表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/660

95.王国一の冒険者

第6章完結まで連続投稿します!

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!


 ルミネスゲートVSブレイブハート――激闘の末、ついに大将同士の戦いが始まる。


 ブルガンリルム王国最強の冒険者、レオン・スティーブ。

 その鋭い瞳は、剣を握る者すべてを威圧するかのように光を宿している。


 そして、ルミネスゲートの期待の新人、飛び級で一気にA級冒険者となり、わずか数か月でA+2(エープラスツー)のランクにまで登り詰めたウェル・ベルク。


 その正体は、かつて無能と蔑まれた異世界転生者のおっさん。

 転生からわずか三年で、こんな光景を目にすることになるとは、想像もしていなかった。


 王国一の冒険者と、同じリングで剣を交える――それだけでも胸が高鳴る。


 しかし――


「勝つ!!!!!!!!」


 勝利以外、考える余地はない。


 観客の歓声とともに、レオンと俺は会場の中央に立つ。

 言葉は交わさずとも、互いに全力を尽くすことを確認し合う。

 目と目が合うだけで、その思いが伝わる。


「始め!!!!!!!!」


 合図と同時に、俺たちは一気に間合いを詰め、剣をぶつけ合った。


 ズガガガガガガガガガ!!!!!!!!


 激烈な剣戟の音がリング全体に響く。

 観客席からは割れんばかりの歓声と興奮の声が湧き上がる。


 レオンさんに比べて身長の低い俺は、二刀流で身軽に動き、小さな隙を突く。しかし、レオンさんはすべてを受け流し、反撃に転じる。

 お互い、一瞬たりとも引かない――まさに火花を散らす戦いだ。


「……ウォーミングアップはこのくらいでいいかな?」


「はい、探り合いはもう十分です」


 その瞬間、観客席から悲鳴にも似た驚嘆の声が上がる。


「ええええええええええええ!?!?!?!?」


 先ほどまでの戦いは、まだ遊びに過ぎなかったのだ。

 この本番の剣戟に、会場全員が目を丸くした。


「なんということだーーー!!! 今の攻防がウォーミングアップだとーーーー!? スゴすぎるぞ! この二人!!!」


 実況者のロムも興奮を隠せず、声を震わせる。

 その間に俺は剣を一本納め、次の攻撃の準備を整えた。


「氷属性を使うなら炎属性で攻めてやる。ラーニング3つ同時発動!!!

【ファイヤブレス】【剛剣】【獣豪腕】合成!【火炎獣剛剣】!!!!」


 炎と剣、魔力と剛力を組み合わせた必殺技――【火炎獣剛剣】。

 グリーンドラゴンのファイヤブレス、ギルドマスターゲルドの剛剣、オークロードの怪力を融合させた一撃は、文字通り火柱となり天井へと登る。


「なんという巨大な火柱!!

ウェルは魔法剣士なのか!?」


 ロムが目を見開く。

 魔法を行使しつつ剣術を扱うのは、魔法剣士の戦法だ。


 ズドーン!!!!!!!!


 火柱はレオンさんに直撃した。


「おーーーーっと!!!! 巨大な火柱がレオンに直撃してしまった!! 大丈夫なのか!?!?」


 氷属性の剣士であるレオンさんにとって、炎は明らかに弱点。

 しかし――


 ピキピキ


 レオンさんは片手で炎を掴み、そのまま凍らせた。


「素手で炎を凍らせたーーー!!! しかも無傷のようです!!!」


 レオンさんはメガネをクイッと上げ、冷静に説明する。


「氷には炎。確かに弱点をつくのは定番の戦略だ。だが私の魔力がはるか上ならば通用しない」


 魔法には10種類の属性があり、氷には炎、水には雷――それぞれ弱点が存在する。

 しかし、魔力の差があれば、弱点も通用しないのだ。

 つまり、俺の魔力はレオンさんには遠く及ばない。


「くっ!! それなら!! 【魔導気】制限時間10秒!!」


 俺は身体能力を大幅に強化する魔法――【魔導気】を展開し、レオンさんへ斬りかかる。


「ラーニング発動! 二刀流【迅剣】!!」


 二刀を駆使し、素早い剣撃を連打する。

 ウォーミングアップ時とは比べ物にならない速度と手数。


「は!!!」


 ズガガガガ!!!!


 それでもレオンさんは一本の剣で、ギリギリのタイミングで対応する。

 10秒が経過すると――


「…な…魔導気について来れるなんて…」


 俺の魔導気は、S級冒険者を凌駕する力をもつ。

 しかし、レオンさんは一度見ただけでその強化の全貌を見切ったのだ。


 ピキーン


 俺の二刀は、氷で覆われて凍りついていた。


「え!?!?」


 全く気づかぬうちに、レオンさんに術中にはめられていたのだ。


「氷剣【グロスブレイド】。冷気を纏った氷の剣で斬る魔法剣だ。この状態で打ち合えば、剣は凍りつき砕け散る」


 パチン


 バリーーン!


 指先一つで、二刀は粉々に砕かれた。


「まだやるかい?」


 圧倒的な実力差――いや、差は戦略と経験の差だ。

 俺はA級冒険者になったばかりの新人。

 対するレオンさんは、G級冒険者時代から剣を握り続け、S級冒険者まで駆け上がった天才だ。


「……まだ…奥の手があります!!!」

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ