隣の領地が色々とやばい
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領地間の情報収集も大切なんだが、まあ、酷いことになってきている家があるんだよな。お隣の家なんだが、非常に不味い状態になりつつある。
シュティグロート伯爵家だな。そこの領地内で薬が蔓延してしまっているんだよ。あれだ、フランチが蔓延しているんだよ。あそこもアワーバック伯爵家と隣接しているからな。
仲は良くない派閥なんだよな。隣国と接している辺境伯家がある派閥同士なんだよ。仲が良いわけがないんだよな。
それとは関係なくアワーバック伯爵家が攻撃をしているんだけどな。マクファウスト侯爵家にも何度も何度も薬を売りに来ているらしいから、本当に迷惑な貴族家である。マクファウスト子爵家にも売りに来ている。いつものあいつが。
全方位敵対外交をやっているんだから、始末に負えないんだよな。アワーバック伯爵家と隣接しているのはマクファウスト侯爵家を含めて7つある。
マクファウスト子爵家にも工作を仕掛けてきているから実質8つの家と敵対していることになっている。薬をばら撒いているんだから、酷い話だ。
因みにだが、ララホルム侯爵家も被害を受けてはいる。シュティグロート伯爵家よりも大分軽微ではあるんだが、被害は受けているんだよな。
シュティグロート伯爵家はあれだ。町が3つ程汚染されていて、人口の3割くらいが薬をやっている状態になってしまっているんだよな。殆ど機能不全を起こしていると言っても良い割合なんだよ。ここまでくると、対処のしようがない。
薬の蔓延でダメージを勝手にくらっているのは良いんだけど、これ以上やられると、矛先がこっちを向かないとも限らないんだよな。
こっちは何も被害を受けていないからな。容疑者は限られてくるだろう? 被害を受けていない所が容疑者候補だ。まあ、隣接地は結構あるんだけど。
でも、こういう時に限って最大派閥の所が狙われがちなんだとラウレーリンが愚痴っていた。まあ、何処と仲が悪いかって、全部の派閥と仲が悪いのは承知なんだけど、一番は最大勢力派閥との仲がよろしくないからな。
ミッチェルハーロウ公爵派閥が最大勢力派閥なんだ。貴族家の数よりも勢いがって言った方がいいな。発言力が一番大きなところとも言える。
変に敵対してくるのであれば、叩き潰すだけなんだけど、現状証拠は何も無いんだよな。でも、何処が怪しいのかは解っていると思うんだよ。
まあ、問題は何をされているのかが解らないって所なんだろうけどな。こっちは早期に薬が原因だという事が解ったけど、他の貴族家だとどうなんだろうか。
薬と気が付いているのであれば、対処は出来る筈なんだよな。入ってくるものを注意すれば良いんだから。気が付いていないから、のさばらせているんだろうと思う。
これが猛威を振るっているんだから困る。町3つは、正直やり過ぎだと思うんだよな。弱体化も凄まじいものとなっている。
単純に町3つが機能停止しただけではない。お荷物が3つも出来たんだ。これをフォローするのには町が6つ程必要になってくるだろう。
伯爵家だからまだいいものを。それでも伯爵家であったとしても、町を9つも巻き込まれては半分近くの町が被害にあっているのと同じなんだよな。
伯爵家の平均の町の数は、20だ。3つが駄目になり、6つがフォローしている。残りは11だ。これは税収もかなりの落ち込みだろうな。黙っているとは思えない。切っ掛けがあったら酷い事になるだろう。切っ掛けはもう少しである訳なんだけど。
アワーバック伯爵家の当主が危篤状態なんだそうだ。もういつ逝ってもおかしくない状態になっているらしい。そして、そうなる前に後継者を選ぶのが普通なんだが、後継者を指名していなかったみたいなんだよな。
何故って、次期当主筆頭が碌でもないというか、黒い噂があるから選ぶにしても困る状態だったんだそうだ。
俺はてっきりあのマゼル=アワーバックが次期当主だと思い込んでいたんだが、どうやらまだ未確定らしいんだよな。未確定のまま死んだらどうなるのか。
そうなった場合は、派閥の長が決めるのか、国王が決めるのかのどちらかしかない訳なんだけど、黒い噂がある長男、俺が次期当主と思っていた人物を選ぶのかだよな。
「それで、どんな感じなんだ? 探っているのは知っていたけど、不味い状況なんだろう? 危篤状態ってもうそんなに生きられないじゃないか。時間が無いんだろう?」
「いいえ。それには及ばないわ。次期当主が決まったのよ。危篤状態ではあるけれど、次期当主が決まったから死んだら交代ね」
「え? 決まったって本当か? 危篤状態で話も出来ないって話じゃなかったのか? 息を吹き返したのか?」
「いいえ、簡単な事よ。次期当主候補が1人になってしまったの。こうなると何をどうしても次期当主がマゼル=アワーバックになるわね。こうなるだろうとは思っていたけれど、案外早かったわね。もう少し混乱するものだとばかり思っていたわ」
「1人? 話によれば男兄弟が3人居たはずだろう? 継承権を取り上げられたのか? それとも捨てたのか?」
「暗殺よ。2人とも昨日死んでいるわね。勿論、誰がやったのかは簡単に解る話なのだけれど。女兄弟は既に嫁入り、婿を貰ったのは居ないから、事実上1人だけになった訳ね」
「……暗殺、か。選ぶ手段としては最悪な部類だろうな。内政を1人で回さないといけなくなった訳だろう? 普通は兄弟と連携して、助け合って内政をしていくのが普通だろうに。俺たちみたいな例外を除けばだけど」
「そうね。でも暗殺自体はない訳じゃないもの。よくあるとは言わないけれど、無い事も無いのよ。特に次期当主が決まっていなかったり、決まっているけれど別の候補が野心を持っていたりね」
「おっかねえなあ。俺たちの所は早い所決めてしまって、ちゃんと教育しような。第1候補はロレシオだけど、適性があるのかどうかは別問題だし」
「当然ね。次期当主なんて早めに決めておくのが普通よ。決まっていない方が悪いまであるわね。今の所、ロレシオが第1候補であることには変わりないわ。学校を出て来てから、どれだけ成長したのかによって決めるけれど」
「期待に答えられていなかった場合はクラークになるってか。それでも駄目だった場合はファビオになるんだよな。……全員駄目だった場合はどうするんだ?」
「全員駄目だった場合は、一番マシなのを選ぶしかないわね。そうならない様に教育をするのだけれど。ロレシオが無難に成長すればそれでいいのよ」
「貴族の無難がどの辺りなのかが解らないのが辛いな。俺なら合格をあげそうなものなんだけど。その辺の判断は任せるけどさ」
「ええ、任せて頂戴。優秀であるくらいまでには育て上げるつもりだから、あまり心配はしていないのだけれど。少なくとも代官で通用するくらいには育て上げる予定だもの。それに、子爵家で収まるのかどうかも解らないしね」
「……なあ。1つ疑問に思ったことがあるんだけどさ、俺はどうなんだ? ラウレーリン的には俺は当主として及第点を貰えるのか?」
「ハインリッヒは当主としては及第点はあげられるわよ? 決断力がもう少し欲しい所だけれど、発想力と知識があるもの。道が分かれている時には正しい道を選ぶだけの能力はあると思うし、新たに道を作る事も可能だと思っているわ」
……ちょっとだけ嬉しかったのは秘密だ。及第点は貰えていたのか。平民だった俺がだ。これならロレシオも大丈夫だろう。
俺が出来たんだから、出来るさ。息子には苦労をかけるかもしれないが、何とか頑張ってくれ。問題は子爵で終わらない可能性がある所だとは思うが。




