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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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準備は整った

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「さて、こうなる事は解り切っていたのだけれど、準備は出来ているかしら? それ次第で計画を始めるのかどうかを決めないといけないのだけれど」


「ま、準備は出来ているさ。マクファウスト侯爵家も大丈夫だって話だっただろう? 俺たちが準備出来てませんでは済まされないからな。一気に決める準備は出来ているぞ」


「結構。それじゃあ伝令を向かわせようかしら。そうね、12月1日開始でいいわよね? 誰が何処まで取れるのかを競う事になるけれど、負ける気は無いわよ」


「勿論だ。取れることろまで取ってしまおう。後で転封してもらえば良いだけだしな。援軍が来る前に終わらせる。勿論勝って終わらせるからな」


 11月初め、俺たちはこんなことを話していた。今日という日をどれだけ待っていたか。……いや、俺は特に待った気は無いんだけど、ラウレーリンはやる気満々だったからな。徹底的にやる気だったんだよ。気持ちは解らんでもないんだけど。


 昨日、アワーバック伯爵が亡くなった。67歳という所で人生の幕が閉じだ。貴族だと結構早いらしいが。80歳まで生きる人は生きるって言うし。


 マクファウスト侯爵もまだ60歳になっていない程度。先代もまだ生きているし、80歳を超えている。皆長生きなんだよな。


 平民はもっと短い。60歳まで生きられれば良い方だ。大抵は50歳くらいで死んでしまう。かくいう俺は、60前で一度死んでいるんだけどな。


 昔も今も平民の寿命は変わらない。短い奴は本当に短いんだよ。35くらいで死ぬやつも居たからな。特に冒険者なんて20代でも死ぬときは死ぬんだよ。まあ、こっちの場合は死因があるんだけどな。寿命でってなると、中々に難しい所だ。


 マゼル=アワーバックは36歳なんだそうだ。色々と知っていそうな気がするが、ラウレーリンからの評価は低い。


 俺的には薬師系の職業を何処まで育てたんだろうかって方が疑問に残っているんだけどな。昔っからやっているって話だし、結構育っていてもいいんじゃないかと思うんだよ。


 もしかしたら、パッシブスキルも伸ばしていたかもしれない。薬の作り方を知っているというのが不自然だったからな。普通は知らない筈なんだよ。代々受け継がれてきていたのであれば解るんだけど、亡くなったアワーバック伯爵はそんな薬を使っていたように見えないそうだ。


 他国に使っていた可能性はあるんだけど、それでも露骨にやっていない分、今のアワーバック伯爵よりは頭が良かったのではないかという推測も成り立つ。


 まあ、そんなことは無いだろうというのがラウレーリンの話だ。そこまでやっていた場合、マゼルを次期当主から外すことはするだろうと。


 だから、マゼル=アワーバックがなんでこの薬の作り方を知っているのかが疑問なんだよな。本当にパッシブスキルを育てていたのであれば、知識だけでも吸い出したい。


 当然の様に、ラウレーリンは反対したけどな。処刑するべきだと、そういう事だ。パッシブスキルに関しては、自分たちで育てようという事なんだよ。


 幸いにして、薬師関係の職業で色々と育てているんだけどな。主要産業を薬にしようとしているんだから、育てて当然だと思う訳なんだけど。マクファウスト侯爵家と同様にポーションを強みにするのも有りだったんだが、独自路線を行きたいらしい。


 まあ、ポーションに関しては俺たちも手伝うんだけどな。俺の職業は庭師だ。そのパッシブスキルである植物知識を育てるのは俺の役割だと思っている。


 もうちょっとで30に到達するからな。到達しても、その植物の事を知らなければいけないんだけどな? エリクサーやエリクシールを超えるポーションって本当にあるのかって話ではあるんだけど、あると思っているんだよ。


 それとついでに、薬になる植物の栽培方法なんかも記録に残しているからな。と言うか使うかどうかも解らない植物の栽培方法も記載している。


 花なんかも沢山栽培方法を記載したから、本当に庭師仕事も出来るんだよな。一切やるつもりは無いんだけど。面倒だし、庭師を雇えば良いじゃない。


 俺は俺のままスキルを伸ばしていくつもりだ。庭仕事は本職に任せる。そのつもりで居るんだよな。どうでもいい話だけど。


 そんな訳で、12月1日。アワーバック伯爵領を占領します。8つの貴族家が競争をします。何処が一番早くマゼル=アワーバックを処刑するのかの競争だ。


 因みに我がマクファウスト子爵家はマクファウスト侯爵家の領地からスタートするぞ。それまでに移動なり何なりを終わらせておかないといけないんだ。


 切り取りは自由。抜け駆けは不可。各々好きに領地を獲得する様にとの事だ。ただし、マゼル=アワーバックは処刑すること。これはまあ、総意になるだろうな。アワーバック伯爵家の周りは、他派閥しか居ないんだよな。


 薬を売っているのは、周辺の8家全てだ。その辺の調査は終わっている。だから、乗ってこない家はない。乗って来なければ取り分が増えるだけなので、こっちとしては有難いんだけど。


 ただなあ。アワーバック伯爵家の領都は、マクファウスト侯爵領からは遠いんだよな。負ける可能性は高い。それは仕方が無い事なんだ。


 本命は領地が欲しいってだけだしな。領地も飛び地を貰うのか、マクファウスト侯爵家に頼んで転封してもらうのかだよな。飛び地でも良いけど。


 そこまで遠くないからな。それにマクファウスト侯爵家も元敵地を治めるにはある程度の粛清が必要になるだろうからな。治めたくない可能性もある。


 飛び地になったらなったでその時なんだ。誰かが治める土地になるだけなんだよな。候補はクラークかファビオになる訳なんだけど。


 フランチェスカの婿が治める可能性もあるし、誰が治めても良いんだよな。ちょっと扱いが特殊な土地になるかもしれないが、そこは頑張ってもらうしかない。まあ、どれだけ切り取れるのかにも因るんだけどな。


 土地を商人に把握させていたからな。地図はバッチリだ。戦略も立ててある。261の村と23の町、6の都市に領都が1つ。これを何処まで切り取れるか。


 目標としては、村45、町5、都市1を計画している。冒険者の動員も出来るからな。結構集まってくれるらしい。戦争ではないのが効いているな。


 そう、あくまでも戦争ではない。内紛だが、完全に反乱軍を抑えるために軍を出すという名目なんだよな。冒険者にやって貰いたいことは、各都市町村の連絡と占領。言ってしまえば、調整役をやって欲しいだけなんだよ。


 その他はこっちで全部やる。兵士は7000人を動員する予定だ。速攻で攻め落とし、大きく領土を貰っていく予定なんだよ。戦闘は殆ど考えていない。


 そもそもだけど、戦力を集める時間も与えるつもりは無いので、領都以外は戦闘も何も無いと思うんだよな。無駄に抵抗されても困るんだ。冒険者とかは殺すつもりも無いし。殺すのはマゼル=アワーバックに協力していた商人くらいだ。


 兵士7000人、冒険者50万人を動員し、占領という名の実効支配をするだけなんだよ。難しい話じゃない。戦闘は無いものと考えよ。あっても切り捨てるだけなんだけど。


 そして、俺は出陣することが決まっている。なんでって、勿論大義名分が必要だからだな。それと、戦略の見直しを現地でするためだ。他の家の動き次第で色々と変わってくるからな。


 目標よりも多めに確保したい所ではあるんだよ。出来ることが増えるし、良い魔境も欲しい。狙うのは冒険爵を狙える魔物がいる魔境だ。その周囲は抑えたいと思う。産業になる魔物であれば、もっと歓迎するぞ。何がいるかな。


 準備は出来ている。速攻を仕掛ける予定だから、12月10日までには終わらせる予定である。他の派閥には何も言わせないぞ。特にアワーバック伯爵家の所属する派閥には。


 内紛で処理するから武功も武勲も付かないのが、ちょっと残念な所なんだが。領地は増えるから問題なし。出来るところまできっちりとやり切ろうな。

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― 新着の感想 ―
[一言] 恐らく国の一番の精鋭部隊部隊だしやろうと思えば領都に一番乗りして確保、そこから侯爵領に向け占領地を広げるとかも出来そう。まあ特に計画がないから結果的に距離での案分みたいになるのかな?
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