目の前にぶら下げられた甘味
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調査団を送り込んだ訳なんだけど、第三報が届いた。第一報は新たな領土に冒険爵を与えられる魔物が居るのかどうかの調査報告だった。それについては2体居た。
1体目がスクリューホーン。巨大な角をもつ4足歩行型の魔物だ。外皮が非常に硬く、かなり厄介なのに体液が霧化していて、しかも毒がある。
まあ、どう考えても狙わないよねって感じの魔物だ。魔法で倒すのがセオリーなんだが、そもそも毒霧が濃くて見えない事も多い。風魔法で毒霧を払ってからになるから、そもそも風属性魔法使いが必須みたいなところがある。
こういう時の為の魔導書だと思うんだよな。風属性魔法で霧払い的な物を搭載していれば、もの凄く使える。こいつを討伐するのであれば、ぜひ欲しい所。
そして、耐毒ポーションは必須。外皮は堅いんだけど、傷つかない訳ではない。まあ、切ったら毒腺が破裂するんだけどな。この毒腺が便利なんだよな。
これは麻痺毒なんだよ。麻痺させた所に角を使った突進を喰らわせて倒すタイプの魔物な訳なんだけど、この麻痺毒、8割方の魔物に効果があるんだよな。
だから、倒せたら他の魔物にこの毒を使えるんだよ。まあ、風上から使わないといけないってのと、耐毒ポーションは飲んでないといけないってので、結構面倒と言えば面倒なんだよな。
解体にも耐毒ポーションは必須。と言うか、専用の部屋が必要になるレベル。むしろ屋外で風下でやれと言いたくなるんだよな。毒霧も濃度が薄まれば効かないとまでは言わないが、多少痺れる程度で済ませられるからな。
だから、採取物的には毒腺と、巨大角という事になるんだろうと思う。巨大角は攻城兵器に使えるのかな? それとも合金に出来るんだろうか。
もの凄く硬い角だから、もしかしたら行けるかもしれないんだよな。倒してくれる人に心当たりが無いんだけどな。魔導書をケスラシュミット準男爵に注文しないといけないかな。
2体目がユキポヨ。吹雪の妖精と言われている。人間の3分の1くらいの人型で、羽が生えているために空を飛ぶ。いやまあ、切れば良いだけなんだけどさ。
まずもって空を飛ぶ時点でお察し。降りてこないと戦えない。そして、吹雪の妖精である。当然の様に吹雪を使ってくるため、耐氷ポーションは必須。名前は可愛いのに、ぶっちゃけ激ヤバな魔物だ。正直、スクリューホーンの方がまだマシなレベル。
そして、高確率で樹氷林という氷の林を作るので、見つかれば良い方なのだ。木の陰から吹雪を喰らわせて来る奴らである。
ただ、直接的な攻撃と言えばそれくらいなのだ。吹雪と氷塊をぶつけてくるだけと言えばだけなんだよな。見つからないし、切れないので、どう対処して良いのかが解らないだろうが。
耐氷ポーションを飲んでいても、氷塊は普通にぶつけられると大怪我なので、回避するしかないんだが、発生場所さえ解ってしまえば大丈夫なんだよ。奇襲をされなければ大丈夫だ。
と言うか、こんな危険な魔物を倒す意味があるのかと言われると、あるんだな。素材にはならないぞ? と言うか、死体も残らない。妖精と言っただろう?
妖精とはそういうものなんだよ。昔の冒険者の話だが、切ったら雪のようになって何も残らなかったと言っていた。
じゃあ何があるんだよとはなるんだが、実はユキポヨの巣に良いものがある。それが、飴玉だ。ユキポヨが作って保管しているという飴だ。これがもの凄く甘くて美味しいらしいんだよな。ただ、べらぼうに高い。庶民は口に出来ないくらい高い。
昔の価格で白金板30枚からだったと思う。一攫千金なんてものじゃない。見つけたら一生遊んで暮らせるとまで言われていたんだよ。
まあ、見つけるにはユキポヨを倒さないといけない訳なんだけど。遠距離から攻撃されるから、まあまず倒せない。そして、倒しても証明が出来ないんだよな。飴玉を持ってこなければ。
因みに、冒険爵の貰い方だが、討伐証明を持ってこないといけない。何かしらの討伐部位が必要なんだよな。ユキポヨにはそれが無いんだが。
記録に残っている限りでは、1300年程討伐記録がない。故に、そもそも討伐部位が無い事も知らないんじゃないだろうか。妖精系の魔物は、そもそも討伐部位を落とさないというか、消えてしまうのが普通なので、もしかしたらそれすら知らない可能性まであるんだよな。
なので、飴玉を探してきたら冒険爵という事にすればいいんじゃないかとラウレーリンには伝えた。そして、速攻で討伐依頼が出された。さもありなん。
昔からそうなのだが、砂糖は貴重品だ。それはマクファウスト侯爵家でも例外ではない。ミッチェルハーロウ公爵家が砂糖が取れる植物を秘匿しているからだな。
ポーションの対価に貰ったのは、どうやら香辛料の種だったようなのだ。3種類貰えたらしいので、栽培に成功したらこちらにも分けてくれるそうなんだが、砂糖ではなかったんだよ。砂糖は甘いのだ。そして、甘いものは基本的に女性と子供の受けがいい。
ラウレーリンも割と本気で依頼を出した。調査団に1つでもいいから持ち帰って来いと命令を出したくらいには本気だ。
耐氷ポーションを飲んでも負ける時は負けるんだがな。多分だが、今まで出てきた冒険爵が貰える魔物でトップになるくらいは強い。
大丈夫なんだろうなって思っていたら第二報が届いたのだ。なんと、スクリューホーンとユキポヨの討伐に成功したらしい。凄すぎるな。
怪我人はかなりの数になったらしいが、スクリューホーンは地竜魔銀製の武器で切り裂けたそうで、耐毒ポーションさえあれば何とかなる程度だったらしい。問題はユキポヨだ。
そもそも小さくて見つからない上に、奇襲を何度も受けたらしい。それでも数体の討伐に成功し、飴玉も30個くらい確保してきてくれた。
そして1つ拝借した。感想は、とてつもなく甘くて美味しかった。ラウレーリンもこれにはにっこりである。追加の討伐を依頼したくらいには気に入ったらしい。調査団はもういいと思うんだよな。調査が仕事なんだから。
ただ、勝てたという実績が大事なんだよ。1300年も討伐記録の無かったユキポヨを倒せたというのが大きいんだよな。普通は怪我人だけじゃなくて死人も出るから。
運が良かったのと、実力者を送り出したからな。ラウレーリンを説得したんだけど。まずはアルローゼンで修行をさせようと。
そして、満を持して送り出そうと。そうしないと死人がやばい。他の魔物が目じゃないくらいにはやばいのである。なので、しっかりと準備した奴らを送り出すという事で説得した。それはそれは苦労をしたが、死体が積み上がるよりはマシだろう。
因みにだが、耐毒ポーションも耐氷ポーションも普通に材料が手に入ったので問題なし。上級もあるから、その内見つけて欲しいんだけどな。
そして、第三報。これはゴールデンゴーレムの出てくる魔境の奥地にプラチナゴーレムが出たという知らせだった。主要な金属はこれで揃った。
鉄、銅、銀、金、白金。これだけあれば、とりあえずは大丈夫だろうと思う。まだあるかもしれないんだけど、それは見つからなかったそうだ。かなり奥地まで行ったらしいが、プラチナゴーレムが出てくる程度で終わったらしい。
これで金属類が揃ったのだ。色々と実験が出来る。使いたい放題出来る。合金の作成にわざわざマクファウスト侯爵家から買わなくても済むというのは大きいんだよ。
特に銀な。金ももしかしたら合金があるかもしれないけど、とにかく銀の消費がやばかったからな。支出が抑えられるのは良い事だよな。余っているといえば余っているんだけどな。銀ではなくお金の方が。資金の節約はあまり意味がないというか。
まあ、自分の所で取れるというのが大きな事だからな。それで良しとしようか。続々と調査団の報告が届いているが、危険な魔物はそういないみたいで良かった。
ユキポヨには目を瞑るが。あれはなあ。仕方がない。正直な所、猛者から勇者に格上げしても良いと思うんだけど、どうなんだろうな。




