冒険者がどんどんと入ってくる
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冒険者が増える増える。良い感じで増えていっている。5万人減ったからな。まだまだ増えて貰わないと困るんだけど。とりあえずは順調だぞ。
噂は確実に流れていっている。行先は指定していないから、マテスターン伯爵領に行った人が多いんだろうけどな。正直何処でも良いんだよな。
冒険者が流れ込んでくれば何処でも構わない。個人的にはアワーバック伯爵領から流れ込んでくれると有難いとは思うんだけどな。
薬の出処がそこだろうという事だからな。意趣返しとしては良いだろうと思うんだよな。まあ、問題と言うか、懸念がない訳ではないんだけどさ。
マテスターン伯爵家とアワーバック伯爵家は同じ派閥だと言う事なんだよ。敵対したら、マテスターン伯爵家を相手にしないといけないんだよな。非常に面倒なんだけど、そればかりは仕方がない。先に仕掛けてきたのは向こうだからな。
こっちの言い分はという事だが。向こうの言い分はこっちが先に仕掛けたことになっているだろうと思っている。冒険者の件でな。
引き抜きを正式にし始めたのは、薬が出回ってからにはなるんだけど、移動をしていたのはもっと前だからな。だから食い違いはあるとおもう。
そんなのは言い訳に過ぎないので、こっちとしても相手にするつもりは無いんだけども。しょうがないだろう? 冒険者が拠点を変える事なんて幾らでもあるんだからな。自分たちに都合のいい拠点を持つに決まっているだろう?
冒険者が暮らしやすい都市づくりをしていれば良いだけなんだよ。俺たちは何方かと言えば、都市民に重点を置いているんだけどな。冒険者は勝手に増えるし。
都市民が過ごしやすい都市づくりをしているんだよ。冒険者も過ごしやすいことに越したことは無いんだけど、まずは市民だ。定住者を優遇することは当然だと思うんだよ。
冒険者もある程度は優遇していると言うか、宿屋の増設なんかを支援しているから、住みやすくはなっていると思うぞ。飯屋もどんどんと増やしているしな。
娼館街は冒険者が増えれば大きくなるのも当然なんだよな。市民も使っているけど、メインになるのは冒険者だし。金を持っていて、日頃のストレスの捌け口をとなると、そこくらいしか無いんだよな。風呂は作ったけど、娼館には負けるだろうな。
風呂も繁盛しているんだよな。想定以上に市民が使ってくれている。冒険者はまあまあって感じだな。帰ってきたら風呂に入るって事になっているみたいだ。
後は娼館街の人たちが沢山使ってくれている。冒険者相手にも風呂に入ってから来いと言っているくらいには利用してくれているんだよな。
そりゃあ、相手をする人の気持ちも考えるとな。汚れた体で来られても困るだろうし。綺麗な体の方が良いのは確かだろう。
相手をする側にしても、相手を選ぶ側にしてもな。綺麗である方が得である。なので、娼館街の利用者が風呂場の利用者トップになっている。
だから、ミッチェルハーロウ公爵領領都では娼館街に風呂屋があったんだろうな。それ以外の所でもあるんだろうが、探索範囲は広げられていなかったからな。他の場所にもあるとは思うんだよ。何処にあるのかまでは知らないけど。
そんな訳で、どんどんと冒険者が入ってきている。多くは雑魚級と初心者級なんだけどな。質の低下はやむを得ない。場数を踏んでもらうしか無いんだよ。
場数を踏めば、ある程度の所までは行くと思うんだよな。一番の問題のポーションが手に入らないって事が無いんだから、ある程度は出来るだろう。
それに、こう言っては何だがアルローゼンでは冒険者同士の助け合いが普通になってきている。昔から考えてもこれは稀な事なんだよ。
基本的には冒険者は競い合うものなんだよ。狩りの効率もそうだし、採取を行うにしてもそうなんだ。獲物や採取物にも限度がある。
だから取り合いと言うか、殺伐としているんだけど、ここの魔境にはキャンプ地があるからな。ポーションもあるしキャンプ地もあれば、協力することも出来る。
特にキャンプ地があるという事が異例らしいからな。キャンプをするのであれば、ポーションなどの物資は必ず必要になって来るし、他の冒険者との兼ね合いも大きい。夜番を誰がどのようにするのかも決めないといけないからな。
そこで冒険者同士がコミュニケーションを行う事によって、連携を可能にしている。取り分なんかは事前に取り決めておけば大丈夫なんだよな。
それに、緊急時に助け合いが出来ると言う事が大きい。何かあった時に助けを呼べるのと、呼ぶ声に答えることが出来るというのは本当に大きな事なんだよ。冒険者の死亡率が飛躍的に下がるからな。冒険者も負けることはあるんだよ。
勝ってばかりではない。負けることも当然にある。連戦に連戦を重ねてしまったとか、群れが予想以上に大きかったとか。理由は色々だ。
負けイコール死となってしまうと、冒険者が育たないんだよな。負けても再起できるようにしておかなければ冒険者は育たない。
そういう訳で、冒険者にとっても理想的な狩場になりつつあるんだよな。助け合いは基本の様に思えて、ハードルが高いんだよ。
今後もこの空気を変えたくはない。なるべくいい雰囲気で冒険者活動をしてもらいたいものだな。そうしないと徴兵するときに困るんだよな。
大氾濫、スタンピードの時に欲を出されて孤立することはあり得るからな。周りが信用できないと逃げ腰になるし。負ける確率があがってしまう。
それは避けたい所だからな。俺が指揮官なんだよ。負けたら死ぬ可能性が高いのがスタンピードだ。負けは許されていないんだよ。生き残る可能性はあるけど、指揮官としては死んだも同然だよな。負け込んでいる指揮官について来たいかと言われたら嫌だろう?
頻繁に起きて貰っても困るんだけど、冒険者が連携してくれることで、負けの確率が下がるんだから、どんどんと協力してもらってだな。
魔境のキャンプ地もどの方面でもどんどんと増えているし、良い事ではあるんだよ。兵士との仲も良好なのが良いよな。兵士だからと言って偉ぶる奴は必要ないし。
兵士も冒険者も立場は違えど、戦闘を熟す仲だからな。協力は必須だ。自惚れ兵士は必要ない。そういう教育をしているからな。これはラウレーリンが主導していた訳だけど、今は俺が引き継いでいる。まあ、大半の兵士が冒険者上がりなんだけどな。
それも原因の1つではあると思うんだよ。冒険者から兵士になったんだから、冒険者と仲が悪いわけではないんだよな。強くなって勘違いをする奴も居るんだけど、矯正はしているぞ。ベテラン勢がちゃんと仕事をしてくれている。
「ハインリッヒ様、少々お時間をよろしいですか? 例の薬の件でお話が」
「ん? なんだ? また何処かで流行り始めたのか? それだと見逃したことになるから、結構まずい事態なんだが」
「いえ、見逃したのではありません。捕まえたのです。本日の荷物検査で薬を持ち込んでいた商人が見つかりました。現在捕らえて牢屋に放り込んであります」
「そうか! 捕まえたか。ラウレーリンの方にも報告は行っているか? 行っていなければ伝えてくれ。それと、暗視ポーションを持ってこい。牢屋に向かうぞ」
「ラウレーリン様にも既に伝えてあります。それでは準備いたします」
よしよし。来てくれると信じていたぞ。どうやってここまで来たのかは知らないが、ここで捕まったのが運の尽きだ。
薬の正しい使い方を教えてやらないといけないな。もっとも、使われた本人は覚えていないだろうけどな。そういうたぐいの薬だし。




