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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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まずは1つ解決策を

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「我が領内では、馬を主要な産業としているのですが、馬というものはそもそも増えにくく、需要もそこまで無いのです。貴族である我々は馬車に乗りますが、それ以外で言うと騎兵なんかが取引先になるのです。しかし、そもそも魔境では騎兵を使う事が少なく……」


「私の所では化粧品を主要な産業にしているのですが、顧客が貴族しかいなく。それでいて他の貴族家でも作っておりますので競争が激しいのです。また、自前で作る所も多く有り、売れ行きが良いかと言われたら難しい所ですね」


「私の場合はもっと悲惨ですな。魔道具の高級路線をいっているのですが、そもそも魔道具というものは手頃な値段で平民に売るものというのが常識となっております。貴族用の魔道具では色々と限界があり、揃えてしまえば後の収入は寂しいものなのです」


 あー。一癖も二癖もありそうな産業だな。正直、それでいいのかと言われたら駄目だろうと回答してしまう。特に化粧品と魔道具だな。


 化粧品については、これはマクファウスト侯爵家では作っていないらしい。フェルポント男爵家が化粧品を作っているため、そちらから買うようにしているのだ。


 ただなあ、大量に必要なのかと言われたら、必要ではないんだよな。ラウレーリンも持っているが、頻繁に買うものでもない。


 種類は沢山あるらしいんだけど、用途で使い分けているため、減る量が少ないんだよな。これについてはラウレーリンも言っていたことがある。


 平民でも化粧をするように仕向ける方にシフトしていかないといけないんだろうが、平民が金を持っているのかという話が出てくるだろう? 普通の平民は金を持っていない。


 例外として、マクファウスト侯爵家とマクファウスト子爵家の平民はある程度金を持っている。アルローゼンの平民は結構金を持っているからな。


 使えるとは思うんだがなあ。使い方を知らないのが一番の問題なんだろうが。使い方が解らなければ買わないだろう?


 金を持っている平民はいるのだ。そこに買ってもらえばいい。使い方を教える役の人が必要になってくるんだけど、どうしたものか。


「なあ、ラウレーリン。化粧品なんだが、平民に使ってもらっては駄目なのか? こういったらなんだが、金を持っている平民は結構いるだろう?」


「そうね。平民にも金を持っているものはいるわね。化粧品の消費先としては有りでしょう。問題はどのようにして売るのかですが」


「そもそも使い方が解らないだろう? だから使い方を教えながら売るというのはどうだ? それか、化粧をする店を作るかだな。人にやって貰うってのは有りじゃないか?」


「始めはそうするしかないでしょうね。そもそも使い方が解らないと言う事なのだから、使い方を教えながら販売すると言う事をすれば、何とかなるのかしら?」


「だと思うぞ。そもそもラウレーリンは誰から化粧のやり方を習ったんだ? 自分でやっているだろう? 独自でって事は無い筈だと思うんだけど」


「お母様からね。貴族家では代々教えられているはずよ。ああ、そういう事。平民もそれで良いと思うわ。一度教えれば親子で共有していくでしょうし」


「おお! マクファウスト子爵領では、平民でも化粧品を買うだけの資金力があると言う事なのですかな? それだと大きく顧客を伸ばせそうなのですが」


「化粧品を買う余裕はあるでしょうね。化粧をするという事がないから、化粧の何たるかを教えて貰える人を寄こしてもらう必要はあるけれど」


「それであれば是非! 領都の平民には安く化粧品を売っております。化粧を出来る平民はございます。そちらに何人か派遣させてもらいたいと思います」


 アルローゼンの平民は金は持っているからなあ。娯楽って事になるんだろうけど。女性だけだよな。多分だけど。男性で化粧をしたい人がいるのかどうか……ああ、居るな。


 あそこなら需要があるだろうし、金も持っているな。女性も沢山いるが、男性も結構な数がいるし、流行らせるのも悪い事じゃないと思う。


 というか、それなら他の貴族家でも売れるんじゃないか? 無い町は無いというくらいにはあると思うし。特に魔境が盛況なら絶対にあるだろう。


「なあラウレーリン。娼館街に化粧品を売り込むのは駄目か? そうしたら男性も女性も買うと思うんだが、どうだろうか? あそこはまずは顔だろう? 顔がよければそういった需要はあるし、化粧品で顔を良くしておけば客も増えるんじゃないか?」


「娼館街ねえ。有りじゃないかしら? そもそもそういう人ほどお金を持っているだろうし、相手も冒険者がいれば困らないものね。それに娼館街ならどの貴族家にもあるから、売り込むのは有りだとは思うわ。派閥の中の貴族家だけでも相当な利益になるはずよ」


「おお、おお! 娼館街でそういう需要が。確かに見た目が良い方が娼婦も男娼も売れるでしょうね。それは盲点でした。そうなると、凄い数の化粧の指導員が必要になりますな……。平民の仕事には丁度いいかもしれません」


 うーん。指導員に平民を使うのも賛成なんだが、産業に穴が空かないか心配だな。他の人員でどうにかするんだろうけど、大々的に広めるには人員が足りない気がする。


 徐々には広められるだろうが、爆発的に広めようと思うと難しいな。指導員はどうしても必要になってくる。それと懸念点はまだあるよな。


 化粧品の生産力がどのくらいあるのかだ。爆発的に広めました。需要が高まりました。生産力が足りませんでは話にならないからな。


 そこを他派閥の貴族に取られましたでは意味がない。商品が足りませんでは意味がないんだよ。需要を掘り起こすんだから、供給に関しても考えないといけない。


 ポーションと同じだ。需要が無限にあるのに、作れる数が少しでは冒険者の活動に支障が出るんだよ。競合相手がいるのであればなおさらだな。


「生産力はどのくらいあるんだ? それによって何処まで広げるのかを決めないといけないだろう? ラウレーリンも何種類もの化粧品を持っているが、種類の豊富さと生産数を両立出来るのか? 出来なければ、種類を減らすしかないとは思うが」


「……そう、ですね。生産力までには考えが至りませんでした。今だと2倍が精々です。それ以上になると素材が足りません」


「だろうな。生産をするのであれば、まずは素材の確保からだ。そこは1番初めに考えないといけない。需要があるのはあるんだから、まずは作る事が先決だ。生産品が無いとなると、他の派閥の貴族家からの商品を輸入されてしまう恐れがあるぞ」


「ただ、そうなると資金が足りません。主要産業とはいえ、そこまでの税金を回す原資がありません。今の生産規模を維持しながら、素材を増やしていかないといけないとなると、10年は見て貰わないといけないかと思います。それでやっと5倍程度になるかと」


「5倍か。足りないな。需要はそれこそ50倍ほど掘り起こせそうなんだ。主要産業であるという事で、税金を大量に回さないとそれこそ他の貴族家からの介入を許すことになるな」


「ならば簡単でしょう? マクファウスト子爵家がお金を貸しましょう。利益が上がれば返してくれればいいわ。なんならマクファウスト侯爵家からも出資してもらいましょう。お金の問題なのであれば簡単な事です。資金さえあれば何とかなるのでしょう?」


「は、はい。資金さえあれば何とかなると思います。人手は……ちょっと足りないかもしれませんが何とかして見せます」


「人手は王都から移民を受け入れればいいわ。マクファウスト子爵家でも近々2万人の移民を受け入れますもの。王都も手放したい人手は沢山ありますから」


 王都の民はどうしてそんなに余っているんだろうな? 不思議でならないんだけど。余っているのであれば、貰うだけなんだけどさ。


 とりあえず、フェルポント男爵家の問題はこれで解決だな。化粧品は良い娯楽になるだろう。フランチを買われるよりも健全だしな。

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