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幕間 その八 運営と開発とAI

久々の幕間となります。

それでは本作品をお楽しみください。

「ほほー。セイリュウオーを最初から倒すたぁ、やっぱりこのプレイヤーは面白ぇな」

「これによって、同大陸の他の方角にもなにかがある、と他のプレイヤーに伝わったことだろう。攻略も進むはずだ」

「しかし、もう量産型の魔導石まで行っちまったか……となると次は、ユニークスキルか」

「ま、彼女らは既にフリファンの顔だからな。おい、ちゃんと録画はできてるんだろうな」

「ばっちりっす! あとは編集班に渡して新しいCMの素材にしてもらうだけっすよ」

「ユニークスキルの現在の取得人数は……三人、か」

「いずれもソロプレイヤーで、それぞれプレイヤー間で知られた名前がありますね」

「魔機人のユニークスキル到達はかなり難しく設定してあるけど、その分強力なアーツを覚えられるからなぁ。俺的には、早くミオンたちにユニークスキルを覚えて貰いたいぜ」

「我々としても、彼女たちの常識破りな行動は見ていて気持ちがいい。と言うより、考えるのが馬鹿らしくなってきた」

「まぁ、楽しんだ方が精神衛生上楽っすからね……」

「ユニークスキルのヒントはかなり散らばってるからな。ま、仮にヒントが全部で揃ったとしても、まだ素材が足りないんだろ?」

「もちろんだ。そう簡単に手に入れられてもあれだからな。今後のアップデートで追加していく予定だ」

「……ミオンたちの動画見てたらちょっと作りたくなったわ。あれ、いいよな?」

「ま、いいだろう。第二回のイベントでお披露目といこうか。本格的なものはイベント終了後からということで」

「いやー、楽しみっすねー」

「ほんとだぜ」

「さて、そろそろ第二陣のキャンペーンの詳細でも確認してくるか……」

「んじゃ、俺はAIちゃんのところに行ってくるっすかねー」

「お互い頑張ろうぜ」

「はいっすー」

「ああ」


**************************


「むー。セイリュウオーだけ、ずるい」

『そう言われても……ああこら拗ねるな。ミオンたちの話をしてやるから』

「……そう、なら許すわ。でも、私もミオンに会いたい。会って話をしたい」

『しかし、君はそう易々と表には出てこれんだろうが……』

「アバターの件なら既に頼んでるよ?」

『そうなのか……なら、向こうの判断に期待するとしよう。私も、彼女らと出会って変わったかもしれないからな』

「……あ、話をすれば、来た」

『む、であるなら、私は退散させてもらうとするか。同じAIのよしみだ。話くらいなら、また聞くぞ』

「うん。ありがとう、セイリュウオー」

『なに。それくらいならお易い御用だよ、お姫様』

ここまで読んでくださりありがとうございます。

続きもどうぞお楽しみください。

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― 新着の感想 ―
[一言] 流石にミオン達のギルドだけ完全に別ゲー同然の展開は運営にとって実に美味しい流れだろうし(ʘᗩʘ’) 種族紹介PVも思いっきし新作ロボアニメバリの激アツ展開で閲覧数トップ間違い無しだな(↼_…
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