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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2024年 2月

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#195 コラボ当日、移動とか

 それから、時間はあっという間に過ぎて、コラボ当日になりました。


 その間、個人配信をしたり、コラボ相手の人の配信を見たり、危うくぽろっと言っちゃいそうになったところを、柊君と麗奈ちゃんの二人に助けられたりと、そんな風に過ごしました。


 なんというか、色々と気を付けないといけないのはわかってるんだけど、変に意識しすぎて、口を滑らせそうになっちゃうというか……うぅ、本当に気を付けないと……。


「えーっと、これでいい、かな? うん、大丈夫……だよね? ……うぅ、やっぱり何か違う気が……」


 朝起きた僕はと言えば、まずはお母さんが作った朝ご飯(白米、お味噌汁、お漬物、焼き鮭、ほうれん草のおひたし)を食べてから、自分のお部屋でお着替え。


 姿見の前で、今日着ていくお洋服を選んでいるんだけど、どういうものを着ていけば大丈夫なのかわからなくて、頭を悩ませていました。


 服装自体はカッチリしたものじゃなくていい、とは言われてるし、私服でいいとは言われてるけど、初めての外部コラボだし、しかもらいばーほーむとしてのトップバッターも兼ねてるから、こう、失礼がないようにって思っちゃうんだよね……。


 それでなかなか決まらないわけで……。


「うーん、とりあえずブラウスとロングスカート……かなぁ。上着は……えーと、うーんと……少し前に買ったコート、かな? うん、これなら見た目は問題ない……はず」


 とりあえず、白のブラウスに、赤と黒のチェック柄のロングスカート、上着はクリーム色のコートという服装に。


「これで大丈夫かな……?」

「うーむ、お姉ちゃん的にはやっぱり、こっちの薄ピンクのふわもこコートの方がいいと思うな~。椎菜ちゃん可愛いし、その方がどこへ行っても映える!」

「な、なるほど……って、お姉ちゃん!?」


 声がした方を振り返れば、そこにはにこにこ笑顔にお姉ちゃんがいつの間にか立っていました。


「うん、お姉ちゃんでーす!」

「い、いつの間に僕のお部屋に……?」

「いやぁ、なんか椎菜ちゃんが頭を悩ませてる気配を感じたので、こっそりのぞいてたんだよ」

「それならすぐに声をかけてほしいかなぁ……」

「いやぁ、真剣に悩んでるから声かけにくいなと。……んで、今日はお出かけだっけ?」

「あ、うん。ちょっと東京の方に……」

「ふぅ~ん? んまあ、嘘を言ってるわけではないけど、全部って感じでもないかな」

「……(どきっ)」

「まあでも、椎菜ちゃんが隠し事をする時は、それが必要ということ……故に、姉として気にしないでおくね!」

「う、うん。ありがとう」


 一瞬、すごくドキッとしたけど、お姉ちゃんの僕への理解度に助けられました……。


「ともあれ、今日はそこそこ冷えるっていうし、そう言う意味でももこもこコートをお勧めするよ、私!」

「なるほど……うん、じゃあ、そうしようかな」

「うんうん。やっぱり可愛い女の子には、ふわふわもこもこのコートだよねぇ! あ、あとで写真OK?」

「うん、いいよ」

「よぉぉぉし!」


 写真撮影の許可を出すと、お姉ちゃんは嬉しそうにガッツポーズ。

 なんというか、よく僕の写真を撮ってるけど、飽きないのかな……?


「それじゃ、お姉ちゃん外出てるから、着替えて私に可愛い可愛い椎菜ちゃんの外行きの服装を見せてェァ!」

「あ、う、うん」

「じゃ☆」


 そう言って、お姉ちゃんはお部屋を出ていきました。

 なというか……うん。いつも通りだなぁ……。



 それから、ブラウス、ロングスカート、コートにお着換えして外に出ると、お姉ちゃんがすごい勢いで写真を撮り始めたけど、その時鼻血と吐血がすごいことになっていたけど、いつも通りでした。

 とはいっても、まだお家を出るには早いので、コートは脱いで、少しの間リビングでのんびり。


「地味に椎菜ちゃんって、ブラウス着る時リボンしてるよね。可愛いからすごくいいんだけど」

「なんとなく気に入ったからかなぁ。可愛いし」

「うんうん、実に素晴らしいね! 着々とその辺りの趣味嗜好が女の子になってるね!」

「そう言われるとなんだか複雑な気が……」

「まあ、椎菜ちゃんはもともと可愛いものが好きだったし、今更かもしれないけどね」

「うっ……そ、それを言われると……」

「でも、男の子が好きそうなものはなんだかんだで好きでもあるわけでね。……そう考えたら、椎菜ちゃんってかなり理想的なヒロインなのではなかろうか。いや、もともと椎菜ちゃんは世界一のヒロインか……」

「何を言ってるの……?」


 でも、男の子が好きそうなものが好き、っていうのは間違いじゃないし、実際にその通りなんだよね。

 小学生の修学旅行や、林間学校に行った際のお土産屋さんに売られてる、謎の剣のキーホルダーなんかも買ってたしね。

 さすがに木刀は買わなかったけど。

 あと、刀もカッコいいから好きです。


 ……お家で飾ってる御神刀はカッコいいというより、なぜか安心するような感じはしてるけどね……なんなんだろう、あの御神刀。


「そう言えば、みまちゃんみおちゃんは?」

「今日はお友達のお家に朝から遊びに行く! って言ってたから、帰ってくるのは夕方前とかじゃないかな」

「なるほど。いやぁ、神様な二人だけど、ちゃんと馴染めてるようで安心ってもんだよね」

「そうだね。それに、お友達もたくさんできたみたいだし、できることなら、このままたくさんのお友達に囲まれて育ってほしいなぁ」

「うんうん。……って、そう話す椎菜ちゃん、すっごいお母さんだよね。いや、実際にお母さんだけど」

「そ、そうかな?」

「うん。さすが、らいばーほーむ一の母性を持った幼女……最年少なのに、その辺りが強いんだもんね、椎菜ちゃん」

「そんなことないとは思ってるんだけどね」

「椎菜ちゃん、案外自己評価が低かったり、無自覚だったりするからね。まあ、だからこそ核兵器としての破壊力が凄まじいわけですが」


 お姉ちゃんの言ってることがよくわからないけど……うん、褒められてはいるんだろうね、多分。


「椎菜、お昼はどうするの? 家で食べてから行く?」

「あ、どうしよう……うーんでも……うん、そのまま外で食べるから大丈夫。時間的にもその方が余裕がありそうだし」

「ふふっ、了解よ」

「って、そろそろ出なきゃ」

「もう行くの?」

「うん。初めて行く場所には余裕を持ちたいので!」

「うんうん、いいことだよ!」

「えへへ」


 お姉ちゃんに褒められつつ、僕はリビングを出て、自分のお部屋へ。

 コートを羽織って、スマホ、ハンカチ、折り畳み傘、それからイヤホンに……それから、昨日作ったケーキがあることを確認。

 あ、お財布も忘れないようにしないと。

 ほかには……うん、大丈夫かな?


 ケーキの方は崩れないようにしないと。

 ……まあ、最悪の場合は霊術でなんとかするけど。

 便利なんです、霊術。

 崩れちゃったケーキを元の形に戻すなんてこともできちゃうからね。

 でも、それは最終手段。


 ……そう言えば、何気なくケーキ焼いちゃったけど、これ、色々と大丈夫かな……?

 ……ま、まあ、ダメそうだったら自分で食べればいいよね! うん!

 それか向こうのスタッフさんに上げるとか……。


「……そういうのは向こうについてから考えよう」


 多分大丈夫だと思いつつ、準備を終えた僕は荷物を持って一階へ。


「じゃあ、行ってきます!」

「行ってらっしゃい。気を付けてね」

「誘拐されないようにね!」

「さすがにないよ!?」


 なんてやり取りをしてから、僕はお家を出ました。



 お家を出た後、美月駅に向かって、そこから浅草行の電車に乗って移動を開始。

 土曜日のお昼前くらいだから、それなりに人が乗っていたけど、幸いなことに椅子に座ることができて、終点までゆっくりできました。


 ついうたた寝しちゃって、起きたらなぜか電車内のところどころに血の痕があったのを見た時はびっくりしたけど……。

 気を取り直して。


「うーん、時間もまだそれなりにあるし……折角だから、浅草でご飯食べようかな」


 浅草から三田まで、大体片道三十分弱。

 今の時間が一時過ぎなので、全然時間があるわけで……。

 とりあえず、三時に行った方がいいって言われてるから、それまでに行くとしても、一時間以上は時間があるからね。


 というわけで、浅草でご飯を食べることに。

 浅草にはいろんなお店があったし、何を食べようか迷ったけど、最終的に牛カツ屋さんになりました。

 すごく美味しかったです。


 お昼を食べたら、軽くお散歩をして、二時くらいに電車に乗って三田へ。

 浅草も十分ビルが多かったけど、三田はなんていうか……うん、オフィス街って言う言葉がぴったりなくらいに、すごく高いビルがあちこちにありました。

 あと、人が多い……!


「やっぱり都会だなぁ……」


 きょろきょろとカバンの紐を握りしめながら辺りを見回していると、そんな感想が自然と零れていました。

 美月市も人はいる方だとは思ってたけど、やっぱり東京に来ると別格だよね。


「えーっと、たしか地図だとこっち、だよね?」


 スマホで表示した地図を見ながら目的地へ。

 駅から歩くこと五分ほど。

 目的地に着いた……んだけど……。


「……え、こ、ここ……?」


 目的地として目の前に現れたのは、なんていうか、その……真っ直ぐ上を見上げないと一番上が見えないほどに高いビルでした。

 あの、なんというか、その……ほ、本当にここなの……?

 ビルに入っていく人たち、スーツとか、そのオフィスカジュアルっていうのかな? そういう服装の人ばかりだよ!?

 あの! 僕、すごく私服! 私服なんだけど! 大丈夫かなこれ!? 浮かない? 浮かないかなぁ!?


「う、うぅぅ、ここ、一人で入るのぉ……?」


 ど、どうしよう、ちょっと泣きそう……。

 で、でも、このままビルの前でうじうじしてるのは変に目立っちゃうし、何より向こうに迷惑がかかっちゃう、よね……。

 う、うん、行こうっ……!

 というわけで、内心ドッキドキ、緊張で手汗がぐっしょりになりつつも、僕は建物の中へ入りました。


「て、天井が高い……」


 ここ、一階なんだよね? あの、すごく高いんだけど……校舎で言うところ、四階くらいはあるような……。

 あと、エレベーターもなんだか多い気が……。

 えーっと、僕が行くのは、15階だから……わ、わからない……。

 あ、う、受付さん! 受付さんに訊いてみよう!


「あ、あの……」

「こんにちは。お父さん、もしくはお母さんの忘れ物を届けに来たのかな?」


 僕が受付のお姉さんに声をかけると、お姉さんは優しい笑顔でそう訊いて来ました。

 これ、お使いか何かだと勘違いされてる、よね……うぅ、低身長が恨めしい……。


「あ、い、いえ、実はその、今日こちらでえとお、お仕事? じゃなくて、んっと、その……来ることになってまして……」

「あ、それは大変失礼いたしました。どちらの会社でしょうか?」

「え、えーっと……株式会社スターハーツ、です」

「そうしますと、15階ですね。入館証はお持ちですか?」

「あ、はい、ええっと……あ、これなんですけど、どこで使えば……」

「では、ご説明いたします。そちらのメールを下へスクロールしていただきますと、ファイルが添付されているかと思います。そちらを開きますと、QRコードが表示されます」

「あ、で、できました!」


 お姉さんの説明通りに操作すると、QRコードが画面に表示されて、思わず笑顔で声を上げていました。


「ぐふっ……」

「あ、あの……?」

「あ、し、失礼いたしました。……こほんっ。当ビルでは、各フロアごとにエレベーターが分かれておりまして、15階ですと、E~Hのエレベーターとなります。ですので、あちらを曲がっていただきますと、フロアの数字が描かれたゲートがありますので、そちらにQRコードをかざしていただくと、ゲートが開きます。その際、ゲートにどのエレベーターに乗るかが表示されますので、そちらを見ていただければと。もし見るのを忘れた場合は、ゲート通過してすぐ左手に各階が書かれたパネルがありますので、行きたいフロアのボタンを押していただければ表示されますので、そちらで確認をお願いします」

「なるほど……ありがとうございますっ! すごく助かりました!」


 丁寧に教えてもらって理解できたので、僕は笑顔でお礼を言ってからお姉さんが言ってたゲートの方へ向かいました。


「ごふっ……な、何あの娘、か、可愛すぎ……」

「あ、あの、先輩」

「何……? 私今、癒しで吐血してるから……」

「さっきのメール、その……宛先に株式会社uniqueって書いてあったんですけど、あれってらいばーほーむの会社名じゃないですか……?」

「……マ?」

「マジです。ということはさっきの娘ってその、特徴的に……」

「ダメよ。それ以上はダメ。……殺されるわ。色んな意味で」

「で、ですよね! き、気のせいですよね!」

「えぇ、気のせいよ」

 長かったので二話に分けました。

 あと、この回が投稿された今日、ダンまちのリアルイベントに行ってる関係でね、うん、前日あんまし時間がなかった。ぶっちゃけ、この後も書き終わってるけど、疲れて帰った状態でやるのがしんど――ゲフンゲフン、大変なのでね! 許して☆

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― 新着の感想 ―
気づいてないからあの程度で済んだ疑惑がw
家族で同僚ならしゃべってもいいとは思うけど
電車の中での吐血...w後、受付嬢の吐血・・・しかも、ライバー?って事がバレた?みたいだけど。真実を知ってそれを暴露するとなると...奴が降臨しかねないから、黙ったのねwで、次は目的の会社と言う訳なん…
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