剣士のパッシブスキル
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そんな訳で、剣士の職業を与えられた3人を招集した。理由は説明した通り。剣士のパッシブスキルにスキルポイントを振ってLvを上げて貰う事なんだよ。何か得るものがあれば良いんだが。
そして、剣士のパッシブスキルは3つ。『剣士の心得』と『剣術理解』と『掌握の剣』だ。丁度3人集めて貰ったのはこの関係だな。これで全てのパッシブスキルの検証が出来る。
名前からはそんなに強力な感じはしない。確かにこれではパッシブスキルに振りたいと思う気持ちは無くなるだろうな。アクティブスキルも聞いたが、そっちの方が強そうだったもの。
しかし、今回集まって貰った彼らは剣士として戦うことは無い。都市内で普通の職業に就いてもらっている人ばかりだ。時間を作って貰う関係で、補充要員には兵士を使っている。
「諸君、集まって貰って感謝する。内容は聞いている通りだ。諸君の使っていないスキルポイントをこちらの指定するパッシブスキルに振って貰う事になる。それは大丈夫だよな?」
「はい。大丈夫です。元よりそのつもりで来ました」
「まあ、どうせ使ってねえしな。何に振らされても一緒だ」
「本当にこれだけで金が貰えるんだよな? お貴族様が約束を破るとは思わねえけど」
「報酬はちゃんと出すから安心しろ。それでは、デントは『剣士の心得』にスキルポイントを10ポイント振ってくれ。クリストルは『剣術理解』、トラットリオは『掌握の剣』だ。10ポイント残してもらっていると思うんだが、全部それに振ってくれ。それが今回の依頼だ。その結果次第で、今後も忙しくなる可能性はあるんだが、まあそれは追々だな」
勿論、全部だ。全部に振って貰う。本当はLv30にまでしてみたいんだが、流石にな。魔物と戦ったことがない者に戦えとは言えないし、しかもアクティブスキル無しでやれと言うんだからな。
無茶なのは解っている。今後の事も考えると、そうしてもらった方が良いんだけど、そもそも戦おうと思わなかった人に戦えとは言えないだろう? 覚悟が無いんだから。
俺もその口だし。戦争に参加する覚悟も何も無いんだよ。無理やりに連れていかれたが。前線になんて絶対に出ないからな。びびって逃げ出すまでが一連の流れになるだろうな。
さて、スキルポイントを振って貰った結果はどうなんだろうか。何か変化はあるんだろうか。何かしらの変化はあると思うんだ。全く無意味と言う訳では無いと思うんだよな。
「さて、スキルポイントを振って貰っただろうか? それで、何かしらの変化はあるか? 一応、変化が解るかどうかの意味で、木剣を持ってもらいたいんだが、どうだ?」
「ん? んー、なんとなく構えなんかが解る様な気がします。こう構えるべきだと言うのが解る気がします。具体的にどうだって言うのは、ちょっと、解らないんですけど」
「俺はなんて言うの? こう振ると良いんだってのが解る感じかな? 力の入れ方っての? そんなんが解る感じがする。適当に振ってみるのとは違う気がするな」
「うーん。俺はパッとは解らねえ。何か変わったのか解らねえな。持ってても振っててもそんなに違いが解らねえ」
そうか。『剣士の心得』では構える姿勢が解り、『剣術理解』では振り方が解ると。そして『掌握の剣』は良く解らない。そういう結果になった訳だな。
これを言葉にするのは難しそうだな。知識であれば、書物に書き写せば良いのかとも思ったんだが、感覚的なものだったのか。それなら、色々と考えが変わってくるな。
この3人で何が違うのかを考えないといけないんだが、そうだな。とりあえず、戦ってもらうか? 対人戦闘になる訳だけど。それが一番手っ取り早い気がするな。
ここにいる兵士は結構な手練れではあるんだが、その兵士相手に何処まで通じるようになったのか、それを確認してみたい。だから、全員剣を使う者で集めたんだけど。
「とりあえず、模擬戦といこうか。兵士と模擬戦をやって貰う。兵士諸君は寸止めを心がけてくれ。怪我をさせない様に。させてもポーションで治る傷にしておいてくれ」
「え? 戦うんですか?」
「なあ、お貴族様。それは無理じゃねえか?」
「かなり危ない気がするんだが、大丈夫なのか?」
「大丈夫だ。兵士を倒す気でやってくれ。無論倒してくれても構わない。倒された兵士諸君は強制的に訓練に参加をさせることにするから。怪我もポーションで治るはずだからな」
「え? はい……。解りました」
「どうなっても知らねえ。もう自棄だ」
「戦えるわけねえだろ。剣なんて初めて握ったんだぜ?」
「戦ったことがないのは承知の上だ。初めは兵士諸君は受けに回ってくれ。攻めるのは少ししてからとする。最低でも1分は耐えるように。それまでに負けるようであれば、再訓練だな」
勝てるとは思っていないが、どうなるのかには興味がある。これで戦えるのであれば、パッシブスキルを見直さないといけない事になるんだが、はてさてどうなるんだろうな?
兵士の剣術は、まあ普通だな。対魔物に特化してしまっている節はあるが、普通だ。訓練も行ってはいるが、そもそも軍隊の剣術ってものが特に無いらしいんだよな。我流では無いんだけど。
一応見本と言うか、こうあるべきってのは、伝えられてはいるんだが、そもそも既に機能していなかったりする。だって兵士が爆発的に増えたからだな。冒険者からも結構引き抜いたし。
だから、冒険者流の剣術と元々の軍式の剣術がごちゃ混ぜになっているんだよな。何が正解なのかも解っていない感じだな。正解があるのかも怪しい所ではあるんだが。
俺も詳しくないからなあ。そもそも錬金術師なんだから、剣に詳しいわけがないんだよ。とりあえず、軍の監督をやっているから口を出しているけどさ。錬金術をやっていればいいはずなんだよ。
剣の腕を見るのだって、良く解っていないんだからどうしようもないんだが、兵士諸君が何か得るものがあれば良いんだけどな。簡単にはいかないんだろうな。簡単であれば、苦労はしないんだよ。
とりあえず、模擬戦をやって貰ってからの話になる。やって貰った結果、どうだったのかを評価せねばならない訳なんだがね? どうやって評価しろと言うのか。こういうのは専門家が欲しい。
専門家を雇用するって言っても、剣術ギルドや剣士ギルドなんて無いんだもんな。昔も無かったから、今も無いのは当然なのかもしれないけど、職業があるんだから、あっても良い気がするんだよな。
剣を教える人が1人や2人居ても良い気がするんだが、さて、どうしような? この実験で何かが解れば一番良いんだが、結果はこの後にしか無いんだよな。とりあえず始めるか。
「では、模擬戦始め!」




