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【書籍化】庭師の錬金術師【★10月10日★販売!】  作者: ルケア


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対ダートエミュー戦争2

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 なん、だと。斥候の放った一言に唖然とするしか無かったんだが、え? どういうことだ? ここまで準備させておいてからの、誘導の一部失敗だと? ふざけてんの?


 斥候からの情報では、引き連れてこられてたダートエミューは200万程度。300万は、失敗したらしい。なんでも、マテスターン伯爵の兵士がミスったらしい。


 マテスターン伯爵、無能。斥候、工作員には、優秀な人を付けないといけないんだぞ。それをしていない時点で、無能確定だろ。ここまでの準備は要らなかっただろ。


 とりあえず、付かず離れずでこちらに向かってもらっている。配置に対しての指示は先ほど行き渡らせた。配置さえ失敗しなければ、負けは無いからな。余裕をもって迎え撃つ。


 しかし、なんだな。戦力は増やしたのに、敵が減るとは。誤算も良い所だよ。何やってんのって言いたい。押し付けるのであれば、失敗するなよな。ちゃんと全部こっちに向けてくれないと。


 人材不足なのかねえ? そんな事も考えられるくらいには、余裕ですよ。配置に付いている兵士の士気は、ちゃんと保たれているな。各部隊長には、500万って言っているからな。


 そりゃあそうだろう。200万でしたって報告は出来ないって。推定500万、想定800万、万が一1000万で考えていたところに、200万でしたって言ったら、士気が下がる。


 兵士諸君には、500万だと思って、戦闘をしてもらう。まあ、気が付いたら、終わっているって形になるんだろうけどな。作戦的には、間違っては居ないだろうと思う。


 本来は、正しい数を報告しないといけないと思っている。思っているが、流石に半分以下になりましたでは、なあ。気が抜けるだろうよ。特に初心者連中が。


 ただでさえお荷物なのに、これ以上お荷物になられたら困るんだよな。初級の奴らだって、死ぬかもしれないんだからさ。中級にでもなっていれば、死ななくても済むんだろうが。


 偵察部隊が帰ってきたな。その後ろに、沢山のダートエミューが付いてきていることも確認できた。よしよし、とりあえずは、これで良い。偵察部隊には、後は休んで貰うとしてだな。馬も疲れただろうからな。労わって貰わないと。森を駆けるのは、難易度が高いんだよな。


 当然ながら、こういう事もあるだろうと見越して、森については、伐採をしているんだから。当然だよな。視界が悪すぎたら、馬が走れないんだから。その位の整備はしている。


 マクファウスト侯爵領ではな。他は知らない。そうやって聞いているからこその、この策だし。人間が走っても、ダートエミューに轢かれるだけなんだから。


 馬が坂道を登ってくる。その後ろから、土魔法使いが足場を崩していく。これで、逃げ切れたな。後は殲滅の時間だ。地鳴りが凄い。が、前回よりも怖くはないな。


 兵士も多くなっているし、防衛施設も大きくなっている。そして、敵数が少ない。どうあがいても勝てる見込みしかない。これで負けたら、本当に笑われないといけないな。


 さあ、戦闘開始だ。当然ながらコケて転がるダートエミュー。踏みしめられて死んでいく。ここからは死地だぞ。さあ、来い。まとめて死んでいってもらおうか。


 どんどんと襲い掛かってくる。前の個体が突撃を止めない限りは、止まらない。止めても、その後ろが止まらない限り止まらない。欠陥を沢山抱えている魔物だからこその、この戦法。


 まだだ、まだ兵を突撃させるには早い。目一杯来てもらわないと困るんだ。さあ、どんどんと罠に嵌まりに来てくれ。余裕があるぞ。まだまだ来い。


 足が早いという事は、それだけで強い。突進されるだけで死んでしまいかねない。だが、それは、走っていた場合である。走らなければ、そう強くはない。


 だから、出来るだけ罠に嵌めて、動きを止めさせる。動きが止まったら、それで終わりだ。後は首を刎ねるだけでいい。簡単な仕事なんだ。だから、焦るんじゃないぞ。


 焦っても、自分が死ぬだけだからな。待て。待つんだよ。特に初心者冒険者は待て。機会を伺え。勝てる見込みがあるのであれば、突っ込んでも構わないが、余程でない限り、今は死地だぞ?


 おしくらまんじゅう状態で、どんどんと横に広がっていく。まだだ。まだ早い。中心付近が圧死しきれていない。後ろからも途切れていない。途切れるまでは、待ちの姿勢だ。


 2時間程、突撃を見送ったか。横へ横へ広がっていく様を見ていた。偶に、上へ駆け上ってくる個体も居たが、既に処理は完了している。抜かりはない。今が好機か。


「全軍に通達! 突撃せよ! 繰り返す! 突撃せよ!」


 伝令係が走っていく。片道2.5キロもあるからな。相当な時間がかかるんだが、10分後には到達しているだろうと思う。そこから突撃をしてもらう。機は熟した筈だ。


 止まっていれば、難しい魔物ではない。首を刎ねるだけでいい。体に攻撃しても無駄なんだ。こいつらの頑丈さを甘く見てはいけない。斬ったところで、無視して動いてくるからな。どんな魔物だとは思うが、そういう魔物なんだ。首さえ刎ねれば良いんだがな。


 知らないと、もの凄く苦戦をすると思うぞ。体への攻撃は、殆どが無意味と言っても良いんだからな。まあ、見た目で解るけどな。首を刎ねれば終わるってのは。


 そして、突撃から2時間後、生きている個体は、殆ど居なくなったはずだ。居ても足が折れて走れない個体ばかりだろう。この戦争、俺たち人間側の勝利である。


 後は、後片付けだけだな。とりあえず、止めをさしてもらう作業と、解体作業を並行して行わなければならない。今日は商人もいるぞ。どんどんと買い取ってもらう。


 酒は、まだ早いだろう。商人側ももっていないと思われる。大丈夫だ。先触れは出したからな。明日には届くだろうさ。さて、面倒だが、後処理だ。これが一番面倒なんだよ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 無能伯爵は新たに自領に300万をばら蒔いたのか。もう領地内を隈無く蹂躙されてるんじゃないのか?こりゃ冒険者だけじゃなく領民の大移動も起こるかね。
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