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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2024年 1月

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配信#28-3 三期生のみんなで宝くじ配信だよっ!:下

 みたま、フラグ回収!

 それから数分かけて三人を起こしました。


「いやぁ、あまりにも可愛くて尚且つ母性に溢れてたからつい死んじゃったぞ」

「ん、初鼻血、初吐血」

「可愛い派正義ですよねぇ~(鼻血・吐血ダラダラ)」

「あの、ふゆりおねぇたまは鼻血と吐血がすごいよ?」


【あれはしゃーない】

【むしろ、殺しに来てるんだよなぁ……】

【デレーナ・ツァンストラ:母性は、良き……】

【ツンデレちゃんっ……】


「えーっと、みたまちゃんがいつも通りの可愛さを振りまいて死亡事故が発生しましたが、気を取り直して、そろそろ今回の配信の本題と行きましょうかぁ~。さてさて、今回の配信の目的は、宝くじぃ~。日本で生まれ育った人なら誰でも知っている、老若男女問わず、誰でもできるギャンブルの一種ですねぇ~。夢追い人という方々が日々宝くじを買い、その当選番号で一喜一憂するものぉ~。今回は、私たち三期生全員で宝くじを事前に購入、いくら当たるのか、それとも当たらないのか、ということを検証するという配信ですよぉ~」


【ギャンブルwww】

【間違ってないけど、なんか間違ってるww】

【そう言えば、宝くじって仮に高額当選した場合って税金とかどうなるの?】


「ん、宝くじで当たったお金に税金は発生しないので問題なし。仮にここで、みたまが一等と前後賞全てを当てたとしても、問題はない」

「さすがに当たらないよ!?」


 だって、一等ってぴったり当てるか、前後賞は下一桁が前後に一つずれた場合のものだもん。

 さすがにそれは無理だと思います。


「でも、みたまちゃんだしなぁ」

「ですねぇ~。ここで当てたらすごいですよぉ~。きっと、配信の神様に愛されている事でしょうねぇ~」

「昨日、福引で一等~三等まで一緒に当てちゃってるから、多分当たらないよ……?」

「いやいや、むしろそれが序の口ってこともありえるぞ!」

「ん、みたまの幸運はすごいからあり得る」

「わたしの運に対する信頼が大きすぎるよっ……!」


【でも、TS病発症するわ、VTuberとして大当たりしてるわで、実際みたまちゃんって運良いよね?】

【これで幸運じゃないはさすがに嘘w】

【というか、しれっと福引で一等~三等まで当ててるのがおかしいんだよなぁ……】

【リアルで最強の運持ってそう】


「と、ともあれっ! 宝くじだそっ!」

「それもそうだね。じゃあ、せーのでテーブルに出そう! はい、せーの!」

「「「「どん!」」」」


 掛け声と一緒にテーブルの上に買ってきた宝くじを置く。


【仲良しwww】

【打合せしてないのに同じことを言えるのは仲良しだわ】

【いいよね、女の子同士でわいわい仲良くやるの……癒される】

【こういうのを見てる時だけは、世知辛い世の中を考えずに済むよね……】


「えー、はい、ではそれぞれ枚数をどうぞ! はつきは200枚!」

「私は150枚」

「私は500枚ほどぉ~」

「んっと、わたしは60枚です」


【多いな!?】

【買い過ぎィ!】

【みたまちゃんだけまだ現実的な枚数で笑う】

【みたまちゃんの稼ぎ的に、普通にもっと買えると思うんだけど、慎ましいw】


「はつきはとりあえず、初めての宝くじだし、様子見でこれくらいにしたぞ」

「私も同じ」

「私は多く買っておいて、当たればみたまちゃんに寄付するつもりですのでぇ~」

「わたしはあんまり買い過ぎてもあれかな? って思って少なく……って、ふゆりおねぇたま今おかしなこと言わなかった!?」

「え? みたまちゃんに寄付するのは当然のことではぁ~? 神社に全財産お賽銭を突っ込むようなものですよぉ~」

「確かにわたしのファンアートタグ、みたまのお賽銭箱だけど!」


【ロリコンェ……】

【まあ、ロリコンだもんなぁ】

【つまりこれ、高額当選して、みたまちゃんに貢ぐために500枚ってことだよね? おかしくない?】

【夜久嬢かざり:ですが、ふゆり様であれば、1000枚ほど購入しそうと思ったのですけれど……】


「かざりちゃんの言う通り、たしかにふゆりさんって1000枚くらい買いそうだよね」

「いえ、最初は1万枚ほど買おうと思ったんですけどぉ~」

「「何してるの!?」」

「ふゆりおねぇたま……」


【えぇぇぇ?】

【一万はアホすぎるだろ】

【発想がおかしい】

【デレーナ・ツァンストラ:たしかに、高額当選を狙うならそれくらいは……】

【ツンデレちゃん???】


「ですが、さすがにそれは引かれるな、と思いまして、妥協案として500枚にしました」

「それでも多すぎる気がするぞ」

「みたまちゃんに貢ぐためぇ~!」

「あの、なんでわたし、貢がれそうになってるのかなぁ……」


 お仕事仲間で、お友達というだけで、貢がれるのは何かおかしいような……。

 仮に恋人さんでもそこまではしないと思うけど……。


【普通に考えたら、同僚に貢がれるって恐怖なんだよなぁw】

【金持ちは庶民と発想が違うという事か……!】

【まあ、実際シャトーブリアントリオはおかしいし……】

【三人とも、A5ランクのシャトーブリアンを出して来るくらいだし】


「それじゃあ、早速当選番号を見て行くぞ! まあ、実際はもう情報が出てるので、番号を出した後、それぞれで当たりの数を調べるだけだけどね!」

「ん、じゃあ、ふゆり、任せた」

「はいはぁ~い~。では、発表しますよぉ~。当選番号はぁ~~……7等が8番。6等39番。5等が901番。4等が複数ですねぇ~。132956番。100832番。155502番。108974番。11825番。186671番。177489番ですねぇ~。4等に関しては、各組共通ですねぇ~。3等は、138465番。2等が組下8番で、番号が109948。そして、1等が101組の148391ですねぇ~。番号について書かれたメモを作って来たので、よかったらどうぞぉ~」

「「「結構大変では……?」」」

「ですねぇ~。一つ一つ見て行かないといけませんからねぇ~」


【めんどくせぇ!ww】

【500枚もやるロリコンがいっちゃん大変だろこれwww】

【そう言えば、全員バラと連番どっちなんかな?】


「お、購入方法の質問が来てるぞ! はつきは、バラ100、連番100だぞ!」

「私は、70枚が連番、80枚がバラ」

「私は300枚がバラで、200番が連番ですねぇ~」

「わたしは、連番10枚と、バラが50枚だよ!」


【大体バランスよく買ってるのに、みたまちゃんだけ、連番が少ないのか】

【結局アレってどっちが当たりやすいんかね?】

【一概にも言えないけど、数字ずれで外す確率を減らせるのは連番だよね】

【普通に考えたらこの企画って、ある意味配信者殺しでは?】

【たしかにww】

【全員黙々と番号探しすることになるんだもんなぁ】

【あとこれ、仮に誰かが1等を出した瞬間に、1等が決まるという……】


「よーし! 早速番号探しだーーーーー!」

「「「おー!」」」


 はつきおねぇたまの掛け声と一緒に、番号探しが開始。

 僕は60枚しかないからいいけど、他の三人は大変そうだなぁ……終わったら手伝ってあげようかな。


「やー、数があるだけあって、7等と6等が出まくってるぞ」

「たしかに。あ、5等」

「私は4等が早速出ましたねぇ~」


【早すぎww】

【4等か。今年はいくらなん?】

【10万】

【みたまちゃんのお年玉より少ねぇ……】

【↑草】

【草】

【そもそもみたまちゃんのお年玉の額がおかしいんだよなぁww】


「わたしは………………んん!?」


 あ、あれ? これ、見間違いじゃないよね? ん? んん???


「みたまちゃんどうしたの? 何か当たった?」

「ん、この様子は間違いない」

「いくら出ましたぁ~?」

「あ、え、えと……3等の100万円が……」

「「「うん!?」」」


【えぇぇ!?】

【嘘やろww】

【始まってからまだ数分も経ってないのに、早すぎません!?】

【100万はやばいww】

【でも、みたまちゃんの配信で得られる額的にはまだ現実的では?】

【たしかにww】


「え、ど、どど、どうしようこれぇ!?」

「みたまちゃん落ち着くんだぞ。と、とりあえず、当たり券は……これ! このポーチに! 貸すぞ!」

「あ、ありがとう、はつきおねぇたま!」


 僕ははつきおねぇたまから受け取ったポーチの中に、当たり券を仕舞う。

 何度確認しても間違いなく3等……あの、いきなり100万円は怖いよぉ!?


「ん、これで3等。残り、2等と1等。フラグ回収間近」

「さすがにないよぉ!?」

「あ、私も3等出ましたねぇ~」

「「マジで!?」」

「この通りですよぉ~」

「「モノホン……!」」


【あれ? 宝くじってこんなに当たるもんだっけ?】

【既に二人が100万出してんだよなぁ……】

【デレーナ・ツァンストラ:宝くじ……あたしも買ってみようかしら、今度】

【夜久嬢かざり:みたま様が一緒であれば、幸運になるのでしょうか?】

【ありえるww】

【みたまちゃんは幸運の狐だった?】

【まあ、実際問題、みたまちゃんが入ったことで、らいばーほーむって今まで以上に人気出たし……】


「ん~、ん~……あれ? これ……ほわ!?」

「ん、はつきどうしたの?」

「あ、いや、えと……なんか、はつきも3等……」

「「「えぇ!?」」」


【草ァ!】

【なんではつきっちも当ててんだよww】

【なんかおかしくね!?】

【普通、こんなにポンポン当たるもんじゃないだろ宝くじ!】

【なあこれ、いるかちゃんも出るのでは?】

【たしかに……?】


「ん、さすがに私も当てたいところ…………!?」

「あらぁ~? 今度はいるかさんの様子がぁ~……もしかして、当たりましたぁ~?」

「……私も、3等の100万」

「「「えぇぇ?」」」


【えぇぇぇぇぇ……】

【おいこの配信すごくね? 全員100万ぶち当ててんだけど】

【こっっっっわ……】

【あれ? っかしいな、宝くじってこんなに当たったっけかな……?】


「……あの、なんでだろう、わたし、嫌な予感がするんだけど……」


 こうも連続して高額当選すると、本当に怖くなってきちゃったし、何より嫌な予感がしてきました。

 なにか、とんでもないことになるような、そんな感じが……。


「……とりあえず、みたまちゃんが先に見た方がいいのでは?」

「ん、間違いない。ここで、みたまが1等を当てることで、私たちは衝撃を和らげられる」

「オチがどこかに行っちゃいますけど、それもいいですねぇ~」

「う、うん。じゃあ、えと、先に見ちゃう、ね?」


 三人に言われるまま、僕は残りの枚数を確認して……。


「これは、7、こっちは6、こっちは…………………………はきゅっ!?」

「ちょっ、みたまちゃんから変な声が出たぞ!?」

「ん、これは何かとんでもないのを当てた時の反応」

「あぁっ! みたまちゃんがすごく震えだしましたよぉ~!?」


【みたまちゃんに何があった!?】

【あれ、これまさか……】

【いやいや、さすがにないだろーw ……ないよね?】

【当たったら大騒ぎだな】


「…………(むぎゅ)」


 手に持った宝くじの番号と当選番号が書かれた紙を見比べて、同じことを確認。

 さらに、インターネットの方で当選番号を確認して……全く同じことを確認。

 間違って、別の時の当選番号かもと確認したらちゃんと今回の宝くじの当選番号……。

 だから、今度は夢なんじゃないか、ってむぎゅりと自分のほっぺを抓ると……


「……いはい」

「ほっぺをむぎゅってするみたまちゃんが可愛すぎて鼻血ぃ~~~!」

「いやそれどころじゃないと思うぞあれ! みたまちゃんが処理落ちしかけてる!」

「煙出てる」

「……あ、え、あ、うぁ……? な、なん、え、はぇぇ……? で、でも、これ、は……あぅぅぁぁ……」


【みたまちゃんが壊れた!?】

【みたまちゃーん!?】

【大丈夫か!?】

【弩めい:一体何が】

【神薙いなり:みたまちゃんが処理落ちしてる!?】


「みたまちゃん一体何が出たの!?」

「ん、見たとおりだとは思うけど……一応聞く、何等?」

「見せてもらってもいいですかぁ~?」

「……(スッ)」


 僕はどこかここじゃないどこかにいるような浮遊感に似た何かを感じながら、三枚の宝くじを三人に差し出しました。


「「「…………んんんんんんんんんんんんん!!!???」」」

「えっ、ちょっ! はぇぇぇ!? みたまちゃん、こ、ここ、これぇ!?」

「うわ……これ、本物……? 怖……」

「あ、あらあらぁ~……幸運すぎると言いますか、これは少々、異常ではぁ~……?」

「……い、1等前後賞込みで、全部、あ、当たっちゃった……………」


 何が当たったのか、僕は声を絞り出して、そう言いました。


【……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?】

【え、なんて?】

【ちょいちょいちょいちょい!? は!? マジで!?】

【お、おい! 今年の1等っていくら!?】

【こ、今年は1等が7億で、前後賞が1億5000万……】

【……つまりみたまちゃんは……】

【10億、っすね】

【……????】

【こわ……え、こわぁ!?】

【デレーナ・ツァンストラ:うわぁ……うわぁぁぁ! みたまママの幸運怖すぎるんだけど!?】

【夜久嬢かざり:な、なんと言う幸運!? ですが、さすがに異常ではありませんこと!?】

【弩めい:……これはまた……】

【神薙いなり:みたまちゃんの幸運の上限どこ……?】

【さすがの四期生でもこれはアウトなのか……】

【おいやべぇ! トワッターのトレンドが全部この配信関係になってるww】

【そりゃそうだろ】

【100万連発かと思えば、前後賞込みで10億ぞ? いやこわ……】


「ど、どどどど、こ、これ、これどうすればいいのかなぁ!?」

「お、おお、落ち着くんだぞ、みたまちゃん! まだ、まだ全部の確認が終わってないぞ! あと半分ある!」

「ん、なんかもう、2等もある気がする」

「……あ、いるかさん、正解ですねぇ~」

「うえ!? ま、マジで!?」

「これですねぇ~」

「ひやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「みたまちゃんが悲鳴を!?」

「あ、あわ、あわわわわわ~~~~~!? きゅぅ~~~~……」


 バタンッ!

 あまりにも現実味の無いことが連続して起こった結果、僕は処理がしきれなくて気絶してしまいました。


「みたまちゃんが気絶したぁ!?」

「無理もない」

「みたまちゃん大丈夫ですかぁ~~~~!?」


【みたまちゃんが死んだぁ!?】

【そりゃそうなるわ!?】

【高校生である日突然1等~3等まで当てたら気絶もするよ……】

【みたまちゃん、お金にがめつくないし、むしろ貯金するくらい堅実だからなぁ……】

【そんな子が10億以上手に入ったら、気絶もしたくなる】


「………あの、みたまちゃんの宝くじ、よく見たら、2等が二つ、3等が四つあるんだけど……」

「「「……」」」


【……】

【あかん、もう驚き過ぎて冷静になってる自分がいる……】

【未だかつて、ここまで幸運な人間がいただろうかいやいない】

【なんかもうこれ、みたまちゃんって何かクソ強い加護とかついてるんじゃね……?】

【こうも異常な幸運を見させられると、本当にそう思うわ……】


「え、えー、とりあえず、みたまちゃんが気絶してしまったので、ここで終わりにしよう……」

「ん、それがいい」

「ですねぇ~。今は目を回してしまって……ハッ!? このシチュエーションは……みたまちゃんを膝枕するチャンスではぁ~~~~~!? ならば、この私がみたまちゃんを膝枕して癒されるぅぅぁぁぁぁぁ~~~~!!」


【落ち着けロリコン!】

【こいつだけぶれなさすぎだろ!】

【いやでも、ある意味助かる……】

【わかる。現実感のない状況を叩きつけられて、恐怖しかないもんな……だからこそ、いつも通りのロリコンでほっとする……】


「じゃあ、これで配信は終わり! ふゆりさん、締め!」

「うへへぇ~、この重みが最高ですよぉ~……あ、はい。えー、みたまちゃんが気絶してしまったので、これで配信は終了ですよぉ~。ご視聴ありがとうございましたぁ~。おつふりぃ~」

「「おつふり!」」


【おつふり!】

【乙乙!】

【いやぁ、恐怖だった……】

【みたまちゃん、私生活大丈夫なんかな?】

【あー、宝くじで高額当選すると、知らない親戚が生えて来るってよく聞くよね……】

【でも、みたまちゃんってシスコンいるし……うん、大丈夫そうだな】

【何かあったら、あの人が暴れるからヘーキヘーキ】

【新年早々とんでも配信したせいでこれ、他の事務所とか個人勢地獄だろうなぁ……】

【比較対象が、この放送事故だし……】

【南無三】

 というわけで、新年早々富豪になったみたまです。

 ちなみに、配信中のコメ欄にらいばーほーむメンバーが少なかったのは、単純に見る時間がなかった人と、見てはいたけど、コメントできる状況にない人が多かったからですね。してた奴は暇だったんでしょう。多分。

 どうするんだろうね、当選したお金。

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― 新着の感想 ―
ファーーwww 当たりすぎて草 知らない知らない親戚はまあうん どうにかなるwww
あ~・・・うん。そうだろうなぁと思ってたけども...額が大き過ぎるのよ!!と言うか、普通の一軒家がお屋敷になる位には、改築で着そうよねぇ。何せ、それだけの金額が当たってしまってるからね...。と言うか…
盛大に当たったw
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