試行錯誤の末に
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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では、ここにある材料でどれだけの物が作れると言うのか。それが知りたい。試さずには居られない。自分の所で頑張っても良いのだが、今は同志たちがいる。
1人で悩むよりは、いい方向に向かうんじゃないかという思惑があってこそというのと、どうせ探りを入れられるんだからという諦めの観点から、協力に乗り出している。
探りを入れるのは、当然の事なんだ。事これに関しては、全員が当然の如く、探りを入れているからである。入れていない方が珍しいのだ。技術を盗むのは当然の事ではある。
「とりあえず、今あるものを全部持って来たつもりだ。鍛冶仕事に必要な物だけしか無いから、後は各々試してもらうとしてだな。まずは、どれから行く?」
「どれからっつってもなあ。一番良いもの同士を掛け合わせるのが一番いいんじゃないか? 値段も相応になるだろうけどよ。寄り道するよりは、ずっといいだろ」
「だよな。このくらいの素材であれば、何処の鍛冶工房にもあるだろう? 自分で試せばいい。今は、一番良いものを考えた方が良いだろうな」
「お貴族様に報告するのは、それ1種類だけでいいだろ。最悪は、鉄と魔石の合金が出来たんだから、銀と魔石の合金も出来るだろ。それは最後に試すとしてだな。現状の最高を探さないとな」
「って言ってもなあ。大体が防具素材だろ? 武器素材で言うと、ブラウンディアの角くらいだろ? まあ、鏃にしかならないんだけどな。鏃としては、鉄よりも軽くてちょっとって感じだが」
「鉄で矢を作った方が強いからな。それでも、重すぎて、ブラウンディアの方が良いっていう弓使いもいるんだがな。流石に、鉄の矢は重すぎるからな。鏃だけが鉄でも十分だろ」
「いや、お前ら、ちょっとは考えろ。防具素材だからって使えない訳じゃないだろ? 所詮は合金を作るためなんだからよ。合金にした時に何が一番良いのかって話だろ?」
「いや、まあ、それは解るけどよ。そうしたら、候補が1つしか残らないだろ? 他の可能性も考えるんだから、議論は多い方が良いじゃねえか」
「だよなあ。合金でって話であれば、これ1択だろ? グランドドラゴンの鱗。こいつしかねえよな。牙もあるけどよ、それは、割と何処にでもある牙とそんなに変わらなかっただろ?」
「だな。別格なのは、グランドドラゴンの鱗だな。これと銀を合金にするのが一番良い選択肢だとは思う。議論が多い方が良いってのも解るけどな。今回は、これの1択だろう」
「今までなら、鼻で笑う所なんだが、防具にしようとするくらいには、数があるからな。これも、冒険者が強くなったおかげだよなあ。俺らも成長しないといけないんだが」
「武器や防具は戦闘に直結するからな。生身じゃ戦えねえのは解る。武器も無きゃ殺し切れねえ……とは言わないんだよな。拳で殺る奴もいるしな」
「それでも、ナックルダスターは着けているだろ? 着けてない奴も居るけどさ。あれは本格的におかしな奴だから、考えるだけ無駄だ。俺らは俺らの仕事をすりゃあいい」
「で、合金にするのは、グランドドラゴンの鱗と銀で問題ないよな? この中だと、候補的にはこれが一番強いと思うんだが、どうだ?」
「それでいいだろう。良いよな? じゃあ、とっととやっちまうぞ。炉に入れて、火力を上げてくれ。……そろそろだな。こんな所か。それじゃあ、合金作成!」
「……失敗か。何が問題だ? 魔石では出来たんだから、これでも出来ておかしくないだろう。素材が悪い訳じゃないとは思うんだが、どう思う?」
「解らねえ。魔石が特殊だったのか、グランドドラゴンの鱗が特殊なのか。どっちかだとは思うんだがな。銀が悪いって事はねえだろ。鉄でも出来たんだからよ」
「だよな。魔石なら出来るって考えるのが普通だよな。鉄が良くて銀が駄目だという事は無いはずだ。それだと、鉄がおかしい事になっちまう。鉄は鉄だろう?」
「それじゃあ、鉄とグランドドラゴンの鱗で試してみりゃあ良いじゃねえか。そうしたら、全部の考察が反映されるだろ? 解らねえことが残ることは無いはずだ」
「それだと、この銀がもったいねえな。一度火を入れたんなら、何かしらと合金にした方がいいだろ。それか、そのまま、剣を作っちまうかな」
「剣にするのは勿体ないだろ。誰も使わねえんだからよ。それなら魔石と合金にしてしまう方がいいんじゃないか? ちょっと温め直さないといけないけど、まあ、その位なら許容範囲だろ」
「鉄で実験するにもまずは、この銀の処遇を決めないとな。純銀でやっちまったからなあ。鉄と合金にするってのは、無しか? それなら、腐らねえし、価値も解りやすいだろ?」
「実験をしているんだから、それは無しだろ。合金にするなら、魔石とだな。それの方が、より解りやすくなる。魔石が使えるのか鉄が使えるのかがはっきりするだろ」
「……なあ、案で良いか? 何も合金にするのは、1つじゃないといけないって訳じゃないよな。俺もそんな使い方をしたことが無いんだがよ、魔石とグランドドラゴンの鱗の両方を合金にするのはどうなんだ? 俺的には有りなんじゃないかと思っているんだが」
「……無しじゃねえな。有りよりの有りだな。別に3種類を合金にしたらいけないって決まりはねえ。出来ないことは無いと思う。魔石も使う事になるんだし、いいんじゃないか?」
「もう一度、銀を温め直すぞ。冷え切ってないから、劣化することは無いはずだ。まあ、結果がどうなるのかは解らないが、とりあえず、やってみるか」
そうして、銀、魔石、グランドドラゴンの鱗を合金作成してみた結果、1つの金属が出来上がった。合金作成は成功した。そして、もう1仕事残っているのだった。




