14 連邦捜査官2人目?
朝のアルカイックタイム。
何だそれは? というと、すなわち……。
女性のみが持ち得る愛情の象徴であるところのアレから湧き出でる、生命の泉たる恩恵のアレですよ。
アレだよアレ。
普段よりも一層サッパリした風味のアレ―― ちょっとお疲れ気味ですか? ご自愛くださいませ―― から徐に口を離してゲップさせてもらっていると、珍しくドアの向こうから騒がしい声が聞こえてきた。
ごっつあんでーす。
……ちなみに、横で既にお食事を終えられたマイラバーは、お袋の腕の中で目をとろーーんとさせていらっしゃる。
とても可愛い。
「――――ちょ………!………かゅ――――……ぅま―――……!!」
「――――――ぁ…………――――な……―――――――るのぉーーー!!?」
青髪ちゃんの声と……あと、誰だ?
ネコミミちゃんとはまた違った、竜騎士のごとく脳天から突き刺さりそうなキンキン声だが、まるで――。
……つーか、どちらも途切れ途切れな声の内容が非常にアレに聞こえてしまうんだが、穿ちすぎか?
「っ!? ちょっ……まさか、あの子…………!!」
乳母さんは聞き覚えがあるようで、勢いよくドアの方に振り返り――うぉ、遠心力が気持ち悪うぇ……!!
と同時に、勢いよくドアが開け放たれた。
そこにいたのは――――。
「ああーーーーっ!? ココにいたぁーーーーーーーっ!!!!」
キリッとつり上がった双眸の色は黒く、
右手は開け放った勢いだろう……伸ばした腕をそのままこちらに向けて指を差し、
左手は腰に当てて堂々と仁王立ちしていて。
赤い半袖のブラウスに、黒いミニスカートとオーバーニーソックスを身に着け、
見える肌の色ははとても健康的で、
更に大きく靡く、先端をカールさせた赤茶色いロングヘアーが、大人っぽさと激しそうな気性を引き立たせる……。
「もうっ! ママったら、こんな所にいたのねーーーーー!!」
――――六、七歳くらいの、小さな女の子であった。




