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659.堕天使の過去(10)

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

――今から、一年前。


 ゴゴゴゴ…!

 空が、嗤っていた。

 割れた雲の向こうから降り注ぐのは光ではない。

 黒と紫が混ざり合った、不快な色の雷。世界が、壊されることを楽しんでいるかのようだった。


その中心にいるのが――サタン。ラプラスの悪魔第三級使徒だ。


 ルシファーは空の島周辺を見回りしていると、サタンと遭遇した。

 元々ラプラスの悪魔と戦う意思はなく一方的にサタンが襲いかかってきたのだった。


「封印の悪魔の様子を見に行ったら超ラッキー! 今日はなんてついてるんだ! オレちゃん嬉しいんだけど!」


 サタンの目的は、封印されている悪魔の視察。ラプラスがアリストクラキーに興味を持った頃の頃だった。


 なぜ今か?


 ラプラスは、今までずっと令嬢による《封印された悪魔を忘れていた》からだ。


「お前の身体頂いちゃうよー天使族…いや、堕天使と言ったかぁ? これで更に強くなれるぜ!!」


 サタンは、ルシファーの身体を乗っ取って更なる力を手に入れるつもりのようだ。


 空中でくるりと回り、無邪気に手を振った。


「…」


 しかし、ルシファーは答えない。

 黒く濁った翼が、ゆっくりと開き、足元で闇が蠢く。


 その瞬間だった。


「最高ッ!!」


 サタンが叫ぶと同時に、世界が弾けた。


 ズガガガガガ!!!


 黒の瘴気が爆発し、高速の肉弾戦。だが一つひとつが致死級。


「どうしたどうしたァ!? もっと楽しませてくれよォ!!」


笑いながら放たれる拳の一撃一撃が、雲を削り、空間を裂く。


 だがルシファーは、退かなかった。


「……そういえば…その力は竜族だったな」


 ルシファーは踏み込み、黒い刃が現れる。


「なっ――!?」


 サタンの表情が、初めて歪んだ。


「妖刀を扱ってこそ真の力を発揮するのに…残念なやつだ!」


 スバン!!


 ルシファーの闇が、存在そのものを断ち切るような一撃がサタンを貫いた。


「ぐあーーーーー!?!?!?」


サタンは崩れながら叫ぶ。


「ああああああああぁぁぁ!!! オレちゃんの力がああああああああぁぁぁ!!!!」


 サタンから竜族が分離し、消滅していく。どうやらルシファーは、サタンから竜族を切り離した。


 そして、サタンはそのまま落下していった。


「これであの竜族たちが浮かばれれば良いが…」


 パチパチパチ


「誰だ?」


「素晴らしい…まさか第三級使徒を倒すとは…元天使族というのは伊達ではないな」


 その者の名前はピエール。ラプラスの悪魔第一級使徒だ。

 サタンとルシファーの戦いをずっと観戦していたようだ。


「今度から君が第三級使徒を名乗らないか? ラプラス様もお喜びになるだろう」


 ルシファーはその提案を受け入れて、正式に、ラプラスの悪魔零級使徒を見張る口実を作るのだった。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


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