るんだ!」
「あ、あの。盛り上がっている所すみませんが、植物には日の光が必要なのではなかったでしたか? 農家も建物の中では植物が育たなかったと思うのですが」
「!!??? ……しまった。そうだ。日の光は必要だ。6方面建物で囲ってしまえば、当然、日の光は通らない。それでは、真っ暗な寒い空間ができるだけだ。くっ、日の光は必須だ。植物を育てるにはそれは無くてはならない事だ」
「?? では、日の光を入れれば良いじゃないですか。別に建物を作っても日の光を入れる所を作れば良いだけなのでは?」
「いや、だがな。木材や石材は日の光を遮るんだぞ? それに穴を開ければ、そこから冷たい空気は逃げてしまう。大きな穴を開ければ魔道具の効率も落ちる。小さい穴を沢山開ける方法もあるだろうが、それでも魔道具の効率を考えると……ギリギリ利益になるくらいか?」
「いえ、穴を開けるのではなくてですね。ガラスで屋根を作れば良いだけなのでは? 分厚く作れば割れないでしょうし、大丈夫なのでは?」
「「「「「「!!!!????」」」」」」
ガラスの屋根、そうか! そんな手があったか! 日の光が当たれば、温まるのは仕方がない。それ以上に冷やせば問題ない。そうか! 建物の半分くらいをガラスで作れば、日の光も当たる、寒い空間が出来る! これならいける! そうと決まれば行動開始だ!




