配信#30-3 四期生の初配信:神薙いなりの場合
【《らいばーほーむ四期生》神薙いなりの初配信ですぜ!《初配信》】
神薙いなり/Kannagi Inari
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#らいばーほーむ四期生 #自己紹介 #初配信(?)
【出たな四期生の皮被ったママがよぉ!】
【一人だけタグの初配信に?が付いてるんですけどwww】
【この人だけなんか初配信じゃなくね?w】
【詐欺でしょこれ】
どもども、みなさん。
今日かららいばーほーむ四期生として活動をすることになる、四月一日小夜ですぜ。
いやぁ、遂に今日という日がやって来ちゃいましたねぇ!
うちがらいばーほーむと関わるようになったのは、八月のあの日……忘れもしない、我が至高の娘、神薙みたまちゃんのデザインをした日……。
あの日から私の人生は一気に変化しましたとも。
元々は人気のある方のイラストレーターでしかねぇうちでしたが、みたまちゃんの依頼を受けたらあら不思議、急に私の仕事が爆増したんですよねぇ!
いやぁ、VTuberって広告塔見たいな役割もあるんだなぁとそこで知りましたよ、ほんと。
まあ、それを知ってたとしても、みたまちゃん以外は受ける気はねぇんですけどね!
やはり、みたまちゃん。
みたまちゃんこそが至高の存在であり、最強!
おっと、娘への愛はここまでとして……。
元々はみたまちゃんのママとしてらいばーほーむに関わっていたうちでしたが、なんか色々あってスカウト。
最初は、3.5期生としてスタートすることになってたんですがね、事務所の方が暴走した結果、なんか四期生揃ってデビュー! ってことになったんですよねぇ。
いやぁ、らいばーほーむはすげぇですよね!
だって、あの短期間に用意しちまったんですよ? 並みの事務所じゃぜってぇできねぇですよね!
あ、ちなみにうちのアバターこと、神薙いなりのデザインはうちが以前みたまちゃんと初コラボ配信した時に使った物を改造したものとなってます。
っていうのも、あの時使用したアバターは、みたまちゃんより大人なデザイン……そう、大人。
それでは、母娘じゃない! と思ったうちは、小さい姿に変化させたんですね。
結果として生み出されたのは、みたまちゃんよりちょっとだけでけぇですが、胸などはみたまちゃんより小さい……そう、まさにリアルのうちと椎菜ちゃんのような差を創り出したんですね!
っていうか、椎菜ちゃんのお母さんがマジで椎菜ちゃんのお母さんって見た目だったしね。
あれを見て、うちのアバターも小さくしたって経緯もあるんですがねぇ!
やっぱロリ! ロリしか勝たん!
ってなわけで、今の神薙いなりのデザインはと言えば、黒髪ショートでおっとりした表情、そしてみたまちゃんより尻尾が多く、どこかママっぽさを感じさせるそんなデザインに!
みたまちゃんは尻尾が一本だけど、いなりは九本!
この方がいいよね! みてぇな感じです。
そんな神薙いなりのオープニング映像はと言えば、水に映るみたまちゃんを見てはらはらドキドキしていて、何かを決意したのかその水に飛び込んで、みたまちゃんのいる下界へ向かい、地上へふわりと降り立つ、と言うもの。
うんうん、すごくいいですねぇ!
うちはみたまちゃんのママだから、さぞかし作りやすかったでしょうね!
あ、なんかみたまちゃんが寝てるところに衣装置いてった。
いやー、こういうのが反映されてるのもすげぇいいですね!
【この人だけ、ほぼ実際の行動なの草】
【みたまちゃんの配信に出る、衣装を作って渡す……うん、いつものww】
【なんつーか、新鮮味があるかと言えば、あれだけどなww】
【馬鹿野郎! これはこれでいいだろうが!】
おおぅ、新鮮味がねぇとか言われてんですが……。
んまあでも、それもそっか。
うち、らいばーほーむの配信にはしょっちゅう出てたし?
ま、しゃーねぇですよね!
よーし! 時間になったし、うちのアバターが表示された!
行くぞ我が未来のファンたち!
「みなさん、コンママぁ! 今日かららいばーほーむ四期生、神薙みたまちゃんの永遠のママ、そしてみたま警察のトップ、そしてそしてみたま教の枢機卿こと、神薙いなりでーす! 改めて、よろしくお願いしますぜぇ!」
【草ァ!】
【おいww】
【初手からなんか肩書がおかしいww】
【さすがわたもちママ……!】
【今はいなりママだけどな】
【マジでなんでライバーのママが入って来てるんだよww】
【前代未聞過ぎるww】
んまあ、それはうちも思ってんですよねぇ。
でも、事務所を建ててそこでライバーをしてる! なーんて人もいねぇわけじゃねぇみたいですし? 一人くらい新人ライバーとして入ってもおかしくねぇってことで一つ。
「いやぁ、ようやっとこの日が来ましたねぇ! うち、10月頃かららいばーほーむ入りが確定してたもんで、ずっと楽しみにしてたんですよー」
【そんな前から!?】
【あの頃から動いてたんかww】
【あー、そういやなんか色々と言ってたよなー】
「そうそう。ま、四期生の中でうちが一番新鮮味のかけらもねぇただのママなんでね、みなさんも慣れている事でしょう! つまり、うちがどれだけとんでもねぇ行動を起こそうが、それはいつものことであり、なんてことねぇうちの日常ってことですね!」
【あんたの場合、本当にとんでもねぇことしそうなんだよ!】
【実際、なぜか一日でみたまちゃんオルタを作り上げてたし……】
【あれはマジで怖いよww】
「いやー、ほら、溢れ出るみたまちゃんへの愛があれば、人間時間なんて超越できねぇわけがねぇんですよ。つまり、愛さえあれば、どんな人外になれる!」
【いやそれは邪神だろww】
【あいつみたいになるなよww】
【邪神枠は一人でいっす……】
「いや、ひかりさんに勝つとか無理ゲーじゃねぇですかね? あれは無理でしょ」
【草】
【マジレスで草】
【それはそうww】
だってあの人、一か月単位で徹夜で動けるらしいし?
さすがのうちでもそこまで人間は辞めてねぇんですよねぇ……。
「さてと、時間も三十分しかねぇですし、ささーっと自己紹介も済ませちゃいますかね。では、改めて。うちはあれですね。立派な神様となるべく地上へ向かった我が最愛の、そして至高の娘である神薙みたまちゃんが心配で心配で、心配でたまらなくて地上へ降りて来ちゃった過保護系お母さん! みたまちゃんの活躍を心配しながらも鼻血と吐血を出して常に見守る、そんないいお母さんやってます! 実はこっそりと衣装を寝てるみたまちゃん(実際には事務所の方)に置いて行ってますぜ! あ、実はママより娘のみたまちゃんの方が発育がいいんですよねー。主に胸とか、胸。あと胸。あ、でもうち、そういうのは一切気にしてねぇんでね。みたまちゃんの永遠の相方のリリスちゃんとか、はつきさんとか、デレーナさんみてぇにブルーにはならねぇんでね! そこんとこよろしくおねげぇします!」
いやぁ、実際かなりあの三人は気にしてますからねぇ。
温泉旅行とかもあれでしたし。
【お、おう】
【あの、なんか自己紹介の内容が地味に公式サイトと違うんですが……】
【あれ通りにすら言えないのは草なんだよなぁ……】
【つーかなげぇよww】
【しれっと先輩ライバーたちに飛び火してて草】
【そっかー、いなりママって貧なのか……】
「うぅむ、まだ時間があるなー。んじゃま、ここは一つ、うちにしかできねぇことを披露させてもらいましょうかね!」
時計を確認すると、時間はまだまだある。
一応、ファンネームとかファンアートタグ、配信タグを決める必要もあるんですが、まあ、そこは問題ねぇでしょう。
なんだかんだ早く決まるんじゃねぇですかね。
【お、何するんだろ?】
【なぜか嫌な予感がするぜ!】
【わたもちママだもんなぁw】
「えー、実はですね、あれから色々ありまして、みたまちゃんの新規衣装を作ったんですよねぇ! これがね! では……はいドーン!」
そう言って、うちはPCを操作して画面の中にみたまちゃんの新規衣装を表示させた。
いやぁ、いつ出そうか迷ってたけどこのタイミングしかねぇですよねぇ!?
【いやちょっと待てや!】
【何してんのアンタ!?】
【これいなりママの配信だよね!? なんでみたまちゃんの衣装発表になってんだよありがとうございます!!!】
【え、かわよ!?】
【いやこれ、可愛いって言うか……】
【色々デケェ!?】
「ふっふっふ! そう! 実はあまりにもみたまちゃんのママ味が強スギィ! ということで、大人版みたまちゃんを描いてみましたァ!」
今現在、画面に映るのはみたまちゃんを大きく成長させた姿。
ずばり、みたまちゃん大人モード!
容姿としては、いつものみたまちゃんを順当に大人にさせた感じ。
幼さも少しだけ残しつつも、大人の色香を持った、まさにママ味MAXな姿!
そして背も高い!
160センチちょいかな!
当然、ボンキュッボンですとも!
まあ、バランスを取るために、胸も成長させてんですがね。
「えー、こちらの設定はですね、信仰が集まってきて少しずつ力を蓄えたことで変化できるようになった、みたまちゃんの変身姿、というもの。まあ、あれですよ。みたまちゃんが人気になったし、うちもなんかちょっとこう、ね? みたまちゃんが成長した姿が見てぇ! ってことで、描いた結果がこれよぉ! どうどう? よくないよくなーい!?」
【みたまちゃんと言えばロリ! ってのは当然だけど、これもいいな……】
【わかる。すっごいママっぽい】
【お母さん感パネェ】
【あ、ツンデレちゃんがおぎゃった】
【草ァ!】
【マジで暴走してるwww】
「あー、ドストライクだったかー。まいいや。ちなみに、他にも魔法少女風衣装なみたまちゃんとか、割烹着みたまちゃんとか色々あるけど、まあ、それは後日ってことで!」
【あんたどんだけ描いたんだよ!?ww】
【割烹着とか超見たいw】
【絶対似合う】
【割烹着ww】
【魔法少女はまあ、あれかな? イベントの時みたいな感じの……】
「んまー、そんな感じかね? っと、そろそろ時間も圧迫し始めるかもしれねぇんで、一旦この絵は仕舞いましてー……んじゃ、ファンネームとか決めよう! じゃあまず、ファンネームから! はい、なんかある人ぉ!」
【ママ友】
【みたまちゃんを見守り隊】
【クソッ、先に言われた!】
【普通に合ってるのがなぁwww】
「おっ、いいねいいね! んー、どっちもいいねぇ……まあでも、やっぱうちはママですからね! ママ友で」
【あ、そっちなんかww】
【俺たちはママだった……?】
【子供産んでないのにママになったわ】
【そうか、いなりママのファンになるということは、俺たちもママになるということなのか……】
【草】
【草】
「はい、じゃあ、みなさんも経産婦ということでね! ハイ次」
【ちげぇよ!?www】
【とんでもねぇこと言ってやがるぞこのママ】
【いつも以上にはっちゃけてやがる……!】
だって、正式にらいばーほーむ入りして初の配信だよ?
そりゃあはっちゃけるってもんですよねぇ!
「んじゃあ次、ファンアートタグ! ……生みの親に対するファンアートとは??? 神薙いなりのママうちだから地産地消なんですがね」
【いやそれ言ったらマンガの作者宛の奴もそうでしょwww】
【何を言ってるんだ一体】
【別にいいじゃんww】
「んまあ、それもそっか。じゃ、なんかありますかね?」
【そうだなぁ……】
【子育てアイテム】
【子育てアイテムは草】
【既に子育て終わった段階だろこれww】
【いなりママの裁縫道具、とか?】
【ああ、衣装を作るって設定か】
【なるほど】
「それいいですねぇ! なんか気に入ったので、いなりママの裁縫道具で決定!」
【やっぱ早いなオイww】
【前二人も決めるのバカ早かったよねww】
【圧倒的決断力】
直感でいいんですよ、こういうの。
「じゃあ最後! 配信タグ!」
【ママのパート】
【ママの副業】
【ママの内職】
【ママの推しごと】
【ママばっかで草ァ!】
【どんだけママ付けたいんだよww】
「おおぅ、びっくりするくらいママが枕詞になっとる」
でも、結構ありじゃねぇですかね、これ。
うぅむ、となるとどれがいいか……。
……よし。
「じゃ、ママの副業で!」
【それでいいの!?】
【もっとちゃんと考えよ!?】
【ママの副業かぁww】
「いや、だってうちの本業イラストレーターじゃん? ってことは、このVTuber活動って副業では? って思ったら、間違いじゃねぇ気がしたので」
【たしかにww】
【言われてみればそうだわ】
【らいばーほーむの本職持ちは副業みたいなもんだもんなぁ、これ】
【明らか一本でも食ってけるのにねww】
「それはそれ! さてと、決めるものも決めたし、時間もちょうどいいんで、うちの初配信はこんなもんですかね!」
気が付けばもうすぐ終了の時間。
カンペでも締めをお願いしますって書かれてるし、終わらせますかねぇ!
【あー、もう終わりか】
【ママだからこその初配信だったわw】
【正式にライバーになってもちゃんと面白そうで安心したわ】
「どうもどうも! 今後のうちの配信は、基本的には雑談込みのお絵描き系配信になると思うんで、そこんとこよろしくぅ! ではでは、ここまでのご視聴ありがとうございました! らいばーほーむ入りしたからには、全力でらいばーほーむっていくんで、応援をよろしくぅ! では、おつママぁ!」
最後にそう挨拶をして、うちの初配信は終了になりました。
【おつママ!】
【乙乙!】
【おっつぅ!】
【いやぁ、もう三人も終わったか】
【ってことは遂に、次が最後……そして、男性常識人枠の登場か】
【くっそ楽しみ!】
【むしろ、あの三人の後にやるとか地獄だろ、常識人】
【さてさて、どうなりますかねぇ!】
【ま、さすがに常識人枠なら濃い配信にならんでしょうw】
大人モードみたまちゃんを見たツンデレちゃん。
『ママァァァァァァァ!』
以上。
というわけで、次回が初配信ラスト! 例の彼ですね!
さぁ果たして、例の彼は一体どっちの性別なのか! 乞うご期待!




