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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2024年 2月

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#192 動きが人外なハイスペックロリ巫女幼女、大会は無事(?)終了

 駆け足気味ですまん。

『豆投げ陣営、一年上野、高遠アウト!』

「「勝てるわけねーーーー!」」

『豆投げ陣営、二年車田退場!』

「刀で豆弾いてくるハイスペック幼女にどう勝てって言うんだこれ!?」

『豆投げ陣営、一年尼崎、三年弓城アウト!』

「「鼻血と吐血で死にそう」」

「ふぅ……それなりに減らせたかな?」


 あれから学園内を走り回って、見つけた傍から豆投げ側の人を倒して回りました。

 廊下を歩いてるところを、窓から入って奇襲したり、いっぱい豆を投げて来たので、全部弾いて近づいて倒したり、なぜか鼻血と吐血を流して倒れた人に止めを刺したり……と、そんな感じで。


「桜木さん、疲れないの?」


 ふと、たまたま豆投げ側の人に襲われていた女性の先輩さんを助けた人と一緒に歩いていると、そんなことを訊かれました。


「これくらいなら全然疲れないですよ!」

「マジで? 桜木さん、結構すごい動きしてたよね? 普通に投げられた豆、全部刀で弾いてたし……あれって疲れそうだと思ったんだけど」

「んーと、体よりも、集中力的な方での疲れはあるかなぁ、って言う感じです。体の方も、五十メートル走を一回走ったくらいですし」

「マジかー。さすが学園祭でアニメキャラの動きが出来た人は違うわー……」

「ふぇ? もしかして、あの時見てたんですか?」

「一応私も出場者だったんだよね」

「え、そうだったんですか!?」

「そうそう。いやぁ、結構自信はあったんだけど、桜木さんみたいな可愛くてあんなすごい動きができる人が出てたもんだから、負けちゃったんだけどね! あ、別に気にしてないよ? むしろ、尊敬したから!」

「そ、そうなんですか?」

「うんうん。だから気にしなくていいから」


 なんて言いながら、先輩さんがにこっと笑いました。


「そ、それなら……」

「でも、ほんとすごいよね。桜木さんが大暴れしてるから、あんまり鬼陣営の人数が減ってないし」

「せっかくのイベントで試合なので、勝ちたいなぁって思ったので……」

「そっかそっか。ま、気が付けば豆投げ側は残り20人ちょっとになってるし、案外行けそう」

「そうだといいです」

 なんて、お話をしていると、

「隙ありィ!」

「ふっ――!」


 突然横から声がして、男子の人が豆を思いっきり僕たちに向かって投げて来たけど、お姉ちゃん直伝の居合で全部弾く。


「ちょっ! なんで速攻反応されぶべら!?」

「えへへ、音と気配でバレてますよ?」


 驚いてる隙に、豆投げの人に近づいて、手に持った刀で斬って倒しました。


「そんなんありかよ……あ、でも、ありがとうございます!」

「ふぇ!? なんでお礼!?」


 なぜかお礼を言われたことに驚く。

 こういうのってお礼を言う場面じゃない気がするんだけど……。


「うわー、すっごー……もしかして、縮地って奴? なんか、気が付いたら豆投げ男子に迫ってて斬ってたんだけど……さすがハイスペック幼女」

『豆投げ陣営、二年鈴木、アウト!』


 あ、同級生だったんだ。


「いや、こりゃ速攻で潰されるわー……まあ、桜木にバッサリ斬られたからヨシ!」

「僕が通り魔みたいになってないかな!?」

「いや、桜木さんって、噂だと窓から突然入って奇襲をしかけたり、音もなく背後から忍び寄って奇襲をしかけて斬ったり、かと思えば出会い頭に斬ったりするから、ほぼ通り魔みたいになってるよ?」

「えぇ!?」


 ぼ、僕、通り魔って思われてたの!?

 なんか嫌なんだけど!


「どうでもいいことだが、豆投げ側では、桜木に斬られ隊、というただ純粋に桜木に斬られることで退場したい奴らが普通にいるぞ。ってか、ほぼそれ」

「どういうことぉ!?」


 何をどうしたらそう言う発想に!?


「あ、椎菜ちゃん発見!」

「よっしゃあぁぁ! 桜木ィ! 俺を斬ってくれぇぇぇぇ!」

「ヤッタァァァァ! 自慢できるぜェェェェ!」

「ふえぇぇぇぇ!? ほ、本当にいた~~~~~!?」


 僕が驚いたり叫んだりしていると、奥の方から豆投げ側の人たちがなぜかこっちに向かってすごく笑顔で向かって来ている上に、本当に僕に斬られたがってました。

 本当になんで!?


「桜木さん人気すごいなぁ」

「これ人気によるものじゃない気もするよぉ!?」

「頼む! その刀で斬ってくれぇぇ!」

「えぇぇ!? そ、それは、えと……うぅぅ! じゃ、じゃあ、斬りますっ!」


 なぜか笑顔で迫って来る上に、斬ってほしいと言って来ることに悩みつつも、倒さないと試合が終わらないと思ったので、斬ることにしました。

 そうとなれば僕も体勢を居合をするようにして、走り出すと同時に刀を引き抜いて、怪我をしないように優しくその人たちを斬りました。

 あ、豆はなぜか投げて来ませんでした。

 なんで???


「「「ヤッタァァァァ!!!」」」

『豆投げ陣営、三年妻夫木、神谷、伊藤、アウト!』

「もしかしてこれ、ずっとこのまま、なのかな……?」

「うーん、まあ……頑張って!」

「……はい」



 それからというもの、豆投げ側の人を探したんだけど、なぜか僕を見つけるなり、さっきのような状態が何度も発生しました。

 その度に斬ったわけだけど、なぜか笑顔で喜ばれたて、困惑しました。

 そんなに斬られるのが嬉しいのかな……?


 あ、でも、まともに豆を投げる人もいて、


「可愛すぎる幼女に豆を投げるのは心苦しいけど、5000円はさすがに欲しい!」

「これだけ一斉にまけば一回くらいは当たるはず!」

「くらえー!」


 という感じで、避けられないように正面のほぼ全部を埋め尽くすように豆を投げられることがあったんだけど……


「それくらいならっ!」


 それに対して、僕は長い刀を回して豆が当たらないように弾きました。

 なんだかんだで、人力扇風機みたいな感じです。


「マンガでしか見たことない防御の仕方ぁ!?」

「え、ちょっ! 豆ないんだけど!」

「ええい! 逃げるよ!」

「逃がしませんっ!」


 豆がなくなったと言って逃げた豆投げ側の人たちを追いかける。


 すると……


「ええい! なけなしの豆ぇ!」


 豆がないと言った人が急にこちらを振り返ると、豆を投げてきました。

 不意打ちで当てようとしたんだろうけど、お姉ちゃんにこういう時の対処方法は習ってるので問題なしです!


「ふっ――!」


 小さな息を零すと、僕はスライディングをしてそれを回避して、立ち上がった直後に強く一歩踏み込んで近づき、逆手に持った小太刀で三人を斬りました。


「「「無理ゲーーーー!」」」

『豆投げ陣営、三年山野、千葉、二年成田、退場!』

「ふふふー、あれくらいの不意打ちは想定しておくのです!」

「「「え、ドヤ顔かわよげふぁぁぁ!」」」

「ふぇぇぇ!? な、なんで吐血!?」


 今のどこに血を吐く要素があったの!?



 なんてことがあったりしました。

 それ以外だと、校庭の方で豆投げ側の人たちに遭遇した時なんて、


「甘いですっ!」


 そう言って、校舎の壁を蹴って跳んで、豆を回避してから、そのまま取り回しが利く小太刀で斬ったり、囲まれた時は刀を地面に突き刺してそれを使って上に逆立ちの要領で豆を回避したり、その状態で狙われたハンドスプリングの要領で跳んで回避してから、豆を避けました。


『『『人間の動きじゃねぇ?!』』』


 なんて言われたけど、まあ、うん……TS病とお姉ちゃんの護身術のおかげなので、なんとも言えない……。

 お姉ちゃんの方はTS病じゃない時に教えてもらった物だから、ちゃんと人間だとは思うけど……。

 と、そんな感じのこともあったりして、気が付くと、


『しゅーーりょーーーーーー! えぇはい! 終了です! 今しがた、第八試合内で最もキルスコアを稼いでいたハイスペックロリ巫女幼女な、桜木さんが最後の一人をバッサリ切り捨てところで、試合終了でございます!』


 試合が終了していました。


『いやぁ、バトル漫画の如き動きでしたね! というか、もういっそのことアクション映画専門の女優か何かになった方がいい気さえします! まあ、何はともあれ、試合も終わりましたので、参加者のみなさんは体育館に戻ってきてくださいーい! 制服に着替えても着替えなくてもどっちでもいいですからね! このまま閉会式しますんで!』

「なんかすごいことを言われてた気がするんだけど……」


 この試合の中で、僕の肩書が何かおかしなことになってるような……。

 そんな気がしつつも、体育館へ戻ってきました。


「おかえり、椎菜」

「おっかえりぃ!」

「ただいまー……って、体育館内が血まみれに!?」


 体育館に戻って来ると、柊ちゃんと麗奈ちゃんの二人が出迎えてくれたんだけど、なぜか体育館の中は血まみれになっているという、事件現場のような状況になっていました。

 何があったの!?


「まあ、なんて言うか……広範囲爆撃が、映像を通してこっちにも飛んで来てな。それで、この様だ」

「いやぁ、属性爆盛り椎菜ちゃんは圧倒的核弾頭だったよ!」

「どういう意味!?」

「そう言えば椎菜、着替えずにこっちに来たのか?」

「え、あ、うん。着替えなくてもいいって言ってたし、折角なので」

「なんかもう、コスプレイヤーにでもなった方がいい気がしたぞ、椎菜」

「うーん、それもありかなぁ、とは思うけど、色々と怖いので……身バレとか」

「むしろ、愛菜さんが許可しなさそう」


 うん、お姉ちゃんならそうするかもしれないです。

 と、三人で他愛のないことをお話しつつ、席に座りました。

 少しだけ待機時間のようなものが発生したけど、すぐに壇上に豊藤先輩が壇上に上がってきました。


「はい、えー、現在進行形でハイスペックロリ巫女幼女による被害は甚大であり、かくいう私も絶賛貧血状態となっておりますが……みなさん! 起きてくださいね! これから閉会式しますよ!」

「ハイスペックロリ巫女幼女、って二回幼女言ってないか?」

「柊ちゃん、そこじゃないと思うよ」

「あ、あははは……」


 貧血って言ってるけど、大丈夫なのかな……?


「はい、全員ふらっふらですが問題はなさそうですね。ではでは……はい、これにて、今年度の三学期突発イベント、節分大会が終わったわけですが……えー、どうでしたか? 楽しかったですか? そうじゃなかったですか? 私はとても楽しめました。実況兼司会ではありましたが、私も試合には参加しましたからね! あと、ぶっちゃけると、第五試合と第八試合じゃなくてよかったと本気で思います。片やイケメン女子、片やハイスペックロリ巫女幼女という、とんでも選手がいましたからね。気が付けば、イケメン女子の手口により、数多の女子生徒が乙女顔になり、ハイスペックロリ巫女幼女の手によって、血が噴き出しまくるという結果となりましたが、まあ、とても楽しいイベントになったのでね! 問題なし! ということで!」

「「何が!?」」

「おー、いいツッコミだねぇ、二人とも」


 明らかに名指しされた気がするよぉ!?

 どう聞いても、僕と柊ちゃんのことだよね!?


「なんか今、該当した方々ツッコミが聞こえてきましたが、それは置いておいて。今回のイベントで試合に勝利した方々は、この後教室に戻り次第、担任の先生から希望用紙が配られると思いますので、それに商品券か図書カードのどちらかを記入して、提出してくださいね! ……と、これで三年生がイベントに参加するのは残すところ、卒業式後の謎レクリエーションになります。楽しめました? 楽しめましたよね? その楽しかった気持ちと思い出は、この先の人生でどん底になったとしても、力をくれるはずですのでね。是非是非、忘れないでくださいね! まあ、こんなクソ濃いイベントを忘れるとか、それこそ認知症になったとしても染みついてそうですけどね!」


 なんて、豊藤先輩が言えば、会場内で、特に三年生を中心として笑いが起きました。

 たしかに、こんなに楽しい学園での思い出なんて、認知症になったとしても忘れるのは難しそうだなぁ……。


「さて! お時間もよろしいということで、今年度の突発イベント、節分大会を終了とします! みなさん、お疲れ様でした! では、三年生のみなさんは卒業式まではほぼ家庭学習期間に入ってしまうのでね。学園に来ることはほぼないとは思いますが、部活で頑張ってる後輩のために来るのもありです! 私は放送部にお邪魔します! って、いや、私のことはどうでもいいね! ではでは! 改めて、イベントお疲れ様でしたーーー! 一年生、二年生の後輩諸君! またねーーーー!」

「なんていうか、楽しかったな」

「だねぇ」

「来年で最後だけど……うん、今年みたいに騒がしいイベントだと嬉しいよね」

「そうだな」

「うんうん。まあ、この学園ならなにするかわからないし、多分楽しいものになるよね!」


 なんて、そんなことをお話しながら、今年の突発イベントは無事に終了となりました。


 ……そう言えば、なぜか体育館を出たら、お昼休みじゃないのに食堂がやってて、レバニラ炒めが大量に出てたんだけど、あれは何だったんだろう……。

 もうちょっと濃くした方がよかったんだろうけど、早いとこ次の話に入りたかったので……。

 で、次の話は超久しぶりの出張みたま家事サービス回……の導入回になります。

 お相手は個人配信回で決めた通り、委員長スキーギャルです。

 どんな話になりますかねぇ!

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― 新着の感想 ―
「なんか今、該当した方々ツッコミが聞こえてきましたが、それは置いておいて。今回のイベントで試合に勝利した方々は、この後教室に戻り次第、担任の先生から希望用紙が配られると思いますので、それに商品券か図書…
斬られ隊、自在したのか?!(゜д゜)!
斬られ隊突撃ーw
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