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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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まだ終わってなかった話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「は? ポーションを売っても良いのかって報告書が来たのか? 俺の方にじゃなくてラウレーリンの方に来たのか。まあ、妥当な所ではあるのかもしれないが、勿論良いだろ? その位の数は持たせている訳だからな」


「そうね。当然の様にそう返事をしたわ。物資も補充が必要かもしれないから持たせたわよ。こっちに貯め込んでいてもあまり意味が無いし」


「ああ、それは当然だろうな。売るんだからもっとあった方が良いだろう。しかし、今まで売っていなかったんだな。売る前提で持たせたんだが」


 ポーションなんて消耗品なんだ。売る前提で沢山持たせたんだから、どんどんと売ってくれて構わない。むしろ売って恩も売りつけておいてくれる方が良い。


 自分たちだけでは使い切れない量を持たせたと思っていたんだけどな。補充は3,4か月に1回行うつもりで居たんだよな。マクファウスト侯爵家よりは生産量は少ないが、この都市で作られているポーションの量も少ない訳ではない。


 むしろ2号館が建ったくらいには増産しているんだよな。1号館も増築して、今では10階建てになってしまっているんだよ。何処までポーションを作らせるのか。


 まあ、生産量が多くて困ることは無いんだよ。余ったら余ったでいいんだ。足りないよりは余程な。足りないとかいろんなところで問題が出てくるんだよな。


 魔物を狩らないといけない以上、ポーションは必須である。魔物狩りをしないと王都からお金を引っ張ってこれないしな。税金を沢山稼ぎたいなら魔物狩りは必須だから。


 不正を疑われたことは1度や2度じゃすまない。王都から使者は何人も来ているんだよな。それだけ狩っていると言う事なんだよ。まあ、冒険者ギルドを見学させると黙って帰ってくれるから別にどうでもいいんだけどさ。


 そりゃね、正しく支払われているのかが心配になるとは思うんだよ。今までの何百倍も狩っていたら監査も必要だろうとはおもう。


 だが安心して欲しい。ジュラトプスとか言うよく解らない魔物が現れてしまったからな。今後はそれの金額を決めないといけないんだよ。


 出す量は決まっているんだぞ? グランドドラゴンの5倍と言う事でマクファウスト子爵家では決まったんだ。それを王都でどう説明するのかなんだよな。


 説明はマクファウスト侯爵家に任せたんだけど。本家に任せてしまった。次期当主様が頑張って説明をしてくれるんだと思う。いい感じの魔物の筈なんだよ。


 研究用に色々と試させているんだが、まあ皮が凄いんだよ。軽いし丈夫だし、おまけに火にもの凄く強いんだよな。勿論だが、仕立屋連中にいつものをお願いした。


 そうしたら、謎の皮になったみたいなのでかなり使えそうなんだよ。ただでさえ丈夫だったのに、もっと硬くなってしまったんだよな。


 生産品をどうするのかは今後の課題になる。冒険者に売る方がいい様な気がするんだよな。兵士には軽鎧はなあ。見栄え的な意味もあるんだよ。一部の部隊には必要かもしれないけどな。


 そんな訳で、ポーションは売ってしまっていいんだよ。どんどんと売ってやってくれ。この機会に大魔境を大開拓してしまえばいいんだよ。人口は余っているんだから別に構わないだろう?


 いい感じにやってくれ。こっちで使う分は生産するから、遠慮なく使って欲しい。ちゃんと補充もするんだからどんどんと使ってもらいたい。こういう機会でもないと大量に消費するって事が無いだろうからな。在庫を余らせるよりは余程いい。


「マクファウスト侯爵家も沢山作って持っていっているし、そっちも売っているわね。私たちだけ売らないというのもおかしな話でしょう?」


「だよな。補給が無いわけではないんだから、どんどんと売って開拓をしてもらいたいな。大魔境はまだまだ余っているんだから、今の内に切り取ってしまわないとな」


「ええ、領地も貰える事だし、頑張って貰わないとね。それに私たちだけが開拓をし過ぎると派閥から浮くことになるわ。それは避けた方がいいもの」


「あー、それは不味いな。足並みは揃えた方がいいからなあ。貴族がらみで完全に浮いてしまうとやりにくいだろうし。ミッチェルハーロウ公爵家の伺いも必要だろうしな。詳しい事は丸投げさせてもらうんだけど、不味い事は解るつもりだ」


「今はそれだけでも十分よ。もっとも、マクファウスト侯爵家もそろそろ動くとは思うけどね。ミッチェルハーロウ公爵家には渡しても大丈夫だと思うわよ」


「だよな。農業に力を入れているミッチェルハーロウ公爵家に農家が余っているとは思えないんだけど、それでも普通に栽培できるからな。ポーションなんてあって困るものでもないんだし。むしろ魔力ポーションとスタミナポーションは必須だろうしなあ」


「そうね。その2つがあれば、品種改良ももっと捗るもの。いい品種を作って貰いたいものだわ。外に出してくれると嬉しいけどね」


「ポーションを出したら向こうも出してくれるんじゃないか? 何が出てくるのかは知らないけど。香辛料とか砂糖とか、貴重品になるものを出してくれると有り難いが」


「香辛料も砂糖も高級品だもの。どちらかの種は譲り受けたいものね。それは本家に任せましょう。私たちはやれることをやるだけよ」


「まあ、そうなんだけどな。出来ることが多い方がいいんだし、ポーション作りもしっかりとしていかないといけないんだよな」


「そうね。それと本家から移民について言われているわ。ちょっと大規模な移民が来たみたいね。受け入れるのであれば融通すると言われているわよ」


「ん? 王都からの移民についてはもう話し合っただろ? 欲しいよねって話で決着が付いていたはずだが、何か不具合でもあったのか?」


「いえ、王都からの移民ではないわね。マテスターン伯爵家からの移民よ。正確には難民ね。問題が大きすぎてどうにもならないらしいわよ?」


「マテスターン伯爵……って何処だ? そんな家は派閥内にあったか? いや、全部は覚えてないし、マクファウスト侯爵家の寄子も全部覚えている訳じゃないんだけどさ。夜会で聞いた覚えが無いというか。伯爵なら結構重要だから覚えているはずなんだけど」


「ここから一番近い隣の領よ。ダートエミューでお世話になったでしょう? そこの事よ。そこから難民が来ているらしいのよ」


「ああ、あの領地の所か。マテスターン伯爵家って名前だったか。覚えてなかったな。で? そこから難民が来ているのか? なんでまた」


「どうやらまだダートエミューが暴れているらしいのよ。それで幾つもの村が壊滅、町に避難をしていたらしいんだけど、この度食料が底をついたらしいのよね。もう町人も食っていけないくらいには食料が無いらしいの。それで各所に難民として来ているらしいわ」


「は? ダートエミューってどれだけ時間が経ったと思っているんだ? 確かロレシオが産まれた頃だっただろ? クラークも産まれたんだけど。え? 今まで何やってたんだ? 半分くらいは俺が処理したと思っていたんだけど」


「その半分がまだ討伐完了していないみたいなのよね。まだ領地内で暴れまわっているらしいわ。だから農業も出来ないし、食料が足りなくなったわけね」


「……なあ、周りの貴族家は助けに入らなかったのか? 違う派閥ならまあ解らないでもないんだけど、1つか2つは同じ派閥の奴が隣接しているんじゃないのか? マクファウスト侯爵家みたいに全部が違う派閥なのか?」


「いえ、1つは同じ派閥の貴族がいたはずね。というよりも応援には入ったみたいよ? ただ、あれから時間が経っているから、また増えたみたいなのよね。全部で2000万くらいの数がいるらしいわ」


 ……増えてやがる。確か俺が討伐に行ったときも、全体で1500万か2500万だったはずだ。700万くらいは俺が倒した筈なんだよな。増えたのかよ。


 どうするんだろうか。難民が来ることは良いとしてもだな。隣に爆弾がある状態なんだけど。それは勘弁願いたいんだけどな。

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[一言] もしかして適当に討伐調整したら無限リポップになるんじゃ?人は住めなくなるけど。
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