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また厄介事が増える予感

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 1月も初め。新年の挨拶には行かなくても良いのかって言ったんだけど、妊娠中に行くものじゃないって言われてしまった。それもそうか。手紙だけで済ませたそうだ。


 来年には、行かないといけないかもしれないね。来年も妊娠していたら、お手紙で済むんだけど、どうなんだろうなあ。貴族の標準人数が解らないからな。


 都市に住む人たちの子供の数は、大体が3人らしい。2人の所は珍しいそうだ。1人になると、ごく少数になる。その代わり、4人5人もあんまり居ない。普通は3人なんだそうだ。


 まあ、農村部は15人からになるんだけどな。少なくて15人だから、増える速度が半端じゃない。どんどん増えるし、どんどん町や都市に流入してくる。


 増えるのは、良いことだけど、限度ってものがあるだろうに。貴族の普通が解らん所ではあるんだが、まあ、少なくはないよな。跡継ぎ問題があるんだから。


 因みにラウレーリンは7人兄弟姉妹らしい。妹がいるが、8つ下なんだとか。貴族は、40くらいまで子供を産むんだろうか。40って結構危ないって聞くんだけどな。


 侯爵家だからってのもあるんだろうけどな。貴族って面倒だからさ。あそこに子供が産まれたからって言って、政略結婚用にもう1人増やすかってのもありそうで怖い。


 俺たちマクファウスト子爵家は、そんな事を気にしなくても良いとは思うけどな。そこまで気にしていられないとは思うし。俺が平民だから、あんまり優良物件って訳でも無いだろうしな。貴族って血統を重要視してそうな気もするんだよな。


 そんな訳で、年始も仕事をしていた訳なんだけど、ラウレーリンから呼び出しを受けているんだよな。昨日は何か忙しそうにしていたから、それの関係だろうとは思うけども。


「で? 俺を呼ぶって事は、何かあったんだよな? まあ、俺に出来る事って言っても、大したことは出来ないけどさ。昨日の騒ぎの報告か何かなんだろ?」


「ええ、そうですわね。昨日の報告を伝えておかないといけないでしょうから。場合に因っては、ハインリッヒに出て貰う事になりますわね。大した問題にならないと良いのですが」


「ん? 俺が出るのか? てことは戦争か? 対魔物であっているよな。大氾濫が起こったって事なんだろうが、何時、何処で起きたんだ?」


「時期としては、年末ですわね。12月の10日くらいでしょうか。魔物の大氾濫が起こりました。場所はマクファウスト侯爵領の隣、マテスターン伯爵領ですわね」


「初めて聞く名前だな。まあ、隣接貴族がどの位居て、どの勢力に入っているのかは、全く知らないんだけどさ。確か、隣接の貴族は、全て違う派閥だったよな?」


「ええ、そうですわね。違う派閥であってます。なので、助けに行く事はありませんわ。余程の事が無い限りはという事になりますわね。他の派閥に貸しを作ることになりますから」


「そうだよな。貸しを作るのは、嫌う様な気がしている。自分の所だけで、何とかするのが普通だよな。でも、それで俺を呼ぶって事は無いよな? 報告書だけで済みそうだ」


「報告書だけでは済まない可能性があるのです。魔物が魔物だけに、長距離の移動も可能なのですわ。場合によっては、マクファウスト侯爵領に入ってくる場合があります」


「ん? ちょっと待ってくれ。大氾濫が起こったのは解った。今も戦っているって事なのか? ちょっと待ってくれ。本当に待って。12月の10日だったよな? どんな規模なんだ?」


「規模は解りませんが、大氾濫の討伐に失敗したんですの。その魔物が、各所で見られているそうですわ。群れも大きく、移動範囲も広大なため、マテスターン伯爵領は大混乱に陥っていますわ」


「失敗、失敗かあ。でも、他の魔境って、討伐している数は、さほどでは無いんだよな? それじゃあ、通常規模でも負けたって事なのか? と言うか、なんの魔物に負けたんだ?」


「ダートエミューです。規模は推定になりますが、1500万から2500万と見積もっていただければ良いかと思いますわ。この魔物が大氾濫を起こしたのは、初めてでは無いそうです」


「は? 多すぎだろ。何がどうなったら、その数の大氾濫になるんだよ。500万のゴブリンでも大迷惑だったってのに、数が多すぎるだろ。どうなってるんだよ」


「過去の文献から考えるに、ダートエミューは大きな群れを作るそうです。それが、群れ同士集まって、さらに大きな群れを作るのです。今回は、それが行き過ぎたという事でしょうね」


「限度があるだろ。なんでまたそんな魔物が居るんだよ。ダートエミューなんて、初めて聞いた魔物だから、何がどうって、言いにくいけどさ。どんな魔物なんだよ?」


「2足歩行の空を飛べない鳥型の魔物ですわね。人間よりも早く走るために、突進攻撃だけでももの凄い被害が出ますわ。基本的には、速く走るだけの魔物なのですが」


「速く走る奴が、群れを作ってこっちに来るわけだろ? そりゃあ止まらねえよな。それで壊滅的被害が出てしまったと。それがお隣。こっちに来る可能性があるという事なんだな?」


「端的に言えば、そういう事ですわね。流石に、ダートエミューとなると、対策を立てないといけません。ハインリッヒにも出陣の声がかかる可能性があると思っておいてください」


 知らない魔物だから、対策を立てようにも、立てられないんだよな。ちょっと兵士たちにも聞き込みをしないといけないんだろうか。大氾濫で負けたのか。負けは許されない筈なんだが。


 こうなってしまったからには仕方がない。何とかしないといけないんだろうな。出陣かあ。今度は指揮官に選ばれないと良いんだけどな。誰か仕切ってくれる人が居れば良いんだけど。

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