配信#25-6 出張みたま家事サービスだよっ!《深海いるか編》:6
「ふぅ……これで綺麗になったね!」
あれから1時間ほどでようやくいるかおねぇたまの寝室兼お仕事部屋が綺麗になりました。
その後は、他のお部屋も軽くお掃除したけど、寝室兼お仕事部屋のような酷い汚さのお部屋はなかったので、その辺りはすぐに終わりました。
全部合わせても30分ちょっとくらいかな?
「いるかおねぇたまって、あまり他のお部屋は使わない人?」
「ん、こことリビングくらい。他はあまり使わない」
「つまり、一番使うお部屋は汚くなりやすい、と……」
「……面目ない」
【なるほど、お部屋の民の割にはやけに他の部屋がそこまで汚かった理由はそれか】
【使わない物ほど汚れないからなー。まあ、埃は溜まるわけですが】
【それはそうだろー。何もしなくても埃は溜まるんだぞ?】
【春風たつな:というより、何もしないから溜まるんだけどね。ふふ……そうして、理不尽も積み重なっていくんだよ……】
【たつな様が壊れたまま……】
【これも全て、デレーナ・ツァンストラとか言う奴が悪いんだッ……!】
【デレーナ・ツァンストラ:あたしは悪くないけど?】
【え?】
【え?】
「まあでも、今後はちゃんとお掃除すること。うさぎおねぇたまにも言ったけど、もしも一人じゃ辛いのならわたしを呼んでくれれば、時間を合わせてお手伝いするからね?」
「やはりっ、みたまはママッ……!」
「わたしの方が年下なんだけどなぁ……」
「ん、おぎゃる相手に年齢は関係ない。むしろ、年下で母性がある存在こそ最強と言える」
「それはどうなんだろう……?」
【デレーナ・ツァンストラ:真理……! あまりにも、真理ッッ……!】
【春風たつな:ハハハ! いやぁ! 今日はいい天気だなぁ! 空が青いよ!】
【誰かァァァ! この中に精神科医の人はいませんかァァァァ!? 重症! 重傷者がアァァァ!】
【天空ひかり:あぁ、たつなちゃん……こんな酷い有様になっちゃって……】
【雪ふゆり:不憫ですねぇ~。あ、とっておきの癒し系ロリ画像があるので、それを見て癒されてはぁ~?】
【猫夜はつき:こんな時こそ、元気を出すんだぞ!】
【デレーナ・ツァンストラ:みたまママ、みんなでおぎゃれば怖くない】
【春風たつな:私の四期生の常識人、どこ……? ここ……?】
【これは酷い】
【いやもう……うん、あの頃のツンデレちゃんはもういないんだね……】
【この配信だけで、たつな様が壊れまくってる……】
【これ、イベントの時たつな様大丈夫? 死なない?】
「でも、本当に綺麗になった。これが私の部屋……ん、モチベが上がる」
「この状態をキープ、だよ?」
「ん、大丈夫。じゃあ、部屋も片付けてもらったので……膝枕! 耳かき! マッサージ!」
ぺしぺし、とベッドを叩くいるかおねぇたま。
なんだかすごく子供っぽくて可愛い。
「ふふ、うん、じゃあ、どっちからがいいかな?」
「……マッサージ」
「かしこまりました~。それじゃあ、ベッドにうつ伏せになってくれる? あ、カメラの方も調節しないと」
「ん、そこは大丈夫。私がこっそりやった」
「そうなの? ありがとう! じゃあ、早速やっちゃおっか!」
「ん、お願いします」
【みたまちゃんのマッサージ……既に二回も配信としてやってるけど、二回ともすげぇアレだったもんなぁ……】
【一回目はなぜかみたまちゃんがされてたがな】
【春風たつな:……あれは、仕方ないだろう……あれを誤魔化さないといけないんだから……】
【それはそう】
【むしろ、よくやったと褒めてあげましょう】
【天空ひかり:あの時のたつなちゃんはファインプレー! この私がそれはもうたたえてしんぜよう! 具体的には、恩人は誰ですか? と訊かれたら、高校の時の恩師の次に名前が挙がるくらいには!】
【春風たつな:やめて!?】
【草】
【地味に恥ずかしい奴やん】
【いやまあ、なんだかんだ一番年長だし、うん、ある意味当然では?】
【その理由が、エロネタを知られなかったからってのがなぁ……】
【ひっでぇw】
「んーと、いるかおねぇたまは……なるほど、肩と首、背中、あとは腰かな?」
なんとなく、どこに疲労が溜まっているのかを確認した僕は、いるかおねぇたまに跨る。
「あ、重かったらごめんね?」
「ん、大丈夫。みたまは軽い。あと、みたまで重いなんて言ったら、世の女性が嫉妬する」
「そ、そっか。そう言えば、女の人は体重、気にするもんね……やっぱり、いるかおねぇたまも気にするの?」
「……ん、一応。たまに食事をしないのもそれが理由でもある」
「いるかおねぇたま、ご飯を抜いたら……怒るよ?」
「すんません今後は食事をするので許してください」
「よろしい♪」
【これはお母さん】
【母性がクソ強いのと、お母さん属性って正直別もんだよね】
【デレーナ・ツァンストラ:なにを当たり前のことを? 母性とは、心……いえ、魂が甘えろと叫ばせるてくる、それが母性ッッ! 反対に、お母さん属性とは、だらしない子供(大人)に対して、厳しくも優しい言葉をかける……それがお母さん属性ッッ……! ここ、テストに出るのでしっかり覚えて帰るように】
【わたもち:デレーナさんって、変わったよねぇ】
【春風たつな:嫌な変わり方だけどね……あぁ、あの頃の二人で愚痴って飲みに行っていた頃のデレーナ君はいずこへ……】
【天空ひかり:デレーナちゃんなら、常識人の名残を抜け殻としてその辺にぽいってしてたよ?】
【抜け殻www】
【デレーナ・ツァンストラ:未だに虫扱い!?】
「じゃあ、やってくね~。じゃあ、まずは……首かな? こうして……」
「んっ、あぁぁぁぁ……気持ちいい……」
「そう? それならよかった。スマホや画面を見過ぎると、この辺りが凝っちゃうんだよね。わたしも、最近はVTuberとしての活動をしてるからか、ちょっと凝るようになっちゃったし。ん、じゃあ、次は肩を」
ちょうど変身状態なので、霊術を使ってます。
そう言えば、たつなおねぇたまとうさぎおねぇたまの二人した時は、二人ともびっくりしたのか、変な声を出してたけど、いるかおねぇたまは平気なのかな?
「んっ、くふっ……」
「いるかおねぇたま?」
「な、なんでもな……んふふっ!」
「あの、どうしたの?」
もみもみ、と肩を揉んでいると、不意にいるかおねぇたまがぷるぷると震えだして、なぜか笑い出した。
【おや? いるかちゃんの様子が】
【あれ? みたまちゃんのマッサージってこんな感じだったっけ?】
【違うと思われ】
「うん、肩も大丈夫かな? じゃあ、次は背中に――」
「~~~~っ、くふっ、ふくくっ……あははははっ!」
「ふぇ!? いるかおねぇたま!?」
肩から背中へ移動した途端、突然大笑いし始めたいるかおねぇたまにびっくりしてしまう。
え、いるかおねぇたまってこんな風に笑うの!?
「んふっ、あふふっ……んん~~っ、くふっ……!」
【いるかちゃんが、大声で笑ってる!?】
【こんないるかちゃんの大笑い見たことねぇよ!?】
【御月美うさぎ:そ、そんなっ……い、いるかさん、は、く、クールビューティーな、人で、こ、こんな風に、わ、笑わない人だと、お、思っていた、のにっ……!】
【どこに対してがっかりそうにしてるんだようさぎちゃんww】
【猫夜はつき:おぉ、いるかさんが爆笑してるぞ! レア! すごくレアだぞ!】
【雪ふゆり:ですねぇ~。いつもなら、ふふ、くらいに小さく笑うんですけどねぇ~】
「あ、あの、いるかさんおねぇたま、どうしたの?」
「あははっ……はぁ、ふぅ……ん、くすぐったくて、笑いが……」
「そ、そうなの? じゃあ、やめておく……?」
「ん、大丈夫。ただちょっと笑っちゃうだけだから、問題なし」
「問題なし、なのかなぁ……」
「バッチコイ」
「それならいいけど……じゃあ、次は腰の辺りを……」
と、霊術を使用しつつ、いるかおねぇたまの腰の辺りをマッサージし始めると……
「ふひゃはっ……あっ、ま、待って、そ、そこあははははは!?」
「いるかおねぇたま!?」
「ま、まって、そ、それく、くすぐったんふふふふっ……あっ、だ、だめ、わ、笑いが、止まらなはははははっ! はぁ、ふうぅ、あははははははけほっけほっ……んぐふっ……!」
「本当に大丈夫なの!?」
【咽たwwww】
【どんだけ笑ってんだよw】
【つーか、いるかちゃんってくすぐりに弱いんだ】
【くすぐりに弱い……つまり、敏感……ハッ! つまりいるかちゃんは感度がいい!】
【↑変態だァ……】
【天空ひかり:みたまちゃんの配信枠でなぁにを言ってるんですかねぇ……処すよ?】
【雪ふゆり:これは処さなければいけないですねぇ~】
【デレーナ・ツァンストラ:みたまママの配信でその発言NG、ギルティ。死罪】
【罪がおめぇ!?】
【諦めろ】
【イヤァァァァァ!】
【草】
「あはっ、んふふふふっ、ふふはははっんぶふっ! げほっ、こほっ……はぁ、はぁ……ふくくっ……!」
「すっごく笑っちゃってるよ!? 本当に大丈夫なの!?」
「はぁっ、はぁっ…………! しょ、正直、む、無理、わ、笑いが……っ」
「じゃ、じゃあ、早いけどやめておく……? その分、膝枕と耳かきに時間を当てるけ――」
「是非お願いしますっ!」
「あ、うん」
今、すごい速くお願いされちゃった。
まあでも、僕自身も膝枕は好きなので……というより、こうやって甘やかす? のがなんとなく好きなので……。
「じゃあ、おいで~」
あらかじめ近くに持って来ておいた耳かきを持って、ぽんぽんと女の子座りした僕の太腿を軽く叩きながら、いるかおねぇたまに寝るように促すと、そそくさと体勢を変えて僕の太腿に頭を乗せました。
「え、待って、柔らかい……温かい……あと、なに、この気持ち……これが、おぎゃり……?」
【草】
【なんか、いるかちゃんもみたまちゃんの母性に脳ぶっ壊されてない?】
【まあほら、みたまちゃんの母性は世界一だから……】
【それはどうだろ……いや、本当に在りそう……】
【猫夜はつき:むむむむ~~~っ! やっぱり羨ましいぞ! はつきも、早く自分の番が来てほしいぞーーーー!】
【雪ふゆり:ですよねぇ~~! くぅっ、私の番になったら、いっぱい甘やかしてもらいたいですよぉ~~~!】
【御月美うさぎ:ふへへぇ~、み、みたまさん、の膝枕と耳かき、は、すごく、すごい、です、よっ……!】
【春風たつな:まあ、それはそう、あとやっぱり、可愛い女の子が鼻歌交じりに家事をするのが本当にいい……うん、だからデレーナ君は選ばれないでほしい】
【デレーナ・ツァンストラ:なぜですか!?】
【そりゃそうだろうよw】
【見るだけでこれなら、実際に受けたらマジで死ぬだろ、ツンデレちゃん】
【死ぬどころか、来世の人生もスキップして二つ先の人生になりそう】
【どういう状況ww】
「それじゃあ、耳かきしてくね~」
ゆっくりといるかおねぇたまの耳に耳かきを入れて、かりかり、かりかり……と優しく耳の内側をお掃除。
「あ、ふはぁ~~~……これ、いい……」
「ふふ、気持ちいいかな? 今度はくすぐったくない?」
「……最高……これが、母親……」
「あの、その言い方だと、こういうことをしてもらったことないの?」
ふと、いるかおねぇたまの言い方が気になってついそんな疑問が口を突いて出ていました。
「ん、私には母親がいたことはないから」
「……えっ」
【え……】
【なんか、突然爆弾情報が……うっそやろ……】
【ちょ、唐突なシリアス!? やめてぇっ、私はシリアスが苦手なのよ~~っ!】
まさかの言葉に、思わず耳かきをする手が止まってしまいました。
それだけじゃなくて、サァ――……と、血の気が引く。
「あっ、え、えとっ、ご、ごめんね……」
「ん、なんで謝るの?」
「だ、だって、何も知らなかったとはいえ、その……」
「気にしなくていい。そもそも、母親は私を産んですぐに亡くなった。私にとっては、いないことが普通だったから、大丈夫。気にしないでいい」
「で、でも……」
「本当に平気。でも、嬉しい」
「ど、どうして……?」
「たしかに、母親の愛情とか温もりみたいな物は知らない。でも、今日はこうしてみたまが母親のようなことをしてくれてる。なんとなく、これが母親なんだって思う。だから、それが知れて嬉しい」
「いるかおねぇたま……」
そんな風に思ってくれてたんだ……。
どうしよう、すっごく嬉しいんだけど……ちょっと複雑。
「なので、もしも申し訳ないって思ってるなら、めいっぱい甘やかしてくれると、私は嬉しい。それで十分」
「……そっか。うん、じゃあ、改めて。今日はいっぱい甘えさせてあげないとね」
「……あなたがっ、神かっ……!」
「神様じゃないよ!?」
それはみまちゃんとみおちゃんの方だもん!
あ、でも、神薙みたまは神様見習いって言う設定があるし、今の僕の姿は神薙みたまだからある意味神様……?
【いい話だなぁって思ってたら最後よ】
【これぞらいばーほーむ……】
【ちょっと泣いた】
【わかる】
【っていうか、こういう重めな過去を持ってるの、やっぱ多くね?】
【むしろ、だからこそらいばーほーむにいるんやろうなって】
【春風たつな:まあ、一番重いのは間違いなくひかりだと思うけど】
【それはそう】
【何度聞いてもあれはヤバイ】
【普通死んでるやろってレベル】
【デレーナ・ツァンストラ:つまり、みたまママが最強ってことね!】
【間違ってないけど間違ってる】
「うん、じゃあ反対だよ~」
「ん」
と、そうして反対の方の耳かきも終わって、膝枕だけに。
でも、いるかおねぇたまが撫でてほしいとリクエストをして来たので、僕は笑みを浮かべているかおねぇたまの頭を撫でました。
「ん……」
「あれ? 眠くなっちゃった?」
「……ん、眠い……」
「疲れでも溜まってたの?」
「ん~……ここの所、モデリングもしてたから。実は、楽し過ぎて、あとやる気に満ち溢れすぎて、既に5徹目に突入しつつある」
「それはまずいよ!?」
【5徹!?】
【どんだけ徹夜してんの!?】
【頑張り過ぎィ!】
【みたまちゃんのゲームを作るのは命懸けなのか……】
【天空ひかり:え? 私既に10徹目だけど】
【バケモンと一緒にすんな】
【わたもち:くっ、うちはまだ2徹っ……やはり、勝てねぇんですかっ……!】
【それでも十分おかしいが!?】
【猫夜はつき:これ、はつきも徹した方がいい感じ?】
【雪ふゆり:徹夜はお肌の天敵ですよぉ~】
【春風たつな:ふゆり君が、まともなことを……!?】
「尚更寝なきゃダメですっ! 夜ご飯を作り始める頃には起こすので、今はぐっすり眠るようにっ!」
「ん、そうする…………くぅ……すぅ……」
「え、もう寝てる!?」
【の〇太かな?】
【草】
【そりゃ5轍だもの……】
【むしろ、当然なんだよなぁ】
【むしろ良く起きてたな……】
「ふふ、なんだか寝顔が可愛い。おやすみなさい、いるかおねぇたま」
いつもとは違う、どこかあどけない可愛い寝顔に笑みを零しながら、僕は眠るいるかおねぇたまにおやすみなさいと、そう呟きました。
【アッ――】
【ぎゃぁァァァァ! またっ、またしても母性がアッァァァァァァ!?】
【デレーナ君:( ˘ω˘)スヤァ】
【クリティカルヒットだったか……】
【天空ひかり:母性イズパワー……( ˘ω˘)スヤァ】
【雪ふゆり:うへへぇ……】
【最悪過ぎる】
◇
それから夕方ごろに一度いるかおねぇたまを起こして夜ご飯に。
「というわけで、今日の夜ご飯は親子丼です」
「んっ、素晴らしい出来栄えっ!」
【親子丼なんだ】
【すっごい普通】
【でもやっぱ美味そう……!】
【いいなぁ! いいなぁぁぁぁぁ!】
「じゃあ、冷めないうちに食べよ」
「ん、いただきます」
「うん、いただきます」
「じゃあ、一口…………お、美味しい……!」
「本当? よかったぁ。いるかおねぇたま、鶏肉が好きって言ってたから、親子丼がいいかなぁって。あ、サラダもちゃんと食べてね?」
「もちろん。みたまの料理なら何でも美味しい」
「えへへぇ、そう言ってくれると嬉しいなぁ」
やっぱり、お料理を褒められるのは嬉しいなぁ。
「はむ、はむ……ん、飽きる気がしない」
【美味そうに食うなぁ……】
【……今日の晩御飯、親子丼にしよ】
【私も】
【俺も】
【この時間だからこそ、飯テロされても平気ッ……! これから飯だから!】
【雪ふゆり:私も食べたいですよぉ~……】
【猫夜はつき:はつきも……!】
【わたもち:うちも食べてぇです】
「みんなはまた今度ね?」
こうして楽しみにしてくれてるんだから、本当にありがたいし、嬉しい限りです。
「ところで、今日の家事サービスはどうだった? いるかおねぇたま」
「ん、花丸満点一等賞」
「そ、そっか。それならよかったかなぁ。今回は、たつなおねぇたまやうさぎおねぇたまの時と違って、かなりその平穏だったから」
「たしかに。でも、母性はとてもよきでした」
「あ、あはははは……」
「なので、またお願いしたい」
「一周したらまたできるかなぁ」
「遠そう……」
【まあ、この企画が始まってからそれなりに経ってるけど、このペースなら間違いなく秋とか下手したら来年まであるからな……いやそれは言い過ぎか】
【まあでも、今回はかなり平穏だったのはよかったなー。コメ欄からは目を逸らす】
【春風たつな:私のライフはもう0だ……】
【うん、ゆっくり休んでもろて】
「それじゃあ、ちょっとだけ早いかもしれないけど、今回の出張みたま家事サービスはおしまいかな?」
「ん、やることもないからいいと思います」
「それは言っちゃだめだと思うよ!?」
【草ァ!】
【やっぱしまらねぇなぁww】
【これぞらいばーほーむ】
「じゃ、じゃあ、これで今日の配信はおしまいっ! あ、イベントまでの間、準備が色々とあるので、その……配信がなかったり少なかったりするかもしれないけど、そこはごめんなさいっ! いるかおねぇたまは何かあるかな?」
「ん、イベントに来る人は、私のステージと歌声を楽しみにするよろし」
【絶対行くからねぇぇぇ!】
【くっ、当たった奴が羨ましい! 羨ましすぎるよぉぉぉぉ!】
【ってか、みたまちゃんの配信無い可能性もあるのかあ……まあでも、イベントならしゃーない。むしろ、そこまでしてくれててありがたいってもんです……】
「それじゃあ、今日も見てくれてありがとうっ! それじゃあイベントでっ! おつたま~~~っ!」
「おつたま」
【春風たつな:おつたま】
【天空ひかり:おつたまァァァァ!!!】
【猫夜はつき:おつたまだぞ!】
【雪ふゆり:おつたまですよぉ~!】
【わたもち:おつたま!】
【デレーナ・ツァンストラ:おつまま!】
【おつたま!】
【おつたまァ!】
【ちょw ツンデレちゃんだけなんか違うw】
【草】
【そこまで、侵食してしまったのか……!】
【いやぁ、イベント楽しみだなぁ!】
【あと半月ちょっと……一体どんな狂宴が見られるのか、今から怖いぜ……】
急ぎ足になってすまぬぅ! なんかこう、過去一薄い配信回だったかもしれない……今回の出張みたま家事サービス回。うーむ、思いの外いるかを動かすのが難しい……。
次コラボさせるとしたら、いくまかなぁ……出番なさすぎでしょ、あの人……。
あ、今日は余裕があったらもう一話投稿するかもしれません。
そして、その回に関してはなんというか……うん、いよいよもって、この作品のジャンルが行方不明になりますが……そこは許してね☆




