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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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論功行賞までに

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 情報収集は大事。色々と情報が集まってきているが、今回の戦争は向こう側が仕掛けたが、それを細工したのはこちらの辺境伯だと言う事が解ってきた。


 戦争をしたくてした訳だ。勝てる見込みがあったと言うのであれば良いのかもしれないが、特段の理由は無かったみたいだな。


 勝てる見込みがあれば情報が集まってきているこの場では絶対に出てくる話だからな。何せ勝ったんだから。勝った理由があるだろうと。


 隠す必要性がない。隠していないのに出てこないと言う事は、そういう事なんだろうという訳だ。突発的にやってしまった。勝てる見込みも無かったが、他の派閥が伸びるのを座して待つことも出来なかった。こういう事なんだよ。


 気持ちは解らないでもないんだけどな? そりゃあ成果が出ている派閥があるんだから焦るだろうと。特にその派閥は辺境伯家が他国としか隣接していないんだ。


 もう1つの辺境伯家は、派閥に別の辺境伯家がいる。そっちは大魔境と繋がっているから、そっちを開拓すればいい。焦る道理がないな。


 守るだけでも良かった辺境伯家と、守るだけではだめだった辺境伯家があったんだよ。結果的に勝てたから良かったんだけどな。


 沢山儲けさせて貰ったんだよ。もう1つの派閥の方は、アワーバック伯爵家の所属している派閥なんだよな。そっちには売るつもりは無かったんだよ。


 マテスターン伯爵家、いやもう子爵家か。そこも同じ派閥だからな。避けるのは当然の事ではある。問題があった派閥に支援をすると、色々と厄介事が増えるからな。こっちが何も企んでいなくても、企んでいると思われても仕方がない。


 だから、片方の辺境伯家だけに支援をと言うか、物資を流していた訳なんだけどな。武功が付いたんだから、良かったよ。


 金だけ搾り取っても良かったんだけど、折角武功が貰えるのであれば、貰っておいて損はない。その内武勲も貰えるんだけど、功はあって損になる事はないからな。


 恩も沢山売れたし、良いことだらけだ。その内回収したいとラウレーリンは言っているんだけど、何をどうやって回収するんだろうか。


 まあ、さっきから聞こえてくる物騒な話に参加をしているからな。俺は参加しない。無理だから。胃がいくつあっても足りないんだよなあ。心臓がいくつあっても足りないんだよ。置いて逃げ出したい気持ちでいっぱいなんだよ。


 ロレシオは解ってないだろうしな。ロレシオは可愛いなあ。母親に似て顔も整っているし。ちょっと目元まで似てしまったのがな。


 ラウレーリンはつり目なんだよな。それがロレシオにもついてきている。目つきが怖いと言われないと良いけどな。個人的には気にしないんだけど。


「おや、そろそろの様ですな。それにしても遅かったな。もう少し決めてあるものかと思ったのだが、何か不確定な要素があったのか?」


「解らん。あの派閥が他派閥に借りを作ってまで戦争をするのかと言われたら違うだろう。だが、ここまで時間がかかったのであれば、他派閥に何かしらの恩義があるという所だろうな。こちらでは把握していないし、情報も無かった」


「そうだな。占領についても全ての派閥が出て来ての話であるし、王都軍が出てきた訳でもない。何か見落としている事があるのか?」


「私事になりますが、子爵家では大量の魔石とポーションを売りつけましたわね。それを恩と思ってもらえているのであれば、こちらに話があっても良いでしょうが……」


「案外それかもしれんな。攻城兵器を大量に運用しようと思うと、魔石が大量に必要になる。その魔石の出所を聞かれたのやもしれん」


「隠しておきたかったのでしょうが、王に疑問に思われてしまったか。流石に飾りとはいえ嘘は付けないからな。嘘と解れば後々に響く。正直に話さざるを得なかったのかもしれんな。それにしても、どの位の魔石を送りつけたらそうなる?」


「はて? 白金板10万枚以上は数えていませんわね。それはそれは沢山売らせてもらいました。侯爵家は寄子に回さないといけなかったのでしょうが、子爵家はそのまま持っていましたから。在庫処分として高値で売りつけてあげましたけれど」


「ほう。それだな。となると、俺の出番があるのかもしれないな。派閥の長として出向かねばならんかもしれん。ラウレーリン嬢よ、欲しいものはあるか?」


「特には。金銭も貰っていることですし、それ以上は望みませんわね。飛び地を貰っても管理が大変なだけですから」


「だろうな。だが、何かしら貰わねば示しが付かないぞ? 金銭で解決するのは簡単だが、高く売りつけたんだろう? それ以上は要らないだろう」


「そうですね。金銭で貰っても大して旨味がありませんし、どうしましょうか。ハインリッヒは何か欲しいものがありますか?」


「俺か!? 特に何も要らないとは思うし、飛び地を貰ってもな。王領から沿岸部を貰えるのであれば話は変わってくるんだろうけど、無理だろ?」


「沿岸部……、塩ですか。確かに塩であれば欲しいですわね。王領から頂きましょうか。王領を飛び地で貰えればそれでいいでしょうし。公爵様、出来ますか?」


「面白い事を考えるな。確かに塩を確保できる貴族家には限りがあるし、我が派閥にも2家だけしかない。塩の入手経路が増える分には賛成しよう」


「塩か。今の所2家からの調達で不足をしているからな。辺境伯家にも大々的に回してもらいたい。値段は安くするなよ。2家の収入源でもあるんだからな」


「勿論ですわ。しかし、塩が足りていないのですか? 魔道具で生産をしているでしょう? 魔石があれば幾らでも出来るのではないですか?」


「あー、それはそうなんだが。侯爵よ、説明をしていなかったのか? 割と重要な事だと思うんだがな。塩は戦略物資だ。足りないなんて事にはなってはならない。そうだな?」


「それは勿論、承知しております。ですから王命で塩の生産量を決めてはならないとなっているではないですか。上限が無いのですから、自由に作れるでしょう?」


「ラウレーリンよ、塩を作る魔道具でも、塩の生産には時間がかかるのだ。それに、魔石も有限なのだ。普通はな。今の子爵領は普通ではない状態だ。侯爵家でもその2家には魔石を売っていたのだ。それでも時間がかかるのだよ」


「なるほど……。では、塩の生産量を上げることが出来れば、派閥の力を増大させることも可能になるという訳でよろしいのですね? 例え村1つ分であったとしても、塩の生産量は増加させてみせましょう。このハインリッヒがやってくれますわ」


 俺か!? ちょっと待て、俺は塩の生産については何も知らないぞ!? そりゃあ、全く知らない訳じゃないが、海水から塩を煮詰めて取り出す事と、岩塩なるものがあって山から取れるって事しか知らないんだけどな。


 よく解らないけど、仕事が増えるのは確定したみたいなんだよな。今度は何をやらされるんだろうか。王領を貰えたら、塩の開発に専念するのか?


 それはちょっと、どうなのかなと。素人にやらせることじゃないと思うんだけどな。考え直してくれないかな。でも、言い出せないのがなあ。


 なんか公爵様も乗り気だし、もうどうにでもなれって感じなんだけど。結局働くのは俺じゃないし。平民が働くんだし。陣頭指揮を取らないといけないのかもしれないけど、何とかしないといけないんだろうか。何をどうしたら良いんだ?


 問題は結構あると思うんだけど、どうしよう。ラウレーリンが引き受けるものだとばかり思っていたんだけどな。


 さて、問題が増えてしまった。難問だ。どうしたら良いんだろうか。まあ、まだ領地が貰えるという訳ではないし、先延ばしで。貰えたら考えるから。

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