イベント2日目#ステージ『ロリコン×シスコンによる、みたまちゃん談議』:1 開始は割と普通?
らいばーほーむの終末兵器が初手で館内生ボイスで雑談をし始めた挙句、尊い光景を自然と量産しまくると言う状況になりつつも、二人はそんなことはつゆ知らず。
現在進行形で館内ボイスでの放送を行っていたところで。
《さて! 気が付けば最初のステージイベントが間近になっておったな! うぅむ、アドリブ館内ボイスなど、初めての試み故、少々心配ではあったが、なんとかなったな!》
《そうだね。一人じゃなくて二人だったのがいいのかも? 配信の時みたいにお話すればいいからね!》
《うむうむ! そうじゃな! では、イベントが始まり次第、我らの出番も終了になるぞ! 次の館内ボイスは、最初のステージイベントが終わった後じゃ! 誰が来るのか予想するのじゃぞ!》
《実はわたしとリリスおねぇたま以外のみなさんは、ジャンケンで順番を決めてたり……》
狂人たちがある意味最悪な方法で順番を選出していたと言う事実に、会場内の来場者たちは嫌な予感がしていたそう。
最初のステージに登壇することになっているシスコンとロリコンが、もしかすると来るのかもしれない、と言う理由で。
とはいえ、シスコンとロリコンがペアを組んでくるとは限らないのだが。
《それじゃあ、もうすぐイベントが始まるので、わたしたちの館内ボイスを終わりにしますね! 聞いてくれて、ありがとうございました!》
《うむっ! 我らとは、ロリピュアのステージでまた会おう! それでは》
《《バイバーイ!》》
最後は噛み芸と言う核爆弾を炸裂させなかったので、来場者たちはなんとか無事であった。
まあ、それはそれとして『バイバーイ』の言い方が可愛かったので、鼻血は出たけども。
と、死を振りまく館内ボイスが終わると同時に、最初のステージイベントが始まることが通常のボイスで流れた。
尚、この通常のボイスも裏があるのだが、それに気づく来場者、及び配信視聴者たちは誰一人としていなかった。
◇
【らいばーほーむイベント二日目 『ロリコン×シスコンによる、みたまちゃん談議』】
らいばーほーむ公式
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#イベント二日目 #らいばーほーむ #狂人たちの宴 #邪神×変態
ロリピュア組による館内ボイスからほどなくして、二日目最初のステージイベントである、シスコンとロリコンによる頭のおかしいステージが始まる時間となった。
会場もそうだが、コメ欄でも大盛り上がりだ。
【いやぁ、二日目の最初が邪神と変態なのはなぁ……】
【何が酷いって、この直前まで、ロリピュアの二人による館内ボイスが流れてたんだぜ? 信じられるか?】
【館内ボイスを生でやるとか、聞いたことないんですが】
【普通はないんだよなぁ……】
【ってか、あの可愛い核兵器たちのボイスを聞いてから、ヤバい奴らのステージとか……温度差で風邪引くどころかインフルと肺炎がダブルパンチできそう】
【↑草】
【マジで何しでかすかわからなくて怖いんだが】
【シスコンなんて、昨日のライブステージでやらかしてるからな……】
まあ、盛り上がっているの意味が、主に恐怖4:楽しみ6くらいになっているのだが。
会場内の方も概ねその状況であり、特にチケットが当たった者たちはまるでこれから処刑される人たちのような、どこか落ち着きつつも、恐怖心がじわじわと湧いてくるという心境になっている。
VTuberのイベントで発生する状況ではないと思う。
「はいはーい! みなさんこんひかこんひか~~~~~~! あれぇ? おっかしいねぇ! 挨拶がぜーんぜん聴こえないよ~~~?」
『『『こんひかぁぁ!』』』
「はい! これでようやく40%くらいだね! 普通なら、ここで私が満足するまで挨拶させるところですが、ステージの時間は有限なので一発限りで! ではでは! 改めまして! こんひかぁ! らいばーほーむ一期生の立てば邪神、座っても邪神、歩く姿は何をしようともコズミックホラー! とかなんとかアンチ掲示板で言われている、天空ひかりでーす☆」
『『『ぶほっ!』』』
【草ァ!】
【コズミックホラーwww】
【お前アンチ掲示板でそんなこと言われてんのかよw】
【ってか、アンチも邪神って認識なのか……】
【まあ、うん……無○空処を素で打って来るヤバい奴だし……ね?】
シスコンの挨拶に、会場とコメ欄が笑いに包まれた。
まさかの呼ばれ方且つ、アンチの呼ばれ方すら自身の自己紹介に使用すると言う、奇行に出たシスコンの自己紹介に耐えるなど、難しかったようである。
「おっとー? すごく爆笑してますねぇ! いやぁ、いつもは配信で画面とカメラに向かって話してるけど、今日みたいな日は生で見られていいね! さて! この私がずっと喋ってるのは、今日の私の相方のファンのみんなに悪いので、ここいらで! ささ! 出て来て出て来てーー!」
「みなさん、ゆきふりぃ~~~~!」
『『『ゆきふりぃ!』』』
【ゆきふり!】
【ゆきふりぃ!】
【ゆきふりぃ~~~】
「はい、いいですねぇ~。そして、立ち見の皆様の正面向かって中央のオレンジ色の服を着た方の後ろ38人目くらいの所にいる可愛らしいロリの方、ゆきふりありがとうございますぅ~~~! ちゃんと聞こえてましたよぉ~~~」
【ちょっと待て!】
【おい今こいつなんて言った!?】
【自己紹介途中にとんでもねぇこと言ったぞこいつ!?】
【聞こえたって何!? しかも、ロリを判別してる、だと!?】
まだ名前を名乗っていないのに、とんでもない狂気を炸裂させたロリコンに、会場内は騒然とするし、コメ欄は恐怖したというコメントが書き込まれた。
「では、改めましてぇ~、らいばーほーむ三期生のロリコン、雪ふゆりですよぉ~。今日はひかりさんと一緒に、ステージでみたまちゃん談義をしていくので、楽しんでくださいねぇ~」
『楽しむ以前に、さっきの発言が怖すぎて集中できんわ!』
『ってか、なんでわかるの……?』
『さ、さすがロリコン……!』
【平然としてるけど、普通に考えてかなりの変態行動なんだよなぁ……】
【なんでわかるんですかねぇ……?】
「あ、ふゆりちゃん、なんかさっきのどうやってわかったの? って好奇心旺盛なファンのみんなが訊いてるよ?」
【好奇心じゃないが!?】
【これを好奇心と片付けるんじゃない! 俺たちは事実確認をしたいだけだ……!】
【場合によっては通報か……?】
【草】
【あーれはやばいでしょ、あれはー……】
「そうですねぇ~。私はロリをこよなく愛しているわけですがぁ~……ロリであれば、私は半径500メートル以内の声を拾うことができますからねぇ~。たとえ周囲が騒がしくとも判別は可能ですよぉ~」
「あー、わかるわかる! 私もみたまちゃんの声だったら、半径500メートル以内で声を拾えるし!」
「そうですよねぇ~! 好きな存在であれば、これくらい普通ですよねぇ~!」
「「あっはっは!」」
『『『えぇぇ……』』』」
【『悲報』最初から狂気な模様】
【シスコンは邪神だからで説明つくけど、ロリコンはなんでわかるんですかねぇ……】
【半径500メートルって普通にヤバくない……?】
【これがVTuberの姿か……?】
【実はVTuberの皮を被った化け物なのでは?】
【元々化け物定期】
「さて! オープニングトークはそこそこに! このステージの内容について説明して行くよ☆ といっても、やることは至ってシンプル! この時間、ずっと私とふゆりちゃんでみたまちゃんに関することを話すだけ! 私は私生活の明かせる範囲と、ふゆりちゃんは三期生関わっている時の話題などなど! 極力可愛い姿のみたまちゃんをみんなに知ってもらおう☆ と言う企画でございます」
「みたまちゃんから話してもいい範囲は教えてもらっていますので、安心してくださいねぇ~」
【許可してるんかいww】
【みたまちゃんも地味に鋼メンタル……?】
【多分、それでいろんな人が楽しんでくれるなら……とか思ってると思う】
【あー、恥ずかしいけど、楽しんでくれればいい、かな? みたいな感じか】
【ありそうww】
【みたまちゃんだからなぁ……】
今回のステージに当たり、シスコンとロリコンの二人は、事前にみたまと話して許可を取って来ている。
話す内容も、身バレしない範囲だったり、色々と言ってはいけないような内容じゃない限りは問題ない、と言うことになっている。
まあ、いくららいばーほーむと言えど、話題調整をミスったら炎上するので……。
「ちなみに、さすがにフリートークだと山場がないと思うので、こちらのお題ボックスから紙を引いて、そこから出て来た内容でトークをする、と言う流れになるよ☆」
「中身は事前にスタッフさんが入れた物ですので、私たちは内容を知りませんけどねぇ~」
「まあ、知っちゃったら面白くないし! とはいえ、私たちはそれはもうみたまちゃんの話題がいっぱいあるので、話が尽きると言うことはないのでね☆」
「ですねぇ~」
【シスコンはリアル姉妹だからわかるけど、なぜロリコンはそれについていけそうなのか……】
【ロリコンだからだろ】
【ロリコンだからかな】
【ロリコンだからよね】
【ロリコンとは?】
「それにしても、すごいお客さんの数ですねぇ~」
「去年もイベントに参加したけど、今年は去年以上の規模だからねー。だから、私含めた一期二期のらいばーほーむメンバーは実はかなり驚いていたりします」
「そうなんですかぁ~?」
「そりゃそうだよ? だって、去年はここより会場の規模が小さかったからね☆ むしろ、三期生のみんなのことがちょっと心配だったんだよねー」
「あらぁ~、ひかりさんが私たちを心配なんて、すごく意外ですねぇ~?」
「おっと、突然のディスりかな? 言っておくけどね、私はたしかにこの世の全てに比べたらみたまちゃんが一番なのは純然たる事実です。けど、らいばーほーむのみんなもそれよりちょっと劣るくらいで大好きなんですね。だって、楽しいじゃん? 私がここまでアホみたいなことをしても受け止めてくれるし、むしろ一緒になってバカやってくれるし!」
「なるほどぉ~」
「だからこそ、こんな規模が大きいイベント会場にいきなり出演させられたら緊張でガッチガチになりそうじゃん? それに、人前に出るイベントがこんな規模とか、普通だったら逃げたくなるでしょー」
思いの外真面目というか、かなりいいことを言っているシスコンに、これを聞いている者たちは思わず面食らう。
というか、そんな思考回路あったんだ……と。
「はつきちゃん、いるかちゃん、ふゆりちゃん、マイエンジェルシスターみたまちゃん、みんな大事な後輩さんだからね~。なので! 私は心配だったわけですね! まあ、みんなやる気十分だったと言うか、ものすごいテンション高かったけどね。昨日とか、いるかちゃんが面白かったしね!」
「いるかさんの声真似の精度はすごいですからねぇ~」
【あれはおかしいんだよなぁ】
【一人だけマジで人外してる気がする】
【声帯がバカ】
【すっごい羨ましい技術だよな、あれって】
【ってか、誰一人として、みたまちゃんの呼び方が違うことに突っ込まないのなw】
【え? 何かツッコミどころあった?】
【なかったよね?】
【うんうん、ないよね】
【手遅れ過ぎる】
「まあ、そんないるかちゃんも、今日はリアルタイム館内ボイスで笑いを取りに来ると思いますので、みなさま注意してくださいね☆ いるかちゃんが担当している時は食事を避けましょう!」
「あれを耐えるのは難しいですからねぇ~」
「そゆこと! さ! 軽い雑談はここまでにして! 早速このステージの本筋をやって行こうか!」
「いつでもOKですよぉ~~!」
【俺、生きて帰れるかな……】
【まあ、さすがに大丈夫……なはず】
【こえぇなぁ……】
これから始まるであろう地獄に、会場内外問わず、全員は死を覚悟したそうです。
尚、一番死を覚悟しなければいけないのは、どこかのロリとロリのステージなのは言うまでもない。
思いの外一日目で会場内のことを書きまくったせいで、書くことが少なくなってました。
なので、ステージに入るよ! 最初は変態と変態だね! 狂気は最初に持って来て、慣れておく! これ大事!




