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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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問題の魔道具は?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「問題は魔道具よね。魔道具は領地内でも作れるもの。何か特殊な魔道具でも無い限りは、買うと言う事にならないのではないかしら?」


「だよな。馬のいらない魔道具の馬車よりも馬の方が需要がありそうだもんな。比較的安全だし、経費もそこまでかからない。一番の問題は、どんな魔道具を何処に必要なのかだよな。特殊な魔道具ってそこまで需要が無いよな?」


「意識したことが無いわね。今まではどんな魔道具を売っていたの? まずはそこから把握させて頂戴。案が見つかるかどうかは解らないけれど、何を作っていたのかを知らないと解らないことが多いもの」


「そうですね、昔は汎用結界を生産しておりました。汎用結界とは警備結界よりも高度な技術を用いられて作るのですが、それも近年は真似されて、今では殆どの町が自分の所で作る様になってしまいました。大型のものであればまだ私どもが作っているのですが」


「汎用結界ね。確かにマクファウスト子爵領でも作られているわね。大型がどの程度大きいのかは知らないけれど、どの位大きいのかしら?」


「一番大きいものは、この領都を覆える物でございます。都市全体を魔物から守る汎用結界が一番大きなものとなります。当然ながら設置には細部まで工夫を凝らさないといけない訳ですが」


 うーん、汎用結界か。爺さんも作ってたな。警備結界と何が違うのかって話になるんだけど、結構違ってくるんだよな。主に維持費が。


 維持費は圧倒的に警備結界の方が高い。家1つ分で1日当たり銅貨2枚くらい消費する。何か問題があった時、その10倍くらいの消費量になる訳だが。


 それでも対応してくれるのは泥棒などの人的被害に因るものなんだよな。泥棒の侵入を防いだりするのが主な役割になってくる。


 対して汎用結界は泥棒にも対応しているが、その他に風水害、火事、落雷等にも対応している。それなのに維持費は家1つ分で1日当たり鉄板1枚程度。まあ、何かあった時は1000倍の消費量になってくるわけなんだが、何かが無ければ汎用結界の方がいいんだよ。


 じゃあなんで警備結界なんてあるんだよとは思うかもしれないんだが、警備結界の方が範囲が曖昧なんだよな。というよりも、汎用結界の方がガチガチに固められていると言った方が正しい。


 全部の事を面倒見させようと思うと、屋根の構造から家具の位置までを登録しないといけないんだよ。そのように指定をするからこそ維持費が安いんだよな。


 だから、都市を覆う様な汎用結界となると、もの凄い維持費がかかるんだろうし、技術的にも凄く難しいと思う。専門的にやっていなければ無理だろう。


 難易度が高いのは解るし、領都には欲しいかなとは思うけど、魔石よな。維持費だけでも凄いことになりそうな気がするんだが。


「因みに維持費はどうなるんだ? 警備結界をその規模で張るよりは安いんだろうが、マクファウスト侯爵領領都でどの位の維持費になると見積もれる?」


「そうですね。この規模となると、維持費は金板5枚ほどの魔石が必要になるかと思います。勿論、何もなくという前提条件でという話になります。何かあった場合は、白金板が飛ぶようになると思っていただければと思います」


「だよなあ。そんな規模の汎用結界が必要なのかという話になってくる。領都だから欲しいかもしれないが、普通の都市では必要はないよな」


「そうね。維持費も払えるけれど、後の対処の方が安いもの。わざわざ汎用結界にする必要が無いわね。技術的なものは素晴らしいんでしょうけれど、そこまでするのかという話になってきます」


「そうなのです。維持費もさることながら、いざという時の消費量が多すぎて汎用結界が破られると言う事も多発します。余程魔石に余裕が無いと無理かと思われます」


「他には魔道具で売れ筋みたいなのは無いのか? 汎用結界が主力の商品な訳がないだろう? 今だと割と何処でも作っているからな。何かしらケスラシュミット準男爵家でないと作れない様な魔道具があるはずだよな」


「そうですね。今の主力の商品になりますと魔導書と言う事になります。冒険者の方々にお求め頂くことが多くてですね。軍などの兵士も欲しいものがあるかもしれません」


「魔導書? 初めて聞いたな。具体的な効果はどう言ったものになるんだ? 魔法が使えそうな感じはするんだが、どうだろうか?」


「はい。魔導書は誰でも魔法を使えるようにするものです。魔導書に魔石を吸い込ませ、チャージする必要はありますが、魔導書に書かれている魔法をそのチャージした魔力の量だけ使えるようにするというものです」


「魔法が使えるのか。それは確職で魔法系の職業を貰わなくてもという事なのか?」


「そうです。本当に誰でも使えるのです。使うのにも少しばかり自分の魔力を使いますが、ほんの少しだけです。後は魔道具にチャージされた魔力分を使えるという形になります。なので安全に魔物を倒せると好評を頂いているところです」


 そうか。うーん。魔法使いでなくとも魔法が使える、それは良いと思うんだよな。ただ、それは魔導書が無くても出来るんだよな。修行は必要だが。


 言っては悪いが、確職なんてものがある前から、魔法はあったんだよ。だから魔力があれば誰でも魔法は使える筈なんだよな。


 それを使う魔道具というのもちょっとな。本当に必要なのかとは思うな。しかも、俺たちの所にはポーションがある。魔法はあまり必要ないんだよな。


 ただ、魔法にも種類がある。どんな魔法でも使えるのであればお得かもしれない。例えば鑑定魔法だな。鑑定系の職業が使うスキルだが、魔法で使えれば凄いと思うぞ。


 だってそうだろう? 鑑定系の職業を持った人を魔境に連れていかないといけないのかという話になってくるだろう? その場で鑑定できる手段があれば良いと思うんだよ。まあ、魔力のチャージについてはもう少し改良の余地があると思うけどな。


「その魔力のチャージについては、魔石で無いと駄目なのか? 例えば色んな人の魔力をチャージすることは可能になるのか? そうなると魔石の費用を抑えられるし、平時は魔力なんて必要ないからな。その期間にチャージしておけば良いだろう?」


「……なるほど。人の魔力をチャージするのですか。出来ない訳ではないと思われます。改良の余地はあるかと。その方が商品としてもいいかもしれません」


「それと、魔法しか使えないのか? 例えば鑑定系のアクティブスキルと同じような魔法は無いのか? それがあると色々と便利だと思うんだが」


「鑑定系のアクティブスキルですか? そう言った魔法もありますので出来ますが、そこまで便利なものですか? 鑑定系のアクティブスキルですよね?」


「ああ、そうだ。魔境で採取の依頼を出すときに、何を取ってくれば良いのかが解るからな。草だと似たような物も多くある。それを判別できるだけでも魔法の価値はあると思うぞ。具体的にはマクファウスト子爵領では売れるな。確実に売れると思ってくれ」


「確実に売れる!? 攻撃魔法ではなく、鑑定系のスキルを模した魔法が、ですか? あの、他にはありませんか? 魔導書とは最大20までの魔法を収納できるのです。1種類の魔法だけを使えるようにするだけでは勿体ないので、何か他にはありませんか?」


「他にもか。他には、そうだな。魔物を探す魔法は無いか? 冒険者が必要だと思う魔法は幾つもあるのかもしれないが、それは調査してみないと解らない。だが、魔物を探す魔法は欲しいと思うぞ? 特に特定の魔境の冒険者であればな」


「ありますあります。それも一緒に魔導書に入れさせて貰っても良いですか?」


「それはそっちでやってくれればいい。後はそうだな。マクファウスト子爵領とマクファウスト侯爵領で調査をした方がいいな。必要な魔法なら冒険者に聞くのが早いだろう」


 聞けば答えてくれると思うんだが。自分たちが欲しい魔法についての事なんだからな。魔導書なんてどうやって作るのかは知らないが、魔法が修行無しで使えるのは大きいよな?


 苦労しないと無理なんだから。楽して魔法が使えるのであれば、使いたい人もいるかもしれない。特に冒険爵なんかの未知の領域に進む冒険者にとってはな。

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― 新着の感想 ―
[一言] 誰でも遠距離魔法攻撃20発使えるだけでも凄いけどなあ。特に兵士に集団で使わせたら圧倒的過ぎてもう戦争にならない。しかもその後に例の武装と鍛練された強化兵士の突撃となれば虐殺でしかないな。
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