第二十七話 第一回イベント エピローグ
第一回イベント編、エピローグになります。
茶番に力を入れてしまったため、いつもより長くなってしまいました。
それでは、本作品をお楽しみください。
「第一回イベントの達成と終了を祝して、かんぱーい!」
「「「『『かんぱーーーーーーい!』』」」」
ゴチン、とグラスを合わせる音が会場に響き渡る。《料理》スキル持ちが作った様々なジュースやお酒はとても美味しそうだ。私たち魔機人は飲んだり食べたりできないから持ってるだけだけどね。
そんなわけで私たちはイベントに参加したプレイヤーが集まる打ち上げに参加している。一度はどうしようか悩んだんだけど、色んな人にどうしてもと言われたら断れないよね。
それに、ギルドのみんなも参加したがってたからちょうどよかったかも。色んな人とお話ししてるみたいだね。ヴィーンはいい機会だからいろんな情報を集めてみるよ、といろんなギルドで集まって情報交換会をしてるみたいだ。
私はどうしようかと辺りを眺めていると、ユージン兄さんが幾つかのギルドマスターと談笑していた。そういえば、まだ他のギルマスの人たちとは挨拶してなかったね。
「おや、あなたは【自由の機翼】の……」
『どうも。【自由の機翼】のギルマスやってるミオンです! よろしくお願いしまーす』
「あんたが殲滅機姫か! 俺は【モフモフ帝国】のギルドマスター、カンナヅキだ。よろしく」
握手を求めてきたのは、身体の大きなクマの獣人。結構厳ついけど、笑顔はチャーミングだね。気のいいお兄さんって感じだ。
っていうか、私の呼ばれ方やっぱり物騒すぎない? でも、自分から「この名前で呼んで!」なんて言えないからなぁ……。
私は苦笑しながら(中の人的に)握手に応じる。
『どもども』
「私は【唯我独尊】のギルドマスター、ナインです。よろしくお願いしますね」
『これはどうもご丁寧に』
銀髪のギリギリショタとは呼べないくらいの美少年! 物腰も柔らかいし、いい人っぽそうだね。自身の身長よりも高い杖を背負ってる姿はちょっと可愛い。もちろん、その魔法攻撃は可愛いなんてものじゃないだろうけど。
「そして、ギルド【極天】のギルドマスターこと俺と」
「そのサブマスやってるヒビキだ。よろしくな」
『いつも兄がお世話になっております』
「いやいや。こちらこそってやつだよ」
私の兄であるユージン兄さんと、その右腕のヒビキさん。ヒビキさんは無精髭の似合うイケおじって感じだね。サングラスとか似合いそう。
しかしまあ、フリファンの三大ギルドの長が集まってるとはね。結構レアな光景じゃない? スクショだけでも撮っとこうかな。
「今回はこちらの都合に合わせていただいて申し訳ありません」
『いえいえ。全然大丈夫ですから!』
「しかしその腕と足、本来であればすぐにでも直したいところだとは思いますが……」
『あー、まあ、なんと言うか、それに関しては気にしないでください。直すならもっと性能を上げたいですし、作るならじっくりと腰を据えて作りたいんですよ』
「なるほど。失礼いたしました」
『それで、みんなはどんな話をしてたんです?』
「おう。今回のイベントで手に入れたアイテムがどんなのかみんなで出してみようぜって話をな」
『あ、それは私も気になるかも』
「だろ? つーわけで、カノンとクラリスって子を呼んで欲しいんだが……」
『ああ。貢献度ボーナスですね。そういうことなら呼んできますよ』
私は四人に断りを入れて、カノンとクラリスを探す。幸い二人はそんなに離れた場所にいなかったため、すぐに連れてくることができた。
……後ろにゾロゾロとプレイヤーたちを引き連れながら。
ナインさんが軽く頭を振る。
「で、なぜあなた達まで?」
「そりゃないぜ大将! 俺たちもアイテムが気になるんっすよ」
「こんな一大イベント見逃せねぇって」
「水くさいですよギルマス!」
「ったく、しょうがねぇなぁ……」
「仕方ありませんね……」
アイテムを見せ合うという話を聞いたギルド【唯我独尊】、【モフモフ帝国】、【極天】のプレイヤー、さらにはうちのギルドまで数多くのプレイヤーが飲み物と食べ物を持って集まってきていた。酒の肴にでもするつもりなのかな。
さすがにこれだけ集まると寄るなとは言えず、苦笑いを浮かべながらも生産職プレイヤーが即興で会場の中心に簡易的なステージを作って、そこでアイテムを披露し合うという形になった。アイテム扱いなので使い終わったあとはインベントリにしまえる優れものだね。
先手は【モフモフ帝国】からだ。
「さて、うちからはこれだ! ツインウィング・カメレオンワイバーンからレアドロップした擬態双翼竜の煌鱗よ!」
「素材アイテムか!」
『しかもレアドロップ……』
「イベント限定ボスのレアドロップの素材……いい武器や防具が作れそうだな」
「数があればいいけどな」
ワイワイガヤガヤと騒ぎながらも、アイテムの品評会は続いていく。私はその光景を後目に、カノンとクラリスを手招きして呼び寄せる。
『どうしたのミオンさん?』
『とりあえず私は貢献度報酬のサブナックの書を出そうと思うんだけど……二人も同じようなの持ってない?』
『僕はブエルの書ですね』
『私はアンドラスの書があります』
『じゃあ私たちの番になったら全員で取り出そうか!』
『そうですね!』
『詳細は確認した?』
『まだです。みんなと一緒に確認しようと思って』
『どんなアイテムなんだろうなぁ……』
というわけで作戦会議終了! さてさて、会場はどうなってるかなっと。
「次は【唯我独尊】から行かせていただきます。ミリオントータスのレアドロップ、ミリオンシールドです」
「おおおおおおおお!」
『盾か!』
「大きさ的に大盾か?」
「うちのタンクがまた一段と固くなるなぁガハハ!」
「いいなぁ」
どうやら【唯我独尊】は大盾をゲットしたみたいだ。どのギルドもきちんとレアドロップが出てるから、リアルラックも相当高いね。
その他にも甲羅の欠片や亀の肉など、様々なアイテムが紹介される度に一喜一憂するプレイヤーたち。盛り上がってるね!
「次は俺たち【極天】のアイテムだ。グレイドラゴンのレアドロップの一つ、灰色竜の逆鱗よ!」
「逆鱗キターーー!」
『ハンティングゲームでお馴染みのドラゴン素材!』
「これの上に宝玉と天鱗とかありそう」
「つまり下位素材か」
「なんかそう聞くとレア感なくなるわね……」
「そこ! 盛り下がるようなこと言うなよ!?」
「悪い悪い」
灰色竜……グレイドラゴンの逆鱗ね。えっと、私のインベントリの中には……入ってるね。私のリアルラックも高いみたい。
でも、一個で何が作れるだろう……んー、他のグレイドラゴンの素材と、サブナックの悪魔素材、アーティファクト・インゴット辺りを使えばなにか……ま、それはおいおい考えるとしようか。
その他にも灰色竜の大剣というドロップ武器や、料理スキルを持つプレイヤーによるドラゴンステーキの試食などでボルテージが上がり、会場の盛り上がりはとどまるところを知らない。
この後に出すのが悪魔の書で申し訳ないような気がしてくるね。どんな効果しだいかだけど。
「じゃあ次はミオンたち【自由の機翼】だ!バシッと頼むぜ!」
『了解! 行くよ。カノン、クラリス』
『うん』
『はい!』
すっかり司会役が板に付いてきたカンナヅキさん。いい声してるから余計に役がハマってるね。
私たち三人は会場の視線を集めつつ簡易ステージの方へ向かう。みんな私たちの紹介するアイテムを今か今かと待っているようだった。
カノンとクラリスに目配せをして、三人で同時にそれを取り出す。
『私たちからは、第一回イベントのボス、悪魔たちの貢献度一位報酬だよ! 私のはサブナックの書!』
『僕のはブエルの書』
『私はアンドラスの書です』
「「「「おぉ……」」」」
みんなの視線が私たちの手元の本に向けられる。
『実は私たちもまだこのアイテムを調べてないので、この場で調べて公開したいと思います!』
「ヒューッ!」
「いいじゃないの!」
「さっすがー!」
「早く調べて教えてくれー!」
『落ち着いて落ち着いて……じゃあ行きます。《鑑定》!』
[アイテム・スキルオーブ]サブナックの書 レア度:SSR
このアイテムを使用した者にEXスキル、《悪魔魔法-炎-》を習得させる。このアイテムを使用した場合にのみ、魔機人以外の全種族で習得可能。一度使用したら消滅する。
『すごいアイテムだけど、魔機人で使えないんかい!』
『こっちは《悪魔魔法-火-》だね。魔機人で使えないけど』
『私は《悪魔魔法-合成獣-》です。魔機人では使えませんが……』
悪魔の書シリーズは、使うと各悪魔が使用するEXスキルを習得できるアイテムだった。本来であればかなり嬉しいんだけど……私たち魔機人は魔法が使えない設定だから……。
そんな私たちの反応とは裏腹に、会場のボルテージはさらに上昇していた。
「スキルオーーーーーーブ!」
「しかもEXスキルのスキルオーブだとぉ!?」
「ガチもんのレアアイテムキターーー!」
「素材アイテムとか武器とかが霞むレベルの代物だぁ!」
『魔機人で使えないのかーーー!』
『宝の持ち腐れってやつじゃない……?』
「なら、うちのギルドが買い取ろうか?」
「「「「買い取りだとーーーーーーー!?」」」」
手を挙げてそう言ったのは、頼れる私のユージン兄さんだった。そうだよね、私たちで使えないなら、使える人に譲ればいいんだよね。もちろん、タダとは言わないけど……。
『買い取りはいいんだけど、EXスキルのスキルオーブの相場ってどれくらいなの?』
「そんなものの相場があるわけねぇだろう……」
私の問いにため息をつきつつ答えてくれるカンナヅキさん。しかしその目は、確実に私たちの持ってるアイテムに向いていた。
そこへ、ナインさんもやってくる。
「おや、買い取りということであれば、私たち【唯我独尊】も黙ってはいませんよ?」
「ってぇことは……」
「勝負、だな?」
「ええ。しかし、私たち三ギルドだけで決めてしまうのはいただけません。というわけで、この場で代表者によるジャンケン大会でもいたしましょう!」
「代表者?」
「ええ。各ギルドから代表者を一名。無所属の場合はPTの中から一人を選んで代表者に。ソロの方はそれぞれ参加してもらうことにしましょう」
「いいじゃねぇか……燃えてきたぜ」
『あの……持ち主の意見は?』
「おっと、そうでした。ミオンさん、カノンさん、クラリスさん、あなたたちのそのアイテムを賞品にして、ジャンケン大会を開いてもよろしいでしょうか。もちろん、きちんと対価は払った上で」
『払うもの払ってくれるならヨシ! 一位から三位までが購入権を得る! お前ら! 死ぬ気で勝てよぉぉぉぉぉぉぉっ!』
「「「「「「オォーーーーーー!!!!!!!」」」」」」
もはや物理的に暑くなってきたこの会場。その中心で今、一瞬の勝負に命を賭ける男と女の姿があった!
ギルド【極天】からはギルドマスターのユージン兄さん。【モフモフ帝国】からはやはりギルドマスターのカンナヅキさん。【唯我独尊】からはこれまたやはりギルドマスターのナインさん。中小ギルドやPT、ソロプレイヤーからも続々と参加者が集まり、その数は百人を超えるほどだ。
さすがに百人同時にジャンケンするのは勝負が決まらないということで、急遽くじを作ってトーナメント方式になった。その結果――
「残ったのはこの四人か……」
「是非とも、あなたは倒しておきたいですね」
「ちゃんとお前らが残ってくれて嬉しいぜ」
「俺、場違いじゃないっすかね……?」
ベスト四に進んだのは、ユージン兄さん、ナインさん、カンナヅキさん、そしてギルド【漆黒の翼】のギルドマスターであるクロウさんだ。
クロウさんはイベントでは南側を守っていたらしく、キメラを何体も倒しているのだとか。ギルドの規模自体は小さくても、その実力は折り紙付きだろう。
そんなクロウさんの肩をカンナヅキさんが叩く。
「なに言ってんだよ、クロウ。ここまで勝ち残った以上、場違いなんてことはねぇよ」
「でも……有名プレイヤーばっかで緊張が……」
「私はそんなに緊張されるような人間じゃないですよ。悔いのない勝負をしましょう」
「ああ。一回こっきりの真剣勝負だ」
「……っ、はいっす! 全力で行くっす!」
自分の頬を両手で叩き、気合を入れるクロウさん。周りの3人がトッププレイヤーっていうプレッシャーは凄いよね。私はクロウさん応援したいな。
「じゃあくじを引いてくれ。それが、次の対戦相手だ」
カンナヅキさんから司会役を引き継いだヒビキさんがくじ引きボックスを四人に差し出す。このくじで、全てが決まる!
「「「「せーのっ!」」」」
一瞬の沈黙。
「俺はカンナヅキとか……」
「はっ。ユージンか。相手にとって不足はねぇ」
「私の相手はクロウさんですか。いい勝負を」
「は、はいっす……!」
「さあ、対戦相手も決まったところで早速勝負と行こうか! まずはユージン対カンナヅキィ!」
「やったれユージン!」
「負けるなよカンナヅキ!」
「やれやれー!」
「ヒューっ!」
本当にジャンケンの勝負なのかと疑うレベルの声援が飛び交う。イベントの後でテンションが上がってることも然ることながら、賞品への想いもそれだけ強いってことかな。そりゃ、使える人からしたらかなりのスキルだし。
『ギルマスは誰を応援する?』
『そんなの、一番払ってくれる人よ』
『現金っすね!』
『それはもう、ね。いくら自分たちが使えないとは言えレアアイテムを売ろうって言うんだから……』
『あー、まあ、そうっすよねぇ……』
『ま、冗談は置いておいて。強いて言えばクロウさんかな。三大ギルドが勝つのは予定調和すぎてつまらないし』
「ほう……」
「ミオンちゃん……」
「ふむ……」
「え、俺っすか!? ありがたいような、プレッシャーが増したような……」
どうやら私たちの会話が聞こえていたらしい。ユージン兄さんたちの視線がクロウさんへと向けられる。頑張って、クロウさん!
「はいはいそこまで! 決着は拳で付けな! ほら、ステージへお上がりよ!」
ヒビキさんに促されてステージへ上がるユージン兄さんとカンナヅキさん。お互いの拳が引かれ、ジャンケンの体勢に入る。
「準備はいいか? 勝負は一瞬、瞬き厳禁、だ! じゃあいくぞ? せーのっ!」
「「最初はグー! ジャンケン、ポン!」」
繰り出される拳。開かれる指。その勝負の結末は。
「っっっっっっし!」
「負けたぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「勝者! ギルド【極天】、ユージン!」
「「「「「わぁーーーーーーーーっ!!!!!」」」」」
ユージン兄さんがチョキで、カンナヅキさんがパー。これでユージン兄さんは確実にどれか一つの書を買うことができる。カンナヅキさんは三位決定戦に勝たないと購入権が得られなくなった。
「さぁ、お次はナイン対クロウ! ステージに上がりな!」
「よろしくお願いしますね」
「やってやるっす!」
「あ、負けた人はさっさとステージから降りてくれよー」
「うぐぐ、ちくしょ〜」
「ほら、邪魔になってますから……降りますよギルマス」
【モフモフ帝国】のサブマス(狐耳の美人さん)がカンナヅキさんをステージから引きずり下ろす。あの、結構ガタイのいいカンナヅキさんを片手で持ち上げてるんですけど……細身なのにすごい力だね。
「んじゃあ行くぜ! よそ見禁止の速攻バトル! せーのっ!」
「「最初はグー、ジャンケンポン!」」
ナインさんが出したのはグー。対するクロウさんが繰り出したのは、パー。
ガクリ、とその場に崩れ落ちたのは、ナインさんだった。
「くっ……負けました……!」
「か、勝った……!」
「勝者! ギルド【漆黒の翼】、クロウ!」
「「「「「「「オォーーーーーーッ!!!」」」」」」」
先ほどよりも大きい歓声が湧き上がる。ヒュー! やるね、クロウさん!
ナインさんは一つ深呼吸をして、クロウさんに握手を求める。
「参りました。また、戦いましょう」
「はいっす! 今度は、PvPで決着を!」
「……そうですね。次は、そちらでお相手しましょう」
お互いにがっしりと握手を交わし、再戦の約束をする。ベタだけど、こういうのは嫌いじゃないわ!
決勝戦を行う前に三位決定戦を行う都合上、クロウさんは一回お休み。その場にナインさんが残り、対面にはカンナヅキさんが立ち塞がった。
「負けられねぇ……!」
「それはこちらも同じです」
「三位決定戦、ナイン対カンナヅキ! 前置きはなしでさっさと行くぜ! せーのっ!」
「「最初はグー、ジャンケンポン!」」
ナインさんが出したのはチョキで、カンナヅキさんがパー。
「なぜだぁぁぁぁぁ!?」
「では、レアアイテムの購入権はいただきますね」
「うぉぉぉぉぉぉ」
「はいはいギルマス落ち着いてー。はい下がってー」
カンナヅキさんの扱いは慣れたものと狐耳美人さんがカンナヅキさんを引きずってステージから下ろす。いやぁ……運がなかったね?
「さぁ、いよいよ最後の戦い。この勝負に勝った者が、いの一番に好きなアイテムを手に入れる事ができる。果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのか!?」
「負けるつもりはないさ」
「ここまできたら勝つのみっす!」
「両者気合は十分! 一瞬の勝負を見逃すなよ? それじゃあラスト! せーのっ!」
「「最初はグー! ジャンケン、ポン!」」
ごくり、と誰かが唾を飲み込む音が聞こえる。その静寂の中、勝利したのは――
「しょぉぉぉぉぉぶありぃぃぃぃぃっ! まさかまさか! 勝ったのは、ギルド【漆黒の翼】、クロォォォォォォォウ!」
「「「「「「「オォーーーーーーッ!!!!」」」」」」」
「勝てた、っす。勝ったっすぅぅぅぅ!」
「負けたか……」
全身で勝利の喜びを表すクロウさんに、軽く息を吐いて勝者へと拍手を送るユージン兄さん。いやー、本当に勝っちゃったね!
「というわけで、クロウ。この三つの中から好きなものを選びな」
「じゃあ俺は、サブナックの書を貰うっす!」
「なら俺はブエルの書かな」
「では、アンドラスの書をいただきます」
「これにて、第一回ジャンケン大会を終了するぜ! てかなんで俺が司会進行役なんだよ! まあいいや。アイテムを受け取ったやつはちゃんとミオンに払えよー!」
こうして、打ち上げ? 後夜祭? を含めて第一回イベントは本当に終わりを告げた。
悪魔の書の値段だけど、カノンとクラリスと相談してお金よりも素材がほしいってことで意見が一致したため、後日いろんな素材を貰うことになった。
その後はいろんな人とフレンドになったり、サーベルやライフルを見たいという生産職プレイヤーたちに実物を見せて色々と情報交換をしたり。とても有意義な時間になったね。
さてと。明日から暫くはパーツの修理とかから始めようかな?
ここまで読んでくださりありがとうございます。
次回は運営サイドの幕間と、投稿できれば次の章に入ります。
続きもどうぞお楽しみください。




