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ロリ巨乳美少女にTSしたら、Vtuberなお姉ちゃんにVtuber界に引きずり込まれました  作者: 九十九一
イベント編:聖夜にはどんちゃん騒ぎ! 二日かけての狂人披露会! 吐血もあるよっ!

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イベント1日目#Sー1 出会ってしまった三人 

 話は一度、頭らいばーほーむたちから離れて、イベント会場内。


「ふふふ、まさかこのような場所で、同じ志を持つ方々とお会いできるとは思いませんでした」

「それはわたくしもですわ」

「うちもですよ」


 とある一角……というか、東館では現在進行形で、狂人とのおしゃべりコーナーが開かれているが、それはあくまでもチケットが当たった超幸運なファンたちだけ。

 それ以外の者たちは、羨ましいと思いつつも、らいばーほーむのイベントを自分たちなりに楽しんでいた。

 そんな中、とあることをきっかけに、女性三人が集まって会場内を楽しく歩き回っていた。

 尚そのきっかけと言うのは……


『はーい、では第一問! みたまちゃんの記念すべき四回目の配信でした冒頭の『こんたま』の挨拶ですが、何秒間『ま』を伸ばしていたでしょうか! みたまちゃん好きなら当然答えられるよね!』


 どこかのシスコンがメインのゲームである。


 シスコンがメインとなっているゲームは、『シスコン全監修! クイズ! みたまちゃんメモリー!』である。

 名前だけなら大した濃さもないし、むしろどこかの不審者撃退ゲームの方がアホみたいな名前をしていたが、中身はこっちの方がある意味酷いかもしれない。

 向こうは無限増殖する変態を銃で撃ち殺しながら、時折出現する一般通過お狐ロリに銃弾が当たらないようにするだけ、と言うゲームだ。

 まあ、そのお狐ロリに当たったら速攻で最凶の邪神が画面いっぱいにドアップで現れるのだが。


 それはそれとして、こちらのゲームの内容は至ってシンプル。

 最大三人まで同時参加が可能なゲームで、各問題を手元のタブレット端末に答えを書き込んで、クイズに答える、と言うものだ。

 難易度は下から順に、『ビギナー』『ミドル』『エキスパート』『邪神』の四つ。

 中身としては、デビューから今日に至るまでに行われてきた、みたまが登場する配信内、もしくはトワッターでの呟きなどからクイズが出題される、といったものだ。


 浅く知っている物ならビギナー。

 それなりに自信があると言う者はミドル。

 自信ありありな者はエキスパート。

 そして、みたまに命を賭け、みたまに全てを捧げてもいい! とかいう頭のおかし――忠実な者たちは邪神。

 こんな風に振り分けられる。


 もっとも……。


「ちょっ、みたまちゃんの最初の噛み芸は何? ってなんだ!? これ、初級なの!?」

「みたまちゃんが、初めて『( ˘ω˘)スヤァ』の文字を出させた配信は何? って……いやあの、え!? これでミドル!?」

「みたまちゃんが初配信をした時の登録者数は何人? ±100人までなら許容です。……わかるかっ! エキスパートでこれとか、邪神の難易度どうなってんの!?」


 こんな風にどの難易度も阿鼻叫喚なのだが。

 明らかに答えさせる気ねぇだろ! と言わんばかりのクイズの内容に、挑戦した者たちは軒並み血に膝をついた。


 だが、挑戦者はかなり多いようで、順番待ちがそれはもうすごいことになっている。


 と言うのも……


『各難易度で、一定数クイズに正解した人たちに先着で、この私デザインのみたまちゃんのデフォルメストラップが貰えるから、頑張ってねェェェェ!』


 というのがあるからだ。


 シスコンのイラスト自体、相当な人気を誇っており、同時にらいばーほーむで一番人気と言っても過言ではなくなったみたまのイラスト。

 しかも、デフォルメされた二頭身のちびキャラタイプのみたまとあって、ファンたちはそれはもう、果敢に挑み続けた。


 尚、あのアホは挑戦者を増やすためなのか、それともどこかの社長に言われたからなのかはわからないが、無駄にストラップの種類が多かったりする。

 具体的には、20種類。

 引き出しの数どうなってるの? とは、たつなの談である。

 しかもそのストラップには、レアリティ的な物が設定されており、レアリティが低い物と高い物が存在する。


 入手方法としては、各難易度によって入手確率はまちまちなのだが……少なくとも、ビギナーで高レアリティのストラップを手に入れようとした場合、1%しかない。

 反対に、邪神でクリアすれば、90%にまで跳ね上がる。

 もっとも、10%で外れる、ということでもあるのだが。


 排出方法については、クリア後にガチャ画面が表示され、そこをタップすると、クイズゲーム本体の下部にある取り出し口に出て来る、と言うシステムになっている。

 ようは、ゲームセンターのデータカードダス系のゲームと同じ仕様だ。


 とまあ、そんなアホみたいなゲームが設置されていて、そこに挑戦したのがあの三人。

 先ほどの、『ま』を伸ばした秒数は、と言う問題に対し三人は何ら迷うことなく、


「「「3秒」」」


 と答えた。


 結果は……


『せいかーーーい! うんうん、みたまちゃん好きなら当然だよね!』


 正解であった。

 ちなみにこの問題、普通に邪神である。


『はい、じゃあ第二問! みたまちゃんと初めてコラボしたのは、三期生のみんなだよね? それじゃあ、みたまちゃんがコラボした順番を最初の三期生を除いて、間違えることなく、完璧に並べ替えてね!』


 二問目に出題されたのは、コラボした順番のクイズ。

 回答用タブレットには、


『デレーナ ひかり うさぎ わたもち 全員 刀 はつき いるか 暁 ふゆり 全員 たつな 三期生 リリス ひかり たつな うさぎ』


 と言う風に、各ライバーの名前が無造作に並んでいた。

 しかも、制限時間は30秒しかない。

 その場の記憶だけでやれよ、と言わんばかりの無茶である。

 それを見ていた、順番待ちをしているファンは、


(((え、無理ゲー……)))


 と本気で思った。

 しかし、三人の回答は……。


『『『ひかり→三期生→デレーナ→わたもち・うさぎ→ふゆり→全員→ひかり→たつな→リリス→うさぎ→はつき→刀・暁・たつな→全員→いるか』』』

『はい、完璧正解! オールパーフェクト! すばらっしい!』


 完璧に回答して見せた。


(((えぇぇ……?)))


 ナチュラルに回答してのけた三人の女性に、それを見ていたこれから挑戦しようとしている人や、ミニゲーム担当のスタッフたちは、それはもう……若干引いていた。


 一人が正解するならまだしも、まさかの三人同時正解だったので。


「「「ん?」」」


 そんな三人は、一問目は偶然だと思って何も思わなかったのだが、二問目も同時正解だったことに気付くと、お互いに顔を見合わせる。

 が、次の三問目がすぐに襲来したので、クイズに集中。

 その後も普通に全問正解。

 途中なんて、


「なぁ、あの三人ヤバくね……?」

「わかる……」

「っていうか、なんでわかるの? みたいな問題ばかりなんですがそれは」

「三人ともタイプの違う美人ですげぇなぁって思ってたら、まあ、らいばーほーむのファンだもんな」

「っていうか、一人美人って言うか美少女の方が近くない? ちっちゃいし」

「はねっ毛ロングの幼女とか最高です」

「ロリコンがいたら絶対に食いつきそうな幼女だよな」


 などなど、色々言われていたが。


『全問正解おめでとう! まあ、みたまちゃんファンなら当然だよね!』


(((普通は、初配信の28文字目の言葉とかわかるわけないんよ……)))


『とはいえ、全問正解は素晴らしい! 君たちには私からみたまちゃんストラップをプレゼント! 失くしたら殺――んんっ! 暗殺しちゃうから、絶対に無くさないようにしてね☆』


(((隠せてない……)))


 明らかにこういう場で言っちゃだめであろうセリフが流れたが、まあらいばーほーむだし、シスコンだし……ということで気にする者はいなかった。

 心の中でツッコミは入れたが。


「あら、ぽやぽやと眠るみたまちゃんが出て来ましたね」

「はにかみ顔のみたま様……素晴らしいですわ!」

「お~、さっすがひかりさん……! えんがわを美味しそうに頬張るみたまちゃん! 可愛い!」


 そんな三人は、シスコンのおかしなアナウンスをスルーしつつ、取り出し口から可愛らしく、同時にキラキラとところどころが光るみたまのストラップを取り出し、嬉しそうに笑う。

 クイズも終わったので、筐体から離れて通路へ出ると……


「あ、あの! お二人ともよろしいかしらっ?」


 黒髪ロングで姫カットな綺麗な女性が、ところどころ髪の毛が跳ねた幼女(?)と大和撫子と言う言葉が似合う美女に話しかけていた。


 見ず知らずの相手に話しかけたからか、よく見るとうっすらと頬が赤いし、緊張で少し震えてるようにも見えた。


「はい、構いませんよ」

「うちもオッケー」

「よかったですわ。その、先ほどのクイズで、全問正解していましたわね?」

「うふふ、当然です。どのような美を司る神よりも、愛らしい少女ですから」

「当然! むしろ、あれくらいできなきゃ、みたまちゃんのファンじゃねぇです!」

「よくわかっていますわっ! そうですよね! みたま様は、美しくも可憐な、完璧な方ですわ! わたくし、あなた方とは、お友達になれそうな気がします!」


 二人の発言に、爛々と目を輝かせる姫カットな女性。


「うふふ、私も気持ちはわかります。私も、なんとなくではありますが、とても良き友人になれる気がしております」

「みたまちゃん好きに悪い人はいねぇですからね! うちとしても、望むところ!」

「ありがとうございますっ! よろしければ、一緒に見て回りませんか? わたくし、お友達と一緒に回ってみたいのです!」

「もちろん、構いませんよ」

「OK!」


 一緒に回りたいと話す女性に、二人はにっこり笑顔で了承。

 それを受けた姫カットな女性は、ぱぁっ! とさらに表情を輝かせる。


「ありがとうございます! あっ、そう言えば、名前をまだ名乗っておりませんでしたわ。わたくし、不知火双葉と申します」

「雨寺美鈴と申します。以後お見知りおきを」

「四月一日小夜です! よろしく!」


 とまあ、長くはなったが、これが三人の出会いのきっかけである。

 この後、フードエリアへ移動し、レバニラ炒めとみたまのメニューである、『みたまお手製ハンバーグ 萌え殺しソースを添えて』を食べながら、色々なことを話していると、普通に仲良くなった。

 しかも、偶然三人とも一日目と二日目のチケットを持っていると言うことで、今日明日は一緒に回ろう! ということになった。

 特に、双葉と美鈴の両名は、同年代の同志が出来たことが嬉しいようで、かなりはしゃいでいたが。

 そうして、みたま好き(結構ヤバい方)の三人は出会ってしまったのである。


 あと、ハンバーグは美味しかったし、三人とも推しの缶バッヂが当たって狂喜乱舞した。

 すっごい久しぶり(?)に登場した、双葉さんです。

 一人で来たように見えますが、単純に二日分のチケットを持っていたのがお嬢だけで、お父さんや組の人が数名当選しております。

 あと、体育祭とか、いるかたちが住んでるマンションに住んでる綺麗なお姉さんも登場し、なーぜーかいるわたもちママと合流。

 三人は意気投合しました。

 ちなみに、みたまのコラボメニューはみたま監修です。

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― 新着の感想 ―
あれっ、、、あぁそうかこの並び4期か、、、 ここに柊くん入るのかぁマジで頑張ってくれ クイズ難易度化け物すぎないwww ビギナーでやばいからなあ邪神マジで 難易度“普通”の人なら 無理だからなあwww
あの〜、ちょっと難易度バグってません? あ、適正難易度ですか、そうですか……(遠い目
これって4期生の集まりなんじゃ…?
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