配信#27ー1 らいばーほーむのみなさんと、大晦日配信だよっ!:1
【2023年最後の配信! 鼻血と吐血を流して煩悩退散! ※命の保証はありません】
らいばーほーむ公式
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#らいばーほーむ #大晦日 #()鍋パーティー #全員コラボ
「あっ、ちょっ! 配信始まっちまったぞ!?」
「くそっ! まだ蘇生しきってないんだが!?」
「やー、普段着をテーマにした結果がこれとは……マジで誰が考えたん?」
『『『社長』』』
「自業自得じゃない……」
『『『( ˘ω˘)スヤァ……』』』
「というか、誰か配信の方回って! えー……し、じゃない、みたまちゃんとリリスの二人! とりあえず司会進行! 私たちは死者の蘇生! はい急ぐ急ぐ!」
「「は、はいっ!」」
買い出し組のみなさんが帰って来てから、なぜかその、倒れちゃった人の蘇生を行うことに。
ただ、全然起きる気配がなくて、気が付けば配信が始まってしまっていて、慌てたたつなおねぇたまがこの場にいる人たちに指示を出すと、僕とリリスおねぇたまで司会進行をすることに。
【待機してたんだけど、いざ始まったらなんか蘇生が行われてた件について】
【何があったんだよwww】
【なんか前にも見たぞこの光景】
【焼き肉パーティーを思い出すなァ……】
【あの時は、ロリコンとわたもちママだっけ。ってか、今回は何があったしww】
【VTuberの配信では絶対に聞かないであろう、死者の蘇生というセリフ】
【らいばーほーむェ……】
「え、えと、み、みなしゃんっ……あぅぅっ! か、噛んじゃったぁ……」
『『『げはぁっ!』』』
「みたまっちとどめさしてる! とどめさしてる!」
【ごふっ……】
【あ、相変わらず、噛み芸の威力が、高いぜ……へへ……】
【ヤッタァァァァァァァ! 年末に噛み芸だァァァァァァ! これで死ねるごぶはぁぁぁぁっ!】
【↑草】
【噛み芸収めか……】
「ぐぶふっ……へ、へへ、あ、相変わらずの、威力だぜ、マイエンジェルシスター……!」
「ここでひかりん先輩が死んだら手間が増えるぞ!?」
「ん、これ以上増やさないでほしい。手間を」
「こ、ここは、レバニラバーで回復……」
「なんでもありですよねー、それ」
「レバニラバーは日々、吐血・鼻血と戦う人のための食品だからね」
「いや本当に復活してるし……」
レバニラバーって本当に何で出来てるんだろう……。
「え、えと、と、ともあれっ! み、みなさんっ! こんばんはー!」
「見ての通り、後ろではお祭り騒ぎになってしまっておるので、たつなの指示通り、我とみたまの二人で一旦進行するのじゃ」
【草】
【草】
【まあ、二人がいたら普通にヤバいもんなwww】
【というか、何があったらこうなるんだよww】
【原因は?】
「ん、んーっと、僕……じゃなくて、わたしはよくわからない、んだけど……えと、今回の配信、実は普段着がテーマになってて……」
【普段着?】
【普段着って……普段着?】
【どゆことやろ?】
「ここで言う普段着とは、外出用の物、ではなく、各々の聖域内で身に付ける衣服のことじゃな」
「お家の中のお洋服ですね……」
【あ、そう言う】
【なるほどなるほど……いやなんで? なんでそうなる?】
【よっぽどのことがないと、普段着でそうはならんやろ】
「あ、あははは……そんなに変じゃない、と思うんだけど……」
少なくとも、神薙みたまの姿で、Yシャツにホットパンツ、エプロンだけだし……。
そんなに変じゃないよね?
ちなみに、この姿の時って、耳や尻尾から毛は落ちなかったり……。
そう言う意味では、お料理やお掃除の時に汚れないからありがたいです。
「しかし、みたまよ。我も思うが……さすがに、その服装は普通ではないぞ」
「え? そ、そうかな?」
「うむ」
「す、少なくとも、普通の人は、多分、しない、です、よね……」
「恋雪っちは鉄壁だけどね。というかそれ、ジャージっしょ?」
「ジャージは、正義……!」
「ん、わかる。少なくとも動きやすくて良き」
「なんだかんだ、運動着みたいなもんだしなー。楽だし、わかるぜ」
「ほら、話してないでスタッフの蘇生! というか、社長は絶対わかっててこれやったよね!?」
『『『まあ、社長だし……』』』
社長さん……。
なぜかはわからないけど、今もすごくいい笑顔なんだよね……。
【草】
【社長が原因なのかよwww】
【しっかし、マジでシュールな光景だなぁ……w】
【そもそも、普段着見ただけで死ぬのはヤバいやろww】
【たしか、らいばーほーむの運営サイドの求人の条件に『耐性持ち』ってあったよね】
【んな人いねぇだろww イベント会場に現れたバケモン以外は】
【少なくとも、新人君は耐性持ちだから……!】
【つまり、あとはスタッフにいれば完璧、ということか……】
「と、というわけで、えと、今回は大晦日ということで、全員コラボだよっ!」
「とはいえ、ここ一週間くらい、全員で集まる機会が多いのじゃが」
「イベントから始まって、温泉旅行もしたし、今日の大晦日もみんなで、だもんね。わたし、こうしてたくさんの人と集まる大晦日って初めてで……実はかなりわくわくしてて……えへへ」
なんて、今までの大晦日を思い返してわくわくしているということをはにかみながら言うと、
「「ぐふっ……!」」
なぜか、お姉ちゃんとデレーナおねぇたまが吐血しちゃいました。
「みたまちゃん! ちょっと核兵器レベル落として!? ひかりとデレーナ君の二人が血を吐いて倒れたから!」
「核兵器レベルってなに!?」
【草ァ!】
【核兵器レベルwww】
【核兵器にレベルがあるのか……】
【遂にレベルの概念が出たよww】
「ってか、今回はマジでやべぇな! 全然起きねぇ!」
「基本、運営スタッフは核兵器コンビに合わないしねー。んまー、しゃーなしっしょ。ウチらでもようやく、ダメージ緩和くらいは身に着いたわけだし」
「で、でも、ひかりさんと、ふゆりさん……ミレーネさんは、いつも、死んでる、気が……」
「その三人は一生かかっても手に入らない生態なんだよ。きっと、生まれた時から核兵器で殺される運命だったんだ」
「あの、なんだかすごく複雑だよ……」
「我ら、何かしたかのう……?」
「……君たちの場合は、生きてるだけで常に萌えの爆風を発生させる存在だからまあ……諦めて」
「「釈然としない(のじゃ)……」」
【www】
【たつな様が疲れてて草生える】
【いつもお疲れ様です……!】
【でも、二人がいるだけで常に被害が出るからなぁ】
【間違ってない】
【可愛いからヨシ!】
「というか、ひかり。君、心臓を自由自在に動かせるんだから、それでどうにかならないのかい?」
「あー、心操撃? あれねー、肉体強度とかの問題があるんだよねー」
「ファンタジー作品でしかあまり聞かない単語が飛び出て来たぞ……」
「ふゆりちゃんはほら、レバニラバー摂取してるからいいんだけど、スタッフさんたちはまだ食べてないからねぇ。……いや待てよ? 一度心操撃を撃ち込んで、その後レバニラバーを食べさせ……みたまちゃんの料理を食べさせれば、普通に問題ないのでは……? みたまちゃんの料理には、怪我を内側から治す力があるし……」
「ないよぉ!?」
「え、でも私、普通に回復するけど」
「え!?」
「いやさ、たまーにすごいのと戦闘になる時があってねー。そう言う時って、外見上は問題ないように振舞ってるんだけど、実は内側の骨とか臓器がバッキバキでねー」
『『『???』』』
お姉ちゃんは何を言っているんだろう……。
少なくとも、全然大丈夫じゃなさそうな発言なんだけど……え、骨? 内臓?
「そう言う時は、みたまちゃんの料理を食べると、私の体が回復するのさ☆ つまり、みたまちゃんの料理はバキバキにへし折れた骨とか、なんか傷ついた内臓を復活させる効果がある……!」
【化け物で草】
【いや、さすがにシスコンと言えども……さすがにないよね?】
【なぜだろうか。冗談に聴こえない。なぜだろうか。なぜだろうか】
【これがガチだったら、いよいよもって邪神なんだよなぁ……】
「ないよ!? え、ないよね? 大丈夫だよね?!」
「ん、でも、みたまならあり得る……」
「へ!?」
「あー、まー、みたまちゃんだしねー」
「ないからね!? そんな効果!」
「ふむ……では試そっか! ちょうどここに、みたまちゃんがスタッフさん用に、という理由で作った、料理の数々があるのでね! あ、先に説明した方がいいかも? なので、二人ともヨロ! こっちは準備しとく!」
「あ、え、えと、う、うん」
「ひかりはおかしいのじゃ」
【それはそう】
【むしろ、おかしくないところがない気がするんですがそれは】
【んで、料理料理! みたまちゃんは何作ったの?】
「あ、えっと……こちらです! 見えてるかな?」
そう言いながら、僕はテーブルの上に所狭しと並んでいるお料理を映し出しました。
一応、本命のお鍋も映ってはいるけど、そっちはまだ何も入っていない状態です。
鶏ガラで出汁を取った醬油ベースに仕上げてあるので、いつでもいけます。
そして、その周りには僕たちで作ったお料理が。
【うん……うん?】
【あの、見間違いじゃなければ、なんかすっごい料理並んでない?】
【見た感じ……桶に入った米……刺身、煮物……鍋二つ……サラダ、唐揚げ的な何か……いや、え、なんか多くない!?】
【なぁにこれぇ……】
【メッチャ美味しそうなんだけど、料理の量が圧倒的過ぎるんだけど】
「実は、その、紆余曲折あって、鰤が丸々一匹手に入ったので、捌いて色々作ってみました!」
【捌いたぁ!?】
【え、それ、みたまちゃんが? それとも、プロの人が?】
【いくらみたまちゃんが女子力の塊って言っても……ねぇ?】
【鰤ってそこそこ大きかった気が……】
「ふぇ? わたしが捌いたよ?」
【マジかよwww】
【えぇぇぇ……】
【魚捌ける女子高生は草】
【なんで捌けるんだww】
「経験があるのです! ……それで、お料理はね、鰤のお刺身、お寿司、ぶりしゃぶに、ぶり大根。それと、大根サラダとレバーの唐揚げだよ! お料理班のみんなで頑張りました!」
大勢でのお料理ってやっぱり楽しいよね。
そう思って、張り切っちゃったほどだもん。
【すげぇ……】
【元々料理上手なのは知ってたけど、魚捌くのかww】
【17歳の料理スキルじゃないでしょこれww】
【魚捌けるのは素直に尊敬するけど、量がえぐい】
「ちなみにじゃが、料理班は我、みたま、暁、ふゆりの四名じゃ。まあ、9割くらいみたまが作ったが」
「そ、そんなにわたし作ってたかな……?」
『『『うん』』』
「そ、そっか……」
つい楽しくなっちゃったから……。
【料理班の中にロリコンがいるんですが】
【え、ロリコンって料理できるの!?】
【イメージがねぇ……】
【いや、多分だけど、ロリが好みそうな料理を得意としてるんじゃないかな】
【可能性あるな……】
【ロリコンだもんね】
【ってか、ショタとロリがほとんどじゃねぇか!!ww】
【ちっちゃい組は料理ができる、と。ほほう……】
【ショタなのに料理ができるとか、最高じゃないのっ! やはり、暁きゅんは至高……!】
【きっと、刀君にも休日振舞っているんだわ!】
【ホアァァァ! 妄想が溢れるゥゥゥゥ!】
【腐の者……】
「よーしOK! んじゃ、みたまちゃん、そろそろ蘇生するんで、料理の準備OK?」
「えっと、紹介は済んでるけど……」
「おっけー。それじゃあ……ふんっ!」
ドズンッ!
という、すごく鈍いような音がお部屋の中に響き渡りました。
それは、お姉ちゃんが倒れているスタッフさんたちの胸目掛けて、その……パンチをしてる音で……。
なんだか怖い……。
『『『げはぁっ……!』』』
「よっしゃ目を覚ました! みたまちゃん! 今の内に、スタッフさん+ふゆりちゃんの口の中にレバニラバーとみたまちゃんの料理を! あ、ぶり大根でいいよ!」
「え、あ、う、うん! じゃあ、えいっ!」
お姉ちゃんの指示通りに、僕はレバニラバーとお料理をみなさんのお口の中に入れると……
『『『美味し!? あれ、なんか体の調子がいい!?』』』
みなさん、すごい勢いで起き上がりました。
さっきまですごく青白い顔だったのに、すごい……!
「ほらね? 蘇生できたでしょ?」
『『『あぁ、うん……そうだね……』』』
【邪神は邪神だったかぁ……】
【本当に回復するんだ。みたまちゃんの料理って】
【それ以上にその、レバニラバーって何が入ってるんだろうか……】
【……知りたいような、知りたくないような……】
【そもそも、レバニラバーとは???】
レバニラバーとは一体……。
そう言えば、本編軸の配信回って、実はかなり久しぶりだったり……。
なんだったら、約二ヶ月ぶりだったりします。間空き過ぎィ!! まあ、しばらくは、配信回が続くからね! やること多いし! 冬休みだもんね! まあ、リアルでは夏休み終盤なんですけど。




