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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2023年 12月(下)

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閑話#33 旅行の翌朝に起きた出来事(殺人現場かな?)

 薄い回です。

 翌朝。


「んっ、くあぁぁぁ~~~……あー、ぐっすりだったぜー」


 私が愛するらいばーほーむメンバー全員で泊まった旅館の広間で目を覚ました私は、大きく伸びをする。

 こきこき、と首やら肩から音が鳴るのが小気味いい。


「ん~、まだ全員寝てる感じかー。んまあいいや。さて、ちょっと早く目が覚めたし……ゲーム関係のイラストでも進めますかねーっと」


 例のみたまちゃんを主人公としたゲームの製作は現在進行形で進んでいる。

 とは言っても、工数的には全体の……そうだなぁ、まあ、5割ってところかな。


 ばらけさせて見ると、まずみたまちゃんのモデルについては、DLCじゃない部分は全部完成。他のらいばーほーむメンバーは一部を除いてDLCになっている個所はまだ手を付けてないそうだけど、その一部メンバーは基本部分はできてるって話だし。


 各ステージのギミックやら構成なんかも完成してるし、あとは作るだけ。

 私の仕事は基本的に背景部分。

 藍華ちゃんには劣るけど、ある程度の技術はあるしねー。

 人体系は無理でも、物体ならなんとかなるし。


 あとは……主題歌的な物は作詞作曲もできて、あとは皐月ちゃんが吹き込むだけ。

 プログラミングについても、杏実ちゃんがマジで有能過ぎたからなぁ……。

 実際、完成した素材をどんどんぶっこんでる関係で、既に色々できちゃってるし。


 なんだったら、既に体験版としてリリースできるくらいにはできちゃってるんだよねぇ。

 肝心のテストプレイについては、寧々ちゃんがやってくれてるし。

 というか、寧々ちゃんマジでテスター経験あってびっくりしたし。

 まさかチェックリスト作成してくるとはね……その上、内容がかなり細かく、多岐にわたってたのがグッド。

 しかも検証ペースも早いのが素晴らしい。

 おかげでゲーム製作は順調。


 私の仕事的には、背景やらなんやらと、おまけのスチルとかそっち系。

 これからするのは背景。

 ぶっちゃけ、ほぼ完成しかけてはいるんだけど、まだ全部ってわけじゃないしね。


「持って来てよかった、ペンタブとPC」


 早速仕事用……ではなく、プライベート用の作業道具を取り出し、作業開始。

 ふふふ、短時間でも行ける所まで行くとしよう……。

 あ、そう言えば、今日はまだ椎菜ちゃんの寝顔を見てなかったし、撮ってなかった。

 いかんいかん。

 椎菜ちゃん寝顔コレクションは確保せねば……。


「ふふふ、しかも今日は浴衣ッ……! 浴衣で眠る椎菜ちゃんとか言うパーフェクトシチュッ……! であれば、コレクションに収めなければ大問題! ふへへぇ、椎菜ちゃんは果たしてどんな寝顔、を…………」

「「すぅ……すぅ……」」

「―――……」


 その瞬間、私の脳がホワイトアウトした。

 いや、待とうか、落ち着こう、私。

 死ぬのはまだ早い。早すぎる。


 とりあえず、一旦目の前の世界一尊いと言っても過言ではない光景から目を逸らして……そうだ、千鶴ちゃん!

 千鶴ちゃんはたしか、みまちゃんと一緒に寝ていたはず……であれば、そう、奴がやらかしていないかの確認をせねば!

 ……まあ、千鶴ちゃんは確かに度し難いロリコンのド変態ではあるけど、実害を出すような変態じゃないからね。

 その辺りは信頼していますとも。


 さて、ド変態はーっと。


「( ˘ω˘)スヤァ……」

「くぅ、すぅ……んゅ~……んん……」

「あっ、ハイ……」


 ド変態は……死んでいました。

 それはもう、すごくいい笑顔で口から血を流し、仰向けの大勢で。

 一応、吐血するかもしれない、ということを旅館側に伝えておいてよかった……。

 なんせ、そう言ったら、


『らいばーほーむの方々であれば、吐血と鼻血は隣り合わせ。いくらでも血で汚していただいて構いません。貸し切りにしてもらっていますからね。かなりの額で』


 と言われ、快く汚していい許可をもらったくらいだし。

 まあ、さすがに申し訳ないので、極力汚さないようにはしたけど……やはり、耐えられなかったか……。


 というかあれ、どう見ても……舌を噛み切ったね。間違いない。

 そっかぁ、本能が負けそうになったから自決したのか……さすが、プロロリコン。

 しかも、一切後悔の無い綺麗な死に顔……!

 ここまで来ると、普通に尊敬するよね、これ。


 あと、千鶴ちゃんにくっついて気持ちよさそうに寝てるみまちゃんが最高に可愛いですありがとうございました。


 あ、鼻血が1リットル……いかんいかん、携帯用レバニラバーを……。


「ふぅ……さて、次にみおちゃんは……あっ」

「うぅ~~……わらひのむねがぁ~~~…………まられまへんよぉ~……」

「……んみゅぅ……んぅ……」

「……処す……ハッ!? いかん……素で、恋雪ちゃんを処す考えに……!」


 とりあえず、クーデレ系甘えん坊幼女なみおちゃんが、恋雪ちゃんに抱き着いた挙句、すごく気持ちよさそうに寝つつ、そして胸を揉んでるのがなんかこう、危ない光景すぎる。

 しかもみおちゃん、しれっと浴衣の中に手入れてない?

 あれか? みおちゃんは大きな胸が好きなのか……!


 ……いやそれ、よく考えたら、みまちゃんとみおちゃん両方だよね? だって、母親である椎菜ちゃんがそれはもうビッグなわけだし……。

 しかも、我がシスターアイで見た所、椎菜ちゃんは身長はほぼ変化ないけど、胸は徐々に大きくなってるっぽいしなぁ。

 少なくとも……今年度中には、2,3センチは間違いなく大きくなるね、あれ。


 椎菜ちゃんFカップだし、その内Gとか行きそう。

 ……私ですら、E寄りのDなんだけどなぁ。

 まあでも、お母さんとか普通に大きいし、遺伝だよね、あれ。


「とりあえず、恋雪ちゃんはマジででかい。でかすぎる……!」


 あまり興味がないとさえ言える私ですら、ちょっと羨ましいし。

 正直、普通の巨乳くらいだったら、すごいなー、くらいでしかないけど、恋雪ちゃんレベルの巨乳……っていうかこれ、爆乳じゃない?


 すごいな……あれどうみても、100センチ超えてない?

 あ、そう言えばJとか言ってたっけ……そうなると大体……100センチ~102センチの間かな?


 うん、やっぱデカすぎ。


 正直、あれを相手に落ち込む慎まし組の三人は何と言うか……相手が悪すぎじゃない?

 言っちゃ悪いけど、日本人的に見てもあれどう見ても突然変異でしょ。


 日本人の平均、Cぞ?

 ぶっちゃけ、Dもあれば万々歳な気がするし。


 いやまあ、栞ちゃんに関してはその……ロリ体型だからなぁっ……!

 正直、あの三人の気持ちは、恋雪ちゃん相手だったらわかるよね。


 実際の所、高校時代とか、胸の大きさでマウントを取るような人、いたし……まあ、クソ女だったわけですし、見事に落ちぶれてくれやがりましたけどね。


「あぁ、そう言えば、その胸マウント女はお風呂に堕ちたんだっけ」


 そう考えると、天職に行ったのでは?

 うん、素晴らしい。

 その理由が、その筋の方々からの借金らしいしねぇ。


 美月市近辺にはそんなのは私が潰したからいないし……多分だけど、二つ先の街とかかな。

 バカだねぇ。


「おっと、つい私のダークサイドが顔を出した。さて、他の面々はーっと」


 ふむ、とりあえず、俊道君と冬夜君の両名は寝相がいい。

 千鶴ちゃんは死亡して、みまちゃんは気持ちよさそうに寝てる。

 直視したら死ぬ核兵器二人は一旦目を閉じて飛ばして……恋雪ちゃんはみおちゃんに抱き着かれて、なんかちょっとアレな寝言を少々。


 杏実ちゃんは……え、何あれ。メッチャ寝相いい!?

 す、すごい……仰向けですっごい真っ直ぐ!?

 普段はギャルゲー好きなギャルなのに、変な所でお嬢様が顔を出しているゥゥゥ!

 さすがだぜ、杏実ちゃん。


 皐月ちゃんは特になしかな。

 いやでも、なんか寝言が……


「にがさないぃ…………しゅーくぅん…………ふふふふ……」


 …………うん、聞かなかったことにしよう。


 すっごい妖しい(怪しいじゃないのがミソ)笑みを浮かべたけど、見なかったことにしよう。

 仮に、もし、どこぞの幼馴染の彼に実害が出てもまあ、大丈夫でしょ。

 あの子の好みドストライクだし、皐月ちゃん。

 ならばヨシ!

 どうせ、皐月ちゃんが襲い掛かっても、まんざらでもないだろうしね、柊君。


 ハイ次。


 藍華ちゃんは……う、うつ伏せ……。

 なぜにうつ伏せ?


「……コロス……コロス……クソ上司、死すべし……」


 いやあれ寝言?

 寝言でいいの?

 っていうか、未だに殺意バリバリじゃん、藍華ちゃん。

 よっぽどのクソだったんだねぇ……。

 でも、うつ伏せで、殺意の籠った声でその寝言は普通にホラーじゃないかな。

 私は殺意への耐性があるから大丈夫だけど。


 寧々ちゃんは……おおぅ、さすが元気っ娘。

 ものの見事に布団を蹴っ飛ばしていらっしゃる。

 というか、浴衣が思いっきりはだけていて、とても煽情的ですね。うん。

 胸が小さいからこそのエロスがそこにはある……!

 というか、寧々ちゃんってスレンダータイプのモデル体型なんだよなぁ……。

 しかも、腹筋がうっすら割れてるのが実にエッチです。

 布団をかけてあげて、次へGO。


 小夜ちゃんは……あ、普通に横向きなのね。

 背中を丸めて寝るのがなんかちょっと小動物っぽくて可愛い。

 最後にミレーネちゃんは……あ、結構普通。


「〆きり……私の嫌いな言葉です……ふ、ふふ、ふふふ……あと三日で100ページ……あと三日間で100ページ…………死寝る……」


 …………ミレーネちゃんっっっ……!


 なんかもう、色々と心配になる寝言だった。

 普段から〆きりに追われてるんだね……。

 売れっ子ラノベ作家は大変だねぇ。

 普通にアニメ化するような作品書いてるわけだし、ある意味仕方ないのかもしれないけど。

 なんというか、お疲れ様です。


「……よし、全員の寝顔とかその他諸々見たところで、再度核兵器ユニットに挑むとしようか……!」


 私は危うく命を持っていかれかけた最強の核兵器ユニットに、意を決して視線を向けたァ!


「「くぅ……すぅ……だいすきぃ……」」

「げはぁぁぁぁっ!」


 ビシャビシャアァァ!!


 私の口から大量の血液が零れ落ちた。

 な、なんたる破壊力っ……!

 ま、まさか、向かい合って抱きしめ合って寝てるどころか、全く同じ寝言且つ、あどけない笑顔とか……!


 しかもあれ、普段はお姉さんなのは栞ちゃんなのに、寝てる時は椎菜ちゃんの方が半端じゃねぇ!

 椎菜ちゃんが、栞ちゃんを強く抱きしめ、栞ちゃんもそれに応えるかのように、ぎゅぅっ! と抱きしめ返している……!


 ……いや待って? やっぱり可愛すぎでは? この二人しか勝たんのでは? これはもう、二人の結婚を認めて私がスピーチをしなければ……。本日はお日柄も良く――。


 …………ハッ!? い、いかんっ! あ、危うく、二人がくっつくことを許し、あまつさえ結婚式のスピーチを考え始めていたッッッ……!

 な、なんたる破壊力!

 なんたる洗脳力……!

 まさか、この私を一瞬とはいえ認めさせるとは……。


「ふっ……栞ちゃん……見事だ……ごはぁっ……!」


 どさり……。

 栞ちゃんへの称賛の言葉を口にしたところで、私は血だまりに沈んだ……。



「……朝起きたら、殺人現場だったんだが……」


 口から血を流して死ぬロリコン。

 なぜか血だまりに沈んでいる同期のシスコン。

 やっぱり血だまりに沈んでいるイラストレーター。

 ものすごくいい笑顔で死んでいる常識人Ver.0.25。


「……うん、二度寝しよう」


 皐月は現実逃避をするが如く、二度寝するのであった。

 自分でも何書いてんだろうと思う薄目の回です。

 シスコンしてんだとすらすらかけるのがいい所。

 閑話と言いつつゴリゴリに本編なんですけどね、これ。

 そう言えば説明したか忘れたんで改めて言うと、閑話って椎菜以外のキャラ視点の話だからね。閑話はそれ以外。もしくは過去の出来事だしね。なので、閑話が挟まっても本編の時だってある……!

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― 新着の感想 ―
もう作者さんの薄いは信じませんwww 十分濃いよぉ!
薄い回、うすいかい、うすい、うす、 薄い回ってなんだろう、なんなんだろうねぇ。 濃くないか?
柊、前世にでも気苦労の絶えない呪いとかかけられてない? あと、皐月、現実逃避するな。そして、ミレーネの扱い酷えなあ。 つか、洗脳て。洗脳というなら明確な意思に基づいた発言じゃなきゃ、ねえ? とりあえず…
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