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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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王城でも派閥の会議

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 論功行賞って言っても、派閥で集まるんだよな。当然ではあるんだけど。わざわざ敵対している派閥の所にはいかないって話なんだよな。


 特に俺みたいなのが行ったら、ターゲットにされるだけなんだよ。粗を見つけられてネチネチと攻撃をされるんだよな。だから、派閥で集まるのが普通なんだよ。


 それでも、派閥間での交流が全くないわけではない。敵情視察も必要な事だからな。寄子たちが必死になって情報収集をしているんだよ。


 俺たちか? 俺とロレシオがいる時点で戦力外通告をされている。集まってきた情報を整理する方に回っているんだ。適材適所だな。


 まあ、適材なのかは置いておかないといけないけど。適所ではあるんだが、能力はお察しである。こちらのメインはラウレーリンって事になるんだよな。俺とロレシオは、空気が解れば良いんだよ。今回はそれでいいと思うぞ。


 こちらで集まっているのは、ミッチェルハーロウ公爵とバズビーテイラー辺境伯、マクファウスト侯爵になるんだけどな。その中にしれっと紛れ込んでいる。


 ただ、情報の集まりは中々の様で。俺には価値が解らない事もあるんだけど、4人は色々と情報を交換しては、唸っているところなんだよ。俺はロレシオの手を握って聞いているだけなんだよな。解らないことが多すぎる。


「それでは、向こうから攻めてきたのはこちらの策略があったからと言うのが大きいのか。なんともまあ愚かな事か。上手くいったからまだ良かったものを」


「仕方があるまい。焦っていたのは解っていたからな。こちらが開拓をかなり順調に進めていると言うのは既に大きな噂になっていた。しかもそれは事実なんだから。マクファウスト侯爵家とマクファウスト子爵家が大きく貢献してくれている」


「こちらとしては、出せるのが兵力だけと言うのが心苦しかったのですけれど。開拓民を送る余裕はありませんでした。こちらにも人員が欲しいほどで」


「うむ。こちらも同じだな。軍の強化を推し進めているが、そうなると開拓民を送る余裕が余りなかった。多少は送り出したがそれでも少なかっただろう」


「軍の強化はやはりあれのお陰か。こちらでも資金難が一気に解消されそうな勢いだ。もう少し余裕が出てからにはなるが、寄子たちにも伝えねばな」


「あれがあるお陰で開拓の進みも良い。この分では分配するほかにも新しく貴族家を立ち上げる方が良いだろう。そろそろ前回の開拓の方が仕上がる」


「前回の件につきましては、こちらでは把握しておりませんの。ある程度の詳細な情報を頂いてもよろしいかしら?」


「ああ、いいぞ。とはいっても具体的には言えないが、あれが回ってきたこともあって、準男爵家を4つ程作れそうだな。他に分配は出来ないだろうが」


「仕方があるまい。前回の招集では殆どの貴族家が参加できなかったのだ。我が公爵家と辺境伯家、侯爵家がメインになっての開拓だったからな。しかも、殆どが辺境伯家の持ち出しだ」


「前回は心苦しかったが、こちらも余裕は無かった。今ほどの余裕があるのであれば良かったのだが、これらの研究が実を結びかけていたころの招集だったからな」


「なるほど、そういう事ですのね。という事は新しい家を興すのですか。何方の家から取り立てるつもりですの?」


「そうさな。マクファウスト子爵家はまだ駄目だな。そもそも人を出せまい? そちらの子が長男であろう? 学校を卒業もしていない者を当主に立てるのは駄目だろう。それに、ここに連れてきたと言う事は跡取りだろうに」


「悩ましい所ではあるが、公爵家の方に良い年頃の奴が居るから、1つはそこで良いだろうと私は思っているが。後は伯爵の所の男子を出してくれれば、こちらで婚姻をしてと出来るんだが」


「侯爵家からは男子を2人ほど出せるかと。既に婚姻も済ませている。寄子たちとの婚姻だが、その2人も候補に入れて貰っても構わないぞ」


「貢献度的には何方かだろうな。優秀な方を選んでやれ。後はこちらから出すのも1人だけだ。というよりは、1人しか出せん。こんなにも早くに出すことになるとも思ってもみなかったがな。優秀ではあるのだが、公爵家から出されたと根が曲がらねば良いが」


「そうなると、こちらで2家作らないといけないのか。息子が少ないのも考えものなんだ。娘は沢山いるんだがな」


「いっその事、平民から取り立ててはどうでしょう? 私の場合はそうでしたから。辺境伯家にも冒険爵を沢山送り込みましたもの。その方々とはどうですか?」


「冒険爵か。確かに優秀な人材ではあるだろう。その中から誰かを選ぶのは難しいが、仕方がないか。他の貴族家では反発もあるだろうからな」


「だろうな。家を分けるのは伯爵家以上が望ましい。目覚ましい子爵家や男爵家があるのであれば別なのだが、そういう訳ではないだろう?」


「寄子達で優秀な所はあるにはあるが、領地を任されるくらいの優秀さがあるのかと言われると微妙だな。今後に期待は持てるんだが」


「いっその事転封するか? 理由は無いが、領地が増えるのであれば賛成してくれる者もいるんじゃなかろうか。全体的に領地を増やさせれば反発も少なくて済むとは思うが、どうだ? まあ、推薦できる奴がいるかどうかの心配はあるんだが」


「……こちらには推薦できるだけの家は無いな。皆優秀ではあるんだが、伯爵家はどうなんだろうな? 今回は情報収集に出ていったが」


「こちらも男爵家であればいい家がありますが、準男爵家となると難しい。このために降爵させる訳にもいくまい。領地が少なくなってしまう」


「やはり駄目か。理由なく転封は出来ないからな。いや、出来ない訳ではないが、余計な勘ぐりを入れられても困る。栄転であると言えるのであれば良いんだが、所詮は準男爵領が限界だからな。それ以上も用意は出来るが、前回の成果を考えるとな」


「今回の成果が大きすぎるのがいかん。それと比べてしまっては酷だろう。しかし、少しでも報いてやりたいのが本音だ。少しずつ切り分けるか?」


「それしかないでしょうな。冒険爵を迎えるよりは波風が立たんでしょう。周辺の貴族家に振り分けましょう。これならば3つの家を興すだけでいい」


「今回はな。本当に今回はこれで良いが、次回はどうする? どう考えても開拓が一気に進み過ぎだ。理由があるだけに無視が出来ん。今ですら前回の成果を超えているんだぞ?」


「全くだ。成果が大きすぎるのも考えものだぞ。2つの家で分ける訳にもいくまい。いや、納得はするぞ? 納得はするが、これからの事も考えないといけないだろう。かといって、成果を取り上げる訳にもいかないからな」


「侯爵家と致しましては、程々で構いませんがね。飛び地になりますし、代官を立てるにしても子供がおります。新しく家を立ててもよろしいでしょう」


「子爵家と致しましては、相応の領地が貰えれば納得できますわね。子爵家として恥ずかしくないだけの領地を貰えれば幸いです。かなりの領地になるとは思いますが、考えていただけると嬉しいですわ」


「むしろ伯爵家並みに大きくなりそうで困っているんだがな。下手をすれば侯爵家に並ぶことになるぞ? 計画が進み過ぎることになるとは厄介だ。まさかこんな苦労をしないといけなくなるとは思わなかったぞ」


「大きく領土を貰っていくといい。ラウレーリン嬢はこの程度では止まらんだろうからな。侯爵にまで登り詰める気があるのかね?」


「出来れば、とは思っています。私も侯爵家の娘でしたもの。子爵家で収まるつもりはありませんわね。侯爵家にも成れれば成功したと言えるでしょう」


 巻き込まれるこっちの心配もして欲しいんだけどなあ。侯爵家になったら、本気でいろんなことに巻き込まれそうで。嫌だとは言わないけどさ。

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