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そだ☆シス  作者: Mie
さらに園児編
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67 エンポルダの個性を表現する…

挿絵(By みてみん)





 週明けから天気が下り坂になり、今日はとうとう雨が降ってきた。 もう六月に入ったが、肌寒いくらいの朝だ。

 前の世界だったらちょうど梅雨の時期だし、個人的に違和感は――いや、梅雨らしい梅雨も多かったか。

 同伴だからお迎えはないけど、童謡みたいに雨の中を、傘を差して幼児園に行くのも楽しいと思うのだが……やはりお休みとなった。

 エミーちゃんはまだ本調子ではないようだし、俺達も油断したらすぐに体調を崩すかもしれないしな。

 幼児の抵抗力を買い被ってはいけない。



「ほいっ、ほいっ、ほいっ」


「ひょう! てや! ひゃあーーん♪」


 ということで、薄着になってきた服を一旦元に戻された俺達は、例によって触手で健全なプレイ中。

 天井サーブよろしく、山なりに飛ばして上から襲いかかる二本の触手を、巧みな体さばきでかわしていく妹様。


「にゃうん! ほよっ! ぴゃう!」


 たまーに三本目の触手を出して横から足払いをかけたりしてみるけど、それも難なくジャンプで回避。

 更には、山なりの軌道をV字にしたものを混ぜてスピードに緩急もつけるが、くるくる回って踊るように避けていく。

 しかも――。


「――ひゅっ!」


「すげぇ!?」


 横から触手を軽くはたいて、軌道を逸らしたっ!? マジかよ……。

 上から来たものを斜め下へと受け流すという、非常に高度なテクニックを披露したセーレたん。 ただ見ているだけじゃなかった!

 その後は一度もやらなかったが、タイミングが合えばまたやるんじゃないかな。


「……ひゃっ?」


「ん?」


「にょっ?」


「……」


「きゅ~?」


「…………」


 なんか、避けるたびに何か言いたそうな表情で、チラチラと俺に視線を送ってくる妹様。

 まだまだ体力はありそうなのに、だんだん避け方が適当になってきたんですけど……。


「きゃ~~」


 そして、遂には触手がわずかに(かす)った。

 両腕で自分を抱き締め、くるくる回るセーレたん。


「……」


 いや、何をしたいのかは、もう分かってるんだけどさー。


「うゅ~~~っ。 ……うぅ~」


 しまいには、よよよ~と絨毯に寝転がって、潤んだ瞳で見つめてくる。

 ……お望みですか。 そろそろ、アレをご所望ですかっ!?


「――フッ」



 だが、そうはいかんざきっ!!



 俺は一旦触手を全部回収すると、一本だけをセーレたんに向かって伸ばす。

 そして。


「ふひゃああああっ!?」


 目前で握った拳を開くように、薄い膜状に広げた触手で妹様の全身を包み込む!

 小さい頭だけを残して覆い尽くすと、更に魔力? を送り込んでジェルを増量増量。

 その結果……。



 ぷるりん。



「ふぁうあうあ~~~~はえ?」


 スライムに取り込まれた美幼女のできあがり。


 首を左右や下に動かして、戸惑っているセーレたん。 こんな展開、予想できる訳ないもんな。

 俺は細く繋がった糸を引っ張って、ぷるぷる震えるスライムwithセーレたんを我が下へ。

 こうなれば、もはや煮て食おうが焼いて食おうが俺の自由である。 まさに、まな板の上のハニー!


「ふっふっふー。 どーだー♪」


「ふゃうにゃうゃ~」


 スライムを震わせて、中で宙に浮いたセーレたんを揺らしてみたり。



「ほれほれほれー」


「はふはふはふ~」


 無防備なほっぺをつんつん、ぷにぷにしてみたり。



「くるくるくるくる~」


「およよよよよよ~♪」


 スライムごとセーレたんをくるくる回してみたり。

 この前のプレイには、さすがにちょっと危機感を覚えたからな……こういう、くすぐらないプレイも入れていかなければ!



「たぷーん、たぷーん」


「ふわあぁぁぁぁぁぁ」


 そして、ゆっくりと揺らして「f分の一ゆらぎ」を与えてあげると、とろーんと(まぶた)が下りてきた。

 うむ、こんな健全なプレイも悪くない。 つーか、これが普通なのだ!

 ……普通か、コレ?



 ガチャ。

「ジャスさまー、セーレさまー、おねむです――――」



 その時突然、何の前触れもなく開けられたドア。

 続いて、ウィスパー声で顔を出したのは――


「――か?」


「え」


「ふにゅ~」


 ぷるる~ん♪



「――――」


「……」


「うゅ~~」


 ぷる~ん。



 完全に石化した二人。 おねむな妹様。

 そして、謎のぷるるん。



「――ぽ」


「ぽ?」


「ぅ~」


「ぽっ!」


「ぽ……?」




「ぽよよよよーーーーーーーーーーん!?!?!?」


「ぬわっ!!?」

「ひゅわわ!?」


 つーか、なんで!? どうして!

 なんで、今回に限ってノックがないのよ!? ノックは決して無用じゃないんですよぉぉぉおおお!!



「ぽよよよよーーーん!! ぽよよよよーーーーーーん!!??」


 そんな俺の心の叫びをよそに、謎の発言に合わせて小さくバンザイをしながら、耳としっぽと立てたり寝かせたりするチャロちゃん。

 よほど衝撃だったのか、いつもの爆弾発言さえ出てこない。

 なんか、莫大な借金に追われてるどこかの芸人の嫁さんみたいなんですけどー?



「お、おにぃ? ちゃろー?」


「……まだだ、まだ行ける!」


 そう……こんな危機、今までだって無理矢理乗り越えてきたんだっ!

 今回も、何とかしてみせるっ!!



『チャロちゃ~ん? お部屋の前で、いったいどうし――』



「あ」



「あ、まま~♪」





「――――あらら?」





 おわた。





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