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そだ☆シス  作者: Mie
まだ乳児編
20/744

17 目覚めました

挿絵(By みてみん)





 ……何かが間違っている気がする。


 にょろ。


 俺は魔法の特訓をしていたはずだ。


 にょろ。


 俺の中に眠る小○宙を感じ、○ブン○ンシズに目覚めるべく、何度も何度も壁にぶつかっては立ち上がり、遂には何かを掴む……そのはずだった。


 にょろ。


 魔法のイメージを固める為、何故か残響○滅(エコー・オブ・○○)兄さんの妄想(ちから)も借りてみた。


 にょろ。


 なのに、どうして……。


 にょろ。


 どうして――――。


 にょろにょろ。



「きゃはっ♪ あはっ♪ ……あ~ぅ~ぁあ~~♪♪」


 にょろにょろにょろ~。



 どうして、妹が『触手プレイ』にハマっているんだっ!?!?




 ……オーケー。 落ち着けジョニー。 素数を数えるんだ。

 話はそれからだ……。

 よし、事の起こりから整理してみよう。


 まず、俺が魔力……? の固さを変えられるようになって、固体液体ゼリー状と練習していたんだ。

 半透明のそれは、触っても粘つかない水飴のようなもので、妹様は興味深げに―― 文字通り指を咥えて―― 見ていたのだ。

 最初は、飴細工のように色々な形を作って見せていたんだが、やがて。


『あ~♪ きゃ~♪』


 ……と言いながら、俺のソレに手を伸ばすようになってきて。

 んで、俺が試しに。


『お兄ちゃんのコレ、大きくて固くて……凄いだろ?』


 ……と触らせてみたら、血の繋がった俺の妹は俺のソレを嬉しそうにぺたぺた、にぎにぎし始めた訳だ。



 うん、ここまではおかしくないな。 ないよな?

 そして、俺の手の平の上から出ているソレ……と戯れるセーレたんを和みながら鑑賞していたら、ふと思いついたんだよ。

 今までは手で直接摘んだりして形を変えていたが、魔力自体を操作して動かすことはできないのか? と。


 そうして、マイハニーたんと遊びながら練習していたら、少しずつできるようになって。

 ぷるるーん、にょろろーんと動くソレを、リトルシスターはますますお気に召して。

 ふざけてカノジョにソレをくっつけてみたら、触感が気に入ったらしくもの凄く喜んで……。


 やがて、猫じゃらしのようにして子猫ちゃんと遊ぶようになったら、いつの間にか――。



 ……触手プレイになってましたとさ、と。

 めでたしめでたし。


 あれ? おかしい事なんて、何もないじゃないですか?


 今や、毎日最低一回は触手で遊んであげないと泣き出すしなー。

 ……全ては敬愛なる女王陛下の御心のままに。 A面。


 まあ、いずれ少しずつ触手離れさせていけばいいか。

 いつか飽きる日が来るさ。


 そうして触手(オレ)の手を離れて、妹は大人になっていくのだ。

 ちょっと寂しいが…それが(触手)の役目である。


 と、そんなことを考えながら、俺は右の手の平から数十センチにまで伸ばした触手を、妹の身体に纏わり付かせてきゃっきゃ言わせながら、左の手の平から二本目の触手を出すべく練習中である。



 ――この光景を端から見ればどれだけシュールかは、考えないことにする。 要は、見せなければいいのだ。

 二人だけの、秘密の遊びである。



 それにしても……もし、もしもだが、妹が大きくなっても飽きなかったらどうしよう?

 まあその時は、妹には金髪に良く映えるであろう青いドレスを着せて、無数の触手で作った空中の道でも歩かせてみようか。

 そうすれば、また違う方向に持って行けるかもしれない。 姫様的な方に。

 ……何? 妹がウマシカになってしまう?

 なんて事を言うんだ!! 時代は今や地デジなんだぞ! 鹿違いか。

 俺の碧の眼が紅くなって暴走するぜ?



 ――やめやめ。 くだらん事を考えるのはいい加減にしよう。

 フカイに思われたらスミマセン。





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