配信#31-2 すごく久しぶりの個人配信だよっ!:2
「それじゃあ、なぜかわたしとリリスおねぇたまとのコラボ記念配信が決まったところで……次のましゅまろに行くね! えーっと……じゃあ、これ! んっと、『こんたま! みたまちゃんから見た四期生の第一印象はどんな感じですか?』とのことだけど……うーん、そうだなぁ……」
【たしかにそれは気になる】
【四期生、揃いも揃ってほぼみたまちゃん関連だったしなw】
【夜久嬢かざり:いつでも心の準備はできていますわ!】
【弩めい:吐血の準備も完了しております】
【神薙いなり:んー、うちは初対面じゃねぇですからねぇ】
【凪神司/破魔月凪刃:俺も初対面じゃないんだが……】
【草】
【考えてみれば、半分がほぼ初対面、もう片方が面識ある組なのかww】
【ってか、やっぱ凪刃ちゃんってみたまちゃんと結構関係が長いっぽいよね】
【わかる】
「まず、いなりおかぁたまは……うん、いつも通りかなって」
【神薙いなり:ですよねぇ!】
【むしろそれ以外言えないでしょww】
【まあ、俺たちは驚いたけどな、あの時に】
【イベントの時のあれはなぁ……】
あれに関しては、僕もすごく驚いたっけ……。
だって、神薙みたまのママである、わたもちおかぁたまが、なぜか四期生として入ってるんだもん。
さすがにびっくりしたよね……。
「次はんっと、司、君? それとも、凪刃、ちゃん? ……まあでも、個人的には司君の方が呼びやすいのでそっちで呼ぶとして……司君はその、大変そうだな~って。思ったかなぁ。わたしと似たような境遇になってるし」
【それはまあ、そう】
【同じTS病発症者だもんなぁww】
【ってか、一人だけなんか君呼びなのが……】
【一応、みたまちゃんと邪神が知り合いなんだっけ?】
【天空ひかり:そそ。なが~~~~い付き合いだからね☆】
【おっと?】
【長い付き合い……元男……まさかっ……!?】
【凪神司/破魔月凪刃:誤解を招くようなことを言わないでくださいよ、ひかりさん!? 俺とみたまはそういう関係じゃないですって!】
【草】
【語るに落ちるとはこのことか】
【やっぱこれ、結構仲いい感じだな?】
【みたまちゃん、この凪刃ちゃん相手にはおにぃたま呼びしなくていいの? キャラ的に】
「え、あ、あー……その、個人的に、司君をおにぃたま呼びするのはハードルが高いと言うか……ものすごく違和感なので……」
そもそも、普段から柊君って呼んでるから……うん、なんというか……
「正直、おにぃたま呼びはキツイです……」
うん、これかな。
【草ァ!】
【キツイは草ww】
【これは酷い】
【まあ、なんだ、元気出せよ、凪刃ちゃん】
【凪神司/破魔月凪刃:なぜ俺は同情されているのか。いや、俺もみたまにおにぃたま呼びされるのは……気恥ずかしいどころか、普通にキツイな……色んな意味で。生命的な意味でも】
【お、おう】
【さてはマジで仲がいいなこれ?】
【春風たつな:まあ、実際に仲がいいのはらいばーほーむ内では周知されているとか……】
【狼神いくま:んねー】
「あ、あはは、まあ、えっと、とりあえず司君は……頑張ってね!」
【頑張ってww】
【印象って言うか完全に応援だろこれ】
「それじゃあ、本題の二人かな。じゃあ、まずはかざりおねぇたまからかな?」
【夜久嬢かざり:お、おねぇたま……!? わ、わたくしのような者にもおねぇたまと……!? 今日は記念日ですわ~~~~~!】
【なんの!?】
【草】
【おねぇたまと呼ばれただけで記念日だったら、邪神とかロリコンなんて毎日記念日だろこれ】
【天空ひかり:は? みたまちゃんと一緒とか、毎日が記念日に決まってるでしょ】
【雪ふゆり:オールウェイズ記念日ですよねぇ~】
【ですよねぇ!】
【予想通りの反応をありがとう!】
「そ、そんなに嬉しいことなのかな……? ま、まあでも、今はいっか。それで、んっと、かざりおねぇたまは……なんだろう。わたしのファン? なんだなぁって。まあ、かざりおねぇたまだけじゃなくて、めいおねぇたまもだけど……」
【弩めい:ぐぶふっ……お、おねぇたま呼びがっ、おねぇたま呼びが最高でございますっ……! もう死んでもいいかもしれません】
【おいメイドォ!】
【死んでもいいは草】
【四期生ェ……】
「と、とりあえず、死なないでね? って、そうじゃなくて……印象の続きは……うーんと、すごく自分に正直で、やりたいことをハキハキ言えるすごい人、かなぁ」
だって、初配信なのに、あそこまで自由に、それでいてやりたいことを堂々と言えているのはすごいと思うもん。
僕は多分無理です。
【夜久嬢かざり:( ˘ω˘)スヤァ】
【御月美うさぎ:し、死んじゃって、ますっ……!】
【褒められただけで死ぬクソ雑魚耐久か……】
【うん、いつものみたまちゃん信者だね!】
「それじゃあ、次はめいおねぇたまだね。めいおねぇたまは……そうだなぁ……なんというか、すごく大人っぽくて綺麗な人かなぁって。それに、落ち着いていて冷静で、頼りになる大人の女の人って言う印象が強いかも? あと、すごく丁寧ですごいなぁって」
【弩めい:恐悦至極にございまごふっ……】
【そこは最後まで書き込もうよww】
【でもまあ、実際ちょっとわかるにはわかる】
【大人っぽいってのは、うん。一応、最年長はたつな様のはずなのに、こう、たつな様以上に大人な感じがしたよね】
【猫夜はつき:たしかに】
「あ、言われてみればそうかも? なんだか不思議な人だなぁって思いました! えーっと、じゃあ、この話題は終わりで、次のましゅまろに行こ! 次は……これ! えっと『小さい頃にあった面白エピソードが気になります! 絶対みたまちゃんの昔って面白そうな話が多そうだから!』かぁ……ん~、面白いこと、面白いことかぁ………」
突然の話題に、僕は少しだけ考え込む。
小さい時……小学生くらいまでだと仮定して……ん~……。
「面白いかはわからないけど……ちっちゃい頃に、住んでる場所のすぐ近くに山があるんだけど、そこで迷っちゃったことがあって」
【お、おう?】
【おっと真面目な話か?】
【っていうか、ちっちゃい頃に山の中で迷うとか普通に怖かっただろそれ】
【雪ふゆり:大丈夫だったんですかぁ~~~!?】
「あ、うん。なんというか、不思議なことがあって……その時に、道に迷って泣きながら歩いていたら、いきなり神社の前に出たの。周りには参道なんてなかったし、あったのは木ばっかりだったから、本当に不思議で」
【ガチの不思議体験だった】
【ほんとぉ? って疑いたいけど、みたまちゃんってこういうしょうもない嘘は吐かなさそうなんだよなぁ……】
【ってか、普通にTS病があるような時代ぞ。むしろ、そういう不思議があってもおかしくないのでは?】
【たしかにww】
「あ、そう言えばその神社で元日にお参りしたら、神様に会いました。あれは本当にびっくりしたよ~」
まさか、神様が出て来るとは思わなかったしね。
【……はい?】
【いやあの、神様?】
【マジもん? GOD?】
「ふぇ? あ、うん。神様。まあ、さすがに信じられないよね。わたしも逆の立場だったらちょっぴり疑っちゃうかもだもん」
【いやそうじゃなくね!?】
【しれっと神様に会いました! はマジでおかしいんよ!?】
【ってか、らいばーほーむメンバーこれ知っとるの!?】
【天空ひかり:まあ、神様いるし?】
【宮剣刀:実際いるしな】
【魔乃闇リリス:いるのぅ】
【狼神いくま:むしろ、いない証明の方が難しいっしょ】
【御月美うさぎ:い、います、よねっ……!】
【詩与太暁:いるよねー】
【デレーナ・ツァンストラ:いないわけないじゃない】
【猫夜はつき:うん、普通にいるぞ】
【深海いるか:ん、いる】
【雪ふゆり:いますよねぇ~! まあ、そうでなくとも、みたまちゃんの言うことが嘘とは到底思えませんけどねぇ~!】
【夜久嬢かざり:わたくしはこのお話は初耳ですけれど、神様くらいいると思いますわ。妖などもおりますもの】
【弩めい:実際におります】
【神薙いなり:まあ、いねぇわけねぇですし?】
【凪神司/破魔月凪刃:まあ……普通に会ってるしな……】
あ、あはは、まあ、らいばーほーむのみなさんって、僕とリリスおねぇたまが持ってる贈り物を知ってるもんね……。
あれ、神様からの贈り物だもん。
あと、天使さんもいたりするけどね。
【なんで全肯定!?】
【全員洗脳されてるんじゃねぇのってくらいひでぇwww】
【あれぇ!?】
【誰一人として否定してなくて草】
【裏で何があったしww】
「ともあれ、小さい頃のお話はそれくらいなので、次の話題に……」
【いやいやいやいや!?】
【今の話題を切るの!?】
【メッチャ気になるんですけお!】
【神様いるん!?】
「いるけど……さすがに証明して! って言われても難しいので……なので、このお話は終了ですっ! はい、じゃあ次です! 次は……『そう言えば、出張みたま家事サービスをやっていませんが、次は誰になるんでしょうか? ルーレットマダァ?』。そうそう、実は今日ルーレットを回そうと思ってまして……折角なので、今回しますね!」
【やったぜ!】
【それを待ってたぞぉぉぉぉお!】
【あれマジで面白いんだよw】
【ライバーたちの私生活が垣間見えるからなぁ】
【悪いとみたまちゃんからの説教が飛んでくるけどな】
【むしろご褒美っ……!】
【ちなみに、四期生はどうするの?】
【あ、それ気になる】
「んっと、四期生のみなさんは……とりあえず、コラボが解禁されたらルーレットに加えようと思ってます! あ、もちろんダメだったらだめでいいからね」
【夜久嬢かざり:わたくしたちも入るのですか!? バッチコイ!】
【弩めい:むしろ断る理由が存在しません】
【神薙いなり:ヤッタァァァァァ!】
【凪神司/破魔月凪刃:……俺だけ新鮮味がないような気が……】
【そりゃそうだわ】
【あれ、なんか凪刃ちゃんだけおかしくね?】
【おいこれやっぱリアル知り合い……どころか、友人っぽいな?】
【その辺の詮索はやめようぜ。多分、死ぬぞ、凪刃ちゃんが】
【たしかにww】
「あ、あー、えーっと、じゃあ、四期生のみなさんは来月から入れますね! じゃあ、ルーレット回します! スタート!」
そう言って、僕はPCに立ち上げたルーレットアプリを起動して、早速ルーレットを回しました。
ルーレットは勢いよく回転して……
「あ、いくまおねぇたまだね!」
いくまおねぇたまのところに止まりました。
【雪ふゆり:チクショォォォォォ!】
【デレーナ・ツァンストラ:くっ、外したっ……あたしの甘えタイムが遠のいた……】
【おい二人www】
【狼神いくま:マジ!? メッチャ嬉しいっしょ! あ、ウチはいつでもOK!】
【なんか、初のサシコラボが入ってから、急にいくまっちに日の目が……】
【よかったなぁ……】
「じゃあ、いくまおねぇたまに決まりですっ! いつもでもいいということだけど、その辺りは後で決めようね! あと、クイズも一緒に出しておきます!」
【狼神いくま:おっけー!】
【雪ふゆり:ぐぬぅ……次こそ……いえ、むしろ最後の方が絶対に美味しいはずぅ~!】
【天空ひかり:ふゆりちゃんはいいじゃないかっ! 私なんて、姉だからできないんだから……!】
【そりゃそうだろww】
【残当】
「あ、それで思い出したけど、大晦日の時にいるかおねぇたまとうさぎおねぇたまと一緒に配信をする約束もあったし、そっちも決めないとかな?」
【深海いるか:……そ、それはなくても……しょ、食生活は改善、するんで……】
【御月美うさぎ:だ、だだ、大丈夫、ですぅ……!】
「だめです☆」
大丈夫とコメントを書きこむ二人に向かって、僕はにっこり笑顔で却下しました。
この二人は目を離すとすぐに食生活が乱れそうなので。
【無慈悲ww】
【むしろ、二人はマジで食生活改善せんと……】
【みたまちゃん! この一週間の間に、二人がカップラーメンとか加工肉食べてるの見ました!】
【あ、それ俺も見た】
【配信で普通に食べてたよね】
「――へぇ?」
【深海いるか:もうだめだぁっ、おしまいだぁっ……!】
【御月美うさぎ:さ、さよなら、現世……】
【大袈裟だな!?】
【みたまちゃんこわ!?】
【声が冷たいww】
【ご愁傷様でぇぇす!】
「二人には色々とお話するので、あとで日程を決めようね?」
【深海いるか:うっす……】
【御月美うさぎ:お、お手柔らかに……】
その辺りは二人次第かな。
というわけで、次の出張みたま家事サービスはいくまです!
コラボしたと思ったら、またコラボ……報われたね!
神様の下りの所に、一人、お前が言うなや、みたいな人がいるような気がしますが、気にしたら負けってことでね!




