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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
2023年 12月(下)

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#129 配信前、ものすごく騒がしい浴場内(in女性風呂)

 おまけあり。

 それから、適度に旅館内でごろごろしていると、


「というわけで、配信の許可が貰えたわぁ」

『『『マジで!?』』』


 栞お姉ちゃんが配信についての交渉を済ませて戻ってくるなり、配信の許可がもらえたと僕たちに言ってきて、僕を含めてほとんどの人たちが驚いていたけど……。


「マジやぁ」

「んで、なにか条件とかは言われたか?」

「とりあえず、機材を温泉に落とさないよう、とは言われたなぁ。他は特に言われてないなぁ」

「……この旅館も普通にすごいな……」

「何か理由があったりする感じー?」

「せやな。あー、あとあれや。配信時に、ここの温泉を流してくれるとありがたいそうや。なんでも、近頃あんまり客が入っとらんそうなんや。んで、配信者であるうちらに紹介してほしいんやと」

「あ、だから簡単に貸し切りにできたんですねぇ~。普通はできないでしょうしねぇ~」

「あー、なるほど! この旅行自体、10月に企画されたものだったし、二か月以上後とはいえ、貸し切りって難しそうだもんね! なるほどねぇ」


 すごくいい旅館だと思ってたのに、あんまりお客さんが入ってなかったんだ……。

 そういうことを聞いちゃうと、何とかしてあげたいなぁ、なんて思っちゃうわけで。


「ん、それならサインでも書いていくのもいいと思う」

「あれよね、有名人が旅館とかお店に訪れた際にやるっていうあれ。まあ、いいとは思うわね」

「んー、でもあれって、良くも悪くも人を集めるんだよねー。聖地巡礼って意味で、来る人もいるけど、それはそれとして、迷惑客みたいなのも来ると思うしねー」

「あー、あるあるだねぇ」

「い、一応、そこは、旅館の人、と、相談して、決める感じ、でいい、と思い、ます……!」

「まぁ、それがいいだろうね」

「あ、ここの料理の写真を撮ってトワッターに上げるのもいいんじゃねぇですかね? ありきたりだけど、やっぱり料理って人を集めるってもんですぜ!」

「あ、すっごくいいっしょ! やっぱ、美味しそうな料理って、見てると実際に食べたくなるんよ! あーしもよくあるし!」


 気が付くと、この旅館にやってくる人を増やす方法を考える、という方向に。

 到着してからまだご飯を食べたりしたわけじゃないけど、この旅館はすごく居心地がいいしなぁ。

 夜ご飯も楽しみだし!

 ……あれ?


「あの、温泉内で配信をするのはいいんですけど……俊道お兄ちゃんと冬夜お兄ちゃんたちはどうするの? それに、温泉内を映すって、どうやればいいのかな……?」


 ふと、そんな疑問が出てきて、それを口にしました。


「……たしかに、二人は男だし、全員で配信となると……無理があるのでは?」

「そういやそうか」

「んー、まあ、壁越しに参加するとかー?」

「実際それしかない気がするわね……」

「あ、じゃあじゃあ、こーゆのはどうよ? 温泉の中を見せるにしても、あーしらだと、動画投稿サイト君が鼻血出しちゃうし、いっそ温泉紹介を俊道パイセンと冬夜っちの二人に任せるっての!」

「おっ! たしかにそりゃいいな! 俺らは別に上裸を映したところで特に恥ずかしさもないしな!」

「ですねー。じゃあ、そう言う方向で行きましょうかー。それなら、女性陣の方が肌を晒す、なんて事態にもなりませんしねー」

「おおぅ、さすが女性だらけの中で普通に活動できる二人! 漢だぞ!」

「ん、さすが。気遣いが素晴らしい」

「だからこそモテるんだよねぇ、この二人」

「んじゃ、そうするか!」


 とりあえず、男性陣女性陣で役割を分担することになりました。

 配信の時は、なるべく壁越しで会話をすることになったけど。


「え、えっと、それじゃあ、あとは……先に、お風呂に入るか、ご飯を食べるか、です、よね? どっちがいい、んでしょう?」

「そうですねぇ~……やはり、先にお風呂に入った方がいいのではぁ~? たしか、入浴は食事前の方がいいと聞いたことがありますしぃ~」

「うちはそれで構わねぇですよ!」

「私もどっちもでOK。っていうか、ご飯が後の方が色々と都合がいいよね」

「あー、まあ、それはたしかに……ほぼ全員、体力持ってかれそうだし」

「のぼせるかもしれんからなぁ」

「いや、栞パイセン、そういうことじゃないっしょ」

「少なくとも、死ぬ可能性大よね……いろんな意味で」

『『『まあ、うん』』』

「「???」」


 あれ、なんでみなさん、僕と栞お姉ちゃんを見てるんだろう……。

 そもそも、死ぬ可能性って何?


「あ、配信開始時間も決めねぇといけねぇですね」

「おっと、そう言えばそうだ。栞、ここの夕食は何時頃になるんだい?」

「幸い、今日はうちらの貸し切りやから、自由でええよって言われとるなぁ」

「いつでもいいとは言われていても、あまり遅いのも申し訳ないし……とりあえず、17時から配信でどうかしら? そこから、一時間~二時間配信時間と言うことにして、19時半に夕食と言う感じで」

「まあ、それくらいが妥当だねぇ。なんだかんだ、余裕はあった方がいいし! あと、椎菜ちゃんたちの猛攻で、私たちには回復するための時間が必須だろうからねぇ!」

「そうですねぇ~。やはり、それくらいは必要ですねぇ~」


 回復時間が必要って何!?

 やっぱり何か色々とおかしい気が……。


「あ、ちなみに、長時間お風呂に入るのが苦手って人はいるかい?」


 皐月お姉ちゃんがこの場にいる人たちにそう尋ねたところ、特に手が上がることはありませんでした。

 僕は元々結構な長くお風呂に入る方だし、個人的に温泉はゆっくり長く浸かりたい派です。


「特にはなさそうだね。配信中、もし体調が悪くなったら、無理せず抜ける方向で行こう」

「だな。やっぱ、体の方が大事だしな!」

「ですねー。あ、栞さん、中に飲み物を持っていくことはできるんですかねー?」

「大丈夫やな。ただ、特別な許可が前提やから、その辺りはしっかり配信で言って欲しいそうや」

「あ、ありがたい、です、ね」

「うんうん! 水分補給は大事だぞ!」

「ん、露天風呂……日本酒欲しい」

「あー、すっげぇわかる。あれだよな。創作物でよくある、お盆にお猪口と徳利載せた奴」

「ん、それ。あれ、やってみたい」

「だが、入浴することによって、アルコールの周りが早くなる気がするんだが……」

「大丈夫。家でもよくお風呂入りながら飲んだりしてたし」

「それは危険すぎじゃないかしら!?」

「モーマンタイ。お酒に強いし」

「そう言えば、あの焼き肉パーティーでもほんの僅かに顔が赤いだけで、全然酔ってなかった気がするぞ」

「もしやと思ったが、実はらいばーほーむで一番お酒に強いのって、藍華君なんじゃ?」

「さぁ」


 あの時のことは途中から記憶がないけど、たしかに藍華お姉ちゃんってお酒に強かったような気が。

 お酒に強い人って、カッコいいと思うのと同時に、実はちょっと心配になっちゃうんだよね……いつか、体を壊しちゃいそうで。


「ともあれ、大体決まったし、配信開始前まではもう少し自由に過ごしてよっか☆」


 お姉ちゃんのその言葉で、僕たちは再度ゆっくり過ごすのでした。



 ……そして、僕はすっかり忘れていたことが一つ。

 今回の旅行自体、行き先が温泉のある旅館なのはわかっていたのに、どうして失念していたのかなぁ、なんてことがあって……。

 あれから配信時間になる前まで、ゆっくり過ごしていて、そろそろ時間だから温泉に行こうってことになった時、僕はようやく気付きました。


 お風呂に入る=裸になる、ということに。


 えーっと、うん、すごく当然のことを言ってるんだけど、これが僕にとってどういうことかと言えば……


「無理だよぉ~~~~~っ! さすがに恥ずかしいし、申し訳ないよぉ~~~~~~~っっっ!」


 ……お風呂拒否です。


 修学旅行の時もあったけど、今回もです……。


 修学旅行では、同じ学年の人たちだから罪悪感もすごかったけど、今回は今回で普段から接する機会が少ないらいばーほーむのみなさんとだから、ある意味では修学旅行の時以上に申し訳なくなっちゃうよぉ!


 そ、それに、みなさん僕よりも年上だし、だから見られるのが恥ずかしくて……。


 あ、一応この場には全員いるわけじゃなくて、何人かは配信の準備でもう向こうに行っちゃってます……。


「ふむ、やはり椎菜ちゃんはこうなっちゃったか」

「まあ、普通に考えて元男で、会う機会が少ない人、しかも女性と一緒にいきなりお風呂に入れるかと言えば……難しいよね」

「あの、冷静に言ってますけど、これ、椎菜さん抜きで配信ってことになりません?」

「それはダメですよぉ~~~!? 私、今回の旅行では椎菜ちゃんと栞さんの百合百合なお風呂シーンを見ることに全力だったんですからぁ~~~!?」

「誰か! そこの変態一号の口塞いで!」

「いや無理っしょ。ロリが絡んだ千鶴っちはバケモン性能になるし」

「諦めないでくれるぅ!?」

「ロリで性能が上がる辺り、やっぱり千鶴さんはすごいぞ……いろんな意味で」

「椎菜ちゃん、お風呂に入りたくない理由はなに?」

「お、お姉ちゃんならよくわかるよね!? ぼ、僕、元男だもんっ! さすがに、恥ずかしいよぉっ! そ、それに、ぜ、絶対みなさんもあんまりよく思わな――」

『『『バッチコイ』』』

「ふぇぇぇぇぇぇ!?」


 な、なんでみなさん乗り気なの!?

 今は同じ女性とは言っても、さすがに中身が元男の人と一緒にお風呂に入るのって、嫌じゃないの!?


「そもそも、椎菜ちゃんの男時代を知ってるの、愛菜だけだしね」

「だねぇ。というか椎菜ちゃん。この際椎菜ちゃんが入らないのはいいとして……みまちゃんとみおちゃんの二人がすっご~~~く、爛々とした目で温泉を楽しみにしてたんだけど、どう思う?」

「うぐぅっ……!」


 そ、それを言われると、すっごく弱いっ……!

 お姉ちゃんの言う通り、みまちゃんとみおちゃんは既にお着替えとお風呂セットを持ってうきうき状態。

 早く温泉に入りたいねー、ねー、みたいな、そんな微笑ましい会話をしてて……。

 しかも、僕と一緒に入りたがってもいるみたいだし……。


「ここで、椎菜ちゃんが入らないって言ったら……きっと、みまちゃんとみおちゃん、しょんぼりしちゃうよ? もしかしたら、しばらく口をきいてくれなくなっちゃうかも」

「それは嫌ですっ!」


 みまちゃんとみおちゃんに嫌われるところを想像しただけで、ちょっと吐きそうになっちゃいます……!

 もし、そんなことがあったら僕、立ち直れないかもしれないです。


「おおぅ、すっごい否定の声」

「ねぇ、なんか椎菜っち、結構な親バカな気がして来たんよ」

「あ、あたし、椎菜ちゃんのスマホの壁紙が、椎菜ちゃん、みまちゃん、みおちゃんの三人と一緒に撮った写真だったのを見たぞ」

「本当に親バカだったわ……でも、さすが椎菜さん……! 素晴らしき母性だわ!」

「いやあれ、母性って言うか、ただの子煩悩な気が……」

「いやいや、何言ってるの、皐月パイセン!」

「え、杏実君?」

「普通に考えて、TSっ娘が突然できた妹もしくは娘の存在で子煩悩になるとか、マジで最高のテンプレ! やはり、椎菜っちはギャルゲ属性がてんこ盛りな存在! リアルTS系ヒロイン兼主人公とか、マジ最高!」

「何言ってるの!?」

「やっぱ、子煩悩系TSっ娘もいいもんっしょ! これで委員長属性があればもっと完璧だったのに……!」

「なんというか、杏実先輩ってこう、薄いって言ってるわりには、ギャルゲー方面で壊れてる気がするぞ」

「ん、たしかに。クソ強個性」

「まあ……なんだかんだ、彼女もらいばーほーむだから……」

「おかーさん、おふろ! おふろ! はやくいこ!」

「……み、みおは、どっちでもいーです、けど……おかーさんといっしょがいい」


 ある意味ではお風呂に行きたくないけど、みまちゃんとみおちゃんのことを思うと拒否できない、そう思っていると、みまちゃんとみおちゃんがキラキラとした瞳で僕にそう言って来ました。

 みおちゃんはつーんとした感じだけど、ちらちら、と僕を見ているので、きっと一緒に入りたがってるはず。

 う、うぅ~~~~~!


「お、温泉、行こっか……!」

「「わーい!」」

「「ごぶふっ……」」

「ちょっ、愛菜と千鶴君!? さすがに死ぬのが早いよ!?」

「今のはまだなんとか耐えられるんよ」

「あたしも」

「あたしもギリギリだけどまぁ……」

「地味におぎゃリストなミレーネ君が耐えてるのか……」


 と、とにかく、ここはもう、男らしく覚悟を決めようっ……!



 それから、死んじゃうってくらいに心臓をバクバクさせつつ、みまちゃんとみおちゃんの二人と手を繋いで温泉の脱衣所に。


 先に機材などの準備で入って行った人たちはいないけど、少なくともこの場には、お姉ちゃん、皐月お姉ちゃん、杏実お姉ちゃん、ミレーネお姉ちゃん、寧々お姉ちゃん、藍華お姉ちゃん、千鶴お姉ちゃんの七人がいるので、すごく恥ずかしい……。


 だからか、僕は一番隅っこの所でお洋服を脱ぐことに。

 みまちゃんとみおちゃんも一緒だけど……二人は娘なのでセーフです。


 ただやっぱり恥ずかしさがすごくて、近くにはいないはずなのに顔や体が熱くなってきます。

 後ろでは、楽しそうな声が聞こえていて、ガラガラ、と浴場へのドアが開閉する音が。

 気が付くと、誰もいなくなっていて、みなさん先に浴場に入ったようです。

 お姉ちゃんなら、待ってるかも、なんて思ったけど、どうやらお姉ちゃんも中みたい。


「で、でも、ある意味最後ならマシ……かも……?」

「おかーさん、いこー」

「……あらってほしー、です」

「あ、う、うん、そ、そうだね……!」


 うんっ、いつまでもここでいるわけにもいかないし……男なら度胸ですっ!

 僕はバスタオルを胸元で持ちながら、二人と一緒に浴場に入りました。

 浴場内は木造みたいで、檜の香りがすごくいいです……。

 浴場とは言ったけど、あるのは基本的にシャワーだけで、温泉は全部お外みたいだけど。


「おっ、椎菜ちゃん来たぞ……って、ごふっ」

「なんてっ、世界は残酷なのっ……!」

「うぅ、やっぱし、椎菜さんが羨ましいわぁ……」


 僕が浴場内に入った瞬間、どういうわけか、寧々お姉ちゃん、ミレーネお姉ちゃん、栞お姉ちゃんの三人ががくりと、なぜかその場に四つん這いになって項垂れていました。


「ど、どど、どうしたんですか!?」

「年下……それも、女の子になって五ヶ月弱のTSっ娘に胸の大きさで負けるって、すっごく心に来るぞ……」

「……えぇ、わかるわ……。あたしも、椎菜さんのことは至高の母性を持った最高の存在と思ってるけど……さすがにっ、こればかりはっっ、心がっっっ……!」

「……うち、全然成長せえへんのに……椎菜さんが羨ましい……」

「え、えーっと……」

「まあ、あれだよ、椎菜ちゃん。椎菜ちゃんの胸がおっきいから、羨ましがってるのさ☆」

「で、でも、おっきくてもいいことはない、よ……? その、肩が凝っちゃうし、運動がしにくくなっちゃうし……」

「「「ごふっ……」」」

「ふぇぇぇ!?」

「うーん、無自覚! っていうか……うんうん、お姉ちゃん、今の椎菜ちゃんの裸を見るのが初めてだけど……やはりっ、私の妹は世界一最高に可愛いと言うことがわかったよッ……!」

「お、お姉ちゃんは何を言ってるの……?」


 目の前に、裸のお姉ちゃんがいるけど、お姉ちゃんは……その、まだマシかなぁ……。

 たまに、下着姿のお姉ちゃんに遭遇することもあったし……。

 で、でも、やっぱりあんまり直視はできないよぉっ……!


「やー、マージで椎菜っち胸が大きいんよ」

「まあ、そこはわかるかもしれない。正直、下手なグラビアアイドルよりもスタイルはいい気がするよ」

「ん、アンバランスなのに、ものすごい自然な感じがある。やはり、TS病はすごい」

「やー、椎菜ちゃんはスタイルがいいですねぇ。うちは栞さんと同じ感じなんで、あれですがね」

「ふへ、ふへへへ……つ、遂に、椎菜ちゃんの至高の姿を拝むことができましたぁ~~~~っ……私、もう死んでもいいですよぉ~~~っ!」

「千鶴君。顔面が犯罪者だから、その顔は止めた方がいいと思う」

「顔面がぁ~!?」

「で、でも、その、お、おっきい、のは、困ります、よね……! わ、わたしも、こまってます、から……」

『『『……』』』

「あ、ああっ、あのあのっ……な、なんで、み、みみ、みなさん、わたしを見る、んですかぁ……!」


 みなさんが僕の所に集まって来て、僕は顔を真っ赤にしてなるべく見ないようにしていたんだけど、気が付くとみなさんは恋雪お姉ちゃんを見ていました。

 主に、その、胸だけど……。

 ……た、たしかに、恋雪お姉ちゃん、おっきい……。


「……なんかもう、恋雪君だけ、次元が違うよね」

「……ん、私も自信はあった方だけど、実際、らいばーほーむトップ3を見ると、自身失くす」

「いや、藍華っちはマシっしょ。藍華っちも上から数えた方が早いと思うし。ってゆーか、それ以上にあっちの三人が余計にダメージくらってるんよ。まー、あーし的には、ああやってコンプレックスに感じて死んでると言うシチュはすごく好物だけどね! あーし、胸の大小に関わらずヒロインは推す派だしー」

「地味に酷いこと言ってるねぇ、杏実ちゃん」

「私も割と自信はありましたけどぉ~、恋雪さんはすごく大きいですよねぇ~」

「ひぅぅ!? す、すすす、すみませぇぇぇん……こ、こんな、脂肪の塊をぶ、ぶらさげてて、き、気持ち悪い、ですよね……? い、いますぐ、切り落としてきますぅ……!」

『『『待って待って待って!?』』』

「と、止めないで、くださいぃ~~~~っ!」


 恋雪お姉ちゃんは、なぜか胸を切り落とそうと浴場から出ようとして、他のみなさんから全力で止められていました。

 え、えぇぇ……。


「おかーさん、こゆきおねーさん、どーしたの?」

「ど、どうしたんだろうね……」

「……おかーさん、あらってー」

「あ、う、うん、そうだね。先に洗っちゃおうねー」


 僕は現実逃避をするように、みまちゃんとみおちゃんの頭と体を洗って、自分の体も洗いました。

 うぅ、配信、大丈夫かなぁ……。

「なんか、女性風呂騒がしいなぁ」

「ですねー。やー、こっちは二人だしゆっくりできますよねー。しかも、飲み物の持ち込みが最高」

「それな! あとやっぱ、露天風呂と言えば、温泉に浮かべたお盆とそこに載せた徳利とお猪口で飲む日本酒だよな! あー、旅行は最高だぜ!」

「ほどほどにしてくださいよー。まあ、ボクも飲みますけどね」

「おう、飲め飲め! とはいえ、この後俺たちは紹介もあるしな! ほどほどにしようぜ!」

「もちのろんですよ、俊道先輩」

「やっぱり、冬場の温泉は格別ですよねぇ」

「だなぁ。あー、イベントの疲れが溶けてくぜぇ……」

「まあボクたち、年末までまだまだやることありますけどね。冬コミと年末配信」

「やることが多いってのは、それだけ人気があるってことだろ。いいことじゃねぇか」

「ま、そうですねー」

『ひぅぅ!? す、すすす、すみませぇぇぇん……こ、こんな、脂肪の塊をぶ、ぶらさげてて、き、気持ち悪い、ですよね……? い、いますぐ、切り落としてきますぅ……!』

『『『待って待って待って!?』』』

『と、止めないで、くださいぃ~~~~っ!』

「……隣、マジで騒がしいなー」

「きっと、恋雪さんが胸を切除しようとしたんじゃないですかねー」

「あぁ、ありえるなぁ……ま、俺らは悠々自適、のんびりしてようぜー」

「ですねぇー」


 こちらではお久しぶりです。

 二週間も空けてしまい、すみません!

 理由はまあ、色々あったんですが……ちょっと書く気力がわかなかった時期がありまして、最初は一週間ほど休んで、その後はカクヨムの方で色々してました。

 と言うかこの作品、なろうとカクヨムで結構違う点が多いからね……その辺りは色々申し訳ない……。

 それと、これはどうでもいいことですが、どうやらこの小説、ローファンタジーのジャンルの年間ランキングで79位に入ったようで、かなり驚きました。100位内とか、行けるんだ……なんて思いましたね。

 ともあれ、また投稿を再開しますので、よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
誰にでもそういう時期はあるものですよ それはそうと再開ありがとうございます! 男組ほんとにモテる要素しかないwww やっぱり恥ずかしいよねぇ、、、
なんだこの化け物の精神力をした男どもは(愕然
デリケートな話題には男女問わず現実逃避かよそ見くらいがちょうどいいと思いますよ。そりゃ。 再開ありがとうございます。割と他のやつ見ながら待ってた節あるんで。頑張ってください。
感想一覧
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