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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2023年 12月(下)

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#131 夕食時、普通の雑談

 それからほどなくして、片付けの方に行っていたみなさんが戻ってきて、そのタイミングで夜ご飯が運ばれてきたので、美味しい料理に舌鼓を打ちました。

 特に、みまちゃんとみおちゃんが大はしゃぎ。


 おいしー、おいしー、と言ってぱくぱくと嬉しそうに、楽しそうにご飯を食べる姿はとても微笑ましくて……


『『『ごふっ……』』』


 なぜか、何人かの人が鼻血と吐血を噴き出しながら倒れるほどでした。

 なんというか、その……なんで倒れるんだろうなぁ……。

 なんて、いつも思っちゃいます。


「やー、マジで美味しー! 生牡蠣最高! お酒が進むぅ!」

「魚介類がメインだが、たしかに全部美味しいね。私はワカサギの唐揚げがいいね。ついついビールが進んでしまうよ」

「むぐむぐ……こくんっ。はふぅ、このぶりしゃぶもええよぉ。余分な脂が落ちるしなぁ」

「結論としては全部美味しいぞ! そして、お酒も美味しい! 旅館! すごくいい!」

「ん、温泉も気持ちよかったし、温泉もいい。ここの旅館、また来たい」

「だな! 俺は同僚連れてまた来たいわ!」

「ボクは……友達とかかなぁ。女性と一緒に来たら食べられそうだしねー」

「と、冬夜さん、は、そう、です、よね……! あっ、この天麩羅美味しい……」

「「はむはむっ……!」」

「あぁ、ほら二人とも。急いで食べるとのどに詰まらせちゃうよ? あ、口の周りも付いちゃってるし……ほら、こっち向いて?」

「「んんぅ~~~」」


 勢いよく食べる二人の口の周りを拭いつつ、僕も美味しいご飯を食べる。


「なんと言うか……椎菜ちゃん、普通に手慣れて来たよね、それ」

「なんだかんだ、お家でもこんな感じなので」

「あー、椎菜っちが微笑みながら二人の世話を焼いてる姿が見える見える」

「さすが、らいばーほーむきっての母親属性持ちだな」

「母親属性って……たしかに、二人の母親ではありますけど」


 でも、らいばーほーむきってっていうのはおかしいような……いやでも、おかしくはない、のかな?

 だって、娘がいるのって僕だけだし……。


 ……普通に考えたら、らいばーほーむで子供がいるのが高校生の僕っておかしい気が……。

 いやそもそも、高校生で子供がいること自体がおかしいんだけど……。


 なんて、そんなことをお話しつつ、気が付けばご飯が食べ終わりました。

 そこからは、のんびりと雑談に。

 みまちゃんとみおちゃんの方はと言えば、お腹いっぱいになったからか、僕の膝に頭を預けてぐっすり。


「あ、そう言えば近々冬コミだよねー。みんなは参加するってことでいいのかなー?」

「わ、わたしは、当然、参加、しますぅ……!」

「ってゆーか、愛菜パイセンの同人誌目当てっしょ、全員」

「たしか、小夜さんも出すんじゃなかったっけ? あたし、そっちも欲しいぞ」

「うちも欲しいわぁ。それに、みぃんな行くんやったら、行かんわけないしなぁ」

「ん、そもそも、らいばーほーむメンバーは全員参加すると言っていた気がする」

「それはまあ、そうだろうね。たしか、椎菜ちゃんも参加するんだよね?」

「うん」

「みまちゃんとみおちゃんはどうするんだい?」

「あ、なんでも、小学校のお友達に遊びに誘われてるらしくて、そっちに行くみたい。お泊まりー! ってはしゃいでたよ~」

「へぇ、泊まりか。早速仲良しな友達ができてるようで何よりだな! 入学して二、三ヶ月程度で泊まりに誘われるレベルってのは、なかなかいないと思うしな」

「そうだねぇ。できれば、ずっと仲良くしていて欲しいものです」


 まあでも、さすがに冬コミは色々と二人が行くのは止めた方がいい、ってお姉ちゃんが言ってたから、そう言う意味では渡りに船だったかな。

 なんでも……変態さんが多いから、とのことだけど。


「しかし……愛菜だからな……」

「皐月お姉ちゃん、お姉ちゃんがどうかしたの?」

「あー、いや。あの愛菜のことだから、コスプレを用意してる気がしてね……」

「コスプレ? お姉ちゃんが?」

「まー、たしかに愛菜パイセンだしねぇ」

「椎菜ちゃん的に、コスプレはどうだったっけ?」

「個人的にすごくしてみたいって思ってるよ? それに、折角冬コミに行くんだから、コスプレしたいなぁ、っていうのはあったり」

「そう言えばそんなこと言ってた。どういうのがしたい?」

「う~~ん…………あっ、折角だから、リリスおねぇたまのコスプレがしたいかも?」

「うち?」

「うんっ! だって、ロリピュアだし、それなら相方の衣装を着てみたいなぁって」

「たしかに。そう言う意味やったら、うちもみたまさんの衣装を着てみたいわぁ」

「でも、今からだと難しいよね」

「せやなぁ……」

「――話は聞かせてもらったァ!」

『『『きゃぁ!?』』』


 僕と栞お姉ちゃんがうーん唸っていると、突然倒れていたお姉ちゃんががばぁ! と起き上がって、大きな声を上げました。

 それによって、僕たちのほうも思わず悲鳴を上げちゃったけど……。


「よぉし、任せて! この私の伝手という伝手を用いて、椎菜ちゃんと栞ちゃん二人に、最高の衣装を用意してしんぜよう!」

「できるの!?」

「最愛の妹と、その相方のためならば可能……! いやそもそも、出来ないわけがない! それができない姉は姉ではないし、シスコンではない!」

「愛菜。そもそも、シスコンはそう言うものじゃない」

「気のせいだよ、皐月ちゃん! ――あ、もしもし、服部さん? 私私。いやぁ、29日までにコスプレ衣装の製作をしてほしくてねぇ。そうそう。えーっと、身長とスリーサイズは今送ったからこれをベースに。うんうん。で、外見については、色々と大きい娘がリリスちゃんの服で、ミニマムな方がみたまちゃんの衣装を。え? 逆じゃないのかって? はっはっは! そんなこと言ったら、ミニマムな娘の方が死んじゃうので、気にしないで☆ で、どれくらいで出来る? あ、可愛いから、明後日にはできると。うんうん、ありがとありがと! 報酬はいつも通りの口座に振り込んどくねー。はいはーい、よっろしくぅ! はい、というわけで、明後日には届きます」

『『『なんでぇ!?』』』


 急にどこかに電話をし始めたと思って、話が終わったと思ったら、明後日には届くということを言われました。

 思わず、みんなでツッコミを入れてたけど……。


「私のコスプレ系の知り合いである服部さんって、その界隈では有名な人でねぇ。気分次第ではあるけど、かなりの速度で作ってくれるんだよねぇ。まあ、あれだよ。らいばーほーむだって、たまにとんでも速度でモデルを作る人もいるし? そゆことそゆこと」

「毎度思うんだけどよ、愛菜の人脈も色々ぶっ壊れてねぇか?」

「そうかい?」

「せやなぁ……愛菜は他にどんな人脈があるん?」

「あ、それ僕も気になるかも」


 お姉ちゃんって、どんな人たちと知り合いないなのか、前からずっと気になってたんだよね。


「椎菜ちゃんが気になるというのなら、適当に話そっか。といっても、大したことはないんだけどねぇ。そうだねぇ……なんかやたら速くコスプレ衣装を作れる服部さん。ボイス○イド限定だけど、曲を作ればすぐに数十万回再生行くレベルのP。なんか知らないけど、妙に権力を持ってる謎のアニメーターというか、監督的な存在。変態だけど、仕事は確かな3Dモデラー。無駄にお金のある暇人……こんな感じ? 他にも色々いた気がするけど、あんまし覚えてないかな☆」

『『『えぇぇぇぇ……』』』

「あれ、なんか私、ドン引きされてる?」


 お姉ちゃんの人脈を聞いた僕たちと言えば、ほとんどが引いていました。

 すごいとは思うんだけど、それ以上になんでそんな人たちへの伝手があるのか、気になってしょうがないです。

 というか、なんでそんなことに……?


「ひかりさん、何をどうしたらそうなるんだぞ……?」

「んー? いやぁ、あれだよ? 普通に同人活動をしてればこうなるよ? 案外、ああいうのってバカにできないからねぇ。人脈形成に」

「それはそうだろうけど……」

「でも、最後の無駄にお金のある暇人って何ですかー? そこが一番気になるんですが」

「あー、それ? あれだよあれ。石油王的な?」

『『『石油王!?』』』

「とは言っても、本当にそうと決まったわけじゃないからねぇ。ただ、浅黒い肌で、白い服着てて、割と立派な髭を蓄えていて、中東系な感じの顔立ちってだけだから」

『『『いやそれモノホンじゃね!?』』』

「いやいや、まっさかぁ」

「お姉ちゃん、いろんな意味ですごいね……」


 なんというか、その、うん……すごいと思います。

 でも、同人活動をしただけで、そんな人脈ができるんだなぁ……。


「でも、人脈って言う意味では、恋雪ちゃんと杏実ちゃんの二人も大概じゃない? 片やトレーダーで、片やお嬢様じゃん?」

「わ、わたしは、その、げ、ゲーム企業に、知り合いがいる、だけ、ですので……」

「あーしも似たようなもんだしー。ってゆーか、知り合いって言っても、大企業の幹部とか社長くらいだし、それも、お父さんたちが築いたものだしー」

「なんか、私たちがバカみたいな気が……」

「せやけど、皐月も芸能界に顔が効くんちゃうん?」

「いやまあ、それなりには……」

「うぅむ、この中で考えると、学生組がそう言う伝手がない気がするぞ。あ、はつきもないぞ!」

「ボクもないねー」

「僕も……」

「いや、椎菜っちって、普通に神様に伝手がある気がするんよ。あと天使」

「……そう考えると、一番伝手がおかしいのって、椎菜ちゃんなのでは?」

『『『たしかに』』』

「ふぇ!?」


 なんで僕!?

 たしかに、神さんと天使さんとは知り合い……なのかはわからないけど、その、何故かちょっと関わりがあるけど……。


「で、でも僕、天使さんには会ったことはあるけど、神様にはみまちゃんとみおちゃん以外に会ったことないよ……?」

「まあ、あくまでもその組み紐の送り主が神様ってだけだしねぇ。でも、案外椎菜ちゃんが助けてー、なんて言ったら来そうではあるよねぇ。神様だし」

「神様関係あるかな……?」

「ん、でもありえそう。椎菜は存在が最強。故に、神に見守られてそう」

『『『それはそう』』』

「そ、そうかなぁ……」


 なんて、そんなお話をしつつ、時間は過ぎていきました。

 そう言えば、ミレーネお姉ちゃんと千鶴お姉ちゃんの二人、起きなかったなぁ……。

 神様に会ったことないと思ってる椎菜ですが、普通に会ってるんだよなぁ……。

 まあ、誰とは言わないけど。

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― 新着の感想 ―
姉の人脈すごいwww というかそうよな 椎菜ちゃんが1番人脈おかしいwww 神様会ってるよなぁwww
神様が伝とかゆー、最強のカード。
みたまの人脈が天を超えてるからあ
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