夜会前に会議
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色んなところからどんどんと貴族が集まってきている。日に日に増えていっていたからな。何処の家が到着したとか情報が入ってくる。本家であるマクファウスト侯爵家も来たようだ。
軽く打ち合わせはしたぞ。マクファウスト侯爵家は4人で来たみたいだな。今回は当主夫妻と次期当主夫妻で来たみたいだ。子供は置いてきたらしい。向こうは面倒を見てくれる人が沢山いるからな。
俺たちは流石にロレシオを置いてくるわけにはいかなかった。赤ん坊には辛い旅かもしれないが、暫く留守にするからな。長男でもあるし、何かあったら困るんだよな。
まあ、侯爵家当主夫妻がロレシオを可愛がり過ぎていたんだが。赤ん坊は可愛い。それは共通の認識だな。顔見せ出来ただけでも良いんじゃないか? ロレシオは覚えてないだろうけど。
で、情報を共有したわけなんだが、例の薬に関してだ。なんとアルローゼンを狙い撃ちにされたらしい。他の都市町村では見つからなかったんだそうだ。
これは疑問が残るな。アルローゼンを狙い撃ちにされる理由が解らない。冒険者が引き抜かれ過ぎたからか? それにしてはアルローゼンが起点であるとよくぞ調べたなと思うんだが。
単純に、冒険者が多い都市を狙ったというべきなんだろうか。マクファウスト侯爵領で冒険者の数が一番多いのはアルローゼンだ。領都でも200万人もの冒険者は居ない。というよりも、領都の付近の魔境は、そこまで危険な魔物がいないんだよな。
そういう場所を選んでいるからというのが一番の理由だが。スタンピードは怖い。比較的安全な所に構えるのが普通という訳なんだよ。
何処の誰が狙ってきたのかは知らないが、まず間違いなくハースベック王国内の貴族であるという事で話は進んでいる。確定はしていないが、隣の領地の貴族だろうという事も話し合っているな。狙われる理由は、冒険者の大規模な移動の件についてだろうと。
だから5つの貴族家ではないかと絞り込んでいる。隣接する領地が5つあるんだが、その中のうちの1つだろうと。最有力候補は、ダートエミューを押し付けてきたマテスターン伯爵家だな。
そこからシュティグロート伯爵家、アワーバック伯爵家、ララホルム侯爵家、ロッテンホルン伯爵家となる。この4つの家は何処も冒険者を取られてはいるが、アルローゼンからある程度遠いんだよな。一番近いのがマテスターン伯爵家になる。
動機はあるし、前例もあるからマテスターン伯爵家で間違いないんじゃないかとは思うんだが、それは当主様が否定した。そこまでの頭が無いそうなんだよ。
薬を売りつけて疲弊させようとするには、ある程度策略と言うか、暗躍を得意とする貴族家でないと難しいとのこと。マテスターン伯爵家であれば、早々に証拠が出てきているだろうと。
嫌な信頼もあったものだとは思うんだが、となると、残りの4つの家のどれかになる可能性が高いのか。残りの4つの内で一番怪しいのがアワーバック伯爵家らしいが。
何でも、次期当主がそういう系統に適性があるらしいんだよな。現当主では無いだろうとの事なんだ。暗躍に適性があるというのも考えものなんだが。
情報としては出回っていることなので、ある程度は信用できるんだと。かなりのやり手だと自認しているそこそこの奴という噂だそうだ。非常に面倒な感じの奴だな。
変に自信がある奴ほど、碌なものではないんだよな。……自分には目を瞑るが。錬金術に関しては、俺も人の事を言えないしな。ラウレーリンに指摘されてしまったからな。
まあ、それは良いとして、アワーバック伯爵家か。隣だから仲良くとはいかないんだよな。隣だからこそ喧嘩になるんだよ。別の派閥だしな。
同派閥であれば、ある程度は簡単なんだよな。金銭で解決するか、人員の補充で解決するか。寄親のミッチェルハーロウ公爵家の力を借りて示談にする方法が一番簡単なんだよ。
他派閥だからな。穏便にはいかないだろう。内戦にするつもりは無いんだけどな。負けるつもりは毛頭ないらしいが、そもそも敵国がある状態で内戦を起こす馬鹿が何処にいるんだという話でもある。馬鹿は何処にでも居るので質が悪いんだが。
今回の派閥の席でもミッチェルハーロウ公爵家の耳には入れておくそうだ。最悪は派閥間抗争が始まるんだよな。今は何処も敵対はしていないが、仲が良いわけではないという所か。
派閥は5つある。大公爵は今は1つだけあるんだが、ここはそもそも王国直系の派閥だ。故に無視。王国直系の派閥は基本的には法衣貴族ばかりなんだよ。だから発言権が弱いとも言えるし、国王を立てているから強いとも言える。よく解らない所なんだよ。
それ以外で5つあるという事なんだよ。そして公爵家が5つある。その5つが派閥を作っている訳だな。国王と公爵だけの会議なんかもあるくらいだぞ。仲が良いわけがないんだよな。特に、ミッチェルハーロウ公爵家は一番発言権が大きいので、好かれるわけがない。
その下の辺境伯が6、侯爵が8、伯爵が14、以下その他大勢が300以上。俺とラウレーリンは子爵だから。その他大勢に入っている。ここは増えたり減ったりが多いから数が解らないんだよな。
因みに、ミッチェルハーロウ公爵派閥は全部の家を合わせて70である。俺たちも子爵の枠で入っているぞ。増える前までは69だったという事だな。後、これは領地貴族のみでの話だ。
法衣貴族は解らない。正確に何人いるのかは知らない。王国の制度上、把握は無理だ。冒険爵も法衣貴族だからな? マクファウスト侯爵家で何人の冒険爵が出たと思っているんだ。
数えている訳がない。管理できている訳がないじゃない。アルローゼンでも1000人を超えているんだぞ? 法衣貴族の数なんて数えていられない。
増やし過ぎた俺がいうのもなんなんだが、その位に爆発的に法衣貴族が増えているんだよ。管理は無理だ。ラウレーリンも把握をしてないと思うんだが。
そして、一応なんだが平民が法衣貴族になる方法は他にもあるんだよ。王都限定の事ではあるんだけど、文官の試験があるんだよな。それに合格すれば、法衣貴族になる事が出来る。
名乗っても良いですよ、1代だけですけど。って話だ。文官だが、騎士爵が与えられる。王城を見れば、その辺に騎士爵が沢山居るんだよな。そして、基本は国王派閥に入る。
あくまでも基本はなんだよな。その他の5つの派閥に入ることだってある訳だよ。現に何人かは居るからな。引き入れたんじゃない。最初から入っていたんだけども。
簡単に言うと、文官に適性のありそうな奴を送り込んでいるともいう。俺たちみたいな貴族は文官を抱え込みたいけども、本家みたいな所になってくると、文官はいくらでもいる。その内見込みのありそうな者を試験を受けさせて王城で働かせる。
貢献しているように見えて、情報を抜いているだけなんだけどな。文官としてはちゃんと働いているけど、派閥の仕事もあるからって感じだな。
そんな訳で、誰も法衣貴族の数なんて把握していないんだよ。マクファウスト侯爵家だけで冒険爵の半分以上が居そうなんだけどな。増やし過ぎた感はあるが、貰えるんだから貰っておけば良いだろう? 損は無いんだし。義務も特に無いしな。
冒険爵なんて名誉だけだぞ? 騎士爵になりたければなる方法があるってだけで。誰も宮仕えが良いとは思わんだろうな。自由な冒険者のままで良いだろう? それでいいんだよ。
だから、こういった夜会に呼ばれるのは領地持ちの貴族だけだ。俺たち? 一応アルローゼンはマクファウスト子爵家の領地って事になっているから。侯爵家の領地でもあるんだけど。その辺は割と複雑なので、考えない方がいいぞ。俺は考えるのをやめた。
70家も集まるんだから、すげえよな。それを仮にでも住まわせる事が出来るんだから、公爵城がどの位大きいのかが解るだろう。本当に凄いよな。
そして、派閥間抗争にならないと良いんだけど。派閥間抗争になった場合、俺たちが受け持つことになるのはマテスターン伯爵家なんだよな。一番近いから。
面倒ごとはごめん被るんだが。前線になんて出たくない。指揮官もちゃんと育てているぞ。何のために部隊を分けて運営していると思っているんだ。俺が矢面に立たなくても良い様にである。内紛なんて面倒なものに巻き込まれたくはない。
当時者なんだけどな。仕掛けられている側だからな。なんで放置してくれないのかね? 放置で良いじゃないか。害はあるかもしれないけどさ。
冒険者を繋ぎ止められなかった自分たちが悪いんだから、こっちに当たらないでくれるか? こっちは内政で忙しいんだよ。面倒ごとは避けたいんだよ。




