#31-3 すごく久しぶりの個人配信だよっ!:3
「それじゃあ、どんどん消化していくよ! 次は……これ! 『こんたま! ふと気になったんですけど、らいばーほーむ全員、外部コラボを基本的にしてないですけど、する予定はないんでしょうか? めっちゃ気になります』とのことですね。外部コラボ……そう言えばわたしも見たことないような……?」
なんだかんだ、それなりにらいばーほーむの配信は見て来たけど、たしかに外部とコラボをしているところを見たことがないような……。
【あー】
【たしかに見たことねぇや】
【見てみたくはあるんだけど、らいばーほーむってこう……やべぇ事務所って認識されてるし、コラボをしたらしたで、普通に相手が死にそう】
【たしかにww】
「な、なるほど……言われてみれば、らいばーほーむって、らいばーほーむだから炎上しないだけで、他でやったら炎上だよね、みたいなことはあるもんね……」
【それはガチ】
【普通の人は、普通に視聴者を威圧したり、洗脳的なことをしたり、殺意を迸らせたり、アンチの殲滅をするために、ファンを扇動したりしないんよ。邪神、お前のことだぞ】
【草】
【ほぼ邪神ww】
【ほぼってか100%邪神】
【まあ、ロリコンも大概だけどな】
【そもそも、未成年の女子高生(TSっ娘)におぎゃるのもいるけどな】
【それ以外でも、普通に炎上しそう、なんてのも多いからなぁ……】
【それはそれとして普通に見たいけどな】
【やる予定ないの?】
「やる予定かぁ……わたしとしては、コラボしてみたいなぁ、って思ってるかな? 楽しそうだし、いろんな人と配信してみたいしね!」
【猫夜はつき:でも、みたまちゃんってVTuber界隈だと、普通に上澄みだし、相手が恐縮して打診しなさそうだぞ】
【春風たつな:というより、一期生~三期生全員が100万人越えしてるから、全員同じだと思うんだが……】
【そりゃそうだww】
【実際、みたまちゃんより上の方が圧倒的に少ないからなぁ……】
【事務所的にはどうなんだろ?】
「うーん、それはわたしもわからないけど……でも、わたしは登録者数に限らず、コラボはしたいなーって思うかな? だから、遠慮なく言ってほしいっていうのはあるよ」
【さすがだァ……】
【Vって100万越えしてる方が圧倒的に少ないしなぁ。ってか、一期生~三期生全員100万越えしてるとか、普通はないから。ほかの大手でもそこまでいねぇんだよなぁ……】
【配信の特性上、人を選ぶからな、Vは】
【だからこそ、登録者数で萎縮するのはわかるかも】
「なるほど、そういう考え方もあるんだ。うーん、気にしなくてもいいとは思うけど、人の考え方はそれぞれだもんね」
でも、やっぱり、やってみたくはあるよね、外部コラボ。
なんて、僕が思っていると、
【らいばーほーむ公式:えー、現在進行形でコラボの打診がものすごく来ています。らいばーほーむとしては、そろそろ外部コラボも解禁してもいいだろうとは思っています。とはいえ、最初は色々と問題のないライバーからコラボしていこうと考えております。最初は、春風たつな、魔乃闇リリス、御月美うさぎ、神薙みたま辺りからになる予定です】
なんて事務所からのコメントが書き込まれました。
【公式ィィィィ!?】
【まーたやりやがったあのあほ公式!】
【つーか、公式チャンネルでコメントを書くなよ!?w】
【天空ひかり:これ絶対社長だね】
【狼神いくま:間違いないっしょ】
【深海いるか:ん、同意】
【でも、名指しってことは、普通に知ってそう】
「……え、なんで僕!?」
もっと他にもいたと思うんだけど!?
【春風たつな:ちょっと待って? 私からなのかい!?】
【魔乃闇リリス:我も初耳なんじゃが!】
【御月美うさぎ:ひえぇぇ!? な、なんでわたし、なんですかぁっ……!?】
【あっこれ知らねぇ奴ぅぅ!】
【またしても何も知らされていないらいばーほーむ】
【まあ、らいばーほーむだから……】
【普通なら炎上もんなんだよなぁ……】
【っていうか、たつな様と陛下、みたまちゃんはわかるけど、なぜにうさぎちゃんw】
【いやでも、うさぎちゃんって普通にまともな方でしょ】
【狼神いくま:まー、うさぎっちってゲームしてる時がアレなのとちょーコミュ障ってだけだしー? らいばーほーむ内じゃ比較的マシっしょ】
「え、えーっと、その……色々と不思議だけど、とりあえずわたしはOKだよ!」
【強いww】
【これ、外部コラボも決まるんかww】
【コラボ決まりすぎ問題】
【っていうか、みたまちゃんの配信スタンスとかそもそも特性がコラボだしなぁ】
【コラボした時のシナジーやばいからね】
【毎回コラボしてどうぞ】
【らいばーほーむ公式:その方向で調整を進めます】
【だから公式ぃぃぃ!】
【ほんま草生える】
「んっと、とりあえず楽しみにしておくね! それじゃあこのましゅまろは終わりにして、次のましゅまろは……うん、これにします! えーっと、『料理配信マダー?』。あれ、もしかしてわたしって、お料理配信も望まれてる……のかな?」
外部コラボの話題を終えて、次に引いたましゅまろはお料理配信についてのものでした。
【うん】
【めっさ見たい】
【見たくないわけがない】
【何気に、らいばーほーむ内で唯一料理風景を流してるライバーだし? ってか、実際にみたまちゃんって料理上手いから普通に見たい】
【あわよくば食べたい】
【らいばーほーむ入りすりゃ食えるぞw】
【無理ゲーェ!】
「そ、そっか。結構望まれてるんだ……うーん、お料理配信かぁ……一応、出張みたま家事サービスがお料理配信を兼ねてるような気はするけど……それは別で、ってことだよね?」
【別】
【当然だよなぁ!?】
【普通に見たいわ】
【超みてぇ!】
「なるほど……たしか、事務所に調理室があったはずだし……うん、やる方向で考えます!」
【やったぜ!】
【今までも普通に料理風景は流してたけど、大体全員で集まってる時に一人でちらっとやってたくらいだから、普通に楽しみww】
【たしかにw】
コメント欄を見る限りだと、かなり喜ばれてるみたい?
でも、普通にお料理をするシーンを流してもあれだし……。
「あ、そうだ。普通にお料理をするだけだとちょっと寂しいので、お料理配信の時は、いろんな人を呼ぼうかな?」
【天空ひかり:みたまちゃんの手料理は私のもんだ!】
【雪ふゆり:みたまちゃんの手料理が食べ放題と聞いてぇ~!】
【デレーナ・ツァンストラ:みたまママの家庭料理が食べられると聞いたわ!】
【夜久嬢かざり:みたま様の手料理!? わたくし、是非とも食べてみたいですわ~!】
【弩めい:食してみたく……】
【神薙いなり:また食べてぇです!】
【おいww】
【みたまちゃんガチ勢どもが真っ先に挙手しやがったww】
【これは酷い】
【ってか、邪神はいつでも食えるだろ!】
「え、えーっと、お姉ちゃんはいつでも食べられるから、なるべく遠慮してもらう方向で……」
【天空ひかり:チクショォォォォォォォォ!!! なぜだっ、なぜ私はみたまちゃんの手料理をみたまちゃんとのコラボ配信で食べられないんだァァァァァァ! あ、姉か、姉というポジションがここでも、足を引っ張るというのかッッ……! だが、姉は勝ち組っ……! そう、私は十把一絡げの者どもとは違う……! ならばよし☆】
【一人で悲嘆して、一人で立ち直ってやがるww】
【コメントがなげぇよ!ww】
【でも、料理配信ならたしかに人を呼ぶのはいいかも?】
【実際、みたまちゃんの配信の仕方的にはかなり相性いいし】
「じゃあ、その方向で考えます! とはいっても、何を作るか決めないとだから、やるにしても来月…………あ、それなら、最初のお料理配信、四期生のみなさんにしようかな? 招待するお客さん。歓迎会っていうわけじゃないけど、わたしにとっては初めての後輩さんたちなので!」
【夜久嬢かざり:本当ですか!?】
【神薙いなり:マジっすか!】
【弩めい:なんということでしょう……私、死んでもいいかもしれません……】
【凪神司/破魔月凪刃:俺もか……?】
【みたまちゃんらしいww】
【でも、実際そう言うのすっごいあり!】
【まあ、最終的にみたまちゃんの料理食べて死ぬ人が多そうだけどね】
【それはそうww】
「なので……えーっと、二月のどこかで招待しますね! あ、もちろん嫌じゃなければだけど」
【夜久嬢かざり:例えカチコミがあっても、死に目に遭っても絶対に行きますわ!】
【弩めい:万難を排して馳せ参じましょう】
【神薙いなり:仕事はぜってぇ終わらせますぜ!】
【凪神司/破魔月凪刃:……その日だけ、普通に女の方になりたい……】
【草】
【草】
【そっか、凪刃ちゃんってランダムだもんなwww】
【やっぱおかしくね? ランダム性TS病】
「じゃあ、決まりということで……それにしても……自分で言いだしてるからあれだけど、わたし、コラボばかりな気が……これ、相手に迷惑とかかかってないかな……?」
ここまでのましゅまろの回答を思い返してみると、僕、コラボしかしてない気が……。
これ、大丈夫だよね? 大丈夫だよね!?
【天空ひかり:みたまちゃんとのコラボを嫌がる奴などこの世にはおらぬぅぅ! 仮にそういうのがいようものなら、私がこの手で抹殺するぞい☆】
【邪神www】
【こいつならやりかねない……!】
【でもまあ、実際みたまちゃんってコラボ系VTuberって感じだし?w】
【今更感が半端ないぞw】
【でも、実際に面白いから気にしなくていいんでない?】
【春風たつな:そもそも、みたまちゃんとのコラボは、なんだかんだ癒しになっているから問題はないよ】
【御月美うさぎ:む、むしろ、嬉々として、やる、気がしますっ……!】
【深海いるか:ん、気にしないでOK。むしろもっとやっていい】
「……そう言われるとすごく安心します……」
あったかいなぁ、らいばーほーむ……。
でも、個人配信ももっと増やさないとなぁ……。
「それじゃあ、次のましゅまろに行こっか。次はね……ん~、これ! 『こんたま! すっごい疑問なんですけど、みたまちゃんってゲームとかするんですか? なんかこう、あんまりやるイメージがないです』」
【たしかにイメージない】
【みたまちゃんがゲームしてるところなんて、五万人記念の時のホラゲーとデスクラくらいじゃない?】
【たしかに……】
【でもVTuberやってる以上、一応ゲームはやってるのでは???」
【けどさ、マジでみたまちゃんってやってるイメージなくない?】
「あー、ゲームかぁ。たしかに、わたしはあんまりやらないかな。あ、でも、ゲームなら昨日わたしの幼馴染とやりに行ったよ! 音ゲーだけど」
【音ゲー!?】
【みたまちゃんが音ゲーとか、全然イメージわかねぇwww】
【なにやったん?】
【しれっと幼馴染といったのかw】
「んっとね、m○imai!」
【まさかのww】
【それぇ!?】
【御月美うさぎ:え、あれできるんですかぁ!?】
【宮剣刀:あれ、結構むずいと思うんだが、みたまちゃんできるんだな!】
【詩与太暁:あれ結構忙しないですよねー】
【よくやるなぁ……】
「その時は、わたしの幼馴染とスコアで勝負して、引き分けで終わっちゃったんだよね」
【へぇ、そんなこと……は!?】
【引き分け……引き分け!?】
【いやちょっと待って? あれで引き分けって何!?】
【それ、あれでしょ? かんたん的な……】
「ふぇ? ううん? 二人揃ってマスターだよ?」
【お、おおぅ?】
【あのー、すみません。よくわからんのですが、そんなにヤバい感じ?】
【うさぎちゃん、説明プリーズ!】
【御月美うさぎ:音ゲーにおいて、スコアで勝負するとなると、引き分けになる方法は全てのノーツを二人揃って全く同じ判定でクリアしないとできないです。超低確率ならできる可能性はあります。確率はかなり低いですけど。ただ、一番確率が高いものもあります。AP……オールパーフェクトを取れば、同じスコアになります】
【ゲームの時だけマジで長文流すのほんと草】
【さすがうさぎちゃんだぁ……】
【御月美うさぎ:ちなみに、なんの曲を?】
「プレイした曲はね、三曲ともらいばーほーむの曲だよ! 最初はイベントの一日目、いるかおねぇたまが声真似で歌ったあの曲で、二曲目はお姉ちゃんの曲で、最後はわたしとリリスおねぇたまの曲です!」
【いやそれ実装されたばかりじゃねぇか!?】
【なんだったら、マジで実装されて数日だよね!? え、それをAP!? バケモンか!?】
【何をどうしたらそうなる】
【ち、ちなみに、速度とかも速くして、手袋も使うガチ勢とか……?】
【っていうかそれ初見?】
「あ、その時はお互いに手袋も無しだったし、スピードは……9くらい? あと、初見だよ!」
あれくらい難しい方が楽しいので、音ゲーに関しては難しい方が好きです。
といっても、そこまで頻繁にはやらないけどね。
【えっ、それ火傷しない!?】
【あのゲーム、手袋無しでやると手、火傷するんだけど……】
【マジで言ってます……?】
【しかも、あのクソ難度曲を初見でAP……?】
【みたまちゃんもバケモンだけど、それ普通に幼馴染もやべぇよな!?】
【たしかに……!】
「あ、オールパーフェクトなのは、三曲目だけだよ? 一勝一敗一分だったので……」
【いやもっとおかしいわ!?】
【あの曲の中で一番難しいのロリピュアの曲ぞ!?】
【さすがだァ……】
【狼神いくま:そーいえば、チャンバラでの反射神経バグってたし? みたまっちならそれくらいしてもおかしくないかー】
【御月美うさぎ:初見AP……すごいです……! わたしも、たまにしかできないんですけどね……!】
【いやできる時点であんたもおかしいよ】
【ってかうさぎちゃんってできるの!?】
【体が貧弱で出来るイメージがねぇ……】
【御月美うさぎ:運動はできなくとも音ゲーはできるのです】
【お、おう】
【草】
【これは強い】
【春風たつな:反射神経がいいのって、やっぱりTS病なのかい?】
【天空ひかり:それもあるけど、元々みたまちゃんって反射神経よかったんだよねぇ。ちなみに、私が護身術とか色々教えたせいってのもあるね! 幼馴染君も私が仕込んだし? まあ、今後はもっと鍛えるけどねぇッ……!】
【春風たつな:ひかり、それは本当に洒落にならないから。お手柔らかにするように】
【幼馴染君……南無三】
【可哀そうに……】
【まあ、みたまちゃんと幼馴染ってだけでギルティ】
【それはそれとしても、邪神の修行とか死ねるわ……】
【同情する】
柊君、すっごい同情されてるなぁ……。
画面の前で遠い顔をする表情が頭に浮かんで、僕は苦笑いを零しました。
頑張って、柊君……!
なんでコラボ関係の話に進むんだろうか???
あと、どうでもいいことですが、某音ゲーをやってる時、どことはいわないけど、椎菜の一部がめっちゃ揺れてました。




