ダートエミュー戦争開始
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
さあ、掘って掘って積み上げろ。高く高く、深く深く。それが今回の魔物の群れに立ち向かう秘策である。戦うのは、ここで確定しているんだ。ならば、後は準備をするだけだ。
何、そんな難しい事をしている訳じゃない。溝を掘っているだけだ。堀を掘っているだけなんだ。溝は何重にも引いてあり、堀は深く深く掘っている。
ダートエミューの群れは、偵察の話によれば、規模500万といったところだろう。予想よりも多いが、問題ない。こちらの精鋭5000でどうにかなる数字である。作戦が成功したらな。
一応、戦力としては、各方面から集まってきた1万8000が居る。俺が連れてきた兵と冒険者を合わせて2万3000人。十分すぎる程集まってくれた。時間があったからな。
村に着いて速攻でやった作業が、堀の作成と、溝の作成だ。これである程度の数を自滅させる。そして、堀のすぐそこに、防塁を作らせている。これで、突進を押さえ込む。
後は、土魔法使いによる、落とし穴攻撃で数を減らそうと思っている。これで1万は減らせるだろう。そして、突進さえ止めてしまえば、後は初級の冒険者でも遅れは取らない。
要は走らせなければ、何とかなるんだよ。走っているから、脅威なのであって、足を止めたダートエミューは脅威ではない。ゴブリンよりは強いけどな。それでも、何とかなるとは思っている。数だけがめちゃくちゃ多いから、そこは、頑張ってもらうしかない。
今回は、短期決戦だ。ゴブリンの様に散発的に襲ってくる相手とは違う。ダートエミューの特性として、前を走っているものを追いかけるというのがあるらしい。それで大軍が襲ってくるんだ。
一度、足を止めて、戦闘をしてしまえば、後は怖いものはない。首を斬れば死ぬ。首は長いから、斬りやすい。体を斬るのは無駄になるとのことだ。一撃必殺。首を刈っていくのが良いんだとか。
なんと、ダートエミュー。生命力が尋常じゃないらしく、致命傷以外の傷は3日で治るらしい。なんだよそれとは思うんだけど、そうなんだとか。だから、首狙いで殺さないと死なないそうだ。
致命傷以外は無傷と同じ。生半可な怪我じゃあどうしようもないらしい。それは、本当に初級なのかと言いたくはなったが、と言うか、言ったが、初級なのは首を刈りやすいからだ。
流石に、首は致命傷で間違いないらしく、首さえ落とせば、楽な魔物だとか。突進力が凄まじいのと、数が多いのが玉に瑕。群れさえ小さければ、初級で何とでもなるんだってさ。
そんな訳で、最終チェックを怠らない。まずは、溝で転倒させる。転倒したダートエミューに引っかかってくれれば御の字。だが、踏みしめて迫ってくるらしい。それがダートエミュー。
そして、土魔法使いによる落とし穴。これで一気に数を減らす。まあ、全体から考えると、微々たるものだが、勢いを殺すと考えると、これが必要だろうと考えている。
そして、最後は堀と防塁。ここで勢いを完全に殺す。圧死も狙っていくぞ。途中で止まられると、困るんだ。減らないからな。圧死で最大限減らさせてもらう。それで10万は殺したいところだな。
そして、2万8000の兵力を1万2000ずつを両翼に。残りの4000を正面に宛がう。全力戦闘だ。ローテーションは2人1組。短期決戦を仕掛ける。
群れで動く関係上、短期決戦しか無理なんだよ。1日で片を付ける。圧死でどれだけの数が減ってくれるのかというのが、ポイントだな。最低でも、10万は圧死させたい。
戦闘準備はこれで良い。後は、こっちに向かって来させるだけだ。それも、今日にはここに来るはずだ。早馬を飛ばしているからな。こちらに誘導する準備は出来ている。
そろそろ来るはずなんだがな。と思っていると、地鳴りが聞こえてきた。まだ小さいが、これは来たな。500万、きっちりと連れて来てくれている筈だ。
「戦闘準備! 全員持ち場に就け! お前ら、ゴブリンと同じにするんじゃねえぞ! 死ぬことは許さん! 勝って帰る! 当たり前の様に凱旋してやるぞ!」
おおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!
総延長、3キロにもなる防塁地帯。ここを突破されたら村だ。ここで絶対に食い止める。決意をもって結果を出せ。それだけだ。地鳴りが大きく、段々と大きくなってくる。確実に来ている。さあ来い。ここがお前らの死地だ。確実に止めてやる。
暫くして、早馬の集団が見えた。必死に逃げてきているようだ。首尾は上々。防塁の上に築いた本陣で、それを見守る。中央には、馬が駆け抜けるだけの道を作ってある。
そこを駆けあがってきた。そして、通り過ぎ、道を崩した。さあ、何処までこれで戦えるのか。負けは俺の死を意味する。策は練った。冒険者からも聞き取りをして、これならいけると思っている。
予測が外れれば、死ぬだけだ。大丈夫。想定している作戦は、机上では上手くいった。これでなら、1200万の群れまでは、何とかしたんだ。現実は想定を超えてくるとは言うが、超えさせない。
それだけの準備をしてきたという事なんだ。後は、ダートエミューの足が予想以上に遅かった場合のみ、殲滅戦という面倒な戦いになるんだが、それもどうやら無さそうだ。
溝といっても、50㎝は掘り下げている。そこに躓き、転倒する。踏みつぶされ、何匹かは、それに足を捕られる。襲い来る大群は、地面を塗りつぶすが、尽く罠にかかってくれる。
溝のある場所から、平地へと進んでくる。しかし、そこも罠だ。落とし穴が土魔法使いに因って掘ってある。薄い土の板を踏み込み、下へ落ちる。そして、何匹も落ちては、穴が塞がる。
最後に堀に落とす。気持ちよく落ちてくれる。狙い通りだ。だが、それも少しの間。ダートエミューで堀が埋まる。そして、防塁に突撃をかましてきた。
が、防塁とて、そんなやわなものじゃない。土魔法により強化がされている。そう易々と突破されて堪るかと言うように、押しとどめる。そして、圧死が始まった。




