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そだ☆シス  作者: Mie
乳児編
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4 お掃除のごほうび

挿絵(By みてみん)





 皆さんお元気ですかー?


 さて、生まれて間もない赤ん坊にとっての仕事とは、即ち「飲む」「寝る」「遊ぶ」である。

 俺の場合は更に「観察」が入るわけだが……。

 まだ自分の意思ではほとんど動けない以上、数日も続ければ広い部屋であっても見える範囲の物はすべて見終わってしまった訳で。




 いつもの掃除を終えた今日の当番だろうネコミミちゃんが、俺たちに声をかけて部屋を出て行く。

 掃除の後はいつも大体同じ事を言って出て行くので、恐らく……。


『仕事が終わったから一旦戻るよ、また暫くしたら様子を見に来るねー♪』


 とでも言っているのだろう。

 間違っても、『朝ご飯食べて学校へ行こう~』とは言ってないハズ。


 最初は何が何だかサッパリだったが……まるでパズルのピースが嵌っていくように、推測ではあるが少しずつ分かるようになってきた、と思う。

 これも、脳みそも赤ん坊のおかげか、それとも――。

 はっ! ま、まさかこれが噂の、○ピードラー○ングの効果ってヤツなのか!?

 さっすが、石川君が奨めているだけことはあるぜ。



「やぁーーーぁ!!」


 ドアを閉める直前まで笑顔で手を振るネコミミちゃんに、了解の意味で声を返しながら俺も小さな手を振っている……つもりで動かす。

 首だってまだ据わっていないのだ。 まだそこまで器用に動かせないし、声だって出すだけで精一杯だ。

 あくまで「つもり」。


 ……おかげで、ドイツ人みたいな返事になってしまったが。

 ちっちゃい事は気にするナ。



 さて、ネコミミちゃんも出て行ってしまったし、窓の外の景色も代わり映えがない以上、次に誰かが部屋に来ない限りはあまりすることがない。

 ……と思うのは大きなミステイク!

 そう、俺には崇高なる使命がある!!

 幸いな事に、我が君も目を覚ましたことだし……。


 手足の運動(トレーニング)を兼ねて、セーレたんとスキンシップ&コミュニケーションと参りましょうか。





*********




 今日のお部屋のお掃除当番はわたし。


 毎日キレイにしているハズなのに、やっぱり今日も少しホコリがあっちこっちについていた。

 たった一日でも、こんなに汚れちゃうもんなんだねー。

 汚れもすぐならカンタンにキレイになるけど、ちょっとくらいと思ってサボると汚れがひどくなって、お掃除に時間がかかったり、最悪の場合だと取れなくなっちゃう。

 毎日何気なくやってるコトだけど、今日はふと教わったことを思い出して、いつもより念入りにお掃除した。

 ジャスさまとセーレさまには、いつもキレイなお部屋で過ごしてもらいたいもんね♪


 いつもわたしがお部屋に行くと、じーっとわたしのことを見つめてくるジャスさまだけど……。

 今日のわたしのガンバリに気づいてくれたのか、お部屋を出るときにニッコリと笑ってお返事をしてくれたの♪


『やぁーー♪』だって!

 ……すっごくカワイイっ!!


 思わず、もう一回お部屋に戻ってナデナデしたくなっちゃったけど、お仕事はまだまだいっぱい残ってる。

 ここはガマン。

 でも、マールお姉ちゃんと一緒にガンバって早く終わらせられれば、お夕飯まで少し時間ができるハズ。

 なんとか時間を作って、お部屋に遊びに行こう!


 さっそく、マールお姉ちゃんにお話しに行かなくっちゃ♪




 ……走って行ったら、お姉ちゃんに怒られました。

 はうっ、反省……。





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