第三十四話 隠された浮遊大陸-ファンタジア-
今回は長めの回になります。
それでは、引き続き本作品をお楽しみください。
『今日はヴィーンがいてくれて助かったよ』
「なに、今日は用事が早めに終わってね。長時間ゲームする時間が取れたというわけさ」
一昨日、昨日と生産活動に明け暮れた私は今日、ヴィーンと共にミントランドの町をブラブラと歩いていた。別に暇だから散歩してる、なんてわけじゃなくて、これにはきちんと理由がある。
「あ、すみません。少しお話を伺っても?」
「ん……お、美人なお姉さんだね。それで、一体どんなことを聞きたいんだ?」
「ありがとうございます。実は私たち、とある噂について調べていまして……隠された浮遊大陸の噂なんですが」
「あー。あの噂か。俺は詳しいことは分からないけど、確か隠された浮遊大陸を見たって言ってたやつがいたな」
「その方はどちらに?」
「……まぁ、お姉さんたちなら大丈夫かな。この道をこの通りに進んでいくと大きな酒場があるんだけど、そこの店主がありえないものを見たって言うんでね。酒の肴にピッタリな話だって言うんで、この町の人なら結構知ってるんじゃないかな」
「なるほど……酒場ですね。ありがとうございます」
「いえいえ。なんのために隠された浮遊大陸を探してるのかは分からないけど、健闘を祈るよ」
笑って手を振りながら立ち去る町の人。
そう、私たちが探しているのは未知なる浮遊大陸。山に入った日にすっかりと忘れていた浮遊大陸についての聞き込みを行っているわけだ。
ちなみに隠された浮遊大陸についての噂は、この町以外の町でも聞く事ができる。なので、掲示板の方ではその隠された浮遊大陸を見つけ出そうっていう人が一定数いるみたいだ。
私たちもその中の一人。そして今、有力な情報を手に入れたところだった。
「今の会話の発生条件は分からないけど、特定のワードを含む会話を規定数こなすことで発生するようだね」
『今の話を聞いたのは私たちが最初かな?』
「どうだろうね。似たような話なら他の町でも聞けるかもしれない。この町限定というわけでもなさそうだしね」
『カノンとクラリスはあと一時間後くらいには来れるらしいから、それまでにはある程度の情報を集めておきたいね』
「他のギルドメンバーの予定もある程度調整してあるから、それまでにはなんとしてでも位置くらいは分かっててほしいものだ」
ヴィーンと会話をしつつ目的の酒場へと向かう。道自体が入り組んでいたり分かりにくかったりで時間はかかっちゃったけど、ゲーム内時間で二十分ほどで酒場にたどり着いた。ちなみにカノンたちが来る一時間後というのは現実時間における話なので、ゲーム内では三時間後になる。
カランカランと音のなる扉を開き、ガラガラの店内を進んでいく。ゲーム内ではまだ真っ昼間のため、いるのは昼からお酒を飲んでいる飲兵衛くらいのものだ。始まりの街の酒場とは違ってランチはやっていないようだね。
私たちが近付いて来ることに気付いた酒場のマスターが喜色をあらわにして話しかけてくる。
「随分と美人な姉ちゃんだな。こんな真っ昼間からどうしたんだい」
「なに、風の噂で聞いてね。ここで隠された浮遊大陸についての話が聞けると」
「姉ちゃんもその話を聞きたい口か。いいぜ、払うもんさえ払ってくれれば話してやるよ」
「私はこれでも未成年なのでね。料金の方でお願いしたい」
「ならこんくらいだな」
「分かった」
ヴィーンは懐からいくつかの金貨を取り出して酒場のマスターへと渡す。枚数を数えたマスターはそれを懐にしまい込んで話し始めた。
「そうだな、あれは数日前の早朝のことだ。この店で使う材料の買い出しに出た時に、俺は東の空で巨大ななにかを見たんだよ。それも、この大陸のど真ん中に聳えるゴールデンマウンテンのように大きななにかをな。最初はモンスターかと思ったさ。でもな、それは違ったんだ。大陸だったんだよ。森があって、なんかの建物みたいなのが見えた。端の方からなにか水のようなものも降っていたな。でもほんの少し目を離したら、もうそこにはなにもなかった……多くの人は幻覚を見たんだと笑うが、俺はそうは思えねぇ。東の森の空には、なにかあるんだよ。なにか、な」
酒場のマスターはそれだけ言うと、棚から簡素なラベルが貼られたボトルを取り出し、その中身をコップに注ぎ込む。なみなみと注がれたそのコップを傾けながら、マスターは続ける。
「お前さんらがなんの目的で浮遊大陸を探してるのかは分からねぇ。だけどよ、命あっての物種って言うだろ? 冒険者と言えど、無理は禁物だぜ」
『ありがとう、マスター』
「礼なんてよせやい。ただのおっさんの小言だよ」
お礼を言うと、照れくさいのか酔ったのか、頬を赤らめて手を振るマスター。そのままコップの中身を飲み干すと、再びボトルからコップに中身を注ぐ。
「俺が話せるのはこのくらいさ。お前さんらの道行きに幸があらんことを」
「とても有意義な話を聞けたよ。ありがとう」
『じゃあね、マスター』
「おう。今度は酒が飲めるようになってから来てくれや」
ヴィーンと笑い合いながら酒場を後にする。マスター、いい人だったなぁ。あれがゲームのNPCとは到底思えないよね。フリファンの凄さを改めて知った気がするよ。
「とりあえず、私たちの行く先は決まったかな」
『東の森の上空だね。みんなと相談して、行ける人で行こうか』
「そろそろ黄昏の戦乙女に移動するとしようか。今からならいい時間だろう」
『だね』
私たちはミントランドを後にして、街道沿いを歩いて黄昏の戦乙女が着艦している港町、ホワイトハーバーへとやって来た。
その足で港へと歩き、黄昏の戦乙女の中へと入る。
現実時間で三日ぶりの艦内だけど、久しぶりって思っちゃうね。
私たちはブリッジに入り、ヴィーンが艦長席に座る。私はその横で立っている形だ。
「そうだ。カノンたちが来る前にこれをミオンに見せておこうと思ってね」
『これは……この大陸の地図?』
「ああ。【極天】のヒビキや、他のギルドのプレイヤーと情報交換をしていてね。ヒビキたちはやはり南から東と、ゴールデンマウンテンにかけてを探索しているようだ。そこで判明したことなんだけど、南の港町がレッドハーバー。レッドハーバーとホワイトハーバーを繋ぐ宿場町がピンクランド。なにか気づくことはあるかい?」
『……色、だよね?』
「そう。北西のミントランドは白+緑。南西のピンクランドは白+赤なわけだ。では、東側はどうなってると思う?」
『え、そりゃ、東にも港町があって……あれ?』
確か港町は南、西、北にしかないんだったっけ?
「そして、ホワイトハーバーにあった白い虎のエンブレム。北のグリーンハーバーでは緑の亀、南のレッドハーバーでは、赤い鳥のエンブレムだそうだ」
『虎、亀、鳥……となると、東に龍が足りない?』
「そうだね。街の名前とエンブレムは、それぞれ中国神話の四神をモチーフに作られているんだ。だからこそ、東の龍……つまり、青龍。ブルーの名前の付く港町がないとおかしいんだ」
『でも、東にあるのは森ばかりで、人が住んでいるような土地はない……よね』
「うん。だから、私たちの目的である隠された浮遊大陸は、確実に東の空の上にあるってことだよ」
『……その浮遊大陸が、青龍の役目を担ってるってこと?』
「そう考えるのが妥当だと、私は思っているよ。ここの運営が意味もなくこういう配置にするとは思えないからね」
『それは同感。さてさて、そこにはなにがあるのやら』
「少なくとも、なにもない……ということはないだろうね」
『早速、新しく作ってきたものが活躍しそうだね』
「……またなにか作ったのかい?」
『うん! 使う時になったらヴィーンにも見せるよ!』
「はは……お手柔らかにね」
乾いた笑いを浮かべるヴィーンから視線を逸らして、カノンやクラリス、他の参加可能なギルドメンバーを待つ。ほどなくして、ゴールデンマウンテンでの採掘を行うメンバーとログインができないメンバー以外のギルドメンバーが全員揃った!
私はギルドチャットを繋げて、みんなに話しかける。
『今日は集まってくれてありがとう! 前置きはなしにして、今日の私たちの目標を通達するよ! 私たちが今日目指すのは第二の浮遊大陸の東の空に浮かぶ隠された浮遊大陸だ!』
『東の空?』
『場所が分かったんですか?』
『ああ。私とミオンの二人で聞きこみ調査をしてね。有力な情報が手に入ったので、とりあえずみんなで行ってみようじゃないか、とね』
『もし他のギルドが同じ情報を持っていても大丈夫。私たちには私たちにしかない強みがある!』
『そう、この艦……黄昏の戦乙女が!』
『空の上だもんな……』
『まだ見ぬ浮遊大陸……うぉぉぉ、燃えてきたぁ!』
『私たちが一番乗り!』
『ってことは……』
『『『新しい素材が!!!』』』
本当にみんなはもう……その通りだよ!
新しい場所には新しい素材があるからね! 私たちは新しい素材のためならデスペナルティだって怖くないのさ!
ギルドチャットを終えた私はヴィーンに笑いかける。
『みんなも待ちきれないようだから、出発しようか!』
「待ちきれないのは君もだろう? さて、準備はいいかな?」
『各機関異常なし!』
「魔力結晶炉の稼働値、正常!」
「よし、外部通路の隔壁閉鎖。ホワイトハーバーの方には既に出港の旨は伝えてあるので、そのまま前進微速!」
『了解! 前進微速!』
「港を出たら180度回頭。目指すは東の空!」
『港からの出港を確認。180度、回頭。上昇しつつ加速します!』
私たちを乗せた黄昏の戦乙女は、なんの問題もなく第二の浮遊大陸の東の上空までやって来た。さて、姿の見えない浮遊大陸をどう探すか。
「見えない大陸にぶつかって墜落するのは遠慮したいところだね。ひとまず、高度のみを維持しつつ速度を0へ」
「高度維持しつつ、速度0。完了しました!」
「さて、これでぶつかって墜落の危険はなくなったかな」
『その浮遊大陸が動いてなければね』
「……否定はできないね。でも、その可能性まで見てたらなにもできなくなるし、ここは浮遊大陸の発見を優先するよ」
『そうだね。まずは周辺を見てみることからかな。私は上部ハッチから外に出てみるよ』
「それなら、ギルドチャットで有志を募ろう。また鳥型のモンスターが現れないとも限らない」
『あー。オイコンドルみたいなね』
「そういうこと」
私はブリッジを出ると、まずは親方のいる格納庫へと向かう。万が一の保険と、あとは私のロマンを求める心に従って、かな?
格納庫に着くと、そこでは親方が一人で作業をしているようだった。
『親方ー』
「ん、おう。ミオンか。どうした? 上部ハッチの場所が分からなくなったのか?」
『そんなわけないでしょー。これを渡しておきたくて』
「これ……って、おいミオン、できたのか?」
『それをカタパルトハッチにセットしておいてほしくてさ』
「……あー、なるほどなぁ。そりゃあ、やりてぇよなぁ。分かるぞ……」
何度も首を縦に振って私の気持ちを汲んでくれる親方。さすが親方、話がわかるね!
「もちろんこいつのことを少し調べさせてもらうけど、いいよな?」
『大歓迎。むしろ、貴重な素材が必要だから、なるべく必要な素材数を減らしたいんだよね。量産化するには、コストの削減は絶対だからね』
「ワンオフなら貴重な素材でもいいが、みんなが使えるようにするのは大変だからなぁ。分かった、こっちでも調べてみよう」
『じゃ、親方よろしく〜』
「おう! 気を付けろよ!」
親方にマギユナイト・フロートウィングを預けて、私は上部ハッチへと急ぐ。ハッチに着いた頃には、結構な人数のギルドメンバーが集まっていた。その中には、クラリスの姿もある。
カノンは……まぁ、高いところ苦手だから仕方ないよね。
『あ、ミオンさん』
『遅くなってごめんね。ちょっと親方と話してた』
『またなにか新しい装備の相談ですか?』
『ん、んー、まぁ似たようなものかな。さっ、揃ったところで行こうか!』
『はい!』
ヴィーンに着いたことを伝えて、上部ハッチを開けてもらう。天井が大きく開いていき、私たちの立っている床が上を目指す。
上っていく床が固定され、私たちの視界には黄昏の戦乙女の外が見えるようになった。うーん、結構高い位置にいるね。落ちたらマギアグライダーがあってもダメージが大きそうだ。
私はその場にいるギルドメンバーに話しかけようとギルドチャットを繋げたその時、誰かが声を上げた。
『ん、あれはなんだ……?』
『あれ?』
一人が指さした方向を《遠視》スキルを使って確認する。するとそこには、なにもない空間から突然現れる機械の鳥たちの姿があった。どうなってるの?
『機械の鳥!?』
『って言うかよ、あいつらなにもないところから出てきたぜ!?』
『なにもないところからって……それって、もしかして私たちの探してる浮遊大陸からじゃない?』
『あ』
そうか。浮遊大陸自体は見えなくても、そこから出てくるモンスターなんかはそのまま見えるってことでいいのかな。ひとまずモンスターが現れた位置をスクショして、私はマギユナイト・ライフルを構える。
『あ! ギルマスのライフルがなんか変わってる!』
『それ、悪魔を倒した時のライフルに似てるわね』
『ふふふ、これはマギユナイト・ライフルって言ってね。まだまだ試作品なんだけど、マギスティアライフルの機能を元から持たせたマギアライフルって認識でいいよ。もちろん、通常火力も上がってるからね!』
『かっけー!』
『さすミオ!』
『鳥型との戦いですか……私は接近してきたところを切るしかなさそうですね』
各々の武器を持って機械の鳥を待つ私たち。そいつらが射程に入ったところで、私はマギユナイト・ライフルのトリガーを引く。
まずはチャージしないで撃つ。放たれたビームが機械の鳥の翼を傷つけるものの、それでバランスを崩したり、墜落したりはしなさそうだ。
鳥型モンスターとは違って翼で飛んでないってことなのかな。でも、ダメージは入ってるからね!
私たちはひたすらにライフルのトリガーを引き、ビームをぶち当てていく。それで何匹かの機械の鳥を倒したけど、その総数からはあまり変わりはなさそうだ。
機械の鳥たちはライフルの攻撃を嫌がったのか、密集隊形から散開隊形へと変わっていく。これじゃあマギスティアモードでのチャージショットはあまり意味がないね。
『来るよ!』
『近接武装を持っている人は応戦してください!』
『――!』
360度、周囲を機械の鳥に囲まれた私たちは、四方八方から襲い来る鳥たちの攻撃を避けつつライフルで撃ち落としたり、時にはサーベルでカウンターをしながらその数を削っていく。
さすがに数が多すぎて、その全てを避け切るのは難しい。私自身、《自動修復》のスキルがガンガン上がっているのが分かる。
戦いの合間に《鑑定》した結果、機械の鳥はマシニング・ファルコンという名前だと言うことが分かった。長いからメカ鳥にしよう! ファルコンだと隼だと思うけど、メカ隼も長いから呼びにくいし、戦闘中に言うなら短くて伝わる方がいいよね!
『この、メカ鳥しつこい!』
『全然数が減ってる気がしないです!』
『誰かこいつらが出てきた辺り、今も確認してるヤツいるか!?』
『確認しながら戦ってるけど、後続は出てきてないっぽいよ!』
『ナイス! ってことはこいつらを倒せれば安全に浮遊大陸にたどり着けるのか!』
『そうだといいですね!』
『ああ――って、ギルマス、後ろだ!』
『えっ――いつっ!』
会話に意識を向けすぎていたのか、背後から突撃してくるメカ鳥に気付かなかった。思いっきりどつかれた私は足が艦体から離れてしまい、スラスターを噴かせる間もなくメカ鳥たちの追撃をくらう。
『くっ』
『ミオンさん!?』
『くそっ、ギルマスが落ちた!』
『でもどうすれば! こいつらを放置するわけにはいかないし……!』
『大丈夫! こんなこともあろうかとってね! 親方ぁ!』
『おうよ! 今送ってやるからな!』
黄昏の戦乙女から落ちた私は、ギルドチャットで親方に指示を出す。今こそ、預けたあれを使う時だよ!
ゴゥン、と音を立てて開いていく前部カタパルトハッチ。みんなが――メカ鳥たちも――何事かとそちらを見る中、私はスラスターを噴かせて落下速度を低下させてそれを待つ。
『ハッチ解放、カタパルト接続、射出角度合わせ……マギユナイト・フロートウィング射出準備完了だ!』
『ちょ、親方!? オペレーターは私の役目で……』
『ちょっとくらいいいじゃねぇかよ! いくぜミオン受け取れぇ!』
親方の声とともに艦から発射されるなにか。それは射出されるのと同時に軌道を変え、私の元へと迫ってくる。
私はそれに対して背中を向けて、スラスターの角度を調節して向きと速度を合わせる。
『相対速度合わせ――合体体勢!』
〈Docking Formation!〉
音声認証で反応したマギユナイト・フロートウィングは赤いガイドビーコンを打ち出し、機首を畳み飛行ユニットに変形しながら私の背部パーツのジョイントと位置を合わせた。そのままジョイント部分が背部パーツのジョイントと合体し、プシューと音を立てて排気される。
ガチャン、とマギユナイト・フロートウィングが可動し、機体と垂直になる。機翼は独立して動き落ち行く私のバランスを取った。
……よし、浮いてるね!
『合体完了! これが私の新たな姿……ブラッドライン・エクステンドっ!』
『か、かっけぇぇぇぇぇぇ!』
『なにあれ! ジェットス〇ランダー!? フォース〇ルエット!?』
『いや、エアキャ〇ルリーじゃねぇか!?』
『さすがです、ミオンさん……!』
『まさか単体で空を飛ぶとは……君には驚かされるね』
私の新たな姿に思い思いの言葉をくれるギルドメンバーたち。ふふふ、まだまだこれからだよ!
私は腕のマギブラスト・リングを見て、稼働に問題がないことを確認する。その場で両腕を突き出し、マギブラスト・リングを射出した。
『行けよ、リング!』
『オイオイオイオイ!』
『フ〇ンネルキターーーーーーー!』
『リング状ならSP〇GOTだろ!!』
『全く……本当にいつの間にあんなものを……』
『おいミオン! 後でそれ見せろよ! 俺にも触らせてくれ!!』
ふわふわと私の周りを浮くリングを見て、さらに興奮が増していくみんな。あの、一応今戦闘中だからよそ見はあんまりしないでね?
私は一度深呼吸をして、背中のマギアサーベル二本を抜き放つ。
『さぁ、反撃開始だよ!』
メカ鳥との決着の時は、刻々と近付いていた。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
続きもどうぞお楽しみください。
……7000文字を超える場合は、二話に分けたほうがいいですかね?




