イベント2日目#ステージ『いるか×たつな×デレーナ×いくまによる、声真似Yes or No』:1 おそらく二日目で一番腹筋がヤバくなるステージの開幕
【らいばーほーむイベント二日目 『いるか×たつな×デレーナ×いくまによる、声真似Yes or No』】
らいばーほーむ公式
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#イベント二日目 #らいばーほーむ #狂人たちの宴 #声帯お化け
邪神とコミュ障の館内ボイスが終わり、三つ目のステージが行われることとなった。
次に行われるのは……
「ん、来場者のみんな、こんるか。らいばーほーむ三期生、深海いるか」
「らいばーほーむファンのみんな! ハロハロー! らいばーほーむ二期生、狼神いくまでっす! きゃぴきゃぴ!」
「く、クリスマスにわざわざ来るなって、暇だったのっ? まあでも、今日はわざわざ来てくれてありがと……らいばーほーむ二期生の、デレーナ・ツァンストラよっ」
「やぁ、今日は来てくれてありがとう。らいばーほーむ一期生の春風たつなだ」
「というわけで、次は私たちの番。声帯お化け、おぎゃリスト、委員長スキーギャル、苦労人な常識人の四人でお送りするちょっとしたクイズ」
いるか、たつな、デレーナ、いくまの四名で行われるクイズだ。
【草】
【草】
【草】
【三番目これかぁ……】
【みんな! 笑いの衝撃に備えろ! 絶対いるかちゃんがやらかす!】
【声真似するだけで面白い女】
【草】
次なるステージがこれだとわかるや否や、コメ欄ではいるかがもたらすであろう笑いの爆弾に備えるような注意が促される。
実際、不意打ちでくらった時のダメージが尋常ではないので……。
「というわけで、タイトルコールを……と思ったけど、前二組がオープニングトークをしてたので、私たちもオープニングトークをする」
「お、いいね! ウチは賛成っしょ!」
「ま、まあ、そういうのもあり、なんじゃないっ?」
「私も構わないよ。心の準備ができるからね」
【心の準備が必要なステージってのもあれだよなw】
【いるかちゃんの声真似はねぇ……】
【昨日のライブステージもヤバかったし】
【あれはアカン。一人五役はアホ】
【マジで声帯がおかしいんだよなぁ……】
「というわけで、私とデレーナさんはステージはイベントを通して、今日が初。どう思う?」
「あたしは……まあ、あれね。とりあえず、たくさんの人が来てくれたのは、まあ、嬉しい……んじゃないっ? クリスマスなのに」
「んねー。クリスマスと言えば、カップルがデートしたり聖夜の夜ならぬ、性夜の夜を過ごす日だもんね」
「いくま君? 君、いくらあっちの方のギャルゲーをやる人とは言え、さすがにここでそういう言うことを言うのは……子供もいるんだよ?」
いくまのアレな発言に、たつながすかさず指摘を入れる。
「だいじょーぶっしょ! 日本語は、同音異義語が多いし!」
「いやそう言う意味じゃないよ!? ほら、なんかちらほら、子供が意味を親御さんとかに訊いてる光景が見えるよ!?」
「んー、がんば!」
にっこり笑顔である。
【草】
【これは酷いww】
【ってか、絶対に聖夜の「せい」の字が「性」になってるよね、あれ】
【クリスマスはキリストの生誕を祝う日であって、カップル共が乳繰り合う日ではないッッ……! よってギルティ!】
【気持ちはわかるが……そもそも、カップルで会場行ってます、なんてのもいるんだよなぁ……】
【らいばーほーむ好きのカップルとか、ある意味すごいよね】
【これを恋人と一緒に見るとか、頭おかしい】
尚、本当に観客の中に子供がいて、その子供が『いくまちゃんが言ってる『せいや』ってなぁに?』と訊いている光景が散見された。
親御さんは苦虫を嚙み潰したような顔を浮かべる!
「君、二期生は薄いとか言ってたけど、普通に濃いからね? 少なくとも、子供もいるような場面で、そんなことを平然と言える君のメンタルとか、おかしいからね? 詐欺だよ?」
「ん~、でも、デレーナっちが一番濃いし」
「あたし!?」
「……デレーナ君は、ほら、ちょっと、頭がおかしくなっちゃったから……」
「たつなさん!? なんか、酷いこと言ってません!?」
「でも君、既におぎゃってるじゃないか」
「そこにあたしの帰るべき場所があったんだから、おぎゃるのは仕方がないことなんです。ほら、野生の動物って、帰巣本能があるじゃないですか。あたしの場合、その帰巣本能に対応したのがみたまママだっただけです」
「誰か! 誰かこの中に脳外科の医師はいらっしゃいませんか!? もしくは、精神科の医師ィ!」
【真顔でとんでもねぇこと言ってて草】
【こぉれが常識人の成れの果て……】
【完全に頭の中が母性で汚染されてやがる……!】
【母性って汚染するんだ】
【するよ? ツンデレちゃんがそれだもの】
【これは酷い】
【たつな様のセリフが、完全に飛行機内で医者を探す時のそれなんよw】
「たつなパイセン、ウチのデレーナっちはもう手遅れっしょ」
「ん、これはもう無理。手の施しようがない。おそらく、歪んだ状態が正常となってしまった」
「……そうか。つまり、あれか。重大な欠陥が見つかったけど、発見が遅れて、気が付いたらそれが正常と判断されてしまった感じか……」
「ん、ゲームを作る際に、本当はバグ挙動なのに、配信、もしくは発売した後にそれが発見。でも問題はないどころかむしろ良かったので、仕様に変更した。みたいな、そんな感じ。つまり、バグだったけど、プラスの方が強いからそれが正であるとした時のような物。なので、デレーナさんは、バグが正常」
「酷い言われよう!?」
バグってるのが正常と言う、アレな判定を下されて、デレーナはツッコミを入れる。
尚、普通に笑いが起きた模様。
【バグってるのが正常は草】
【まあ、あれは頭のバグだし……】
【さっすが、ツンデレちゃんだァ……】
【いやまあ、年下におぎゃってる上に、さっきの帰巣本能云々が真顔でさらっと出てくる辺り、本当にバグってるんだよなぁ……】
【そもそも、らいばーほーむって、バグってる人の方が多くない?】
【それはそうww】
「そういえば、みたまっちって、親にVTuberってバレてるんよね? しかも、神薙みたま名義の」
「ん、バレてる。前に言ってた」
「ってことは……この配信を見てるかもしれないってことじゃんね? しかも、普段からみたまっちの配信を見てるわけで……それって、デレーナっちの奇行も、みたまっちの親にバレてるんじゃ?」
「「たしかに」」
「……なんっ、だとっ……!?」
いくまの発言に、たつなといるかの両名はたしかにと頷き、デレーナはそれが盲点だったようで、膝ついていた。
【考えてみればそうじゃんww】
【お父さんの方は知らんけど、お母さんはかなりお茶目っぽいからなぁ】
【少なくとも、死んだ娘のアカウント使ってコメントを書くくらいにはお茶目】
【……よくよく考えたら、みたまちゃんのお母さんもらいばーほーむ適正あるよね】
【たしかにww】
【正式な所属はしないけど、何らかの形で出て来そう】
「でも、みたまの母親はひかりさんのアカウントでコメントをするくらいにはお茶目。だから多分、面白がるのでは?」
「そ、そうよね! そもそも、らいばーほーむを見てる時点で、おかしな光景は見慣れてるはずよね!」
「デレーナ君、それ、自分がおかしいって自覚した上での発言だよね?」
「たつなさん」
「なんだい?」
「おぎゃりって……そんなにおかしなことですか?」
「あぁっ……遂に、頭が完全にパーになってしまったっ……!」
「どういう意味ですか!?」
『『『うわぁ……』』』
あまりにも頭がおかしくなってしまったデレーナの発言に、そこかしこからドン引きするような声が上がった。
それは、ステージ上にいる他三人も同じ……などということはなく、いくまといるかの二人はこんなもんだよね、みたいな普通に受け入れてる反応だった。
【なんと言うか……うん、もう、常識人としての片鱗が、さ……】
【あの頃のツンデレちゃんはどこへ行ってしまったのか】
【むしろ、こっちがツンデレちゃんの本質だった説】
【まあ、らいばーほーむに入ってる時点で、その説はあるだろうなぁ……】
【よくもまあ、今までこの本性がバレなかったよね】
【おぎゃる相手がいなかったから】
【みたまちゃん、らいばーほーむを狂わせすぎでは……?】
「ん、デレーナさんが正常に狂ってのはわかった。そろそろオープニングトークは終えて、私たちの企画について進めた方がいい。時間は有限」
「それもそだね! んじゃ、いるかっち、タイトルコールよろ!」
「ん、任せて。それじゃあ。……んんっ! いるか×たつな×デレーナ×いくまによる、声真似! Yes or No~~~~!」
咳ばらいを一つし、いつものクール系な声から一転、突如として無駄に可愛い甘ったるいような声で、バラエティー番組のようなタイトルコールを行った。
しかも、無表情で。
『『『ぶふっ!』』』
【wwww】
【クッソwww】
【や、やばっ、さ、酒が気管にッ――!】
【んぐふっ!】
【知ってても避けられるか! こんなもんっ!】
【クール系なガワから突如としてお出しされる、萌えボイスは単純に破壊力がパナイwww】
【初手で笑い過ぎて腹筋がッ……!】
【はつきっちが、このために腹筋を鍛えようとしたのは笑ったけど、ごめん。納得した……これ、ヤバい!www】
クール系な外見からは想像できないような無駄に可愛い声に、笑いが巻き起こった。
たつな、いくま、デレーナの三人も、ものすごくぷるぷると笑いをこらえており、かなり限界である。
もう一押しされたら確実に笑いだすであろう。
だが、相手は己のボイスで笑わせるのが大好きないるかである。
これで終わるはずもなく……。
「はい、こちらについての説明をします。私たちのイベントでは、私がらいばーほーむメンバーの誰かのセリフを言って、それが過去に本当に発していたのかどうかを当てるクイズとなっています」
先ほどの甘ったるいような可愛い系のボイスから一転して、今度は渋くてカッコイイボイスで軽いルール説明がされた。
やっぱり無表情で。
「「「ぶふっ……!」」」
『『『んぐふぅっ!』』』
【だからやめれwww】
【クッソカッコいい声でやるんじゃないよぉ!ww】
【ってか、どっから出してんのその声!?】
【やばいっ、わらいすぎてこきゅがっ……!】
【変換できてなくて草】
【もうやだぁっ……www】
【らいばーほーむで一番笑いのポテンシャルが高いの、やっぱいるかちゃんだろこれww】
【これにどう勝てと?】
そして、あまりにも強すぎる変声術に、三人も耐えきれず爆発。
会場内も笑いで埋め尽くされ、コメ欄も大惨事である。
いるかの破壊力は凄まじい。
最後の渋くてカッコイイボイスは、津田○次郎さんのイメージです。
あの人の声、本当にカッコいいよね!
で、なんでいるかはそんなボイスが出せるんですかねぇ……。




