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99.闇ギルドNo.5 ルビー

第6章完結まで連続投稿します!

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

 【アイアンタートル】VS【アトモスロード】の試合が終わった。


 結果は【アイアンタートル】の惨敗。

 しかし、倉庫を整備していた職員たちの報告によって、今試合に出場しているのは【アトモスロード】ではないことが判明する。


 では、彼らはいったい何者なのだろうか。




「あーつまんね」


 ずっと無口であった【アトモスロード】の先鋒が、観客も冒険者も凍りつくような声で口を開いた。


「この国の冒険者はどうなっているんだ? レベルが低すぎて話にならん」


 まるで自分はこの国の冒険者ではない、とでも言うような口ぶり。


「そろそろパーティーを始めるか!」


 先鋒がフードを取り去ると、その顔が視界に飛び込んできた。片目だけが黒く染まり、顔には複雑なタトゥーが走る――不気味さを漂わせる怪しい男だった。


「お、おい…あれは誰だ?」

「【アトモスロード】の冒険者じゃないぞ!」


 誰も彼の正体を知らなかった。


「いったいどういうことだ!? 【アトモスロード】の冒険者かと思っていたら!? この男は誰なんだ!?」


 実況者ロムも言葉を失う。


「イッツショーターイム!!!!」


 突然、先鋒の男が叫び、会場全体を覆っていた魔法結界がふっと消えた。


「俺は暗殺専門の闇ギルド【ナハト】のNo.5【ルビー】だ!! 今からこの場にいる人間全員ぶっ殺ーす!!」


 今まで会場で試合をしていたのは、ウェルたちが追っている闇ギルド【ナハト】だったのだ。


「な、なんだアイツは!?」

「闇ギルドだって!?」

「逃げなきゃ!!」


 観客の間にパニックが走る。


「み、みなさん! 落ち着いてください!」


 実況者ロムは必死に落ち着くよう呼びかけるが、誰も会場の外に出られない。


「な、なんだ!? 出られないぞ!?」


「言い忘れていたけど、この会場全体を覆う結界を張ったから出られないぜ!?」


 既に結界は展開済みで逃げ場はなかった。さらに、他のアトモスロードの冒険者と思われていた者たちもフードを取り去る。


「あーあ、会場パニックパニック」


 暗殺専門の闇ギルド【ナハト】No.14、大男のスキンヘッド【ギムレット】。


「楽しい時間の始まりだ」


 No.13、オールバックで華奢な男【マティーニ】。


「殺しがいのある男はいるかしら?」


 No.12、赤い髪に派手な化粧の女【マルゲリータ】。


「…殺す…」


 No.11、無口で仮面をつけた男【ニコラシカ】。


 全員が【ナハト】の構成員だった。


「闇ギルドだと!?」

「冒険者たちが試合後で疲弊しているところを狙うとは…」

「目的はわからんが討伐してやる! この国のギルドマスター全員でな!!」


 魔力や体力を消耗した冒険者がいる中でも、ギルドマスターや試合に参加していない冒険者は健在。数的優位は依然こちらにある。


 しかし――


「まぁ落ち着きなさいよ」


 先ほどまで【アトモスロード】のギルドマスターと思われていた人物が口を開く。


「私も闇ギルドのメンバーだと思わないのかい?」


 フードを外したその姿は、無造作な髪型に不摂生な体つき。しかし全身から放たれる殺気と魔力の圧が尋常ではない。


「…そうだろうと思いましたよ」


 ブレイブハートのギルドマスター【デューイ・スターク】も、その存在を見抜いていたようだ。


「んで? 俺たち全員相手にするとでも?」


 ルミネスゲートのギルドマスター【ゲルド・ダスティン】は強気に構える。


 闇ギルドのメンバーとはいえ、ブルガンリルム王国にある全てのギルドのトップたちを相手にすることは、無謀と言えよう。

 しかし、


「いやいやいや…余裕持ちすぎでしょ…。私一人で十分すぎるくらいさ」


 ドガーン!!!!!!!!


 ギルドマスター控え室が爆発。戦いの火蓋が切られた。


「ふぉっふぉっふぉ! 大変なことになったのう!」


 ブルガンリルム王国の国王、大魔導【ヴィヴィアン・ブルガンリルム】も別室から会場を見物していた。


「いかがなさいますかな?」


 ヴィヴィアンに話しかけたのは、会場設備を整えた悪魔の頭脳【クレスト・キオール】。


 ツナギに便所サンダルの細身老人で、目や手に機械を装着した奇抜な姿。特に目のゴーグルは異彩を放っていた。


「軍は用意しておらんしのう。ワシが出向いて始末しようかのう」


 ヴィヴィアンは元S+2ランクの冒険者。引退しても国王自身が単騎で十分な戦力となる。


「ほっほっほ。国王陛下にもしものことがあったら大変じゃ! ワシが緊急連絡ボタンを押したからすぐに応援が来る。それまで冒険者たちに待って貰えぬか?」


「うーむ…クレスト殿がそういうなら…。しかし、間に合わなかったらワシは行くぞ!」


 信頼できる者に任せ、ヴィヴィアンは待機を決めた。


 その間、各冒険者たちは結界内の【ナハト】メンバーがいるステージに乱入し、多勢に無勢で攻撃を仕掛ける。


「はっはっはー! よえーよえー!!」


 まるで蚊に刺されたかのように、攻撃は軽く受け流される。


「こ、こいつら…つえー!」

「なんの魔法なんだ!?」


 D〜Bランクの冒険者たちはNo.11〜14の【ナハト】メンバー相手に苦戦。No.5【ルビー】に触れることすらできない。


「それなら、わたくしたちの出番ですわ!」


 試合に参加していた聖女【リーズ】や武道家【リン】、その他A級冒険者たちが、総力で【ナハト】に挑む。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


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