配信#26-5 らいばーほーむのみんなで、温泉配信だよっ!:5
どうしてこうなった。カオスすぎんだろ。
「「……」」
あれから数分ほど、なぜかみたまとリリスの二人は裸で抱き合っていた。
なぜそうなっているのかは至ってシンプル。
止め時を逃してしまったのである。
「長くないかい?」
『何を言うんですかぁ~! あの光景がいいんじゃないですかぁ~!』
『うんうん、ふゆりちゃんの言う通り☆ みたまちゃんとリリスちゃんの百合はとても素晴らしきものという事……! まあ、抱き着いているのが私ではなくリリスちゃんなのが実に残念だけどね☆』
『ふへへぇ……我が娘ながら可愛すぎってもんですよぉ……のじゃろりさんとも連絡を取って話を練らねぇといけねぇですね……!』
『べ、別に、抱きしめられたいだなんて、思ってないんだからねっ!』
『やっぱ、TS百合がいいもんっしょ……! 惜しむらくは、ギャルゲーのジャンルにこれが少ないこと……!』
「い、未だに、に、ニッチ、です、からね……!」
「……うん? なんかおかしい気がするぞ」
「ん、なんか、一部の人の声にエコーがかかってる気がする」
死ななかった組(ギリギリで耐えた)のはつきといるかが違和感を口にする。
それに、たしかにとたつなが頷くと、あることに気付いた。
「言われてみれば……って、死んだメンバー全員魂で会話してないかい!?」
「うわぁ!? ほ、本当だぞ!?」
「ひ、ひひっ、人魂ですぅ~~~~!?」
「ん、これは驚き……ちょっと怖い」
「お~、ひとのたましーです」
「……んっ、はじめてみた、です」
驚くべきことに、死んだメンバーは魂となってしれっと会話していたのである。
ちなみに、全員ぷか~と温泉に浮いている状態である。
よく見れば血がだばだばと漏れているため、殺人現場感が半端じゃない。
大体は怖がるか驚いているのに、双子幼女神だけは初めて見る人魂に興味津々である。なぜに。
【ちょいちょいちょいちょいちょい!?】
【魂で会話って何!?】
【そっちで何が起こってるん!?】
【弩めい:魂で会話とは……さすがらいばぁほぉむ、といったところでしょうか。その境地に辿り着けるとは】
【あの、めいちゃんもおかしいこと言ってません?】
【気のせいだ……!】
【というか、向こうが気になり過ぎるぅ!】
『いやぁ、ほら、さすがに毎度毎度あの世に行ってたら、行ってる間の時間がもったいないじゃん? なので、覚えました。魂の状態で人と会話する方法☆』
「いやそれはおかしくないかい!?」
『あ、ウチはひかりパイセンたちの補助でどうにかなってるから、自力じゃないんよー』
「それはそれでおかしい気がするぞ、はつき」
『私とデレーナさん、わたもちさんは自力ですよぉ~』
『みたまちゃんへの愛があれば、これくらいどうってことねぇですよ』
『愛は偉大なのよ』
「普通におかしい。でも、さすがらいばーほーむ……正直、私もそれ覚えたい。それさえあれば、ブラック企業時代、にっくきあんちくしょーたちをビビらせることができたというのに」
「い、いるかさん、だけ、覚えたい、理由が、違う、気がしますぅ……」
しれっと、人魂になっているメンバーと普通に会話している生存組もおかしい。
あと、既にスカッとするような末路を辿っているブラック企業のあんちくしょー共に対しての恨みがあるいるかは、脅かす意味でその能力を欲しがった。
【らいばーほーむメンバーの人外化が進み過ぎて涙がで、出ますよ……】
【ほんと人外になる奴があるかァ!?】
【人って、魂で会話できるんだ……】
【夜久嬢かざり:つまり、その技能を身に着ければ、わたくしもみたま様やリリス様によって死した場合でも、問題なく会話が可能ということですわね!? 是非とも習得せなば!】
【かざりちゃんもおかしい件について】
【ちなみに、四期生の常識人君は、腐の者たちによってダメージを受けてる模様。あと、人魂化したことについては『まあ、あの人だからなぁ……』で済ませた模様】
【新人君の適応力高すぎじゃない???】
【ガチ知り合いっぽかったし?】
「あ、あの……ぼ、僕、いつまでリリスおねぇたまを抱きしめればいい、のかなぁ……?」
「わ、我も、その、すごく落ち着くし、できればしばしこのままでいたいが……さ、さすがに恥ずかしいのじゃが……」
『あ、そろそろ離れてもいいよ☆』
止め時を求めて、二人がいつまでやればいいのか尋ねた直後、ふよふよ、と魂状態で二人に近づく阿呆シスコン。
お化け耐性などが外見相応な二人の前に、人魂(阿呆)が現れた結果。
「「……きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
二人はそれはもう……大きな悲鳴を上げた。
ただでさえ抱き合っていたのに、さらにぎゅぅ~~~~~! と抱き着く結果になったが。
そのせいか。
『げはぁっ……!』
人魂状態なのに、吐血するという謎現象をロリコンが起こした。
尚、そうなった理由は、みたまの大きな胸がさらにリリスに押し付けられたから。
変態すぎるぞ、あのロリコン。
【悲鳴助かる】
【ガチ悲鳴なのに、普通に可愛いのは草】
【可愛い女の子の悲鳴は可愛いだルルォ!?】
【あと今、ロリコン吐血してなかった?】
【なんで人魂で吐血してんのあの変態】
【最早人じゃないだろ】
『し、しまったァァァァァァ! み、みたまちゃんたちはお化けが大の苦手ッ……! すなわち、今の私では怖がらせてしまうだけではないか! くっ、まさかこんなところに人魂化の罠があるとは……! はい、人魂は全員元の体に戻って戻って!』
『『『あーい』』』
邪神の言葉で、全員がすぽんっ! と自分たちの体に入っていった。
そうすると、さっきまで土座衛門だった死人たちが起き上がった。
さながらゾンビのようである。
……本当に人間なのだろうか。
「いやぁ、人魂状態から戻ると、変な感じがあるよね☆」
「わかりますよぉ~。こう、肉体という枷から解き放たれてますから、戻ると体が重くなりますよねぇ~」
「まあでも、肉体は大事っしょ。じゃなきゃ、満足にギャルゲーできないし!」
「ですねぇ。うちなんて、イラストが描けなくなっちまうですよ」
「あたしはラノベが書けなくなるわ」
「そこじゃなくない……?」
「お、おおぅ、本当に元に戻ったぞ……」
「ひ、人って、人魂、から、簡単に戻れる、んですね……」
「普通は無理」
【戻ったの!?】
【えぇぇぇ……】
【どうしよう、温泉配信とか言ってたのに、最早温泉関係なくなってるんですが】
【まあ、しゃーないしゃーない】
【らいばーほーむがその通りに配信するわけないんだよなぁ……】
『おーい、戻ったかー?』
『そろそろ次に進みますかー?』
「っとと、二人を忘れてたんよ。えーっと……」
「「~~~~~っ!」」
「あー、うん。あんまし大丈夫じゃなさそー!」
『何かあったのかー?』
「簡単に言えば、みたまちゃんとリリス先輩が顔を真っ赤にしてるぞ!」
邪神の脅かしにより、さらにぎゅぅっ! と抱きしめ合った二人は、それはもう顔を真っ赤にしていた。
その様は、付き合いたての男女が初めてキスをしたかのような状態である。
まあ、したのはキスではなく、裸状態での抱擁なのだが。
「くぅ~っ……我、さすがにはずかしいのじゃっ! というか、喉が渇いたのじゃ。む、丁度良い所に飲みものが。これを貰うのじゃ」
そう言って、すぐ近くに浮いていたコップを手に取り、ぐいっと一気した。
「あっ、リリスそれは!」
それを見たたつなが慌ててリリスを制止するが、一歩遅かった。
既にリリスはそれを飲み干してしまっていた。
なぜ、たつながリリスを止めようとしたのかと言えば……。
「はにゃぁ~~?」
「ちょっ、リリス先輩があの日の惨劇状態になったんだけど!? たつなさん、今のってまさか!」
「日本酒だよ! あとで、私が飲もうと思って持って来ていたんだが、リリスが間違って飲んでしまった!」
リリスが飲んでしまったのは、たつなが飲もうと思っていた日本酒であった。
それにより、リリスが酔っぱらう!
しかも、温泉に浸かった状態だからか、酔いが回るのがとてつもなく早かった。
「えぇぇ!? それ、ちょっとやばいぞ! 焼き肉パーティーの時の二の舞になるぞ!?」
「酔っ払いロリとか最高じゃないですかぁ~?」
「誰かそこの変態を再度人魂にしてくれないかい?」
「むしろ、自由にいろんな角度で見られる! ってな感じに、活性化するんじゃねぇですかね?」
「ん、否定できない」
「ふ、ふゆりさん、です、からね……」
【陛下酒飲んじゃったの!?】
【オイオイオイ!? それはまずいだろ!】
【あの焼き肉パーティー配信は酷かったからなぁ……】
【あの時はみたまちゃんもウイスキーボンボンで酔っぱらってたよね……】
【あれはねぇ……たしか、うさぎちゃんが生き残って終わったんだっけ?】
【今にして思えば、よく生き残ったな、うさぎちゃん……】
【まあ、今回はみたまちゃんは酔ってないから大丈夫……なはず】
らいばーほーむメンバーや、視聴者たちが酔っ払いリリスを見て想起するのは、いつぞやの焼き肉パーティー配信の惨状である。
あの時は、リリスが間違えて酒を飲んでしまった上に、みたまがウイスキーボンボンを食べてしまうというアクシデントにより、それはもう悲惨なことになっていた。
今回はみたまが酒類を口にしていないので、前回ほどひどくはならないだろう、と思ってはいるのだが……。
「にへっ、にへへぇ~~~……みたまさんらぁ~~……」
「ふにゃ!? り、リリスおねぇたま!?」
「んふっ、んふふぅ~~……みたまさんは、あっらかくれ、やぁらかいのらぁ~……んぅ~~」
「ひぅぅ!?」
リリスは、酔っぱらうなり、なぜかみたまにくっつきだした。
さっきまでは、正面からの抱擁であったが、今は後ろから抱き着く形となっている。
「誰か、リリス止めてリリス!」
「止めたいのはやまやまだけど……個人的に、これを見守りたいんよ」
「いくま君!?」
「ヤッタァァァァァァァ! ロリ百合ィィィィィ! しかも、生まれたままの姿ぁぁぁぁ~~~~~! ひゃっはぁ~~~~~~~!」
突然の百合(?)にロリコンが世紀末化してしまう!
なぜ捕まらないのか。
【ロリコンが変態で草】
【そりゃあロリコンだからな。何を当たり前のことを】
【っていうか、酔っぱらった陛下の破壊力半端なくない?】
【わかる。こう、とろ~んとした感じで甘えて来るのがサイコー】
【みたまちゃんは素面だけどな!】
「先生! ド変態がいます!」
「デレーナ君、君も十分変態になって来てるからね?」
「私は母性に狂ってるだけです!」
「自覚あったんだ、デレーナ先輩」
【草】
【草】
【草】
【自覚があるのはやべぇなぁ……】
【さすがおぎゃリスト……】
「ん、でも、それどころじゃない」
「ちげぇねぇですね。どう見てもあれ、みたまちゃんがやべぇですよ」
目の前で起こっている物を見たいなりが、そう口にする。
「えへぇ~、みたまさんはぁ、かわいいのらぁ~……」
「んぁっ! り、リリスおねぇたまっ……み、耳をはむはむしちゃんんっ……!」
「あむ……んむぅ……れる……」
「ひぁっ……ぁん……はぅぅ……」
「ちょっ、おセンシティブ! おセンシティブだぞ!?」
「止めて止めて! 配信がBANされるぅ!?」
耳が弱点なみたまは、リリスに耳を舐められ、はむはむと甘噛みされると、甘い声を漏らす。
それを聞いた他の面子は大慌て。
特にたつなが。
【エッ!】
【みたまちゃんがエロいw】
【無知なのに、なぜエロいのか……】
【無知だからこそだろぉ!?】
【これ大丈夫? Youtube君鼻血ブーしない? 大丈夫? ここまでして配信BANはやだよ?】
「にへ……みたまさんはぁ……耳がよわいろらぁ……」
「うぅ、だ、だって、な、なれてな――」
「ふぅ~~~……」
「ひゃぅぅん!?」
「かわいいこえらろらぁ~」
「だ、だってぇ……」
「むぅ~……それにしれも、みたまさんはぁ、むねがおおきいろらぁ……ずるい……」
「え、あっ、んんぅ!?」
酔っぱらったリリスは、ぷくぅ、と頬を膨らませると、不意にみたまの大きな胸をもにゅっ、と揉み始めた。
「んんっ、ぁっ、り、リリスおねぇたま……ふあっ……あっ、んんっ……」
【あの、いつからこの配信はエロ配信になったんでしょうか】
【陛下がご乱心ダァァァァァ!?】
【陛下単体で酔うと、こうなるんだ……】
【すっごいドキドキするんですが助けてください】
【ここで興奮したら間違いなくシスコンに殺される】
【ロリピュアの推しになるということは、二人に対しての興奮を捨て去らなければいけないのだ】
【草】
【鋼の理性が必要ってことか……】
「ねぇこれ本当にまずくない?」
「ですね! これはさすがに、あたしも止めざるを得ません!」
「ん、とりあえず、リリスさんを引き剥がす」
「とりあえず、全員急いで二人を引き剥がす!」
「了解だぞ! ……って、あっ!? た、たつな先輩!」
「どうしたんだい、はつき君!」
「ふ、ふゆりさんといなりさん、ひかりん先輩、いくま先輩が……!」
「「「「( ˘ω˘)スヤァ……」」」」
「し、死んでるゥゥゥゥゥゥ!?」
「ど、ドストライク、だった、んです、ね……」
「いくまからすれば、理想的なギャルゲーシチュエーションだものね……委員長属性が一番好きな割には、こういうシチュ好きよね、いくまって」
「ん、正直、これで薄いのは詐欺だと思う」
【それはそう】
【リアルでギャルゲー的シチュエーションが勃発すると、いくまっちって死ぬんだ……】
【ギャルゲー好きは伊達じゃないってことか】
【これは酷い】
【ってか、後ろでみたまちゃんの悩ましい声が流れてんだよぉ! 止めて止めてぇ!】
【そういや、男二人はどうしてんだ?】
【耳を塞いで心を無にしてるらしい】
【漢だ……】
男二人はものすごい漢であった。
それはそれとして、女風呂は大変なことになっているが。
「くっ、やはり使い物にならないか、この四人……! みたまちゃん!」
「な、なんでんんぅ~っ……!」
「とりあえず、リリスを連れて出られるかい!? ちょっと、こっちで死人が出てる!」
「や、やってみまあぅぅ!?」
「おかーさん、ぐあいわるいー?」
「……だいじょーぶ、です?」
「しまった! この場にはいたいけな幼女が!? えぇっと……うさぎ君! ちょっと二人を連れて離れた位置に! さすがに、母親の痴態を見せるのは不味い!」
「わ、わわっ、わかりましたぁっ!」
さすがに、お子様には見せられないあれこれに、たつながうさぎに二人を連れて離れるように指示。
うさぎもすぐにそれを了承し、二人を連れて少し離れた位置に移動。
こういう時、双子は素直で助かる。
【痴態は草】
【ってか、もう手遅れじゃね……?】
【やめてェェェ! 双子ちゃんはみたまちゃんたちと同じくピュアでいてェェェ!】
【情操教育に悪すぎる……】
【色々酷すぎるだろこれw】
【陛下が酔っぱらっただけでこれである】
「り、リリスおねぇたま、と、とりあえず、お、お水飲もう……?」
「じゃぁ~……みたまさんがぁ、連れてってぇ……」
「わ、わかったから、い、行こう……?」
「わぁい」
なんとか、ついて来てくれるようで、みたまは一安心。
そのまま温泉から上がって、リリスを連れて脱衣所へ行こうとする。
……さて、皆様は憶えているだろうか。
みたまが初めて、肉体的同性と一緒にお風呂に入った時のことを。
具体的には、学園祭の時のことである。
あの時、みたまは恥ずかしいという理由で目隠し状態でシャワーを浴び、洗ってもらっていたのだが、最終的に麗奈の裸を見て慌てた際に滑って転んで気絶した、というアレである。
いやこの状況には関係ないだろう、と思ったそこのあなた。
そもそも、そんな話題を出した時点で無関係なわけがないのだ。
一体何が起こったのか。
そんなのは簡単である。
「り、リリスおねぇたま、酔っぱらっても、普通に歩けるんだね……」
「んへぇ~、じっかでのけいけんらろらぁ~」
「そ、そうなんだ……」
「んっ……ふ、ふぁっ……くちゅんっ!」
二人で歩いている最中、突然リリスがくしゃみをした。
普段ならば反動などそんなにないのだが、今回は酔っぱらっていたこともあり、ちょっとオーバーリアクションになっていた。
その結果……
「わ、わわっ、きゃぁ~~!?」
「ひゃぁぅ!?」
すてーーん! と二人揃って転んだ。
しかも、お互いにくっついて歩いていたから……にしては、無理のある体勢になった。
具体的には、みたまの上にリリスが覆いかぶさるような状態に。
「だ、大丈夫かい!?」
「今派手にすっ転んだぞ!?」
「鈍い音がした。無事を確認しないと」
「い、いたたぁ……って、ぁっ」
頭を打ったみたまは、目を見開き……固まった。
「んんぅ……はれぇ? みたまさんの、顔がちかいろらぁ……」
そこにいたのは、みたまの上に覆いかぶさるリリス。
しかも、顔がかなり近い上に、少し視線を下にするだけで色々と見えてしまう状態。
あと、何を思ったのか、リリスはそのまま体を起こし、なぜか馬乗り状態になったせいで、余計にいろんなものが見えてしまっている。いや本当になんで馬乗りになった。
そして、リリス側からもみたまのあれこれが見える状態と言ってもいい。
そんなみたまだが、ある意味で女性への免疫が限りなくないと言っていい。
普通に話したり、軽いふれあいくらいなら大丈夫なのだが、今回のような状況となると、色々アウトになるのである。
それがどういうことかと言えば……。
「あ、あわ、あわわわわ……! きゅぅ~~~~……」
恥ずかしさとか、見ちゃいけないものを見ちゃったみたまは、顔を真っ赤に染め、目を回して気絶してしまった。
「み、みたまちゃーーーーーん!!!」
「みたまママは気絶したぁぁ!?」
「きっと、キャパシティーを超えたんだぞ!」
「ん、急いで介抱。あと、配信は止める」
【えぇぇぇぇ!?】
【最後の方が怒涛すぎるwww】
【一体何があったんだ……】
【でも、ものっそい痛そうな音がしたのはわかる】
【ってか、みたまちゃん気絶したの!?】
【※温泉でお酒を飲むのは止めましょう】
【今回は事故……にしては色々と酷いけどな……】
「あー、というわけで、四名死亡、一名酔っ払い、一名リリスの裸を見て気絶したので、今回の配信は以上! では、次の配信で!」
『『『バイバーイ!』』』
「くそっ! とりあえず、蘇生――」
『この配信は終了しました』
【本当に終わったァ!?】
【雑ゥ!】
【いや草】
【相変わらず酷かった】
【イベント二日後にやる配信じゃねぇwww】
【何が酷いって、ましゅまろ一個しか読んでねぇことよ】
【あ、男の方も配信終えた】
【空気読んだか】
【面白かったけど……色々と危ない配信だったなぁ……】
【今回、戦犯が多すぎるww】
みたまが気絶して終わり、というアホみたいなオチで、温泉配信は終了となった。
男たちの方も色々と察して配信を終えた。
以上! 謎のオチを迎えた温泉配信でした。
あと、どうでもいいことですが、今週の日曜日でこの小説が一周年になります。
なので、日曜日は特別IFでも投稿しようと思います。
内容は一応決まってますので、お楽しみに!




