配信#15-3 久しぶりの雑談配信だよっ!:下
「あ、そういえば、旅館のお話だったっけ」
【そういやそうだったww】
【なんかもう、色々と飛び火すっからなぁww】
「まあでも、他にお話することはないし……あまり言い過ぎちゃうと、身バレしちゃうかもなので、ここでこの話題は終わりにするねっ! じゃあ、次だよっ!」
【うん、それが賢明】
【みたまちゃんちょっと危ういから成長してて安心だ―】
「えっと……これ! 『こんたま! なんか最近、わたもちママの浮上率が減った気がします。みたまちゃんは何か知ってますか?』とのことです。……そう言えば、最近トワッターで呟いてない気が……?」
神薙みたまを作り出してくれたこともそうだし、すごく好みの絵師さんだったからよく呟きが出たら見てたんだけど、ここの所見かけてなかった気がします。
時期的には……先週の月曜日くらいからかなぁ。
「あれ? そう言えば、今日の配信にもいなかった気がする……」
【あ、言われてみれば】
【なんだと!? あの、みたまをちゃん狂いがいない!? そんなバカな!】
【遡って来たけど、確かにいない。らいばーほーむメンバー全員が5万ぶんなげまくってるなかにもいなかったわ】
【コラボ配信以降、毎回出没してて、名誉らいばーほーむとか言われてるのに】
【名誉らいばーほーむは草】
【まあ、その内名誉が外れそうだけどなー。四期生募集したら来そうだしww】
【わかる】
「もし、わたもちおかぁたまが入って来たらすごく楽しそうだよね! そしたら、一番最初にコラボしたいかなぁ」
神薙みたまのママだからね。
「初めてはわたしが貰いたいです!」
なんて、僕がそう言った直後のこと。
【天空ひかり:は、初めてだとぉぉぉぉぉぉ!?】
【雪ふゆり:み、みたまちゃんが初めてを欲しがるぅ~~~!? な、なんですかそのうらやまけしからん状況はぁ~~~~っ!】
【御月美うさぎ:は、はは、初めてぇっ……!? み、みみ、みたまさんが、は、初めてをっ……!?】
【猫夜はつき:なんだかすっごくドキッとするセリフだぞ】
【深海いるか:ん、素晴らしい】
【宮剣刀:なんつーか、面白くなってきたな!】
【詩与太暁:ですねー。やー、やっぱみたまちゃんは面白いやー】
【春風たつな:君たちはまったく……いやまぁ、これは誤解を招くか……】
【デレーナ・ツァンストラ:みたまママが初めてを貰ってくれるとか、それご褒美中のご褒美じゃない?】
【春風たつな:頼む、君までそっち側に行かないでくれ……】
らいばーほーむのみんなが凄いことになりました。
なんで?
【草】
【草】
【なんかもう、らいばーほーむだわ】
【みたまちゃんが初めてを欲しがる発言で、視聴者以上にライバーたちが大混乱でございますw】
【ってか、ツンデレちゃんが向こう側になってね?】
【これもう、実質常識人枠がたつな様だけみたいなもんだろww】
【けど、あれだな! 無知な女の子が初めてを貰いたい! とか言うの、すっごいいいよね!】
【魔乃闇リリス:むぅ……? 何故、おぬしらは初めてでそんなに騒ぐのじゃ……?】
【春風たつな:……リリス、君は気にしなくていい。そのままの君でいてくれ】
【狼神いくま:たつなパイセン、それ、プロポーズっしょ】
【草】
【流れでプロポーズは草すぎる】
【さすがだぁ……】
あ、あははは……なんだか、本当にすごいことに。
「え、えーっと、なぜかコメント欄がざわざわしちゃってるけど、次のましゅまろに行っちゃうね! 次はこれ! 『こんたま! もしも過去の自分に一言アドバイスを送れるとしたら、なんて言いますか? それから、未来の自分にメッセージを送るとしたらどんなことを伝えたいですか? みたまちゃんの考え方に触れたいです!』とのことです。そうだね……」
なかなか考えさせられるましゅまろが来て驚きました。
僕は少しだけ考え込んでから口を開きました。
「んっと、過去の自分に送るなら……高校二年生の夏休みに女の子になって、挙句お姉ちゃんが原因でらいばーほーむに入ってライバーをするから、今のうちに配信の練習をしておいた方がいいよ! って送るかなぁ」
【草】
【草】
【草】
【まあそうなるわなwww】
【というか、仮にそれを馬鹿正直に送ったとして、過去のみたまちゃんが信じるかどうかは別だよねw】
「そうだね……多分、信じないかも」
だって、未来の自分から、『今度女の子になるよ! あと、らいばーほーむにも入るよ!』なんて言われても、さすがにいたずらかと思っちゃうもん。
「でも、らいばーほーむの方は別としても、女の子になっちゃう、というところはその、なんとしても信じさせたいです。だって、苦労が、ね……」
ふっと遠い目をしながら、僕はそう呟きました。
【今まで一度も見たことがない、みたまちゃんの遠い目だぁ……】
【そこまでになるって一体何が……】
「……肩が凝ります。あと、すっごく辛い時があります。それと、視線が気になります」
【あっ……】
【うん、色々察したわ】
【御月美うさぎ:わ、わかりますぅ……】
【深海いるか:ん、私も気持ちはわかる】
【雪ふゆり:ですねぇ~。肩凝りと視線は嫌ですよねぇ~。正直、殺意が湧きますしぃ~。まあ、チラ見くらいは別にいいですがぁ~……こう、不躾な視線は嫌ですねぇ~】
【め、珍しくロリコンがまともなことを……?!】
【なんか、こういう話題は割とまともだよね、ロリコン】
【やっぱ視線ってわかるもんなの?】
「そうだね~……その、あ、見られてるなー、っていうのはわかるかも? んっと、学校でも男の子からの視線もわかるし……」
なんとなく、あ、見られてるかも? というのはわかります。
やっぱり、大きいと気になるのかな?
【天空ひかり:みたまちゃん、あとでその男子教えてね? 私が後日、お礼参りに行くから☆】
【バカ野郎!? お前が行ったらえらいことになるだろうが!】
【雪ふゆり:神聖なみたまちゃんのお胸を凝視……許されるのは、同じ女性だけですよぉ~~~!?】
【デレーナ・ツァンストラ:殺すわ。みたまママに不躾な視線を向けるなど言語道断!】
【みたまちゃんガチ勢って怖いわ】
【わかる……だがそれはそれとして、みたまちゃんの胸を凝視は万死に値する】
【やはり殺すか】
【お前ら物騒すぎだろww】
「え、えっと、さすがに見られただけでそれはちょっと……。わたしはわからなかったけど、中学生の頃、『でかい胸っていいよな! つい見ちゃうわ』って言ってた男の子がいたし……その、男の子からすると、大きな胸はついつい見ちゃうん、だよね? わたしはなかったけど……その、仕方ない、んじゃないかなぁ……」
なんて、ついつい思っちゃいます。
元々僕は男だからっていうのもあって、そう思っちゃうだけだけど……。
「あ、でも、あまり見ない方がいいのは事実ですからね? わたしは不思議だなぁ、って思うくらいだけど、女の人からしたら多分、気分がいいわけじゃないと思うからね。その、恋人さん同士だったらいいとは思うけど……」
【まあそれはそう】
【気を付けないとってわかってはいるんだがなぁ……やっぱ、男としての性というか、本能というか……】
【元男の娘だからか、みたまちゃんの理解力が半端ないわー】
【けど、みたまちゃんにそう言う視線を向けるのはアレじゃない? 超が付く純粋っ娘よ? 殺意湧かない?】
【天空ひかり:湧く】
【春風たつな:湧くね】
【デレーナ・ツァンストラ:当然じゃない】
【雪ふゆり:殺意以外は湧きませんねぇ~】
【たつな様が混じっとる】
【あー……なるほど、これはあれか。ガチ勢の変態二人と、おぎゃる常識人と、保護者的立ち位置の常識人ってことか……】
【草】
【猫夜はつき:ところでみたまちゃん。そう言う視線って男の子からだけなの?】
「ふぇ? んーと……あ、女の人からも来る、かなぁ」
学園だとかなり来る気がします。
上級生さんだけじゃなくて、下級生さんからも。
【狼神いくま:まー、あれなら来てもおかしくないっしょ】
【深海いるか:ん、羨ましがられる側。私より大きい】
【魔乃闇リリス:……そう言えば、巨乳率高いんじゃよなぁ……シスコンのひかりですら普通にデカいと言うのに……くっ、なぜ我は小さいのじゃ……!】
【猫夜はつき:世界は残酷だぞ……】
【デレーナ・ツァンストラ:……そうね】
【あぁ、また貧乳組がネガティブに!】
【もう胸の話題はやめよう! 三人が可哀そうすぎる!】
「あ、え、えと、そ、そうだねっ! じゃ、じゃあ、えっと未来の自分に送りたい言葉だったっけ。未来、未来かぁ…………」
【こう、今のみたまちゃんが気になる事でもいいんじゃね?】
【あぁ、たしかに。恋人はできたのかー、とか?】
「恋人……たしかに、ちょっとそれは気になるかも……わたしは女の子になっちゃったけど、女の子の方が好きだし……その、そこまで強くは望んでいないけど、恋人さんがいたらいいなぁ、とは思う、かな……なんて……えへへ」
【ぐぼぁっ!】
【不意打ち照れ笑いは死ねるからやめてぇっ!】
【天空ひかり:んごっふっ! くっ、た、耐性が出来ていたはず、なのにっ……血が止まらぬっ!】
【耐性!? あんたに耐性ができるってどういう状況だよ!?】
【春風たつな:あの時の一件は凄まじかったからね……】
【魔乃闇リリス:じゃ、じゃなぁ……】
本当に申し訳ないと思ってます……。
「だから……そうだね。んーと、未来の自分にかけるなら……らいばーほーむにまだいるのかなぁ、っていうのと、何のお仕事をしているのか、あとはその、恋人さんはいるのかなぁ、ということかな」
【すっごい現実的なことしか言ってねぇww】
【さすがみたまちゃんだ。他のライバーだったら、絶対まともじゃないこと言ってたに決まってる。】
【雪ふゆり:普通ですがぁ~?】
【天空ひかり:うん、普通普通☆】
【深海いるか:ん、絶対普通のこと】
【御月美うさぎ:ふ、普通、です、よっ!】
【宮剣刀:んじゃぁ、お前らは何言うんだ?】
【雪ふゆり:え? 好みドストレートの方と一緒に暮らして、にゃんにゃんしてますかぁ~? とかぁ~?】
【天空ひかり:みたまちゃん結婚して子供いる? というかいるよね? って聞く】
【深海いるか:勤めていた会社が潰れて一族郎党彷徨い人になってないかどうか】
【御月美うさぎ:外出しない連続記録を更新してるかどうか、でしょうかぁ……?】
【草】
【草ァ!】
【本当にやべー奴らしかいねぇ!】
【ってか、シスコンとロリコンに関してはなんかもう、色々酷いわっ!】
【しかもちゃんとロリコンは濁してるのが酷いww】
【いや濁せてねぇだろあれ!?】
と、四人の未来の自分に言いたいことが見た瞬間、コメント欄が大賑わいになりました。
「あ、あはは……と、とりあえず、あの、ノーコメントにしておきます……」
【逃げたかw】
【どう反応しろって言うんだい?】
【シスコンとか特にな!】
【天空ひかり:は? 妹と結婚したいと思って何が悪い!? 別に良くなーい!?】
【『妹』と結婚の時点でおかしいんだよなぁっww】
「え、えーっと、じゃあ次が最後のましゅまろですっ! 時間もそろそろだからね。それじゃあ最後はこれにしますっ! 『新宿でかわいい女の子二人がデートしている所を見て、すごくほっこりしました。みたまちゃんがらいばーほーむの人とデートするなら、どんなデートしてみたいですか?』とのことだけど……あ、あのー……えっと、その……」
新宿で、女の子二人……あれ、これってもしかして、僕とリリスおねぇたま……?
チャンネル登録者数が多いからなのかもしれないけど、見られすぎだよぉ……。
【バカ野郎! こんなの殺し合いになるに決まってるだろ!? ってか、みたまちゃんとデートしたい人とかいっぱいいるよね!?】
【天空ひかり:いつでもしたいが?】
【春風たつな:ノーコメントで】
【狼神いくま:そりゃ行きたいって思うっしょ! みたまっちメッチャ可愛いもん! というか、デートしたくないと思う人なんでいないと思うんよー】
【御月美うさぎ:い、行ってみたい、ですぅっ……!】
【デレーナ・ツァンストラ:は? 行きたくないわけがないが? むしろいつでも行きたいけど?】
【猫夜はつき:だねー。前は三期生でお出かけだったけど、二人でデートはしてみたいぞ】
【深海いるか:ん、右に同じ】
【雪ふゆり:私はお泊まり配信はしましたしぃ~、愉悦ですねぇ~~~~!】
【ロリコン貴様ぁっ!】
【バカっ! 火に油を注いでどうする!?】
【魔乃闇リリス:いや我、昨日みたまとデートしたぞ】
【え】
【はいぃぃぃ!?】
【え、ちょっ、それほんと!?】
「あ、うん。みんなでコラボ配信をした後に、今度二人でおでかけしよ―、ってなって、昨日遊びに行ってました! 途中、偶然会ったたつなおねぇたまとも一緒に遊んだから、途中までだけど……」
【草】
【えぇぇ……】
【何その素敵情報】
【どんなデート!? どんなデートしたの!?】
「んーと、一緒にお洋服を見て、街を歩いて、モデ――んんっ! そ、そんな感じですっ! あ、手を繋いで歩きました」
【て、手を繋いだ、だとっ……?】
【たしか、みたまちゃんはロリっ娘……陛下もロリっ娘だから……ろ、ロリで百合、だとっ……?!】
【雪ふゆり:ほあぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~!? な、なななな、なんですかその超眼福且つ至福な光景はぁ~~~~~~!? ぐっ、なぜっ、何故私はその場にいなかったというのかぁ~っ……! い、いえ、お、落ち着くのですよ私ぃ~……そのような素敵空間に、我が身などノイズもいいところっ……! であるならば、遠くから双眼鏡で覗く程度がベストぉ~っ! そ、それでも、み、見たかったですぅ~~~~~~!】
【長文やめいロリコン!ww】
【お前ほんとロリコンだなぁ!?】
【雪ふゆり:何を言いますかぁ~。可愛いロリっ娘と、可愛いロリっ娘が手を繋いで街を仲良く歩き、ショッピングしてるんですよぉ~!? 絶対お二人のことなので、こっち似合いそう~、とか、こっちもいいと思うよっ、みたいなことを絶対に言っていたはずですぅ~~~! それを見たくないと申しますかぁ~!? そう言う人は、精神を疑いますねぇ~~~~!】
【連続長文はやめてくれってww】
【さすがロリコン、ロリで百合の話題になるとバカになるなっ……!】
【魔乃闇リリス:うむ、楽しかったのう! みたまの手はちっちゃくてあったかかったのじゃ!】
「えへへ、リリスおねぇたまはちょっと冷たかったけど、柔らかかったよ? 楽しかったし、また今度も行こうね!」
【魔乃闇リリス:うむ! いつでも誘ってくれていいのじゃ!】
【あぁ^~~~、みたリリてぇてぇ……】
【わかるぅ……】
【というか、配信でそう言うのみたいから、是非ともコラボって百合を見せてほしい……】
「い、一応、リリスおねぇたまとは予定はあるけど……」
【あるの!?】
【マジで!?】
【雪ふゆり:ヤッタァァァァァァァ~~~~! 私はその情報だけでご飯が食べられますぅ~~~~~~!】
【おい変態ww】
【詩与太暁:いやぁ、ふゆりさんは面白いよねぇ~、ほんと! 見てて飽きないよー】
【春風たつな:飽きないのは同意だが、もう少し精神を抑えた方がいいとは思うがね】
【雪ふゆり:ロリで百合は我が魂故、抑えることなど不可能……それすなわち、私に呼吸をするなと言っているのと同義ですよぉ~】
【草】
【草】
【魂の形がロリと百合なのか。ひっでぇなぁおいw】
【天空ひかり:私の魂はみたまちゃんだが? だが?】
【デレーナ・ツァンストラ:ひかりさん、そこ、張り合うところじゃないです】
「あっ、そう言えば、デートのお話だったっけ。んー、誰と、っていうのは、その……ちょっと言いにくいかなぁ……もちろん行きたくないわけじゃなくて、みなさんと遊びに行ってみたいなぁ、っていうのはあるので……行きたいのはみなさん、かな」
【可愛い】
【わかる可愛い】
【やっぱみたまちゃんのこういう純粋な所、好きだわー】
【人によっては優柔不断って言うかも知れないけど、みたまちゃんの場合はこれが正解って言うね。みたまちゃんそっちのけで戦争になるし】
「戦争ってなに!?」
何をどうしたらそんなことになっちゃうの!?
戦争って何!?
【天空ひかり:そうなったら私は親友や後輩たちをこの手にかけることになっていたよ……さすがだ、みたまちゃんっ……! お姉ちゃんをよく理解してるね!】
【宮剣刀:こっわ!? え、なに、みたまちゃんがああ言わなかったら、俺ら殺されてたの!? 絶対勝てねぇからな!?】
【雪ふゆり:その時は返り討ちにしましたよぉ~】
【猫夜はつき:こっちもこっちで怖いぞ!?】
【さすが変態共だ……というか、シスコンはともかくとして、ロリコンはロリコンで勝てそうなのがなんとも……w】
【これだかららいばーほーむはやめられねぇぜ!】
「と、とりあえず、したいデート、でいいんだよね……?」
このままだと、お話がまたあらぬ方向に飛び火しちゃいそうなので、修正しないと。
「したいこと……うーん、なんだろう。あまり考えたことはなかったけど……水族館とか、プラネタリウムとかいいかも。あ、のんびり旅行でもいいかなぁ。こう、自然がいっぱいな所!」
【結構乙女思考?】
【水族館とプラネタリウムとは、またベタだねぇ。けど、わかるかも】
【天空ひかり:お姉ちゃんに言えば、いつでも連れて行ってあげるよ? 財力はあるよ?】
【雪ふゆり:私もお金はありますねぇ~】
【デレーナ・ツァンストラ:というか、らいばーほーむのみんなお金あるでしょ……私も普通にあるし……なんだったら、みたまさんなんてかなりあるわよね?】
「あ、あはは……その、お金はあっても怖くて使えないです……」
だって、今の僕の口座には見たことがない額が入ってるんだよ……?
去年のアルバイトで稼いだお金だけじゃなくて、らいばーほーむで貰ったお金に、TS病の支援金もあるしで……その、見たことない額と言いますか、高校生があの大金を持っちゃったら、怖くて使えないと思うんです……なので、そのお金で以前支援金を受け取る専用口座の通帳とカードを入れる金庫の中に、らいばーほーむからのお金を受け取る講座の通帳とカードを入れてるしね……。
なので、僕の口座って実は三つあったり……。
一度気になって全財産を見たけど、怖かったもん……。
「んっと、デートはそんな感じ、かなぁ……あ、そろそろ時間になっちゃうね」
【なに!? もう時間なの!?】
【くそっ、みたまちゃんの配信は見てて面白いけど、時間の流れが早く感じるのが難点だッ……!】
【あぁっ、終わらないでぇっ……! 私の癒しィっ……!】
「あ、あはは……え、えーっと、じゃあ最後に改めて宣伝だよっ! 今週の金曜日、21時にわたしとお姉ちゃんで100万人突破記念の配信をするから、是非見に来てねっ! それじゃあ、今日も見てくれてありがとうっ! おつたま~~~~」
【おつたま!】
【おつたまぁ!】
【今日も面白かったよー!】
【おつたまぁぁ!】
【おつおつ!】
【天空ひかり:さて、リピートしてくるか。今回も全て我が脳内のみたまちゃんの情報を刻み込まねば】
【狂気なこと言ってる……】
【宮剣刀:いやー、ここまで狂気を出してると面白いよな!】
【詩与太暁:わかりますねー、ひかり先輩は最高に面白いよね見てて】
【これを面白いとか言えるかどうかでらいばーほーむ適正があるかどうかわかるんじゃね?】
【そうか、シスコンはある種の踏み絵ってことか……】
【草】
【草】
【シスコンの狂気に当てられて発狂せず、笑えたり普通にツッコミが入れられる奴らはらいばーほーむに入る資格ありってことだな?】
【じゃあ、わたもちママ絶対適正あるじゃん】
【ついぞ最後まで現れなかったなー】
【どうしたんだろうな?】
現在、わたもちは色々と準備中だったため、配信に出没していませんでした。現状受けているイラストの仕事を全て片付け、来るらいばーほーむのイベントまでにある程度身軽にしておく、とのことです。
そのため、配信を見ている余裕がないとか。




