配信＃３４ー１　初めてのオンラインゲームだよっ！：１

【《らいばーほーむ三期生》オンラインゲームやりますっ！】

　神薙みたま／Kannagi Mitama

　チャンネル登録者２１３万人

　６４９，３７８人が視聴中

　＃らいばーほーむ　＃みたまの社

「画面の前のおにぃたま、おねぇたま！　こんたま～～～～！」

￥５０，０００

【天空ひかり：隣の部屋からこんたまぁぁ！】

￥５０，０００

【雪ふゆり：こんたまぁ～！】

￥５０，０００

【デレーナ・ツァンストラ：こんたま！】

￥５０，０００

【夜久嬢かざり：こんたまですわ！】

￥５０，０００

【弩めい：こんたま！】

￥５０，０００

【神薙いなり：こんたまぁあ！】

【こんたま！！】

￥１３，０００

【こんたまぁっ！】

￥６，０００

【こんたまぁ！】

【相変わらず初手のスパチャが酷くて草】

【開始早々３０万以上稼ぐってマ？】

【分給３０万ヤバいなぁ……】

【みたまちゃんの確定申告とかヤバそう】

【それはたしかにｗｗ】

「あ、あの、いつも言ってるけどそんなに投げなくていいからね？　というか、かざりおねぇたまやめいおねぇたま、いなりおかぁたまたちはまだ収益化されてないのに、なんでそんなに投げられるの！？　怖いよ！？　せめてもうちょっと自重しようよ！？」

　いなりおかぁたまはお仕事をしてるからわかるけど、他の二人は大丈夫なのかなぁ！？

【それはそうｗｗ】

【夜久嬢かざり：みたま様に貢ぐのは警察として、信徒として当然ですわ……！】

【弩めい：その通りでございます。至高の神を崇めるのは当然かと】

【神薙いなり：え？　ママからのお小遣いってこんなもんじゃないの？】

【ス○夫かな？】

【ス○ちゃまでもそんなに貰ってねぇだろｗｗ】

【駄々甘なんだよなぁ……】

　なんでこう、同じ事務所の人たちなのにそんなにお金を投げて来るんだろうなぁ……。

　五万円ってすっごく大金なのにね……。

「と、ともかく、です。今日はトワッターで告知した通り、ゲーム配信します！　それも、普通のゲームじゃなくて、オンラインゲームやってくね！」

【お、オンラインゲーム、だと……！？】

【え、みたまちゃんがオンラインゲームとか大丈夫なの！？】

【デレーナ・ツァンストラ：みたまママ！　オンラインゲームはこの世の灰汁とか淀んだ何かが凝縮されまくったそれはもうカオスな場所なのよ！？　純粋無垢なみたまママが汚れる可能性がっ……！】

【言い過ぎで草】

【過去に何かあったんか？】

「え、えーっと、デレーナおねぇたまが何か言ってるけど、一応今回は心強い先輩がいるので！」

【先輩？】

【オンラインゲーム、先輩……ゲーマー……あっ（察し）】

【誰かわかっちゃったわー】

【間違いなくあの人だな、これ】

【らいばーほーむ内でゲーム方面に秀でてる人と言えばあの人だよね】

「というわけで、早速ゲームを始めるね！　急遽決めたんだけど、ついさっきダウンロードを終えてるので！　じゃあ、始めるよっ！」

　そう言って、僕はゲームを開始。

　シップ選択へ。

「んっと、先輩さんは５にいるそうなので、僕は５で始めます。まあでも、全部のシップにデータがあるみたいだし、どこでも大丈夫って言われてるんだけどね。でも、一番いいのがここって言われたのでここにしてるよー」

【ふむふむ】

【５番かぁ】

【あれ？　これってもしかして、みたまちゃんが操作するキャラクターが見られるチャンスでは……？】

【俺ちょっとログインして来る！】

【クソッ！　なんで５にしなかったんだ、過去の俺っ……！】

【この時のための課金よぉ！　俺はみたまちゃんの初々しい姿を見に行くッ！】

￥５０，０００

【深海いるか：ん、なるほど、丁度いい。私も見に行く】

￥５０，０００

【猫夜はつき：へぇ、はつきも行こーっと！】

￥５０，０００

【魔乃闇リリス：むぅ、このゲームか……色々と気恥ずかしい物もあるが……我も行くとしよう！】

￥５０，０００

【春風たつな：しれっと行こうとしてる人が多くないかい？】

【あの、らいばーほーむメンバーはみたまちゃんに５万を投げなきゃいけないルールでもあるの……？】

【初期の頃とか、全員５万じゃなかったのになァ……】

【気が付いたら５万になってて草】

「あ、あれ？　もしかして、結構な人が来たりします……？」

　コメント欄を見ていると、僕がこれからログインする５番シップに視聴者さんたちだけじゃなくて、他のらいばーほーむの人たちも来るみたいなコメントが書かれてるんだけど……。

　……まあでも、いっか！

　わいわいした方が楽しいもんね！

「と、ともあれ、まずはキャラクタークリエイトだね！　えーっと、あ、結構パーツがあるんだ。わっ、身長だけじゃなくて、かなり細かいパーツまで調整できるんだね！　ふんふん、ここをこうすると目が……なるほど」

　クリエイト画面へ移行すると、いろんな項目が表示されました。

　右側には主人公さんが表示されていて、今は男の子なのかな？

「んっと、お姉ちゃんが和服系のガチャが来てるって言ってたから、わたしの姿を再現したいんだよね」

【なるほど、再現勢か】

【みたまちゃんってかなり可愛いし、クオリティー高いけどダイジョブ？】

【一応キャラクリデータとかネットにあるから、それ使うのも手だよ。たしか、みたまちゃんを再現したデータがあったはずだし】

【うんうん。実際、このゲームって職人が多いしね】

【まあ、変なのも多いけど】

【それはそうｗｗ】

【天空ひかり：変な格好をする奴は消す☆】

【邪神……】

「ふぇ？　あ、データがあるの？　なるほど、それもいいけど……でも、初めてプレイするし、自分で頑張ってみるね！　その方がいいもん」

　それもありだとは思うけど、やっぱり初めてプレイするのなら、自分でやってみたいと思うわけで。

　それに、インターネットから拾って来るよりも、自分で作った方が愛着も枠と思うしね。

「なので、アドバイスをくれると嬉しいかな？」

【天空ひかり：任せろい！】

【神薙いなり：おまかせぇ！】

￥５０，０００

【御月美うさぎ：アドバイスします！】

【うさぎちゃんおるｗｗ】

【スタンバってたのかな？】

【アドバイスＯＫ！】

【これでもキャラクリガチ勢だから任せろ！】

「ありがとう！　じゃあえっと、まずは顔なんだけど、どれがいいのかな？」

　顔のパターンだけでもそこそこの種類が。

　神薙みたまは小さな女の子で可愛い系なので、やっぱりそっち系だよね。

　となると、何がいいんだろう？

【御月美うさぎ：みたまさんのデザインですと、やっぱりデフォルメかアニメ調ですね。その辺りが一番いと思います】

【あ、覚醒してる】

【いやよく見ろ。微妙に脱字してる】

【草】

「ふむふむ……んっと、いなりおかぁたまはどっちがいいと思う？」

【神薙いなり：デフォルメですかねぇ。そっちの方が何かといい感じはありますぜ。みたまちゃんのデザインとは常に対面してるんで間違いねぇですよ！】

【天空ひかり：私も同感。みたまちゃんの可愛いお顔を表現するのならば、デフォルメ一択ッ！】

【そうか、ママがいるんだもんねｗｗ】

【反則過ぎるｗｗ】

【深海いるか：ん、デフォルメは当然。あと、眼の角度は垂れ目にして、建てに大きくするといい。そこから横の大きさを調整すればみたまの目に近づく】

【いるかちゃんも！？】

【そう言えば３Ｄモデル作れる人だったわー……】

【本職じゃねぇか！】

【らいばーほーむメンバーの本職がバグ過ぎる件について】

【それはそうｗｗ】

【お前らなんなんだよぉ……！】

「なるほど、ここをこうして……じゃあここは――」

　と、お姉ちゃんたちや視聴者さんたちの助言を受けつつ、僕は自分のキャラクターを作り上げていく。

　初めてだからすごく難しくはあったけど、それでも色んな助言のおかげで少しずつ形になって……

「で、できた！　どうかな？　これ、わたしに見えるかな？」

　僕のキャラクターが完成しました。

　服装は初期の物だけど、それでも顔とか体は限りなく近くなったと思います。

【これはみたまちゃんだわ】

【なんだろう、みたまちゃんが着なさそうな服着てるのがおもろい】

【結構ＳＦチックだけど、いいねいいね！】

【天空ひかり：最高にみたまちゃんしてるので、このまま進めて巫女服狐耳尻尾をゲットだ☆】

【神薙いなり：完璧にみたまちゃんですぜ！】

【深海いるか：ん、問題ない】

【うわぁ、マジでみたまちゃんだこれ……】

【これ、結構細かい調整が難しいはずなんだけど、しれっとみたまちゃんやり遂げてるし……やっぱ、みたまちゃんもかなりのスペックお化けでは？】

【義理とはいえ邪神の妹だし、ある意味納得というか……うん】

【っていうか、やっぱ胸は大きいｗｗ】

「神薙みたまはなぜか大きいので……！」

　２Ｄの立ち絵だとわかりにくいらしいけど、３Ｄモデルとか、他の衣装を着たときは大きいのがわかるようになってるからね。

　たしか、いなりおかぁたま曰く『隠れ巨乳』だそうです。

「じゃあ、キャラクターも完成したので、初めて行くね！　あ、ストーリーは見た方がいいのかな？」

【ぶっちゃけ見なくても大丈夫っちゃ大丈夫】

【御月美うさぎ：序盤はストーリーばかりで少々長いので、飛ばしても大丈夫です。後から見返すこともできますよ】

【ゲームの話題になるときょどらなくなるうさぎちゃんよ】

【いまだに慣れねぇ……！】

「なるほど、じゃあ、んっと、今回は飛ばそうかな？　今日の配信は、いろんな人と遊びたい！　っていう意味で始めたものだしね！」

【そういう理由なんだ】

【視聴者参加型ってこと？　め、珍しい……！】

【みたまちゃんがそういうのをやるようになるなんて！】

【天空ひかり：私もすでにスタンバってるぜ！】

【猫夜はつき：はつきも！】

【深海いるか：ん、スタンバイＯＫ】

【魔乃闇リリス：大丈夫じゃぞー！】

【御月美うさぎ：サポーターの手筈は整っています】

【草】

【全員スタンバってんのかいｗｗ】

【そういや、この手のゲームなら、擬人化野郎とショタ野郎もやってそうじゃね？】

【春風たつな：やってるらしいよ。あとで見に来るらしい。私もやっているから、合流済みだ。もっとも、私の場合はキャラクリ勢なので、戦闘には参加しないけどね】

【モデルだからか……】

【なるほどｗｗ】

「もしかして、らいばーほーむ内でやってない人の方が少ないのかな？」

　コメント欄を見ていると、そうっぽいけど……。

　現状だと、お姉ちゃん、リリスおねぇたま、たつなおねぇたま、うさぎおねぇたまに、はつきおねぇたま、あとはいるかおねぇたま、それと刀おにぃたまと暁おにぃたまと……あれ？　半数以上の人がやってる……！

　なんだったら、一期生の人たちはみんなやってるんだ。

【天空ひかり：まあそうだね。やってないのって、デレーナちゃんといくまちゃん、あとはふゆりちゃんに、四期生の女子組三人じゃない？　あ、司君はやってるのは把握済み。鍛えたから】

【鍛えた……？】

【雪ふゆり：なるほど、もしや理想のロリを作ることができるのではぁ～！？】

【まあ作れはするかなｗｗ】

【実際問題ロリキャラ作ってる人は多い……っていうか、結構ロリはいるよな】

【いる】

【夜久嬢かざり：わたくしも始めるのもありですわね】

【弩めい：なるほど、これがおんらいんげぇむというものなのですね。ふむ、一行の余地がありますね】

【神薙いなり：そう言えば、前にデザインコンテストに送って入選したことあったっけなー。まあ、ちょっぴりしかやらなかったし、シップも２だから今回はできそうにねぇですけどね】

【あれ、なんか今すごいこと書いてる人いなかった？】

【コンテスト入選してんの！？】

【現役イラストレーター何してんのｗｗ】

【これは草】

「あ、始まったね！　んーと、こっちのボタンでスキップで……あ、もう操作できるのかな？」

　ストーリーを飛ばしちゃったからわからないけど、ここは草原でいいのかな？

「んーと、草原にロケット？　みたいなのが地面に刺さってるね。左スティックで動いて、右はカメラ……あ、攻撃した！　わわっ！　なんだかカッコいい動きしてるー！」

　適当にコントローラーを操作すると、画面の中の主人公さんがいろんな動きをしました。

　手に持ってる剣を振ったり、ジャンプしたり、前転したり、あとはなんだか必殺技みたいなカッコいい動きをしたり。

　ゲームをすること自体があんまりないし、やるにしてもほのぼのとしたものばかりだから、こういうアクションゲームはなんだか新鮮でわくわくします！

【可愛い】

【可愛い】

【反応かわよ……】

【何やっても可愛いのは反則では？？？】

【天空ひかり：ふへへぇ、テンション高いみたまちゃんは最高だぜぇ……！】

【デレーナ・ツァンストラ：はしゃぐみたまママ……いいわね！】

【雪ふゆり：無邪気なロリっ娘さんはいいですよねぇ～！】

「あ、知らない人だ！」

　適当に操作していると、不意に画面右上に、知らない女の人が映し出されて、思わず声を上げました。

【草ァ！】

【知らない人ｗｗ】

【言い方ァ！！】

【まあ、実際の反応としては間違いじゃないよねこれｗｗ】

【ストーリー飛ばしたから余計だなｗ】

【猫夜はつき：味方だぞ！　主人公のナビゲーターみたいなもの！】

「あ、ナビゲーターさんなんだ。たしかに、ここに行くように！　って親切に教えてくれてるもんね！　すごく優しい人だと思います！」

　画面内では、行先などを教えてくれていて、すごく親切な人な印象。

　優しいのは大事！

【純粋や……】

【みたまちゃんは穢れを知らずに育ってほしいぜ……】

【それな】

【なんだろう、こういう純粋な反応を見ていると、自分がいかに汚れてるかを思い知らされるな……】

【やめろ。俺たちの心も痛くなる】

「わっ！　敵さん！　え、えっと、倒さなきゃダメなの？　う、うぅ……ごめんなさい……！　えいっ！」

　狼さんのような敵さんがたくさん出て来ちゃいました。

　戦いたくなくて逃げようとしたけど、どうやら逃げられないみたいでした。

　本当は戦いたくないけど、倒さないと先に進めないので、謝りながら僕は敵さんを倒しました。

【お、おう……】

【俺たち、早く進むんだよォ！　と言わんばかりに敵を倒して進むけどさ……】

【純粋ッ……！　あまりにも純粋ッッ！】

【魔乃闇リリス：普通は躊躇しないんじゃが、さすがみたまじゃな！　心優しすぎるのじゃ！】

【春風たつな：まあ、このゲームのフィールドモブは基本的に攻撃してくるけどね】

「え、えーっと敵さんを倒したらまた進んで……あ、これで走れるんだ。んーと、じゃあこのまま走るね！　ハルシオンタウンっていう場所に向かいます！」

　ナビゲーターさんが走る方法を教えてくれたので、早速走ってみる。

　そうすると、さっき以上に速く動いてくれました。

　その途中で目的地を示してくれたので、それに従って真っ直ぐに進む。

【天空ひかり：とりあえず、全員噴水にいるからね！】

【魔乃闇リリス：待っておるぞ！】

【御月美うさぎ：ゆっくりで大丈夫です】

【春風たつな：あの、なんか色々とすごいのがいるんだが……】

【深海いるか：ん、職人がいる】

【猫夜はつき：おぉ、さすがひかり先輩だぞ！　さすがの職人芸！】

【職人芸？】

【あ、もしかしてあれか？　ＳＡ？】

【あー、シンボルアートか】

【たしかにあれ、職人が多いわｗｗ】

【まあ、邪神なら絶対なんかやらかしてる】

「んっと、職人さん？　色々と気になるけど……あ、着きました！　えーと、またストーリーに入っちゃったから一旦スキップして……あ、またストーリー。これって、全部スキップするわけじゃないんだね」

【御月美うさぎ：基本的にチャプターごとでストーリーがスキップされるので、ストーリーガン無視タイプのプレイヤーからすればちょっと煩わしくなるポイントです。しかし、ゲーマーたるもの、ストーリーも楽しんでこそです。私もストーリーはしっかり見る派です】

【ゲーム関係のうさぎちゃん、やっぱ強すぎじゃね？】

【それはそうｗｗ】

「なるほどー。……あ、スキップ終わった！　んっと、あ、これがログインボーナスなんだね！」

　ストーリーが全部終わって、画面にはログインボーナスが表示されました。

　十日分のボーナスが映っているけど、僕自身、知識がないのでよくわからない。

　あとで教えてもらおう。

「うん、じゃあ噴水の方に行くね！」

【御月美うさぎ：あ、みたまさん、わたしたちがいるのは１４ブロックなので、そっちに来てもらえると助かります。飛び方は、フィールドとタウンの出入口すぐ近くにある変なタワーを選択して話しかけて、その中のブロック移動を選択してください。そしたら、１４って書かれている場所を選択してもらえれば、わたしたちがいるブロックに飛びます】

「ありがとう！　うさぎおねぇたま！」

【初心者に優しい】

【うさぎちゃんってすごく初心者に優しそう】

【わかる】

【ガチ勢ではあるけど、それはそれとしてって感じのタイプかな？】

　うさぎおねぇたまに言われたとおりに操作して、１４ブロックへ移動。

「わ、人が結構いるんだね！　それに、いろんな名前に、いろんな格好の人がいる！」

　最初の場所でも人はいたけど、こっちのブロックの方が人が多いんだね。

「んっと、可愛い動きとかカッコいい動きをしてる人がいるなぁ。あれってわたしもできるのかな？」

【あれはエリアアクションって言って、ガチャで当てたりイベントで手に入れたりできる動き。基本は課金系】

【中にはクッソ高い奴もある】

【今来てるやつとか結構人気あるよな】

【みたまちゃん当てそうｗｗ】

「なるほど、ガチャなんだ。でも、後で引くからね！　ぜひ当てたいです！」

【課金するのか、みたまちゃん】

【あんまりイメージないけど】

「折角だから課金しようかなって！　奮発するつもりです！」

　それに、ああいう動きができるようになりたいので！

「っとと、それよりもお姉ちゃんたちのところに行かないとだね」

　噴水噴水……あ、あれかな？

　タウンの中を走り回って、遠目に噴水を見つけた僕はそこへまっすぐに向かって……。

「わ、わぁ……！」

　そこにいた人たちを見て、なんとも言えない声を漏らしました。

【あー……】

【お、おう】

【まあ、そりゃらいばーほーむだからなぁ……】

「なんというか、その……うん、すごいねっ……！」

　僕の目の前にいたのは、まずリリスおねぇたまのような見た目をして、ゴスロリ系の衣装を着た可愛い女の子のキャラクター。

　頭上の名前が『リリス』って書いてあるから、多分リリスおねぇたまだよね。

　次に、ぴょこぴょこ動く猫耳に尻尾を付けて、下の方だけ締めたパーカーとホットパンツを穿いた活発そうな可愛い女の子。

　頭上の名前には『太陽神ハープ』って書いてあるけど……見た目と名前からしてはつきねぇたま、かな？

　その次は、モデルさんみたいに綺麗な見た目の女の人。服装としてはＹシャツにジーンズっぽいズボン、あとコートを羽織ってます。

　名前は『アイディア出し用モデル』。うん、名前からたつなおねぇたまってわかるけど……だとしても、もうちょっとあったと思うよ！？

　次は、見た目は高校生くらいの可愛い女の子だけど、よく見るとロボットっぽい感じの女の子。ロボットってカッコいいし、何より武器とかすごくカッコいいです！

　名前は『ブラック企業メッサツ☆ガール』。うん、絶対いるかおねぇたまだねこれ！

　次は、なんというか、その……天使の羽と翼があるのに、なぜか邪悪な感じのある角とか羽がある、カッコいい系の衣装を着た女の人。

　名前は『✟女帝✟』で、うさぎおねぇたまだね。うん。

　そして最後は、ものすごく背が高くて綺麗な女の人だけど、よく見るととげとげした装備……？　を全身にたくさんつけてる人で、すごく物騒な出で立ちの人。

　名前は、うん『守護邪神：シスコン』……お姉ちゃんだね！　どう見てもお姉ちゃんだね！　すっごくお姉ちゃんだと思いますっ！

【うわぁ……】

【なんと言うか、うん……これは酷い】

【陛下とはつきっち以外まともな名前がいねぇ！】

【たつな様もまともな名前じゃねぇのはなんでだーーーー！？】

【うん、さすがらいばーほーむッ……！】

　なんでだろう。

　すごく心配になってきました。