バレンタイン特別IF:小話#1 配信
【らいばーほーむ男子組のバレンタイン配信】
その日は2月14日バレンタイン。
恋に恋する乙女たちが、好意を寄せる相手にチョコレートを渡すと言う、ある種の聖戦とも言える日である。
なので、基本的な主役と言うのは女性ということになるわけだが……この年のらいばーほーむは違った。
この日、らいばーほーむでは、一期生、二期生、三期生それぞれの男性枠ライバー枠たちが集まって、なぜかバレンタイン配信を行っていた。
「というわけで、らいばーほーむの男組でバレンタイン配信するぜ!」
「よろしくねー」
「よろしくお願いしますっ!」
【おかしいww】
【何かがおかしいぞこの絵面w】
【男組(TSっ娘も含む)】
【すみません、どう見ても一人、男に見えないロリっ娘がいるんですがw】
「何言ってんだ、みたまちゃんはちゃんと男性ライバー枠だぜ? 体が女性になっただけで、中身はれっきとした男ってもんだ! なんで、問題なし!」
「うんうん、大部分は割と女の子っぽいけど、それでも精神は男のままなので、問題はないよねー」
「そう言ってくれると嬉しいなぁ。わたしも、今の体になってから半年は経ってるけど、それでもまだ男のつもりだからねっ」
【お、おう】
【さすが男共だ……こう、俺たちじゃ勝てねぇなぁ、ってなるよな】
【むしろ、勝とうとすること自体が間違ってる気が……】
【勝てるわけがない……奴らのイケメン度は遥かに高いんだッ……!】
「ってぇわけで、今日はバレンタインにちなんだ配信でもしてくんでな! 楽しんでってくれよな!」
「まあ、メインはましゅまろ系になるけどねー」
「頑張りますっ」
「いやこれ頑張るような事か?」
「あははー」
【なんかこう、男組は安定感があるな……】
【前にあった男性ライバーコラボでも、普通に安定感はあったしなー。頭はおかしかったが】
【なんだかんだ、みたまちゃんも元男だからか、この二人といる時って割とリラックスしてる感はあるよね】
【わかるー。こう、肩ひじ張らない関係って感じがして大変良き】
「ま、男同士だからな! んじゃ、早速やってこうぜ! まずはこれだな! 『男性陣はどれくらいチョコを貰うんですか?』だそうだな。あー、そうだなー……俺は本職の関係で、割と男女関係なく人と関わるんだけどよ、女性からやたらチョコを貰うな」
「「おー」」
「今年は確か……20個くらいか?」
【多いな!?】
【すげぇw】
【マジでモテモテじゃねぇかww】
【クッソ羨ましい! 羨ましすぎるぅぅぅぅぅ!】
【ケッ! イケメンはいいよな! そのまま幸せになっちまえ此畜生!】
「そう言えば、刀おにぃたまはどんなお仕事を?」
「ん? 俺か? ジムのインストラクターだな」
「え、そうなの!?」
「実はそうでねー。あ、刀先輩すっごい人気あるんだよー? 男女関係なく」
「へぇ~~!」
「お、おう、みたまちゃんからそう、真っ直ぐキラキラした目で見られると照れるな……」
実は本職がインストラクターで、尚且つ人気があると知り、みたまはキラキラとした目を刀に向けていた。
後輩から真っ直ぐに尊敬の眼差しを向けられ、刀は照れたが。
【そういやそうだっけか】
【前にどっかの配信で言ってたよなー】
【インストラクターなのにVTuberとかいう、謎状況。ってか、マジでなんで兼業してんのかが気になるw】
【らいばーほーむって、基本的にこう、何らかの職業を持ってるもんな。中にはやべぇのがいるけど】
【たつな様とか、モデルもやってるもんな……最近は、四期生の例の彼が入ったおかげで、負担が減ったらしいが】
【そういや、例の彼はいないのか?】
【男性ライバーなんだし、なんでいないん?】
「おう、この時期は色々大変らしくてな。なんか、鬼ごっこやるらしくて、疲労感が半端ないから休むって連絡があってな」
「いやぁ、是非とも話を聞いてみたかったよねぇ」
「あ、あははは……」
四期生の例の彼は、どうやらいろんな意味で忙しかったようである。
ちなみに、その忙しい四期生の例の彼は、そのモテっぷりと、クラスの美少女である椎菜と麗奈からチョコを貰ったことで、男子たちの嫉妬心を煽りに煽って、結果、爆発した。
今現在は家でぐったりしているところだ。
「っと、次はボクかなー。ボクは……9個くらい?」
【普通にもらってやがるw】
【でもショタ野郎は、実際にショタらしいからなぁ。もっとありそうだと思ったんだが】
【わかる】
【年上からめっちゃもらってそうなイメージ】
「なんだ? 今年は少なかったな」
「え、9個でも少ないの?」
「んー、去年は倍はあったかなぁ」
【少ないんかいww】
【去年は倍、だと!?】
【クソぅ! やっぱこいつらが羨ましすぎる……!】
「ちなみにだけど、ボクの場合はチョコに混ぜられてるからねー」
【いやぁ! チョコが貰えないって幸せだなぁぁぁぁ!】
【うんうん! 平和だよな! やっぱ!】
【平和が一番だぜ】
【お前らww】
「んっと、何が混ぜられてるの?」
「んー……ぐっすり眠れる物と、体に電気が走るくらい美味しい物とかー?」
「そんなチョコレートがあるんだねっ!」
【いや待てや!?】
【それどう考えても睡眠薬とか、痺れ薬ですよねぇ!?】
【お前のバレンタインどうなってんの!?】
「あっはっはー、正直もう慣れたよねー。中学生くらいから」
【ヒェ……】
【こっわ……】
【まともな人生送ってねぇ……】
【これは酷い】
【ショタ野郎……お前はすげぇよ……】
「ま、慣れは大事だよな! っと、次みたまちゃんだぜ。みたまちゃんは貰ったりしたのか?」
「あ、えっとわたしは……その……うん」
刀の質問に、みたまは何とも言えない反応をした。
どこか言いにくそうにしているみたまに、刀と暁の二人は首を傾げる。
「どうしたんだ?」
「もしかして、貰ってないの?」
「も、貰ってはいる、んだけど…………その、数が、ね…………三桁でして……」
「「は!?」」
【三桁……三桁ァァァ!?】
【え、ちょっと待って!? 三桁って何!?】
【どこの二次元のモテモテイケメンだよww】
【こっわ!? 三桁とかこっわ!?】
「それはまた、凄まじいな……」
「ボク、三桁も貰ってる人なんて初めて見たよー」
「だがよ、みたまちゃんって甘いものが苦手だったよな? どうするんだ?」
「あ、えっと、七割くらいは甘いものなんだけど、三割くらいは甘いものじゃなくて、酸っぱい物とかしょっぱい物だったから、そこは大丈夫だよ。それに、甘いものにも食べられる物と食べられないものがあるので……チョコレートは食べられる側です」
「なるほどな! ならよかったな!」
「うんうん、でも、苦手な物を貰うって言うのも考え物だねぇ」
「あ、あははは……」
【甘いものが苦手なのにチョコを貰っても、確かに複雑な心境かもなぁ。嬉しいけど】
【貰えるのは嬉しい、でも苦手……これ、すっげえ気を遣いそうだよな】
【ってか、そんだけもらっちゃうと、ホワイトデークッソ大変そうだな……】
【男性組はどうすんだ? ホワイトデー】
「俺はまあ、簡単に作れる物でも作って返すな」
「ボクも似たような感じー。いい感じの物を見繕って買って、手作りの小さなお菓子を付けるくらい?」
「わたしは全部手作りしてお返しするかなぁ」
「え、みたまちゃん、三桁も作るのか!?」
「できるの?」
「あ、うん。さすがにいつもより多いけど、今までもいっぱいもらってたから、慣れてるので」
【草】
【草】
【みたまちゃんの料理技術ってやっぱやべーなー……】
【まあ、うん、みたまちゃんだわ】
【料理方面がらいばーほーむってるのがみたまちゃんだからな】
「とは言っても、ホワイトデーも多分貰いそうな気がするんだけどね……」
「ん? どうしてだ?」
「えっと、女の子になったから、その、折角だからー、ってお菓子を作ってクラスの人たちにプレゼントを……なので、ホワイトデーはその分が返って来ちゃいそうだなぁって」
「「えぇぇぇ……」」
【貰う側もやって渡す側もやってるのかww】
【TSした人ってみんなそうなんかね?】
【いや待て……おいそれって、みたまちゃん特製のお菓子を貰ってる奴らがいるってことだろ!? なんだその羨ましい状況!?】
【は!? そ、そうか! くっ、なんて幸運な奴らがいるんだッッ……!】
【でも絶対、みたまちゃんから貰っただけで一生分の運を使い果たしてそう】
【確かに】
【むしろそうあってくれ】
【この嫉妬で人を呪えればァァァァ】
「でも、バレンタインに頑張る女の子って大変なんだなぁ、なんて思っちゃいました」
「だろうなぁ」
「そうだろうねぇ」
「来年は多分、家庭学習期間に入っちゃうから難しいかもしれないけど、でもお友達やみんなには渡したいかなぁ……って、あっ、忘れてた!」
「どうしたんだ?」
「何かあったー?」
不意に何かを思い出したみたまは、一度画面から消えると、パタパタと足音を立ててどこかへ。
かと思えばすぐに戻って来た。
「えっと、お二人にもバレンタインのプレゼントがありました! どうぞ!」
【な、なにィィィ!?】
【こいつらも貰った、だと!?】
【くっ、なぜだっ、なぜ俺はもらえないんだッ……!】
【らいばーほーむじゃないからな】
【草】
「お、マジか!」
「いいのー?」
「もちろんっ! あとで、らいばーほーむのみなさんも渡さないと!」
「そういや全員バレンタインだからーって事務所に来てたっけか」
「だねー。とはいえ、ありがたくもらうねー」
「うんっ!」
【しかし、らいばーほーむ全員に作ってきたのか】
【さすがだ……】
【でも思うんだ、四期生のヤベー人、絶対感極まって死ぬぞ……】
【まあ、うん……そもそも四期生は、例の彼を除いたらヤバいのしかいない……むしろ、全員がロリコンとシスコンレベルのヤバい奴らだと思った方がいいだろ……】
【うん、草】
【ここは平和だなぁ……】
この後も、男組は適当に雑談を続けるのであった。
◇
【みたま×わたもちのバレンタイン配信】
2月14日バレンタイン。
その日、みたまは自身のママである、わたもちと配信を行っていた。
「というわけで、わたもちおかぁたまだよっ!」
「どうもー! バレンタイン当日にみたまちゃんにお呼ばれした、わたもちママでっす!」
【草】
【わたもちママかよww】
【バレンタイン配信に呼ばれたのがこれなのか……】
「いやぁ、世間一般ではバレンタイン! 恋に恋する乙女たちが、目当ての男性目掛けて、血で血を洗う戦争が勃発する日!」
「違うと思うよ!?」
「え、違うの? うちの高校時代、普通に殴り合いがあったよ?」
「なんで!?」
【草ァ!】
【殴り合いは草】
【えぇぇぇ……】
【男ならともかく、女子っぽいのが酷い】
【でも、たつな様とか、そう言う経験ありそうだよな。まあ、やる側じゃなくて、貰う側で】
【実際あったらしいがな】
【マジかよww】
「と、ともあれ、今日はわたもちおかぁたまと配信していくね!」
「よろしくぅ!」
【もう初手から笑いしかないんだよなぁ】
【何しても面白いのがわたもちママだからな】
【草】
【四期生で、ちゃんとライバーとしての名前があるのに、なぜかみんなわたもち呼びという……】
【そこはほら、慣れだよ、慣れ】
【俺たちは四期生の方じゃなくて、イラストレーターのママとしての邂逅だったからなぁ。ってか、みたまちゃんも普通にわたもちおかぁたま呼びだし】
「今日は、バレンタインということで、バレンタインにちなんだお話をしようかなぁって。思い出話とかどうかな?」
「お、いいねいいね! うちの場合はちょっとアレだけど、なかなか良き良き!」
「よかった! じゃあ、わたしからだけど……わたしの場合は、学校でいっぱいチョコを貰ったかなぁ、今日は」
「ほほう! さっすがみたまちゃん! 人気者ぉ!」
「人気者、かはわからないけど、クラスの女の子みんなからもらったし、他クラスの女の子からもなぜかいっぱい……あと、家庭学習期間なのに、わざわざ登校して私に来てくれた先輩さんや、後輩さんからも……」
「いや本当にすげぇですね!? そんなに貰うの!?」
「な、なぜか今年は多くて……」
【草】
【人気者過ぎるww】
【らいばーほーむのライバーとしての姿しか知らないけど、やっぱ日常生活でもみたまちゃんしてるんだろうなぁ】
【みたまちゃんしてるとは】
【まあほら、みたまちゃんは最高に癒し系だし、普段の様子を見てると、マジで素っぽいからな】
【普段でも可愛いのに、素でも可愛いとかずるいよな。存在が】
【みたまちゃんに嫉妬しても、逆に毒気を抜かれそう】
「なので、ホワイトデーは頑張らなきゃですっ」
「あ、みたまちゃんは律義に返すタイプなんだねぇ」
「もちろんっ! せっかくもらったんだから、お返しは大事!」
「うんうん。まあ、うちの高校時代は、ナチュラルに返さなかった男子もいたけどねぇ」
【うわぁ】
【それは酷いw】
【普通に返してやれよ】
「あー、いや、名誉のために言うけど、その男子はまあ……うん、モッテモテだったから、ね。あと、普通に忙しい人でもあったから、余計」
「なるほどー」
【忙しいって何があったんだ】
【高校生で忙しいってなると、部活とか生徒会とか?】
【でも、2月だしなぁ……】
「ま、いろいろ! ちなみにうちは、バレンタインの日は普通に好きでした」
「そうなの?」
「もち! だって考えても見てよ? うちはイラストレーター。高校時代から既にイラストレーターとして活動していたうちからすれば、リアルバレンタインとか、ネタの宝庫じゃねぇですか!」
「あ、な、なるほど」
【職業病って奴か】
【なるほどなぁww】
【ある意味、学生時代にイラストレーターしてたのはでかいのかw】
「おかげで、毎年毎年、素晴らしいネタが手に入ったってもんです! そのうえ、うちは転勤族だったので、そりゃもう毎年違うバレンタインが見れたってもんだぜ! 特に、修羅場になった末、最終的に上手くやった男子がいたのは、それはもう面白れぇもんでした」
「修羅場!?」
【どんなバレンタイン見て来たんだよ!?】
【クッソ気になるww】
【教えてくれ! 一体何があったんだ!?】
【修羅場ww】
「簡単に言えば、二股かけてた男子が、最終的になぜか上手くやって、彼女二人いるとか言う伝説作った」
【草ァ!】
【は?】
【なんだそのリアルラノベ野郎は!?】
【そんなの、四期生の彼だけで十分やろ!?】
【いやまあ、四期生の彼は可哀そうな面の方が多いがな】
【シスコン……】
【言ってやるな、あいつも頑張ってるんだ】
「あ、あははは……」
「うちとしては、それはもう面白いネタの宝庫だったので、今でも交友関係はあるけどねぇ! 尚、今でも関係性は良好で、しかも一人増えたって嘆いてた」
「す、すごい人だね」
「いやぁ、リアルハーレム野郎はすげぇですよ」
【マジでそいつすげぇな……死ねばいいのに】
【彼女が三人もいるとかふざけやがって……幸せになって老衰で死ねばいいのに】
【クソが……祝ってやる……】
【草】
【お前らww】
「にしても、バレンタインというのは、おもしれぇもんです。実際、女性が男性に贈り物をするのは日本独自らしいけどねぇ」
「あ、それ訊いたことあります。たしか、海外だと男性から女性、だったっけ?」
「そそ。告白に近い文化もあるっぽいけどねぇ」
「なるほどー!」
【そう考えると、日本ってやっぱおかしいよな】
【正月には神社に行って、バレンタインにはチョコを送って、ハロウィンは仮装でふざけ倒し、クリスマスにはチキンとかケーキを食べる。ほら普通】
【普通じゃねぇんだよなぁ……】
【日本はこう、文化が魔改造されまくってるから、宗教とかごっちゃだしな】
【まあ、日本は国教が定められてないから仕方ない。面白ければいいよね! の精神】
【たしかにww】
「ところで、四期生の例の彼は、学校じゃどうだったん? みたまちゃん」
「え、えっと……いっぱいもらってたけど、同時に男子のみんなと鬼ごっこをしてた、かな?」
「本当にラノベ主人公みたいな彼だねぇ」
「本人はすっごく気にしてるみたいだけどね」
あはは、と苦笑いするみたま。
わたもちの方も、釣られて苦笑いを浮かべた。
「でも、バレンタインかぁ……やぁ、うちは基本的にネタを狙うハイエナだったし、自ら進んでやったことねぇんですよねぇ」
「そうなの?」
「そうなの」
「でもわたもちおかぁたま、すっごく可愛い人だし、モテそうだよねっ」
「ぴゃ!?」
【草】
【不意打ちで褒められて変な声出しとるww】
【なんか、わたもちママって可愛い人疑惑が出てるっぽいからなぁ】
【そういえばそうだな……】
【たしか、ロリコンが割と気に入ってるっぽいよな】
【つまり……ロリかッ!】
【草】
【親子そろってロリなのかww】
「う、うう、うちは、べ、別にモテるわけじゃねぇですよ!? き、基本、教室の端の方でイラスト描いてるモブだったんで!?」
「そうなの? もったいないなぁ」
「ひにゃ!?」
【可愛いなオイww】
【わたもちママって普通に反応が可愛い時は可愛いよな】
【基本的には可愛い人って感じ】
【まあ、頭はおかしいけどな】
【けどあれだぜ? わたもちママ以上に、頭がおかしいのが二人いるからな……らいばーほーむ四期生】
【三期生ですら十分イカレてるのにな】
「あ、そう言えば……わたもちおかぁたま」
「な、なんでしょう?」
「これ、どうぞ!」
みたまは何かを思い出したように近くにあったカバンの中から赤い包みを取り出すと、それをわたもちに手渡した。
「これは?」
「手作りのチョコだよっ! わたもちおかぁたまにバレンタイン!」
「……」
「あ、あれ? わたもちおかぁたま?」
「…………」
「ど、どうしたの? わたもちおかぁたま?」
「我が娘は至高の存在であり、この世全ての可愛いを内包する最強の存在であった。ごふぁぁぁ!」
「わたもちおかぁたまぁぁ!?」
【草ァ!】
【わたもちママが死んだ!】
【この人でなし!】
【ってか、本当にぶっ倒れたぞ!?】
【不意打ちで可愛いとか言われた後に、更に不意打ちでバレンタインのプレゼントを貰ったんだ。そりゃそうなる……】
みたまから笑顔と一緒にバレンタインプレゼントを貰ったわたもちは、このまましばらくいい笑顔でぶっ倒れて死んでいたそうな。
というわけで、最初の一話目です!
まあ、これの投稿作業してるの、日曜日なんですけどね。読者さん。
まだこの頃にはこの一話分しか書き上がってないので、先はまだわかってないですが、とりあえず、14時に1話、16時に1話、18時に1話、20時に1話になると思います。ただ、もしかすると、一話増えるかもしれませんが。
というわけで、バレンタインの話、楽しんでね!




